2007年07月23日

LE CORBUSIER 展

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建築家 ル・コルビュジェ展
http://www.mori.art.museum/contents/lc/index.html

が六本木ヒルズタワー53階の、
森美術館で開かれているので、行ってきました!

ゆうに、3時間は居たか!?・・・見ごたえ十分でした。

ちょっと体調を崩していたこともあって、
久々に都会にでたところ、
いやー間違えちゃいました、ミッドタウンと、六本木ヒルズ。

頭では、森美術館は六本木ヒルズタワーの53階!とインプットしていたはずが、
六本木についたとたん、まっしぐらにミッドタウンに
向かっておりました。

確かに、コルビュジェ展を見終わったら、ミッドタウンを
散策しようっと思っていたことは確かなのですが、

あいかたにも、「メインはミッドタウンに設定されてたんじゃないのー?」
と疑われる始末^^;

イヤイヤ潜在意識をコントロールできなくなりつつあり・・、
ちゃっかりお昼ごはんを食べてから、ヒルズに出直します。

さてさて、コルビュジェ展は、入るとまず彼の画家としての側面から展示。
建築家じゃなかったっけ?をいきなり覆されます。

自動車の設計や都市計画、絵画までこなすとなると、
現代のレオナルド・ダ・ヴィンチみたい。

今回は、再現系の展示がいくつか。彼のアトリエや、カプ・マルタンの小屋など。
ハイライトはやはり、「ユニテ・ダビタシオン」の原寸模型。

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階段付きの2階までちゃんと再現。 あーこの色合いっ いまも入居順番待ちらしい。

今みても画期的な、メゾネット型のマンションは、最小限の機能ながら、魅力いっぱい。
コルビュジェカラーのバルコニーに、大きな窓。
子供用のシャワー室まであって、
画期的すぎて施工が始まっても「ぼろ屋」とたたかれたらしいこの集合住宅
の空間を体験できました。

サヴォワ邸のDVD上映スポットには、コルデザインのレプリカソファが置いてあり、
それに横たわりながら、映像がみられます。

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↑サヴォワ邸。お風呂の石部分の曲線が絶妙。

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ロンシャンの教会の模型には、曲線と以外な凹凸に、
外での礼拝にも対応した設計、変った開き方の扉に驚き、
インドやソ連の宮殿のスケール驚き、

ワクワクするような都市構造がどれも実現しなかったためか、
どこか厭世的なインタビューに こんな才能あっても苦労したのかな、と
凡人の考えをめぐらせ、

やっぱりプロの作る模型は違う、と感心し、

コルビュジェが編み出した寸法体系
「モデュルロール(基準は182cmの男性)」は、うちらには合わないねぇと嘆き、

彼が眠る墓標のとなりのサボテンまで合理的、と関心して、

帰ってきました。

この美術館、なんと夜の22:00までやっています。
多分同じフロアの展望台の夜景客をターゲットにしているためか、
(なにしろ53階ですから)
入場料も、美術館を見れば、夜景展望台も付いてくる仕組みになっています。

時、すでに19:00すぎ。
せっかくだから夜景もみていこう、といってみました。

夏休みの休日の夜なのに、あまり混雑しておらず、
きらきらする東京が見られます。

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バーや、ラウンジも落ち着いていて、デートにはオススメです!(笑)

こんな、大きな水槽のなかに、熱帯魚が飼われていたりするんです。

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今度は、国立新美術館に♪ 
とかこつけてまっしぐらにミッドタウンに向かわないように
気をつけなければ(^_-)-☆

昨日の六本木には 日陰のオープンエアにいると
心地よいビル風が吹いて、寝られちゃいそうにリラックス。
いい刺激と休息の一日でした。

コルビュジェを網羅したインタビューDVD買おうか迷ったけれど、
断念。
もし、買った方、いらっしゃったら貸してくださいませ・・


投稿者 hisui : 22:32 | コメント (5)

2005年12月05日

椅子その後


ずいぶん前に椅子を古家具屋さんでオーダーしたという
話を書きましたが、↓

http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~megao/NaAlSi2O6/2005/10/post_64.html#comments

このようにできあがりました!
とったデジカメを修理にだしたりで、アップが遅くなってしまいましたが。。。^^ゞ
デスクともぴったり♪♪
きれいなグリーンで満足です。

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鋲はデッドストックの緑に…でも、ちょっと布に同化してしまったので、
デフォルトの銅色にしてもらえばよかったかな。

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背もたれはこんな感じ。

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ちなみに、修理前に倉庫からだしてきてもらったときは、
コンナ状態。。変ったなぁ・・(^_^;)↓

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投稿者 hisui : 00:38 | コメント (0)

2005年10月17日

椅子ができました。


10月のはじめに注文していた、古家具屋さんから連絡が
あって、椅子ができました。

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机とは、ぴったりでとってもマッチ。
かわいいぃです。

あの、どうみても使えそうになかった、古椅子が
こんなによみがえるとは~。

ちなみに、修理前に倉庫からだしてきてもらったときは、
コンナ状態。。

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ただ、お店の人に提案されて、とめ具の鋲を、
デッドストックの緑の鋲にしてもらったのですが、
これが、いまいち布になじんでしまって
目立たないのが、ザンネン・・。
いぶし胴の鋲にしておけばよかったかなぁ…(゚~゚*)

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投稿者 hisui : 09:57 | コメント (0)

2005年10月03日

パソコンデスクの椅子


以前に和室にパソコンを置く、こぶりのテーブルを買った。

探しているのは、この机にあう椅子。↓

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その時に、椅子は別売りだったので、あとでじっくり探そう、
ということになっていたのだが、
なかなか気に入ったのが見つからない。

地元のお店、池袋のインテリアショップ、目黒の家具通りやら、インターネットで
いろいろ見たものの、いまいち、「これ」というのがない。
意外に「こんなにが欲しい」と理想を持ってしまうと
なかなか見つからないもの。

決めあぐねていたところに、ふとネットで見つけた、
いい感じのお店の小さなスツールが目に留まる。

そのショップ名も「古家具再生所」。
気に入ったその椅子は、メインの棚の隣に飾り?程度に置かれた、小さなふるい椅子。
でもどこにも値段が書いてない。
やっぱり、写真撮影のための、飾りなのかなぁ・・。

昨日はとってもいい天気だったのであいかたと
突然、ドライブがてら実家に車を借りて、(うちには車がない)
そのお店を見に行こう!ということに。

着くと、住宅街の一角に、見るからに「家具再生所」って感じの
台形の変った店構え。外には、作りかけの古い家具が置いてある。
看板は、ない。
でも絶対ココだ!と、「こんにちは~」と入ってみる。


頭にタオルをまいた店主らしき、若い男性が一人、
奥のアンティーク風の机に座っている。
HPの店の名前から、もっと年老いた職人さんを
イメージしていたが、意外に若い方でびっくり。

床もふるい木がうちつけられて、あの男性が「再生」
したであろう作品が計算された配置で置かれている。

店を一周しても、お目当ての椅子は見つからなかったので、
思い切って聞いてみた。
「HPで拝見した椅子を探しに着たんですけど。。」というと、
今までいじっていたPC画面を見せてくれ、
「何色の座面かおぼえていらっしゃいますか」
と聞かれた。確か、白です、というと
HPから指し示したかった小椅子がみつかった。
「すみません、売れてしまいました」

といわれ、やっぱりねーとがっかりしていると、
似たのが、倉庫にあるかもしれませんので、
見てきます。その間、店番してもらってもいいですか?
といわれたので、もちろん、と二人で待つ。
彼が立ち上がると、店主が座っていたその椅子も
「なかなかいいんじゃない?」
とかあいかたと話しているうちに、店主が古くて汚い椅子を
2つ持って戻ってきた。

そのうちの1つが、暗い茶色の木の具合と、デザインが
一目で気に入り、「これにしよう!」ということになった。
高さといい、小ささといい、背もたれのデザインといい、
すべて、気に入った。

せっかくだから、座面の布もお選びいただけますよ、
といって、店主が布のサンプルを数枚持ってきてくれた。

「アンティークの家具に合う様に、選び抜いた布なんです。」
というからに、薄いエメラルドグリーン、や茶色、紺、濃い赤、
ベージュ、どれも 蘇った古家具にマッチするものばかり。
まさか、色まで選ばせてもらえると思わなかったので、
ホントに、迷ってしまう、、とあいかたとあれこれいっている間にも
店主は、古家具への思い入れやこだわりを語ってくれた。
奥さんと二人でやっているらしきその店は、よくみると
彼のこだわりがいっぱい。(伝票をはさむバインダーや、セロテープとめまで
古家具でした・・(*^_^*))

あまりに悩んでいると、「そうだ、最近人気の色があるんです。」
といって、奥から濃いサーモンピンクの生地を持ってきてくれた。
「はじめはこんな色はありえないと、僕は思っていたんですが、
妻が絶対かわいいというので作ってみたら、とてもよくあうんですよ」と。

確かに、小さい座面には、ポイントになって、こげ茶の木の色とよく合っている。
また悩みの選択肢が増えてしまった・・が、
最終的に、薄いエメラルドグリーンと、このピンクで迷った挙句、
エメラルドグリーンのほうにしてもらうことにした。
布を留める鋲も、緑のデッドストックがあるというので(現物はなかったが)
彼を信じて、それで仕上げてもらうことに。

お会計も、カードでお願いしたが、端末ですぐに切れるタイプではなくて
電話で承認をとって、手でカード伝票を書いていた。。
(↑これまたアンティーク^^;)

どんな風に仕上がるのかとっても楽しみだ。
できたらまたUpしま~すっ!

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関係ないけど、せっかく車を借りたので、その後 福生のほうへドライブ。
あのあたりは、前に通りかかったときに 気になる雑貨屋さんや、洋服やさんが
いっぱいあったので、いつか行ってみたいと思っていたところ。

もう夕方で時間がなかったので、1軒だけ古雑貨屋さんに入る。

そこで、小さな陶器の針山と資生堂の年代モノのコンパクトがあまりにも
かわいかったので、購入。
針山はひとつ母へおみやげにする。

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P.S
torukoishiさん、おいしー夕食をごちそうさまでした!!
おなべ、牡蠣、「おいしいロール」、栗おこわ、どれも絶品でした~(*^_^*)

投稿者 hisui : 00:13 | コメント (7)

2005年04月04日

夜桜お花見 ~自由学園 明日館~


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↑ライトアップされた池袋にある自由学園明日館
                   (設計:フランク・ロイド・ライト)

先週木曜日、あいかたと会社終わった後 夜桜見物に行ってまいりました~
…といっても例年にない遅咲きのため、桜はまだつぼみ(><;)
そのかわり、本来開放されていない日だったのに
館内が見学ができるようになっていて、ガイドツアーに
くっついていろいろライトの建築についてのお話まで聞いちゃいました♪

この明日館 旧帝国ホテルの設計に従事していたライトが
自由学園の設立者羽仁夫妻の教育方針に共感し、
設計の依頼を受諾したそうです。

建物のどこをみても天井のランプ、ドアひとつひとつが見逃せない
なんともいえないアンティークないい感じなのです。

jiyu5.jpg ← ホール南側の窓。自由学園といえばこのデザインの。 薄暗い館内で余計すてきに浮かび上がっていました。
このホールにおいてある 背もたれが六角形の椅子も ライトの設計だそうです。(*六角形といえば ライト?)→
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jiyu22.jpg ←そしてホールの中二階にはライトの設計した作品や、
明日館の模型、資料が展示してありました。ここから、みおろすホールの窓もまた♪でした。

食堂。ここはほんとにいい雰囲気。→ jiyu6.jpg
天井のユニークな木枠にまあるいランプとぼぉーっとしたひかり。
ここで 宮内庁御用達という青山の仕出し弁当を買っていただきました。


jiyu7.jpg ←たぶん生徒さん(?)が用意してくれたお茶は、桜の香りがしました。
ほんとに会社帰りにこんなに優雅な気分でいいのか?と一瞬さっきまで何をしてたか忘れてました・・・くらい 雰囲気のある空間デス。
ちなみに、お弁当は館内どこでたべても好いですと言われましたがさすがに食堂意外で食べている人は見かけませんでした。
(あのホールにお茶とかこぼしたらどぅするんだろ。なんともおおらか)

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そして行燈モチーフのランプ。日本の文化に興味を持っていたライトの趣向が組み込まれています。
会議室の壁にうめこまれた 1m四方の木枠の珍しい窓もいいなぁと
思ったのですが、これは後に改修されたときに加えられたものだと聞きました。

桜は見られなくて残念だったけど
思いがけず館内を見学できて ホントラッキーでした。
ライトの設計をこの目で見られるだけでも
一見の価値ありすぎです。

余談ですがこの素敵な施設を宴会などで利用できるようです。
知っていたら結婚パーティとかやりたかったなぁ…(≧o≦)

*****
見学券¥400
お弁当¥1,000

投稿者 hisui : 00:25 | コメント (5)

2005年03月26日

東京カテドラル聖マリア大聖堂 <建築家 丹下健三さん亡くなる>


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↑東京カテドラル聖マリア大聖堂

*こちらにアップした写真はすべて結婚式のときに来てくださった
                     親戚・友人の方が撮ってくださったものです*


3/22日夕食のしたくをしながらぼぉーっとテレビを流していたら
建築家の丹下健三さんが91歳でなくなったという声が聞こえた。

丹下健三さんといえば、
私とあいかたが結婚式をあげた 
東京カテドラル聖マリア大聖堂を建築設計した人だ、
というので、耳に飛び込んできた。
そして昨日 その教会で告別式があった。

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↑別の角度から ↑鐘塔

丹下さんといえば都庁新庁舎やフジテレビの設計で有名だけど
それどころか世界でも活躍したすごい人らしい。


東京カテドラル聖マリア大聖堂は目白の椿山荘の向かいにある 
かなり変わった建物で、
まず外壁の素材が教会っぽくない(?)
内部はコンクリートうちっぱなしで700人収容できる広さであると聞いた。
そして上空から見ると十字架の形になるように建物が配置されている。
結婚式のあと何回かピアノコンサートなどに行ったけれど
とにかく広くて寒い^^;

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↑礼拝堂内部 正面


天井も高くて コンクリートの空間に
賛美歌が上へ上へすいこまれてしまう
というので修復されたことがある、と
結婚講座かなにかで通ったときに聞いたことがある。

式の申し込みで初めて礼拝堂に入ったときには
正面の巨大なグラスと十字架と、コンクリートの洞窟(?)のような内壁とに
なんとも不思議な空間だと思ったのを覚えている。

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↑正面入り口

関係ないけれど 
私たちは特にカトリックというわけではありませんが
こちらの教会は申し込みをし、結婚講座を受ければ式を挙げさせてくれました。
お世辞でいうのではありませんが、ここの結婚講座はよかったです。
もっと宗教ぽいものかと思いきや、実際の結婚生活についての
アドバイスとか、例えば…

*夫婦ってのは他人は指摘できないことを言いあえる仲なんだよ
  (頭がくさいと思ったら正直にそういってなおしてあげなさい、とか)
*婦人体温計のつけかた、とか
*そもそも夫婦ってのは他人なんだから違って当たり前ってのを前提に暮らしなさいよ、とか


ここで結婚式をあげた夫婦は別れることなくシアワセに暮らせるんだそうです
(と、講師の方がいっていました)

ほんとかどうかはともかく 
当日は暑いくらいの秋晴れで ここで結婚式を挙げられて
今もとってもシアワセですーはい。(*^_^*) 

巨大なパイプオルガンからは
退場のときに指定した曲が入場のときに流れましたが…(~_~)

投稿者 hisui : 01:15 | コメント (1)

2005年02月27日

「ル・コルビュジェの勇気ある住宅」


新潮社 安藤忠雄

先日、ふと三大建築家のことを思い出し、ミース、コルビュジェ、ライト。
名前だけは言えても、それぞれどんな建築を残したのか。
…さっぱり思い出せないなぁと思い
会社帰りに図書館で借りてきました。

大学のときに、近代建築史かなんかでならったはずなんだけど、もう
さっぱり覚えていず((+_+))。
ほんと 今思うとまじめに受けときゃよかったな~
って思う授業いっぱいありますー

そいえば、学生の時は、課題でるたび(でなくても)クラスの人と
によく美術館とかいったのに。最近ぜんぜん、行ってない…。
新宿パークホテルのギャラリーOzoneとか。
なつかしー(^^;
本とともに、そういったことを思い出しました。

大学には、ライトに傾倒してる先生はいたけど、
(吉祥寺のライトの弟子が設計したN邸とかに見学にいったこともあったなぁ)

授業で連呼されてたのは覚えてるけど、
ル・コルビュジェ大好きですって先生、あの大学では聞かなかったような。

さてこの本でかなりコルビュジェファンになりました。
安藤忠雄さんも、コルビュジェ好きなんでしょうね。わかりやすくてとってもあったかいコメントで。
生涯両親や妻をとっても大事にしたってのも、惹かれました。

この有名な建築家を
どれだけ理解してるんだ?って言われたらそれまでだけど、
構造うんぬんはともかく、(構造力学なんて授業もあったな、落としたっけかな)
ただ、好きなものは好きだなということで…(^_^;)

マルセイユに設計した集合住宅ユニテ・ダビタシオン、いいですねー
私が住みたいとおもっているメゾネットに、太陽光を考慮して設計されたカラフルなバルコニー。
まずありえないけど住みたい~(#^.^#)(でも住みたい人のすごい順番待ちだそう)

びっくりしたのが、最近日本の大規模マンションに増えつつある、
総合設備が、そこにも完備されていること。(郵便局やプール、保育園、レストラン、商店街つき)
これって、今に発明されたことじゃなかったんだーと感心してしまいました。
1945年(終戦の年?)に、337戸の集合住宅って発想だけでもすごいのに。

実物を見てみたい。

投稿者 hisui : 22:38 | コメント (4)