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2006年11月26日
「百年恋歌(最好的時光)」
監督:候孝賢(ホウ・シャオシェン)
出演:張震(チャン・チェン)
舒淇(スー・チー)
これまた、半月ほど前に観にいった書きかけを、
いまごろまとめてアップします。
シネスイッチ銀座。
この映画館のレディースディは、金曜日なのですね。
ヤラレタ・・・(゜▽゜)
張震。彼、ウォン・カーウァイの「ブエノスアイレス」にもでていたのかぁ。。。
全く覚えがナイ・・・^^;
時代の違う三つの恋の物語オムニバスにまとめた作品でした。
男性はどれも、張震 女性は舒淇。
第一部 1966年→ビリヤード場の少女と青年 (手紙)
第二部 1911年→辛亥革命あたりの時代の高官と芸姐(書簡)
第三部 2005年→グランジミュージシャンの少女とワカモノ。(ケータイメール)
「手紙」=”文字で思いを伝える方法”
がそれぞれの時代で変っていくのが面白いなぁと。
第一部は、すきだった子がもうその店にはいないから、
たまたまその店にいた後任の女の子と、、、という
展開がいまいち入り込めなかったけど、
ビリヤード場の女の子との美しさとレトロな衣装と
雰囲気に入り込みました。
それにしても、台湾のビリヤード場には、ああいう、点数を数えたり相手をする
美女がいたのでしょうか。^^;
私が好きだったのは第二部。高官と芸姐。
音声はなしで、中国語の字幕(と、日本語の訳)がでるんですけど、
くちのうごきと表情が浮かび上がって、とっても雰囲気がでてました。
無音なので油断すると眠くなり。。
そうなところを、
美しすぎる芸姐の舒淇が、悲しい風習とともに
好きな人のいる座敷で声を張り上げて無音で謳うシーンがとっても印象的でした。
その後 一転 第三部の現代の恋愛は
少なくとも身分に縛られることはなくていいねー
と思うけれど、
自由になった分だけ新しい選択肢にやはり悩む若者がいました。
それぞれの“最好的時光”が。
投稿者 hisui : 2006年11月26日 11:55