メタル・ゴッドことJudas Priestの2枚組みライブです。芸歴の長さは言うまでもなく、世界で最初に”俺達はヘヴィ・メタル・バンドだ”と公言したバンドとしても有名ですね。当時”ヘヴィ・メタル”のレッテルを貼られたバンドは敬遠される風潮にあったにもかかわらずの強気な発言でした。いまや”ヘヴィ・メタル・バンド”であることを誇りに思うバンドが多いのも、彼らの活躍あったればこそですね。私自身は最初は彼らをあまり好きじゃありませんでしたが、"Painkiller"辺りから”おお!彼らはまだ現役だよ!”と再評価したものです。正直かっこいいもん!双璧たるIron Meidenも好きだけど、Judasのほうが”かっこいい”と思うよ。
ま、スタイル自体はいささか旧さも気になるのは致し方ないですし、ブラックだデスラッシュだといった激烈音楽の最先端を常日頃聴いている者には、そのサウンドは少々物足りないのも事実。しかし、そのスピリッツは未だに衰えておらず嬉しい限りです。何といっても、同年代はおろか後継者と目されていたバンド連が軒並み牙をすり減らしていく中、未だに強烈なテンションを維持しているところが凄いです。激烈音楽の原点ここにありって感じですね。
ところで俺の好きな北欧系のバンドって、Iron MeidenをFavoriteに挙げるバンドが多いんだよね。なんでだろ?確かにスタイルはそうだけどさ。
" Zero Corporation"(03/01/01) |