CD's of Mr.K

Cradle Of Filth



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評価

The Principle Of Evil Made Flesh
COF_TPOEMF

94

英国の吸血鬼ことCradle Of Filthのデビューアルバムです。日本版は2001発売です。多少サウンドが篭り気味であるのと、あのDaniのハイトーンがまだ十分出ていない所はありますが、スタイルは既に確立されています。しかし・・・このアルバムの前後にあの”闇の皇帝” とツアーしたのか・・・今考えるととてつもないカップリングだな。
しかしこのサウンドは、良く聴くと決してブラックっぽくはないね。ちょっと驚きです。なんというか、まだ普通のメタル色が残っているというか・・・。ブラストビートもそれほど前面に出ている訳ではないし・・・(ああ!軽めだからか!)。それでもこのメロディラインと展開は紛れも無いCOFの楽曲ですね。このデビューアルバムは何気に現在も代表曲として紹介される曲が多いです。その意味でもマニア必携と言えるでしょう。
"Victor Entertainment"(02/11/13)

7

Dusk.....And Her Embrace
COF_DAHE

96

英国を代表するブラック・メタル・バンドCradle Of Filthの(俺の評価で)最高傑作です。シアトリカルかつリリカルなメロディが、ブラック仕込みの激烈サウンドに乗っかって、そこにダニの強烈なるハイトーン・デスボイスが吸血鬼の賛歌を謳いあげる・・・。もはや何も言う事はありません。祖国英国では彼らも今やアイドルだそうです(悪趣味な・・・)。でもこの頃のメンバーは、特に化粧していないんだね?この後くらいから(売れて予算が増えたから)ごっついメイクを施すようになりました。まぁそれも味と言えば味だが・・・。
このアルバムは劇的な要素が強く、かつ様々な要素が極めて高次元で見事に結晶化されたような完成度を誇っています。どれもシングルカットに値するキャッチーなメロディ。スピード感に溢れたサウンド。とくにラストHにおけるダニの狂乱の叫びは凄まじいばかりです!個人的にはそのコード進行から”山寺の和尚さん”と呼んでるけどね(笑)
♪やっまっでらのっ、おっしょさんはっ・・・♪(笑)

"Fierce Recordings"(02/09/06)

10

Cruelty And The Beast
COF_CATB

98

英国吸血鬼どもの魅力が開花した、押しも押されもせぬロック界の名(迷?)盤・「鬼女と野獣」です。サウンド・メロディ・テンション・猥雑さ・儚さ・喜怒哀楽・・・ありとあらゆる対極に位置するはずのエッセンスが融合しひとつになって・・・完全に独自の世界観を築き上げています。ダニの狂気のボーカルが、極上の美旋律を謳いあげるんだから・・・鳥肌ものですわ!それに俺としては、これだけメロディアスになっているにもかかわらず、まるでスピードダウンしていないところが素晴らしいです。テンションもちっとも落ちてません!凄いです。スタイル的にはデビューアルバムからこっち、ちっとも変わっていません。ブラック特有のスピードと激烈性を兼ね備えた暴虐のサウンドに、恐ろしいまでにリリカルなメロディ。男女が交互に盛り上げるSE、そして極めつけのダニの狂気のヴォーカル・・・。何一つ変わっていません。が、楽曲自体のクオリティの深化といったら・・・! 本国では人気が決定的となっているらしい。日本のメディアに露出する日も近いのでは!?
ところでこのアルバム、実は2枚組みで、もうひとつはカバー曲などが入ったボーナスミニCDです。なんとあのVenom"Black Metal”を演ってます。ブラックの原典ですね。
"Mayhem Records"(02/09/10)

9

From The Cradle To Enslave E.P.
COF_FTCTEEP

99

英国の吸血鬼です。もうお馴染ですね?(笑)Cruelty And The Beast('98 鬼女と野獣)に続く6曲入りミニCDです。このCDの最大の特徴はジャケットが凄まじくグロい所です。サウンドのほうも近年に無く激烈かつハイスピードナンバーAを引っさげ、続くアルバム(Midian '00)を強烈に期待させてくれます。一音一音が攻撃的でハイテンションです。下手なデスラッシュなんか目じゃないくらい強烈なサウンドです。
このCDには2曲カヴァー曲が入っていますが・・・もう完全にCOFの曲としか思えないほどCOFの色に染まりまくってます。もう何をやっても自分たちの色が知らず知らずのうちにでも染み出してしまうんだろうね。凄まじい個性ですよ!
"Victor Entertainment"(02/11/26)

7

Midian
COF_M

00

イングランド吸血鬼趣味でお馴染み、Cradle Of Filth(汚物のゆりかご)です。真性ブラックからはポーザー(ブラックのポーズを取っているだけ)呼ばわりされても微動ダニしません。だってダニ(フィルス)だもん!狂気のヴォーカルは相変わらず毒気を放ちまくりだし、特徴のひとつでもある”語り”も禍禍しさと妖艶さを煽っている。サウンドもなかなかの激烈度を誇り、シンフォニック・ブラックよりも遥かに過激で、同時に遥かにリリカルなメロディを奏でるという、ある意味究極の美であります。見てくれは美とは無縁の方々ですが、楽曲は確かに美に溢れています。ブラックの美意識にね。しかしダニの声は・・・もう”凄い!”としか表現できないよ。超ハイトーンでありながら、中・低音域まで網羅する音域の広さと表現力はもう並ぶものなしです。楽曲のクオリティ・オリジナリティも最高レベルながら、ダニのボーカルだけでも充分に聞く価値ありです。真性ブラック並みの激烈サウンドで奏でられるシアトリカルなホラー・ショウ・・・最強です。
"Music For Nations"(02/09/05)

9

Vempire Or Dark Faerytales In Phallustein
COF_VODFIP

01

96年発表のミニアルバムの復刻盤です。何やら曰く有りげなCDですがこの際そんなことは気にする必要はないです。ダニがやることに手抜きという言葉はないようです。一音目からCOFの世界が炸裂です。ミニと言いながらもフルスロットルの6曲です。どこがミニ?と突っ込みたくなるほどの充実ぶりです。予想ですけど、思いがけずアルバムを作ることになっちゃったから、この際好き勝手作っちゃえ!と考えたんではないでしょうか?決して手抜きじゃありませんが(これを聴いて手抜きだなどと感じるほうがおかしい!)、なんというか、”楽しんで作ってるなぁ!”という感じがします。(基本的にいつもそうなんでしょうがね。)いつもより多少ストレートな作りで、激烈度も幾分高めのような気がします。ジャケットはアメリカだったら確実に”Parental Advisory”の文字が付くほど卑猥です。
"Victor Entertainment"(02/10/14)

7

The Princess Of Darkness
COF_TPOD

??

海賊版臭い一枚です。Cradle Of Filthの1997年と1999年の3会場のライブ音源ですが・・・音が悪いです。ブチブチと妙なノイズが入ってるし、大体”Masterrats”なるレーベル(?)名以外何のクレジット(©とか)も記されていない・・・。
ただし、Cradle Of Filthのライブ音源としては貴重な一枚です。かなり再現性の高いショウをやるようです。DaniのMCってかなりだみ声だね。音域が広いから案外甲高いかと想像していたよ(笑)いずれにせよ、Femaleのソプラノも、Maleの語りも、ほぼアルバムどおりに再現されています。まあサウンドの激烈度は数段増しで素敵です。その分多少荒さも感じられますが、ライブはその荒さも魅力ですからね。
それにしてもノイズが耳障りだなぁ。これさえなければ元音源自体はそれほど劣悪じゃないのに・・・。きちんと全てのパートがバランスよく聴き取れます。多分これ正式なライブ音源として準備したけど、ノイズが酷かったからお蔵入りになったものじゃないだろうか?正式ライブ版として聴くにはノイズが我慢ならないけど、非合法の海賊版としてはクオリティが高いですから。
"Masterrats"(02/11/10)

7

Damnation And A Day
COF_DAAD

03

まるでホラー映画のようなSEから幕を開けるホラー・ショウ。COFの最新作は、いつも通りのCOFサウンド・・・なんだけど、なんかDaniヴォーカルが前面に出てこないなぁ?そのせいか、なんとなく大人しく聞こえてしまうよ。コンセプト・アルバムと言うことで作り込み過ぎているのかなぁ?いつもの狂乱の叫びが薄いです。あ!Eは気合が入ってきたぞ!(喜)うむ!後半はかなり持ち直してきました!一方で作り込みも見事です。シアトリカルな味付けにも更に磨きがかかってきていますね。
ただ、やはり全体的にまとまり過ぎていて、少々物足りないのも事実。そのままでもシアトリカルなんだから、無理してコンセプト・アルバムを目指さなくても良いのでは?と感じます。ちょっと”弾けっぷり”が薄いです。
"EICP"(03/03/14)

7

Nymphetamine
CRADLEOF_NP

04

なんかすっげSEから始まったから「おや?」とか思ったけど、AからはもういつものCOFですた。はい英国の吸血鬼どもの新譜です。微妙に大人しいって感じがしなくもないですが(Daniが引っ込み気味?)、演っていることは彼らのオリジナリティ溢れるCOF節です。オペラティックでありながら猥雑な雰囲気が流れる怒涛のサウンドと淫靡なメロディ!あれ?そういえば今回シンセが少ないか?わりとギター中心でストレートに攻めてくるなぁ。なんかオーソドックスなスタイルで、彼ら独自の「狂乱」っぷりが影を潜めています(´・ω・`)テンポも展開も一本調子に近く、複雑な切り返しとかが少ないです。お!タイトルチューンのEでかなり彼ららしさを取り戻したぞ!?(*´∀`)ノGも良い感じ!Hでやっと「COFキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━ !」って感じですか?JKも弾けてていいです。特にLはナイース!ヽ(*´∀`)ノううむ、後半で良くなってきたなぁ!前半はちょっと忘れとこうか?(;´Д`)ノシ
Official Website:http://www.cradleoffilth.com
Label Site(Roadrunner Records):http://www.roadrunnerrecords.com
"Roadrunner Records"(04/10/16)

7

(8/?枚)



(Latest Updated 2003/05/10)

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