TITLE |
発表 |
COMMENT |
評価 |
The Karelian Isthmus
|
95 |
メロディック・デスの雄、ついにデビュー!(1st)
まだ変化する前。デスヴォイスです。 |
5 |
Tales From The Thousand Lakes
|
95 |
輸入盤の売り上げ記録を塗り替えた、伝説の2nd!
中近東音楽の導入が印象的。 |
6 |
Elegy
|
96 |
個性が溢れてる!素晴らしい!(3rd) それでも4thと比較すると、没個性的に聞こえてしまう・・・。 |
8 |
Tuonela
|
99 |
フィンランド出身なのに・・・!(4th) もしかしたらこれ、とんでもないアルバムかも!? |
8 |
Am Universum
|
01 |
フィンランドのメロデスの牽引者でもあっ”た”、Amorphisの5作目。4作目で衝撃的な変化を遂げ、もはやメロデス、いや、ヘヴィ・メタルをも捨て去ってしまったが、この5作目は4作目を踏襲する作品となった。良く言えば正当進化、悪く言えば、これまでのような劇的な変化には乏しい。表面的なサウンドはほとんど変わっていないといってもいいだろう。
実は俺、この5作目はもうずいぶん前に購入した(確か発売後すぐだったはず)が、一度聴いただけでこれまで封印をしていた。その時の感想を一言で言えば、”恐れていたことが起こった。”だった。
4作目のTuonelaは、やはり希代の名盤だった。それは極めて細く脆いタイトロープの上で奏でられた作品だったからだ。寂寥感と微熱感、ある意味相反する要素を内包していた。これは脆い、と思った。だが、脆いからこそ儚く美しい華。それがTuonelaだったと思う。
そこでこの5作目だが・・・タイトロープはぷっつりと切れてしまった。内在する緊張感が無くなっていた。喩えるなら北欧のツンドラに咲く花が、アメリカ中西部砂漠地帯のサボテンに変わってしまったような。極寒の地が灼熱の大地に豹変したような・・・そんな感じだ。サウンド的にはほとんど変化はない。だが、全体を流れる空気が・・・アメリカの腐臭が漂うのだ。Tuonela発表後、北米を大々的に回ったらしい。それがこの作品に影響しているのか!?・・・と、初めはかなりネガティブな感想を持ち、失望していた。 でも、本日久しぶりに聞き直してみて・・・”あ。まだ完全には毒されてないな。”という少し明るい感想が持てた。ただし一部の楽曲に関してだが。少なくとも、あのいかにもアメリカンブルースでございといった風情の管楽器は止めて欲しい!これだけは切に願うよ。少なくともAmorphisにあれは似合わない!
"Victor"(02/08/27) |
6 |
Far From The Sun
|
03 |
フィンランドのAmorphis
です。昔はデス・メタル演ってたなんて言っても信じない人もいるのでは!?と思われるくらいスタイルを激変させたバンドですが、4th"Tuonela"からこの6thまでは余り変化はありませんね・・・表面的にはね。私にとっては4thと5thの変化は絶望的でした(それは5thのレビュー参照
)。正直言ってその時はもうAmorphisの新譜は買わないつもりでした・・・が、やはり気になるのですよ6(^-^;「もしかしたら心を入れ替えて4thの路線に戻ってくれるんじゃないか?アメリカに売り払ったフィンランドの魂を、もう一度取り戻してくれるんじゃないか!?」と、かすかな期待と共にこの6thを聴くと・・・あ!ちょっと取り戻してる!(喜)ジャケットをみて”もしかしたら”と思っていましたよ。サウンド的にはアメリカの腐臭がまだ残ってはいますが、自分達のルーツは取り戻しつつあるのかな?という感じです。ちょうど4thと5thの中間と云えます。5thでは所々に顔を出していた”アメリカンっぽく見せるあざとさ”があんまりないですね(全く無いとは言わないが)。まあこの辺りが妥協点なのかな?理解の遅いアメリカンに分かるようにしないといけないから大変だね?(苦笑)サウンド的には少しハードになってるかな?昔のデス/メロデスを期待しちゃいないけど、やっぱりこの程度のハードさは肝心のメロディをも強調させる効果があるから、その点も成長していって欲しいものです(偉そう!)。あら?I・・・また微妙な曲だな(汗)そういう路線に行くのかな?
Official Website:http://www.amorphis.net
Label Site(EMI):http://www.emi.fi
"EMI"(03/08/16) |
6 |