2009.Jan.27

眩暈坂

いつものように、あの嫌な、陰鬱な雰囲気に満ち満ちている眩暈坂を下って我が家へと向かう途中、気味の悪いせ○しの男とすれ違った。
ふとすれ違いざまに振り返ると、その初老の男性は、薄気味の悪いニヤニヤ笑いを浮かべてながらこう言った。
「お若けぇのお待ちなせぇ」
「はい、何か御用でしょうか?」
すると、その男は、ニヤニヤ笑いを浮かべながら、段々と姿が見えなくなって行くのであった。
そして、ニヤニヤ笑いだけが、残像のように残っているのであった。

Sakabomb

投稿者 TEH Editors : 00:13 | 写真&カメラ

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