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2005年05月09日

”ようこそ、みなさま♪”*宝塚月組公演 「エリザベート」観劇記~


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ミュージカル「エリザベート」の主人公はこの方、
オーストリア皇后エリザベート(シシィ)=(1837-1898)
有名すぎる肖像ですが…


この女性を描いたミュージカルにすっかりはまってしまったhisuiは
去年の東宝版2回に続く、三回目の舞台に先月末行ってまいりました~。

今回は知人の方に探していただいたチケットで、
2階のセンター4列目で、ほんとに良く見えました~(*^_^*) 感謝。。

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「エリザベート」
脚本・作詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽:シルヴェスター・リーヴァイ
潤色:小池修一郎
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”ようこそ みなさま、ごきげんよう。重大発表 ありますのよ”

なんか耳に残るこのフレーズを口ずさんでは
あいかたにうんざりされている今日この頃。。。

これは
エリザベートの母バイエルン公妃ルドヴィカが
親戚一同に長女のヘレネが皇帝フランツ・ヨーゼフとお見合いをすることを
(自慢げに)発表するシーンですね~

でも、皇帝フランツ・ヨーゼフとのお見合いは
皇太后ゾフィーの思惑通りには運ばず
皇帝フランツは本命のおしとやかなヘレネより、
ついでに連れてこられたおてんばな妹のエリザベートを
気に入ってしまうのです。

”番狂わせ~おもしろい♪”がエリザベートの運命の話。

花嫁修業はバッチリの姉娘ヘレネが
予定通り皇后に選ばれていれば
妹シシィ(エリザベート)の人生も変っていただろうし、
自由奔放でおてんばなシシィが
窮屈な宮廷で押しつぶされることもなかっただろうし、
過激なダイエットをする必要もなかっただろうし、
死への欲求にとりつかれることも、
暗殺されることもなかっただろう。
そして、このミュージカルも生まれなかっただろうな。

今回の主役エリザベートを愛してしまう黄泉の帝王トートは、
この公演を最後に退団する月組トップの彩輝直さん。

彩輝さんのシルバーと黒の髪のトートは妖しい美しさで、細くて壊れそう。
今回はたらしたままの後ろ髪の一部をとってまとめたバージョンのへアが
かわいかった。
それにしても、美しいヅラは、さすがは made by アデランス(知人情報)ですね。

今回の公演を観るにあたって、
1996年の星組の「エリザベート」のDVDを観て予習をしました。
そのときにはハンガリーの革命家(ちょい役)で登場した彩輝さんが
今回の主役トートと比べて、そのオーラの変貌ぶりに圧倒されました~^_^;
やっぱトップってすごいなー。

今回の面白いところはいままで歴代娘役が演じてきた
タイトルロールのエリザベートを
男役の瀬奈じゅんさんが演じたところ。
私個人的には、気になったところが一点。
10代の少女のころから、暗殺されるまで幅広い年代を
演じなくてはいけないわけで 当然年々声も
(悲しいシーンが多いのもありますが)太く低くなってきます。
そうなると、どうも瀬奈さんの声が男役っぽくなってしまうのが気になりました。

それから物語の進行にかかせない 暗殺者ルイジ・ルキーニ。
今回は霧矢大夢さん。ユーモアたっぷり幅広くてよかったです。
でもなにより、フィナーレの群舞のダンスが他の人と同じ動きをしてるのに、他の人と何かが違う!
って輝きっぷりでした。

今年の秋には、また東宝でやるそうです「エリザベート」。(一路真輝、山口祐一郎/内野聖陽)
何度観ても、ますますはまりそうです。

投稿者 hisui : 2005年05月09日 16:32

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