2008年02月17日

「胡同の理髪師」

hana29.jpg
大雪だった2/9.モスバーガー食べたい、
のワガママついでに、あいかたが買ってきてくれました。花束。

今年もやってきました。。
ついに厄年の誕生日を向かえ・・。

当日は二胡の春節発表会だったので
お祝いは、11日に 御茶ノ水の焼肉やさんで
あいかたと弟に祝ってもらいました(*^^*)

せっかく御茶ノ水にいくのだから、
とその前に見たいなぁと思っていた映画
「胡同の理髪師」
http://futon-movie.com/

を神保町の岩波ホールで見に行くことに。

手に職、90を過ぎても働き続けるおじいさんの
淡々とした規則正しい毎日が描かれていました。
それでも、なじみ客が一人、また一人と老齢で死んでしまう。

使い続けた古時計が止まったとき、
こんどは理髪師チン老人もついに・・・と思いきやと。

仕事があってマージャンしながらおしゃべりのできる仲間がいる老後。

腕がいいってもてはやされた職業についた老人が
理髪師になったきっかけは。。というのが
消去法のなりゆきまかせだったのもまた面白いところ。
天職ってそんなもの(!?)

受け入れて淡々と生きていくのが長生きの秘訣かも。

おじいさんが出前理髪の先で沸かすお湯の湯気と
ナイフをとぐ皮、しゃくしゃく泡だてる石鹸、
ひげをそる ジョッて音がいい響きでした。

お葬式のプランや遺影はどの写真を使うかという
場面でなぜか沸き起こる笑いが渦^^;
会場は年齢層が高めでしたが。。

御茶ノ水のお肉の話はまた◎


投稿者 hisui : 15:12 | コメント (0)

2007年12月06日

「孔雀」 ~我が家の風景~

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クー・チャンウェイ監督
チャン・チンチュー
ファン・リー
ルゥ・ユウライ
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ニ胡仲間の方にお借りしたビデオで観ました。

ストーリィはこちら↓
http://eiga.com/official/kujaku/introduction.html

脳に障害がある兄と、夢破れて失意の妹、繊細な弟。
兄が引き起こす色々なことにまきこまれながらも、
懸命な一家と、
姉と弟の兄弟共通した感じが、とってもよかったです。

どこかでちらほら、予告編は観ていたのですが、
予想より、かなりよかったです。

一生懸命生きても、待ち望んだものは、なかなか手に入らない・・・。

長女が「義理の父」になってといったおじさんの
アコーディオンにあわせた流れるような
「朝鮮族の踊り」がなんとも・・・

中国の風景と食べ物と音楽がしみてくる
作品でした。

投稿者 hisui : 15:00 | コメント (0)

2007年11月11日

北京の恋~四郎探母~(秋雨)

中国映画 @銀座シネ・パトス
監督:スン・ティエ
出演:前田知恵、チン・トン、ピー・イエンチュン

http://pekingnokoi.jp/

先週、会社帰りにいってきました。
単館映画でも、すいてるほうでは・・・?
一列に大くて二人くらいしか座っていない感じでした^^;

京劇の様子とか、主人公の中国語のうまさとか
日常会話が聞きやすくて勉強になりました。
中国を侵略した、旧日本軍の心情とか
すごいよかったです。

でも、日本から京劇を習いにいった女の子と、
そこの修行先の息子が、恋に落ちるあたりが
いまいち、もうそうなりますか、ってな具合で
急激に展開しいまいち二人はどこがよかったんでしょう??

あと、日本に京劇を習えるところってあるんでしょうか。

中国についた時点で、かなりお上手な感じでしたが。

銀座のシネパトスって初めていきましたが、
むかーしの日本の雰囲気ですね。
1000円でみられたので、よしということでしょうか^^;

投稿者 hisui : 22:28 | コメント (0)

2007年11月04日

「白い馬の季節」(Season of the Horse /季風中的馬)

http://shiroiuma.jp/introduction.html

観てきました。モンゴル語の中国映画です。
好かったです。さすが岩波ホール。

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監督:ニンツァイ(寧才)
出演:ニンツァイ/ナーレンホア(娜仁花)

干ばつで遊牧生活では、息子の学費も
払えなくなって、生活を街に移そうという
夫婦の葛藤の話です。

息子役がまた、かわいい。

妻は、町に移住派。
夫は街で暮らすくらいなら餓死してやるという
遊牧を愛する夫ウルゲンが
老いた白い馬をとうとう手放す牧草が、
豊かでたくさんの羊もいた幸せな時代の回想が、
ぐっときます。

たまたま、観た日の朝、ウランバートルの超近代的な映像を
みてしまったのですが、
まだまだちょっといくとモンゴルには
ゲルや草原が広がっているみたいです。

今二胡で
「奔駆在千里草原」という、馬が走るイメージの曲を練習しているので
そういう曲が使われるかなぁと
思ったりしましたが、シーンはあれど、
曲は二胡ではありませんでした。

エンディングの「今を幸せに生きよう。」
環境や物事に不変なものはない。

どこかで聞いたことがある。でも、そうだょなぁ。


それにしても、久々に(岩波ホールのある)神保町にいきました。
大学のときは毎日通ってたんですけど、
あの古本街、すずらん通り、さくら通りの雰囲気は
相変わらず健在でした。

ランチをして帰ろうとお店を探すと
よくいったカレー屋マンダラはお休み、ボンディは長蛇の列、

じゃぁ、と スヰートポーズ(餃子屋さん)に行きました。
お店は変らず、そして相変わらず並んでいまして
でも10分くらいで入れました。

jiaozi2.jpg

「相席でよろしいですか」と
あいせきってこれまた久々で新鮮で・・(最近あまりしないですよね)

ウェイトレスは愛想のいい泉ピン子という感じで
これまたいい感じ。

餃子ライスと水餃子をたのんで、シェアしましたが、
ここはだんぜん焼き餃子♪
並ぶわけです。

おみやげに、16個入りもたのんじゃいました。

友人が後ろの席の会話を耳に挟んだところ、
中年のおじさんが

「ちょっと、今日のいつもより焦げ目がつきすぎなんじゃない?」と(怒りモード)
「申し訳ありません、少しお時間いただければ焼きなおして参ります」
「おねがい」

というやりとりがあったそうです。

「どんだけ常連なんだよ」
と友人は突っ込んでおりましたが、確かに…。

いつもよりって、今日休日ですけど 
まさか平日もきてるのかしら。毎週きてるのかしら。

餃子のあとお茶しようと、「さぼうる」に。
変ってない、このカップと雰囲気。
1104cafe.jpg

薄暗い雰囲気と落書きに混雑。

確か「古瀬戸」といういい感じのカフェが近くにあった気がするのですが
みあたらず・・
とおもったら、偶然御茶ノ水へ向かう明治大学の通りに発見。
移転したのか、もとからあった2号店なのかはわかりませんが。。。

そのあと古本屋さんをぶらぶらし、
サイン入りの本専門店(?)みたいなお店などを
じっくりみて、御茶ノ水まであるいて帰りました。

映画にその他に なんか、いいですね、神保町。

投稿者 hisui : 12:48 | コメント (2)

2007年08月30日

「かもめ食堂」

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荻上直子 監督
小林聡美
片桐はいり
もたいまさこ
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日本人女性が、一人でフィンランドで「食堂」をやる
って話です。
とっぴでおしゃれで映像も綺麗。そして、

小林聡美って、綺麗なひとだったんだなぁ~
と。

「かもめ食堂」のメインディッシュは、おにぎり^^

さっくりあがったカツや、しょうが焼きが、シナモンロールが
とってもおいしそう♪

閑古鳥が鳴いてた食堂が、いつか満員になった日、
あのひびく拍手がいいな。

自分を持った人はどこの国でも生きていける。
言葉が通じなくても。

自分で自分の身を守れる合気道術があれば
わたしもやってみたいな~ なんて。
何をやるんでしょ。

ご飯、ちゃんとつくろーと思いました。

投稿者 hisui : 00:25 | コメント (2)

2007年02月14日

「マリー・アントワネット」

ソフィア・コッポラ監督
キルスティン・ダンスト主演

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ベルばらおたくとしては、
一応おさえておかねば、と観にいきました。
といいつつ、結構楽しみにしていたのですが。。。

なんというか、久久に上映中にあくびの出た、
突っ込みどころ満載の作品でした。

手始めに、予告編で流れた映画のうち
1つも 次回みたいと思うのがなかった。
このあたりから、やな予感がしたのですが、、、

まず、イントロダクションのロック調の音楽。
ロココにロック!新しいといえばそうかもしれませんが、
入った映画館を間違えたかと思いました。

そして実在の人物(肖像画その他より推測)より、
主演女優が魅力的でない。普通逆ですよね。
確かに、かわいいんですけど・・・。
つねにヘラヘラしていて、全然感情移入できませんでした。

そして、オーストリアからお輿入れ当日の花嫁行列のシーン。
あんな少ないお供の数なわけがない!です。
ピクニックじゃないんだから。。。

ちなみにアントワネットのオーストリア名は、「アントワーヌ」なの!?

さらになぜかエピソードが妙に「ベルばら」に準拠している。

一例がルイ15世の愛人デュ・バリー夫人との確執のエピソード。
「ベルばら」では前半の重要シーンではありますが、
実在のデュ・バリー夫人はあんな人物ではなかったらしいし、
ベルばらが浸透した日本向けに作られた映画なのかと思いました。

フェルゼン伯爵は逃亡を助けるシーンもなく
「Do I know you?」  とアントワネットに近づく
ただの目がぎらつく色男で終り、

バスティーユ牢獄を襲撃したはずの暴徒は
ちらっとでてくるだけで、革命の熱気は全く伝わらず、

さらに、あの終わり方はないだろう・・・というエンディング。
怒った暴徒からの逃亡じゃなくて、またピクニックにでも行くんですか?
という緊張感のなさ・・・

なんて・・・批判しすぎましたね。^^;

でも、彼女がなぜあんな浪費に走ったか、という
心境を描いた映画ってなかったと思うし、
本人は悪気はなくって、自分の与えられた環境で
精一杯自分と折り合いをつけようと選んだものたちが、
ちょうどあの時代とあいまって、革命に巻き込まれたっていうのは、
すごいよくわかりました。

そして、シェーンブルン宮殿や
ヴェルサイユ宮殿、の本物の部屋で撮影てのは
やっぱりよかったです。

ジャック・デュミ監督の「ベルばら」実写版でも
ヴェルサイユ宮殿で撮影されていましたけどね。

階段や庭をあるくと、ドレスは風になびいてきれいなんてものじゃないし、
アントワネットの娘 マリー・テレーズやジョゼフの子役、
ランバル公爵夫人がキュート♪♪すぎました。

マリア・テレジアとルイ16世はイメージどおりですし。

ここは、おすぎさんの言うとおり、
ファッションを観にいくだけでも、価値があるというべきかもしれません。。。
あと、お菓子とカツラ。

投稿者 hisui : 00:04 | コメント (0)

2006年12月18日

「friends」終わっちゃった。。(><)

http://www.wowow.co.jp/friends/

アメリカのコメディドラマ、「フレンズ」。
レイチェル、モニカ、フィービー(女性)、ロス、チャンドラー、ジョーイ(男性)
が繰り広げるコメディです。

HPによると彼らの一話あたりのギャラが100万ドル(1億1千万円)ですってー。。


同僚の方に借りて以来、夫婦ではまってしまい、
DVDレンタルしては土日の楽しみだったのに、
ついに、シーズンFINALまで見終わってしまいました~

うー寂しい。。

韓流ドラマもはまるけど、アメリカのショートのドラマも
超!面白いです。「ダーマ&グレッグ二人は最高」も
最高だったけど、「friends」も最高♪
自然に話しも設定も年をとっていくのもいいな。

10年後verとかやらないかしら。


吹き替え版で見てたけど、今度は最初から
英語でみるぞー。。と。

ちなみに、私はじみーにチャンドラー派デス。

投稿者 hisui : 23:43 | コメント (0)

2006年11月26日

「百年恋歌(最好的時光)」

監督:候孝賢(ホウ・シャオシェン)
出演:張震(チャン・チェン)
    舒淇(スー・チー)

これまた、半月ほど前に観にいった書きかけを、
いまごろまとめてアップします。

シネスイッチ銀座。
この映画館のレディースディは、金曜日なのですね。
ヤラレタ・・・(゜▽゜)

張震。彼、ウォン・カーウァイの「ブエノスアイレス」にもでていたのかぁ。。。
全く覚えがナイ・・・^^;

時代の違う三つの恋の物語オムニバスにまとめた作品でした。
男性はどれも、張震 女性は舒淇。

第一部 1966年→ビリヤード場の少女と青年 (手紙)
第二部 1911年→辛亥革命あたりの時代の高官と芸姐(書簡)
第三部 2005年→グランジミュージシャンの少女とワカモノ。(ケータイメール)

「手紙」=”文字で思いを伝える方法”
がそれぞれの時代で変っていくのが面白いなぁと。

第一部は、すきだった子がもうその店にはいないから、
たまたまその店にいた後任の女の子と、、、という
展開がいまいち入り込めなかったけど、
ビリヤード場の女の子との美しさとレトロな衣装と
雰囲気に入り込みました。
それにしても、台湾のビリヤード場には、ああいう、点数を数えたり相手をする
美女がいたのでしょうか。^^;

私が好きだったのは第二部。高官と芸姐。
音声はなしで、中国語の字幕(と、日本語の訳)がでるんですけど、
くちのうごきと表情が浮かび上がって、とっても雰囲気がでてました。

無音なので油断すると眠くなり。。
そうなところを、
美しすぎる芸姐の舒淇が、悲しい風習とともに
好きな人のいる座敷で声を張り上げて無音で謳うシーンがとっても印象的でした。

その後 一転 第三部の現代の恋愛は
少なくとも身分に縛られることはなくていいねー
と思うけれど、
自由になった分だけ新しい選択肢にやはり悩む若者がいました。

それぞれの“最好的時光”が。

投稿者 hisui : 11:55 | コメント (0)

「明日へのチケット」

「明日へのチケット」

監督:エルマンノ・オルミ
    アッバス・キアロスタミ
    ケン・ローチ
ほぼ1月前にみた映画を書き途中だったものをいまごろ。。
タイムリーな日記じゃなくってスミマセン^^ゞ

ウィーンのインスブルック駅から、
ローマのテルミニ駅までの電車でおこる様々な
他人からみれば些細な、でも本人たちにはいたって真剣な
出来事を三人の監督がそれぞれ描いた作品です。

それにしても 舞台の列車が、
チェコ → スロヴァキア まで乗った
電車を彷彿させて、また旅したくなりました。

いろんな人種がそれぞれいろんな事情で乗り合わせる列車。
一生懸命 トラブルを切り抜けて 明日へ踏み出す
って明日へのチケットですかね。

ラストのテルミニ駅でアイルランドのスーパーの店員三人が
鉄道警察を振り切って 走るシーン。好かった。うまいなぁ・・・

ちなみに、
ケン・ローチ監督はセルティックの熱烈なファンなのか!?
と思いきや、そうでもないらしく。。。^^;

さすがにケン・ローチ監督の新作「麦の穂をゆらす風」には、
サッカーチームはでてこないでしょうね。

投稿者 hisui : 10:57 | コメント (0)

2006年09月17日

「弓」

bow.jpg

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監督:キム・キドク
出演:ハン・ヨルム
   :チョン・ソンファン

http://yumi-movie.net/index.html

ちょっとわかりにくい話も、勝手に深読みしてそれなりに納得
させる私ですが、ちょっと??
老人のエゴイズムに引いてしまったのは、
凡人の感性なのでしょうか。

でも、少女の美しさと、海の上の古くて狭い不思議な空間、
韓国二胡の音色に観たことのない印象を受けるのは確か。

投稿者 hisui : 23:07 | コメント (0)

「楽日」(不散) / 「西瓜」


監督:蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)
出演:チェン・シャンチー(陳湘琪)
    リー・カンション(李康生)

http://www.tml-movie.jp/index.html

台北の古い映画館「福和大戯院」の楽日の一日を描いた、
「迷子(不見)」との対の作品。
友人のオススメで知り、初めてのツァイ・ミンリャン映画だったので
なるほど~これが彼の映画の世界かぁ、と納得。

セリフはほとんどなく、
演技と雰囲気で魅せる。

映画館の作品なので、
上映中の映画のセリフがたまに、字幕で映し出されるのですが、
それに意味があるのかと思ったりして。

最後に上映がおわって、シャンチーが
客席を掃除し終わったあとの、
客席を映したシーン。。。
長い長い長い・・・いつまで続くのかと^^;

薄暗くて汚い廊下や、トイレ、
(後で聞いたのですが)ツァイ・ミンリャンンはゲイらしく、
トイレやその周辺でそれらしき、描写が。

でも、足の悪いという設定のもぎりの女性
シャンチーの演技と、響く足音、
桃まんをカットするシーン、
一緒にいれたお茶をすするリアルな音、
最後においていった桃まんを見つけて
やっと彼女の思いを知る、リ・カンションと、雨。

楽日なのにお客は10人もいない、
うらさみしい映画館の
雰囲気はありまくりの、忘れられない一品かも。

ちなみにそのあと今年上映された
「西瓜」を観にいきました。

こちらは、ある意味衝撃的(!?)でした。
また、シャンチーと、カンションが演じるのですが、
設定は極度の水不足にある台北の
カンションはAV男優という。。。

外国から帰ってきたシャンチーと
AVの撮影現場が同じマンションで・・・
もちろん久々にあうカンションはAV男優になってしまったことを
悟られたくなかったのに・・・
と始まるのですが、

途中にいくつか差し込まれるミュージカルシーンには
ちょっと閉口しました。

でも、孤独な二人がまた惹かれあって、
団地の歩道橋みたいなところで、
カンションの足にシャンチーがのって、ダンスをして
帰るシーン。
これが、とってもきれいでテーマパークに居るみたいでした。

シャンチーのトランクの鍵が道路工事の現場に
うまってしまって、なんとか取り出した後に、
かぎの跡形に水が満ちてくるところも 個人的にはすき。

あくの強さに、癖になってしまいそうな後味でした。

投稿者 hisui : 23:06 | コメント (0)

2006年08月31日

雨月物語/山椒大夫

数週間前に、BS2で溝口健二の映画特集をしていまして、見ました。
途中まで書いていたのですが、時間がたってしまいました。

どちらも白黒で、日本の時代物。
「山椒大夫」は、有名な「安寿と厨子王」の話です(でした・・)。
しかもこのタイトルロールの”山椒大夫”とは、
安寿と厨子王が奴婢として売られていった
悪徳荘園の主人の名前だったんですね・・・(なんでだろ?)

二つまとめてコメントする意味はないのですが、

どちらも旅がキーワードで、よく旅のシーンがでてきます。
まず思ったのが昔の(時代設定は違いますが)
たびは危険だったのね~ということ。
あっさり海賊だとか悪人にだまされたり殺されたりします。
そして、女は掴まったりすると、遊女として売られてしまいます。

これはダメ男と、シッカリモノ女の組み合わせとともに
溝口監督の特徴だそうですが、なるほど。。。

音声の関係で男性でもせりふが甲高くて聞こえないところがありましたが、
仕事から帰ってきて、ちょうど
見始めるとあっという間に、2時間くらいが経過。
この一週間、この世界にどっぷりつかりました。

投稿者 hisui : 00:12 | コメント (0)

2006年06月06日

「ナイロビの蜂」

nairobi.jpg

監督:フェルナンド・メイレレス
原作:ジョン・ル・カレ
出演:レイフ・ファインズ
レイチェル・ワイズ

---

ダ・ヴィンチ・コードを観るか、どぅしようかまよった末に、
こっちにしました。
やはり館内はガラ空き。^^;
でも、内容はよかったです。

このチケットの写真から思わず想像するのは恋愛映画。
かと思いきや、社会派映画でした。

外交官のジャスティンと妻のテッサは、夫の赴任先のケニアで暮らす。
妻のテッサはヒソカに人体実験反対の運動をしているが、
それを疎ましく思う勢力に暗殺されてしまう。
ガーディニングが趣味だったオットリ夫のジャスティンは一転
真相解明に乗り出す。
テッサがあんまり早くに死んじゃうから、回想シーンが多くて
悲しい。

なんか、アフリカでは平和ボケした日本では考えられないことが
起こっているみたいで、
前回観たなんかの映画では、(ハリソン・フォードがアフリカのどっかにいる女医を救出する話)
部族同士の戦いのシーンがハンパじゃなくグロかった・・・。

今回は、ドイツかどっかの製薬会社が、結核の新薬を開発するが、
人件費のほとんどかからないといっていい アフリカで、
ひそかに治験を行う。
薬といつわり、投与し、そのせいで死んだものは
病院の記録からも抹殺されて葬られ、
掘り返されないようにコンクリートまで流しこまれて
埋められる。
こういう真実が本当にあるのか?あるから映画にして人々にしらしめたいのか?

舞台はローマやロンドン、ドイツにも飛んで、
本人はともかく、私には結局あまり報われたとは言えない最後がおとづれる。
報われたとすれば、途中は疑心暗鬼にかられながらも、
相手を思いやる二人の真実かなぁ。
でも思いやりだとしても、
ジャスティンのように
本当のことを早くはなしてほしかった、って私も思うだろうな。

こういう映画によくでてくる完全善玉キャラ、
テッサの従兄弟のハムとその息子グイドがいい(*^_^*)
こういう人たちに愛されたテッサの死が余計に悲しいと写る。

投稿者 hisui : 23:13 | コメント (0)

2006年03月31日

「猟奇的な彼女」


監督:クァク・チェヨン
チョン・ジヒョン
チャ・テヒョン

投稿者 hisui : 23:54 | コメント (4)

2006年03月27日

「風と共に去りぬ」Gone With the Wind


原作:マーガレット・ミッチェル
クラーク・ゲーブル
ヴィヴィアン・リー
オリビア・デ・ハビランド

-------

恥ずかしながらこの超名作を今頃初めてみちゃいました。

映画はもちろん、役者や役柄はなんとなく知っていたものの
実際ちゃんとみたのは初めて。。。
いわゆる「強い女性」スカーレットに超共感!!でした。
よかったのは、親友のメラニーの真価を
レットが理解しているところ。それでもやっぱりスカーレットに惹かれる。
頭で制御できる敬意と愛ってやっぱり別物!?って思ってしまいました。
しかも、ハッピーエンドじゃないなんて。

自分でも自分の気持ちに気づかないうちに惹かれちゃってるってる
って描くの難しいと思うのにうますぎる。
こういうジャンルではすかさず船をこぐあいかたが
4時間あまり寝なかっただけでも、その魅力がわかるというもの??
(なんて今さらですょね、ホント。。。)

アメリカにもかつて、ああいう上流階級の世界があったのですね。
そんな小説はあったけど、、、。
アメリカの歴史にあまり興味がなくて南北戦争が
いまいちピンとこなかったのが残念。

ところでスカーレットがアシュレーをあんなに好きな理由がいまいちわからん。
どうみたって、バトラーのほうが魅力的♪♪
って思ったのは主観はいりすぎですかね。

とにかく、最初から最後まであのヴィヴィアン・リーの瞳の色にくぎづけでした。

投稿者 hisui : 01:24 | コメント (1)

2006年02月08日

プルーフ オブ マイ・ライフ


proof.jpg

ジョン・マッデン監督
グウィネス・パルトロウ
アンソニー・ホプキンス
ジェイク・ギレンホール

---------
日曜日、友人ののりちゃんと、Tちゃんとランチのお誘いをいただいたところ
Tちゃんのご好意でこの映画のチケットが2枚あるということで、
残り1枚をワリカンで、観させていただきました。
女三人で映画なんて、超☆ひさしぶり♪


人生の証明。
数式の証明。

これをかけたんですな、うーんそうか。
いまさら、いうなって言う感じですが、
天才数学者(精神病)とその才能ある娘。
それをハンニバルとグウィネスが、演じた物語でした。

私は、7桁の業務コードすら覚えられない数字恐怖症でして。
数学を大学で専攻する自体、
たとえ間違って入試を突破してしまったとしてもありえない…

そのうえ数学分野で「天才」なんて、ホントに雲の上の人々の物語デシタ。
でも、興味深深のテーマではありました。
苦手だけど、得意になりたいもの=数学なんで・・・^^ゞ

役者は派手だけど、
場面はほとんど家の中だけだし地味。
でも、何箇所かグっときました、実は。

自分も父のような才能はあるけれど、病気の一面も
うけついでいるんじゃぁないか、と悩む、グウィネスがすごいうまかった。
自分の興味があることをうれしそうに語る場面では
美しくてあーきれい!っておもうのに、
すさんで悩んでるシーンでは、だれ?ってくらい表情も変る。

そして、数学天才の父や才能ある妹とそれに対して
情緒不安定な妹を心配する平凡な姉。
この姉の気持ちがすごーく、共感できました。いろんな意味で。

ところで
途中までグウィネス=「タイタニック」に出てた主人公の人だと勘違いし続け、
父数学者=アンソニー・ホプキンズだったとは、
最後までまっったく気づかなかった私、
数学以前に脳の老化が進んでますょネ。。。(^ー^;A

イヤ、役者はあんまり関係なかったということでしょうか。


P.S
チケット撮影&載せさせていただいちゃいました。。。
(清算のとき、わたしがもっていたみたい)
ありがとう(*^▽^*)ゞ

投稿者 hisui : 00:33 | コメント (0)

2005年02月28日

映画版「オペラ座の怪人」


mask.jpg

↑ヴェネチアで買った仮面


あの有名な怪人登場の不気味な音楽、最近CM,ラジオでよく耳にしますね(^^;
うーん、さすが、舞台の迫力もあって、歌もよくってヒロインも美しくって。。
これはノミネートされますよね☆

去年7月から4回目の「ファントム」。
今回は映画版、先週観に行ってきました。

一番よかったのが、ファントムに感情移入できたこと!
やっぱり、秋に観た舞台ケン・ヒル版のファントムは、中年ぽくてちょっと。。(ごめんなさい)

ジェラルド・バトラーのファントムなら、絶対ラウルよりファントム派です。
傷つきやすいあの地下でピアノの前に座っているファントムが一番でした(*^_^*)


あと、
振付師の黒衣のマダムがファントムの過去を知っていて
ファントムをかばっているのが、なぜなのかよくわからなかったのですが
その辺の舞台ではよくわからなかったところが、納得できました。
少年時代のかわいそうなエピソードあっての、彼の人格なのかなぁ。

導入部のモノクロの懐古風のつくりはちょっとタイタニックに似てるかな~と思いました。

投稿者 hisui : 23:53 | コメント (0)

2005年02月12日

「24」


「トゥエンティ・フォー」 アメリカのFox TV でやっていたアメリカ連邦捜査機関
CTU(テロ対策ユニット)が舞台のサスペンスドラマ。
1日24時間を 一時間ずつくぎって話が進んでいく。
主演は、キーファー・サザーランド。

http://www.so-net.ne.jp/24/first/index.html

お正月からビデオ借りまくって観始めた、アメリカのドラマ「24」。
おもしろいよ~とは聞いていたけれど、ここまではまるとは思わなかった。。
いまや携帯の着信音もCTUの内線音にしております。
平日も会社帰って、ご飯食べて寝る前に1話みるのが習慣になっていたのに^^;
ついにもう、シーズンⅢまで観終わってしまった。 さみしー。

よくわからず、シーズンⅡから借り始めてしまったので、
あとでシーズンⅠをみて、「あぁ、なるほどー」という事が多かった。
のでもう一度Ⅱを見直したいなぁ。

Ⅰ(大統領候補暗殺)、Ⅱ(核兵器テロ)はほんとに、気づくと時間がたっているほどどんどん
引き込まれていったのだが、
Ⅲ(生物兵器テロ)は、さすがに慣れてしまったのかいまいち勢いがなかったような。
でも、ってつっこみを入れつつみるのには面白かったかな~

それでも
早くⅣを観たいと、すでに依存症になりつつある。

主人公のジャック・バウアー(キーファー)のタフさはもちろんだけど、
個人的には、シーズンⅠのジャックの妻テリー(レスリー・ホープ)、
シーズンⅡより登場のCTU捜査官ミシェル(レイコ・エイルスワース)と、
CTU捜査官のベーカー(役者はわからず)がお気に入りです♪

「わしはキム(バディとばかさ)がすきだ」 by あいかた

投稿者 hisui : 23:21 | コメント (1)