ARTIST |
TITLE |
発表 |
COMMENT |
評価 |
Falconer
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Falconer
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01 |
順番が逆になってしまったけど、Mithotyn
を解散させたステファン・ヴェイナーホールの復帰後最初のアルバム。Mithotynを解散する際のインタビューで語っていた通り、ピュアなヘヴィ・メタル・バンドだ。一聴してまず驚くのは、やはりあのクリーンボイスだろうね。Mithotynのデスヴォイスはある意味最強だったから・・・。次に驚くのは、雰囲気がアメリカっぽく感じられる楽曲。サウンドやリズム自体は、激烈度が多少抑え気味であること以外は殆ど変わらないのに・・・。
いずれにせよ確実に言えるのは、これは最高級のヘヴィ・メタル・アルバムだってこと(Mithotynを知らない人にとっては、変化なんてどうでもいい事だからね)。サウンドのクオリティ・楽曲の良さ・ヴァラエティに富んだ内容。それでいて散漫な印象を微塵も感じさせない確かな作曲能力。そして・・・見事なまでの哀愁のメロディ・ライン・・・。見事です。
"Metalblade records"(02/08/12) |
8 |
Chapters From A Vale Forlorn
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02 |
元Mithotynのステファン率いる
ヴァイキングスエディッシュメタルバンド・Falconerの2作目は、1作目よりもMithotynテイストが強まって嬉しい限り!だったら何でMithotyn解散したの?全体的には1作目"Falconer"(あ!まだUPしてねぇや俺!)のスタイルを踏襲してドラスティックな変化はないんだけど、サウンドは確かに激しくなって、散漫な感じのあった前作よりぐっとクるよ。Mithotyn3rd[Gathered Around The Oaken Table]に近い感じ。相変わらずヴォーカルは表現力はあるけどいまいち表面的で好きになれないし、アメリカ指向っぽい雰囲気が作品全体を安っぽくしているのが気掛かり。もうアメリカなんて一地方のことなんて気にすることないのにね・・・。今やアメリカには巨大マーケットとしての魅力しかないのに・・・(そこが一番重要か?)。
"Soundholic"(02/08/08) |
6 |
The Scepter Of Deception
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03 |
スウェーデンのFalconerの3rd.です。「漢メタル」という帯タタキに、「そういや以前、『男泣きガッツメタル』とかいう帯たたきがあったなぁ?」とかどうでも良いことを思い出してしまいました(;´Д`)ノヴォーカルが変わったからかもしれませんが、なんかこれまでよりメロディが”みょ〜”な感じがして仕方ないのですが?特にヴォーカル・ラインが・・・(なんか微妙にアメリカンの匂いがするんだが?)クリーンでハイトーンも出るしいい感じなんですが、部分的に無機質と言うか無表情に聴こえるのは俺だけ?ただメロディはもうヴァイキング・テイストに溢れており(典型的なヴァイキングとは違うけれど)、メロディのいろんな部分にこれまで以上にMithotynテイスト(味噌味?(;´Д`)ノ)が感じられるようになってきました。特にAのスピーディなリフは、3rd."Gathered around 〜"を彷彿とさせます。所々に顔を出す(かる〜い)ブラストもテンション感があっていいですね。あと、複雑な曲構成で飽きさせないのは良いんだけど、展開が唐突で、曲としてのまとまりに欠けるような気がする部分が気になります。ビースは凄く良いんだけど・・・。あ?なんだこのGわ!?・・・変わった曲だねぇ?明らかにコード進行が異常です(でも面白い!)これがアルバムタイトル曲かぁ・・・。んが!?Jって・・・まさかMithotyn復活させる気!?Σ(゚□゚;)・・・んなわけないか?
ただ、この3rd.で大体Stefanのやりたかったものが判ってきたような気がします。ピュア・メタル・サウンドによるヴァイキング・・・これは画期的だなぁ!?(*´∀`)ノ
Official Website:http://www.falconermusic.com
Label Site(Soundholic):http://homepage3.nifty.com/soundholic/
"Soundholic"(03/12/05) |
7 |
Finntroll
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Midnattens Widunder
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99 |
フィンランドのヴァイキング・メタル・・・といって良いのか?かなり個性的なメロディ・センスで、恐らくこれはフィンランドの民族音楽や伝統音楽のメロディをフォーマットにしているんだろうね。とにかく今まで聞いたことのないようなメロディで、それがブラックを基板とする激烈音楽のサウンドに乗って・・・素晴らしい!!とにかくコード進行・リズム・リフ、どれをとっても凡百のメタル・アルバムからは想像もできない世界が繰り広げられる。喩えるなら、仮想おとぎの世界と云った感じかな?ただし出てくるのは妖精や天使だけじゃないよ?トロルやモンスターも岩陰に潜んで、目を光らせているぞ!(ジャケット参照)
お嬢さんお気をつけて!<頭打ったか俺?
で、このアルバムの後、日本デビューも果たす訳だ!(ところでバンドロゴが本邦デビュー版だと"Finntrolz"としか読めなくて、このアルバムを見つけたときも、”あれ?違うバンドか?”と疑った。だってバンドロゴから全然違うんだもん!
このアルバムも全篇フィンランド語による歌詞。本気で対訳表を作らなければならないか?やはりフィンランド語のテキストを購入すべきかな?
"Spikefarm records "(02/08/18) |
9 |
Jaktens Tid
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01 |
フィンランドの新生ヴァイキング・メタル・バンド、Finntrollです。この作品で本邦デビューも果たしました。サウンドも構成も前作より整理されてて聴きやすいです。そのためメロディの良さが一層引き立っています。ヴァイキング・メタルの真祖であるMithotyn
(Enslaved
は・・・もうヴァイキングとは言えないから・・・)の直系とも言える、哀愁を含んだメロディと勇壮なまでのサウンド。それでいて民謡のような懐かしさと優しさに溢れたメロディ・・・。いいなぁ!スピード感のある軽快なノリです、ある意味では、ですが。何だか楽しくすらなってきます。ちょうど子どもの頃田舎の山で友達と遊びまくって夕方になって、そろそろ帰ろうかと相談してる初秋の夕暮れ・・・って感じですか?楽しい思い出でもあり、一方で物悲しい感じです。 あ!言い忘れてましたけど、ヴァイキングはブラックの流れを汲む本格的な激烈音楽の一派です。サウンドはぬるくはないから覚悟して(?)聞いてください。ボーカルはかなりのデスヴォイスです。この辺もMithotynの直系と(俺が)云われる所以ですね。
さて、ある意味どうでもいい事かもしれませんが、この作品も全編フィンランド語のうえ、歌詞に英訳もありません。これはやはり俺にフィンランド語を勉強しろと言うことか?
"Spikefarm Records"(02/09/14) |
8 |
Visor Om Slutet
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03 |
フィンランドのヴァイキング・メタル・バンド、Finntroll
の3rd.は、Acoustic Albumと謳っています。激烈度は低そうなので一瞬購入を躊躇しましたが・・・買って正解だったようです。決していつものハードなサウンドではないのですが、そこはそれヴァイキングです。北欧です。単なる美しいメロディではありません。民謡です!ポルカです!!遥か昔の故郷の夕焼けです!!!(意味不明)うあああ!なんで!?なんでこんなに”懐かしい”と感じるんだ!?ちょっと・・・鳥肌モノですよこれ!まあ好き嫌いははっきり分かれるかと思いますが(激烈さを期待してると裏切られるか?)、ヴァイキング・メタルの雰囲気とメロディが好きな方なら、間違いなく気に入っていただけるでしょう。ただアルバムの構成が、SE+曲という組み合わせで進むので、なんとなく曲が少なく思えて、物足りなく感じるかな?
Official Website:http://www.finntroll.net
Label Site(Spikefarm Records):http://www.spikefarm.fi
"Spikefarm Records"(03/05/28) |
8 |
Trollhammaren
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04 |
フィンランドのヴァイキング・メタル、Finntrollです。うはははは!初っ端@の出だしからカマしてくれる!ヽ(*´∀`)ノもう誰がなんと言おうとVaikingです。ヴァイキングではなく"バ"イキング!コテコテとか表現したら怒るカナ?怒るカナ?懐かしさ溢れる優しいメロディ!スピード感も強く、なかなかに激烈ですよ!微妙に部分的にCOBっぽく感じられるのがアレですがまあ良いでしょう。これは新作のMINI-CDですかね?(しまったなぁフルレンス見つからないよぅ(つД`))それにしても、やっぱいいなあこの牧歌的な激烈感(?)は!ヴァイキング初心者でも充分堪能できる良い仕上がりですね。唯一の欠点は、ミニCDで5曲しかないことですか?(いやそれ欠点違う!)フルレンスを早くげっとせねば!ヽ(*´∀`)ノDの"Hel Vete"が新機軸を打ち出しているようで、少しそういう方向に進むのカナ?まあ悪くはないんで応援しますよ!
Official Website:http://www.finntroll.net
Label Site(CenturyMedia):http://www.centurymedia.de
"CenturyMedia"(04/08/17) |
7 |
Fleshcrawl |
As Blood Rains From The Sky ...We Walk The Path Of Endless Fire
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00 |
ドイツのデスです。ジャケットの胡散臭さから北米系のデス臭いと感じて、永いこと放置プレイしていたのですが、これは良いですね!ミッドブーストの典型的なイコライジング・ギターの音色で、スピード感溢れるデスラッシュ・サウンドを聴かせてくれます。ボーカルでは所謂デスですが、なかなか力強くて良いです。これだけ激烈なのに何故か(良い意味で)聴きやすいと感じてしまうのはやはりドイツ系だからですかね?”激烈なジャーマン・メタル”って感じがします。メロディとモチーフが明解といえば良いのかな?いやぁ、しかしなかなかの疾走感ですな!爆走しています。気持ち良いです。ドラムのブラストや緊張感の高いメロディは、一種ブラックっぽくもあります(特にH)。もう少しボーカルの表現力があれば、シーンをリードしている北欧系デスラッシュ・バンドをも凌駕出来るかもしれないよ!
Official Website:http://www.fleshcrawl.de
LabelSite(MetalBlade Records):http://www.metalblade.de
"Metalblade Records"(03/05/04) |
7 |
Soulskinner
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01 |
多分ドイツのデス(デンマークの可能性もある)。本人たちもデスだと思っているみたいだけど、サウンド面にはブラックの影響も感じられる。かなりシリアスで激烈・スピーディな楽曲が多いです。メロディのほうにはブラックらしさは微塵も感じませんが、デス、特に北米系のデスとは明らかに異なります。ブラストビートを多用するドラム、かなり複雑で手数の多いギター。デスボイスも北米系よりは遥かに表現力があります。デスラッシュといったほうが正解かな?いずれにせよ、かなり良質の北欧系デスです。全体に流れるダークさが魅力です。サウンドとかはまるで別物だけど、方向性としてはVader
に近いかな?ジャケットイラストは三流デスって感じだけどね(^^;
Official Website:http://www.fleshcrawl.de
LabelSite(MetalBlade Records):http://www.metalblade.de
"MetalBlade Records"(03/05/02) |
7 |
Fleshgrind |
The Seeds Of Abysmal Torment
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00 |
おお!Cryptopsy
の路線に近い、スピード感と激烈感が”そこそこに”あるじゃないか!?え!?アメリカのデス!?英国デスの影響が強いかなと言うのが第一印象なんですけど?へぇ!意外と面白いよこれ。北米デスにしては出色ですね。ブラスト気味に勢いのあるドラムに、テンションの高いギター、デスボイスにもいろいろメリハリと抑揚をつけていて、とてもアメリカのバンドとは思えません。Bはデスラッシュと言ってもいいほどスピードもメロディも豊かですよ!ほぼ全編にブラストビートがフューチャされていて、とても激烈かつテンションが高いです。ギターの音色も良いし(ギターサウンド自体はピュア・メタル!?)、テクニカル・デスと呼んでも良いくらいですね。いずれにせよ、Cryptopsyに続くバンドと評価して良いでしょう。期待大ですな!おお!もうすぐ3rd.が出るようです。楽しみ〜( ´ー`)ノ
Official Website:http://www.fleshgrind.com
Label Site(Olympic Recordings):http://www.olyrecords.com
"Olympic Recordings"(03/07/18) |
7 |
Flotsam and Jetsam |
Unnatural Selection
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99 |
ヴェテラン・スラッシャーの7th!
音が全然軽いの・・・ |
6 |
Frostkrieg |
Majestatik Eines Kalten Elements
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04 |
ドイツのブラックです。SEの@はAmbient Blackですね。Aからは、サウンドは割と軽目で、昔のジャーマン・メタル風サウンドって感じが強いです。少なくともサウンドはブラックとは言えないかな?ただ、流石ドイツらしく、メロディが泣かす!おっと!?Cは少しブラックっぽいサウンドになったな?(それでもかなり軽目だけど)・・・ぬう。音質もサウンドも曲によって尽く変るなぁ?(慨して軽目だが)録音年代が1999-2003と幅があるせいか、いまいちやりたいことが良く掴めません。ヴォーカルのデス色に統一感はあるものの、演ってることはちょっと旧めのメタルだったり、初期型ブラックだったりします。あとさぁ?曲によって凄くノイジーなんだけど?むうう・・・良く分からん。
Information:http://www.hypervorea.net/nykta/frostkrieg.htm
Label Site(Nykta):http://www.nykta.com
"Nykta"(04/08/28) |
4 |
Frostmoon Eclipse
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Supreme Triumph in Black
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98 |
多分イタリアのブラック・メタル。正直楽曲からはイタリアという感じは一切受けない。どちらかというとドイツのブラックに近い感じがする。凍てつくような恐怖ではなく、多少湿気を含んだ冷涼感のあるメロディです。サウンド自体はそれほど激烈という感じじゃありません。ブラックとしては大人しめかな?Noctesに近いか?しかしメロディは良い!この辺りもNoctesに通じるものがあるね。たった3曲だけのミニCDだけど、かなりお気に入りです。
"Black Tears Productions"(02/09/27) |
8 |
Death Is Coming
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03 |
イタリアのブラック・メタル、Frostmoon Eclipse
の最新アルバムです。いつもながらイタリアっぽくない、どちらかというとジャーマン・ブラックと表現したくなるような、ちょっと湿気を含んだブラック・メタルです。正直言って、頭の数音で鳥肌が立ちました。アコースティック・ギターを随所に絡ませ、メロディアスかつドラマチックなサウンド・メロディを聴かせてくれます。何となくだけど、雰囲気がIn Aeternum”Forever Blasphemy”
に似ています。スピーディで、決して軟弱なサウンドではないのに、そこはかとない憂いを含んだメロディ・・・。ああ、俺の琴線に響きっぱなし。いいですよぉ!ヽ(*´∀`)ノおおう!?Bはキャッチーとも言えるほどメロディアス!ここまで”泣かす”ブラック・メタル・バンドも珍しいよ。
Official Website:http://digilander.libero.it/frostmooneclipse/
http://deathiscoming.altervista.org/
Label Site(ISO666 Releases):http://www.info-black.com
"ISO666 Releases"(03/06/20) |
8 |
Frostmoon Eclipse |
Terminus Skywards
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01 |
イタリアのFrostmoon Eclipseです・・・って、あれ?なんかびみょ〜にバンドロゴが違うな?6(゚◇゚;)あれ?このアルバム、OfficialSiteのDiscographyに載ってないよ?あれー!?どうやら同名異バンドのようだよ!”Supreme Triumph In Black”のF.E.はイタリアで、FrostとのSplit Albumと、この"Terminus Skywards"は、どうやらドイツのF.E.らしい。紛らわしい!( ̄д ̄;)しかもどっちもジャンルはブラックだし・・・。ま、まあ俺としては楽曲が良ければ無問題ですが6(^-^;)・・・おおう!このアルバムも良いぞ!スピーディで激烈で、ヴォーカルも強烈な濁声で暴虐性を遺憾無く発揮しております!スタイルとしては、"Anthems To The Welkin At Dusk"の頃のEmperorと、"Nemesis Divina"時代のSatyriconを足したような感じです。畳み掛けるような怒涛の激烈性と冷涼なメロディは皇帝を意識したものと言って良いでしょう。そこに"Nemesis Divina"のそこはかとない哀愁をたたえたメロディを重ねて、激しくも物悲しい雰囲気を醸し出しています(とは言ってもメロディ自体は薄いんですがね?)ぬう・・・やはり侮り難し!Splitと共に2枚出している模様ですが、どっちも持ってるので、新作を首を長くして待つことにしましょう!
Information:http://www.thirdalliance.de/releases.html
Label Site(ThirdAllianceRecords):http://www.thirdalliance.de/index2.html
"Third Alliance Records"(04/02/11) |
8 |
Frost/ Frostmoon Eclipse |
Katharsis - Photismos
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02 |
ドイツのFrostと、イタリアのFrostmoon EclipseのSplit Albumです。俺はFrostmoon Eclipse目当てで買ったのだが、レーベル内の人気はFrostのほうが上なのか?どーでも良いが、虐殺現場の写真はヤメレ!(泣)
Frost(A-C)・・・悪くはないがいまいち良く分からんサウンドとメロディだなぁ。ギュンギュン響く独特のギター・サウンドと、甘目だけどなかなかの手数のブラストがウリか?
Frostmoon Eclipse(E-G)・・・をう!なかなか激烈で邪悪なブラック・サウンド!ブラストがいいねぇ!爆裂感が心地よいです。Marduk
に路線が近いのかな?全くイタリアっぽくないですが、北欧系やドイツ系とは異なる独特のブラック・メタルに仕上がっています。
・・・ところで@とDのクレジットってどうなってるの?各バンドのカヴァー曲?
(注:こっちのFrostmoon Eclipseはドイツの同名異バンドですた。訂正6(~-~;)[040211])
Frost Official Website:http://www.frost666.de
Frostmoon Eclipse Official Website:http://digilander.libero.it/frostmooneclipse/
Label Site(Third Alliance Records):http://www.thirdalliance.de
"Third Alliance Records "(03/05/18) |
7 |
Funeris Nocturnum
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Pure satanic Blasphemy
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00 |
フィンランドのブラック・メタル。デビュー・アルバムと同時に本邦デビュー盤でもある、ブラック・メタル・バンドとしては極めて珍しいと言えるだろう。それだけこのサウンドは過激である。このバンドの売りは、まさにそのサウンドだ!特にドラムの激烈度は絶句するほどだ。ブラック・メタルとしては珍しいほどメロディが無いのも特徴的だ。ある意味個性とも言えるだろう。普通はその激烈サウンド、プラス、冷厳なるメロディから構築される暗黒の美が、ブラックのブラックたる由縁なのだが、このバンドは違う。その人間離れした超激烈サウンドのみによって、深淵の恐怖を醸し出している。凄まじい音です。
一つだけ突っ込み!まるで社員旅行の記念写真みたいな(背景が一緒の)メンバー写真は止めれ!(笑)
"Woodcut Records"(02/09/27) |
8 |
From The Aspect Of Darkly Illuminated
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01 |
ノルウェーのブラック・メタル、Funeris Nocturnumの2nd.です・・・が、ちょっと低音域の音が薄くない?演ってる事は文句の付け用の無い激烈・冷涼・暴虐・疾走の素晴らしいブラックなのだが?なんとなく、他人のヘッドフォンから漏れてくるような音(いや、そこまで酷くはないけど)みたいです。曲が進むとあんまり気にならなくなるけどさ(Aの途中で変化したような?)。しかしAはメロディも良いなぁ!1st.ではあまり感じられなかったメロディがかなり導入されているようですね。メロデスほどふんだんではないけれど、要所要所で挿入された短いセンテンスのメロディ感覚がナイスですね!(死語?(;´Д`))その典型がBでしょう。テンションの高い冷涼なメロディがブラック特有のダークさを表現しており良い曲です。同時に多少激烈度も低めな感じがしますが、これもメンバーチェンジの影響なのかな?ま、激烈度の(ほんのちょっとだけど)低下はともかく、こういう感じのメロディの挿入は私としては大変好みなので大賛成です!芸風がThyraneに似てきたね。最新作ではゴチックに傾倒しちゃったけど、それ以前のThyraneに近いです。おう!EFと激烈な曲が続くぞ!この辺は1st.で感じられた暴虐性が遺憾無く発揮されています!ドラコのドラムがフルスロットルじゃないところが不満だが・・・とか思っていたら、Gでドラコのブラストが吠えてますた!ヽ(*´∀`)ノ Hのカバーは・・・(;´Д`)ノ
Official Website:http://www.funerisnocturnum.com/
Label Site(Soundholic):http://homepage3.nifty.com/soundholic/
"Soundholic"(03/12/06) |
7 |
Code666-Religion Syndrome Deceased
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03 |
フィンランドのブラック・メタル・・・かどうかは微妙だなぁ?この3rdは・・・。凄まじい激烈ブラックを武器に、デビューアルバムでいきなり日本デビュー(あれ?ライナーには2ndで日本デビューって書いてるよ?)した実力派・Funeris Noturnum
の最新作は、初っ端からデスラッシュ・サウンドです。しかもかなり良質の!激烈度、メロディ、どれも良いです。デスラッシュとしてね?メロデスと言っても良いなぁ。それだけ激烈度とメロディが高いレベルで併存しています。それにしてもブラストビートが目立たないなぁ・・・って、あれ?Draco脱退したの!? ええっと、少なくともサウンドに関しては、最早ブラック・メタルと呼ぶには適当ではないですね。これは完全にデスラッシュです。ただし、デスラッシュとしては凄まじく良いですよ!部分的にですが、Slayer
やMetallica
に通じる雰囲気も兼ね備えています。しかし、1stで俺は”メロディが無いのがこのバンドの特徴”とまで評していたのに、この美しいメロディはどうよ?(笑)もはやブラックらしさは歌詞世界のみだね。あれ?FはSatyriconっぽいな?そう言えばヴォーカルの声質も似てるかな?おお!Gは完全にデビュー時の激烈ブラックだよ!うわ!HではGの激烈なノリはそのままに、凄まじくメロディアスな楽曲!そうか、彼らが演りたかった音楽とはこれか!ブラックとは呼べないかもしれないが、これはこれで素晴らしい音楽です!ああ、全編通して聴くと、Satyriconの影響が強く感じられるね。
しかし・・・妙なトラックの入れ方するなよ!ライナーに書かれていなかったら絶対気づかないぞ!因みに18トラック・・・え?
まさかこれが本当に演りたいことなの?(驚)
"Soundholic"(03/03/18) |
8 |