2009
年度上期の旅 総括 (2009年10月8日全面公開)2009年9月14日公開開始(2009年9月14日)とりあえず文面だけだが公開しておく。順次更新する予定である。
表題のとおり、「夏旅」の総括というわけではない。青春
18きっぷの使用日が9月に入ってしまったから夏旅ではない、という理由ではない。実は、この8月と9月の旅程の多くは、思考的には4月から続いていた一連の旅程なのである。
★★★一応、夏旅としても総括してみる。★★★
夏の青春
18きっぷも使ったし、夏旅の計画もあったので、一応記しておく。JR九州関連で「ありがとうブルートレイン第3弾」という企画があった。私は「ありがとうブルートレイン企画」には大して関心が無かったのだが、夜行運転の「富士号」で鹿児島中央へ向かうということで、第3弾には強く関心を抱いた。A寝台の追加額が11,800円もするのが納得いかなかったが、それでも申し込んでみた。7月31日からの「ありがとうブルートレイン第3弾」の抽選に外れた。この日程の抽選に外れたので8月29日からの日程にも応募したが、これにも外れてしまった。
さらに、
JR東海関連で紀勢本線全通50周年記念「団体列車で行く紀伊半島一周の旅」という企画があった。これは「サロンカーなにわ」に乗車できる貴重な機会であったが、衆院の解散総選挙の前日等に重なるので残席があるにもかかわらず申し込む事ができなかった。抽選に外れたり、パソコンの故障への対応があったり、選挙の対応があったりで、うまく旅程の組めない夏になってしまったのであった。
この夏から秋にかけて出かけた中で、目的地志向や目的物志向の旅行という認識を持てるのは下記の
5点ぐらいである。2009
年6月13日(土) 赤沢自然休養林/赤沢森林鉄道2009
年7月11日(土) 「臨時特急リゾート踊り子91号」…伊豆急黒船電車による南武線臨時特急2009
年7月25日(土) 「臨時快速ポートトレイン横濱号」…お座敷電車で武蔵野貨物線、高島貨物線を行く2009
年8月15日(土) 長良川鉄道で訪ねる、徹夜踊り当日の郡上八幡2009
年9月5日(土) 「寝台特急あけぼの号」…上野から大宮まで「ゴロンとシート」に乗車
鉄道旅行としては2008年夏に最高の盛り上がりがあり、今年2009年夏は帰省を中心としたこぢんまりした旅程になるだろうと思っていた。そのような気持ちもあって、青春18きっぷの利用を用務にも振り分けた。そうは言うものの、旅行と帰省と用務を厳密に区別するのは難しい。
★★★
2009年度上期の旅の総括★★★もう一つの切り口から総括しておこう。実は、この
8月と9月の旅程の多くは、思考的には4月から続いていた一連の旅程なのである。ちょうど年度の前半にあたる期間を覆っているので上期の総括としてみる。出かけた目的を詳述できない歯痒さがあるが、用務で出かけた記録だけを記しておこう。実は、三重県紀北町へも福島県須賀川市へも同じ目的で出かけていたのである。
2009
年4月3日(金) 紀北町 鉄道…春の青春18きっぷ5日目2009
年4月18日(土) 紀北町 自家用車…紀伊半島一周2009
年6月13日(土) 紀北町 自家用車…1日1,100kmの強行旅程1回目2009
年7月4日(土) 紀北町 自家用車…1日1,100kmの強行旅程2回目2009
年7月21日(火) 須賀川市 鉄道…夏の青春18きっぷ1日目2009
年8月12日(水) 紀北町 鉄道…夏の青春18きっぷ2日目 ⇒そのまま関西の実家へ帰省2009
年9月5日(土) 須賀川市 鉄道…夏の青春18きっぷ5日目 ⇒その後、「あけぼの号」乗車2009
年9月12日(土) 須賀川市 自家用車翌
9月13日に関係者に文書や礼の品を発送する事によって、一応の決着を見たと思う。今から思えば、2006年10月に須賀川市を3回訪ねた謎解きの旅は、ほんの序章に過ぎなかったと言っても過言ではない。2006年10月から後も須賀川市へは何度か行っていたが、上述のとおり、2009年春から再び調査を行う為に出かけるようになったのである。さずがに立て続けに同じ所へ何度も行っていると、旅行というよりは単なる長距離移動のように思えてきた。また、私の自宅からだと、須賀川市への往復の距離は紀北町への片道程度の距離なので、
9月に自家用車で須賀川市へ行った時にはさほど遠くまで行った気分にさえならなかった。今後、これらの方面へ出かけても、よほど変わった事でも無い限り公開する事は無いと思う。紀北町、須賀川市、メルセデス…正体がばれてしまいそうなのでこれくらいにしておこう。
(ここまで
2009年9月14日公開)(ここから
2009年9月27日公開)★★★
2009年夏の青春18きっぷの旅、およびその周辺事項の総括★★★2009
年7月21日(火) 青春18きっぷ1日目、須賀川市2009
年8月12日(水) 青春18きっぷ2日目、紀北町⇒そのまま関西の実家へ帰省2009
年8月15日(水)〜16日(日) 青春18きっぷ3日目〜4日目、郡上八幡⇒東京の自宅へUターン2009
年9月5日(土) 青春18きっぷ5日目、須賀川市⇒その後、「あけぼの号」乗車以下に記す。
2009
年7月21日(火) 青春18きっぷ1日目用務で福島県須賀川市へ行ってきた。この日は休みだが、翌日は通常通り朝から出勤なのでなるべく早い時間に自宅に帰れるように旅程を組んだ。水郡線の時刻に合わせる以外に選択肢が無いので、往路復路ともに水戸経由となった。ただし、復路においては水戸から小山までせっかくいい時間帯に列車があったので、初めて水戸線に乗った。水戸線は貨物の線路跡がよく目に付く路線であった。
2009
年8月11日(火)下りの「ムーンライトながら」に乗るにあたって、今回は初めて小田原から乗り込む事にした。夜行列車にはなるべく早い時間に乗り込みたいと考えているが、今回は変わった方法にしたかったのである。
小田原までは小田急線で向かう。小田急と
私は都心より西に住んでおり、東側の東京駅へ向かうよりも、時間に余裕を持たせつつも小田原駅へ向かう方が自宅を遅く出発できる。しかも、かかる運賃だってその方が安いのである。
この時間帯の小田急線は通勤形車両ばかりであり、当然ながら停車するたびに片側
4枚の扉が開く。夏だからいいがそれ以外の季節にはこの旅程はやめておこうと思った。2009
年8月12日(水) 青春18きっぷ2日目
0時頃の小田原駅では、「ムーンライトながら」の指定券を持っていないと青春18きっぷで改札を通してもらえない。
この先は三重県紀北町に立ち寄ってから帰省する。紀北町の紀勢本線相賀駅へ向かうには 多気から先は
329C以外に選択肢は無い。時間に余裕があるので寄り道する事にした。せっかく出かけるのだからできるだけ違う道を通ってみたいのだ。
余裕ある時間を利用して大垣から桑名まで養老鉄道に乗った。この路線に乗るのは初めてである。養老鉄道は以前は近鉄の路線であった。桑名駅は、前回は気づかなかったのだが、養老鉄道線、近鉄線、
JR線が改札内で繋がっている。
紀北町から戻る際に津駅にて食事にした。ここも近鉄線と
JR線が改札内で繋がっている。
紀勢本線全通
50周年という事で、基点の亀山駅には上掲の写真のような展示がなされていた。
関西本線伊賀上野経由で関西の実家へ帰省した。何度か乗った事があるが興味深い路線である。亀山⇔加茂間は完全なローカル線であるが、随所に往年の幹線らしさが垣間見える。また、この区間の乗客がそれほど少ないとも思えない。
奈良駅は高架化工事が進行中である。桜井線乗り場だけがまだ地平ホームで残っている。
2009
年8月15日(土) 青春18きっぷ3日目私は祭が好きであり、有名な郡上おどりにも以前から関心があった。
帰省の
Uターンの時によく乗る上りの「快速ムーンライトながら号」に乗り込む前に郡上八幡に立ち寄るような旅程を考えてみた事もあった。しかし、郡上八幡は岐阜駅から意外と遠く、時間もお金も結構かかる。郡上八幡への足となる長良川鉄道は、
1986年までは国鉄越美南線であった。つまり、そのまま国鉄からJR化されたままであったならば、青春18きっぷで行けたのである。「臨時快速ムーンライトながら号」は以前の「快速ムーンライトながら号」とは異なり、大垣発車時刻が早まっている。よく調べてみると、郡上八幡で上り最終列車に乗ったとしたら「ムーンライトながら」に乗れなくなってしまうのだ。つまり、
20時から始まる徹夜踊りを見る事ができないというわけだ。不定期化された「ムーンライトながら」はこの先いつまで走ってくれるかわからない。
2社間に跨って運転されているので、JR東日本管内だけで運転される「ムーンライト信州」や「ムーンライトえちご」よりもはやく消える可能性は高い。実際に、「ムーンライト信州」と「ムーンライトえちご」は、「ムーンライトながら」が運転されない時期にも設定されている。そのような事情もあり、「ムーンライトながら」が運転されている今のうちに郡上八幡を訪ねようと決心したのであった。
このような祭関係は、日程が合わないと訪問できない。この夏は、私の夏休みの
Uターンの日程と郡上おどりの徹夜踊りの日程が重なったから実現したのである。しかしながら、前述のとおり、20時過ぎまで郡上八幡に滞在する事は困難なので、踊りそのものは見るのを諦めて、祭当日の雰囲気や城下町らしさが残された街並みを楽しもうと考えた。
郡上八幡へ立ち寄ってから上りの「ムーンライトながら」に乗る為には、その日のうちに東京の自宅へ帰り着ける時間帯に関西を出発する事になる。つまり、青春
18きっぷ1日分でそのまま帰宅するか、もう1日分使って郡上八幡を訪問するかの選択となるのだ。今回は青春18きっぷ3日目と4日目を使った。
長良川鉄道の「一日フリー切符」を利用した。これは
2,000円で、土曜日・日曜日及び祝日に全線乗り放題である。長良川鉄道には「一日郡上八幡クーポン」というのもある。こちらは
2,650円で、美濃太田駅〜郡上八幡駅の往復切符+博覧館入館券+八幡城入場券である。しかし、博覧館と八幡城の共通券は600円であり、これと「一日フリー切符」を併せても2,600円である。「一日郡上八幡クーポン」の2,650円はおかしな料金設定だと思う。フリーキップがあるのならば本当は終点まで乗ってみたい。また、郡上おどりの徹夜踊りと日を同じくして長良川鉄道の沿線で白鳥おどりの徹夜踊りも開催される。どちらの町も訪ねてみたいと思った。しかしながら、両方訪ねるにはかなり早く起床しなければならず、また、当日は関西で友人に会ったり、墓参りに行ったりもしたいので、長良川鉄道に関しては郡上八幡までの乗車とした。
郡上八幡…城下町らしさが意識的に残された美しい街並み
2009
年9月5日(土) 青春18きっぷ5日目 ⇒別コーナー「寝台特急あけぼの号」前述のとおり、この夏はあまりうまく旅程を組めず、青春
18きっぷ5日目をどう使おうか考えていた。結局、須賀川市まで自家用車で行く予定を前倒しにして青春18きっぷで行ってきた。しかし、この日は用務を果たせず、また、旅程としても未乗路線への寄り道もできず、無駄足に近いような外出になってしまった。だが、このまま帰る私ではない。復路の東北本線を乗車中に思い立ち、「寝台特急あけぼの号」に乗る事にした。「寝台特急あけぼの号」には「ゴロンとシート」と呼ばれる普通車指定席扱いの寝台車が連結されている。首都圏において近距離だけでも「ブルートレイン・寝台車」を気軽に体験できる「寝台特急あけぼの号」が前から気になっていたのだ。
宇都宮駅のみどりの窓口で「寝台特急あけぼの号」の特急券を購入した。乗車券が無いと乗れない旨を美人窓口氏から
2〜3回言われた。そうは言うものの、宇都宮から乗る「快速ラビット号(3538M)」の上野到着は21:13であり、「寝台特急あけぼの号」の上野発車は21:15である。無事に乗れるかどうか怪しい。もしも「快速ラビット号(3538M)」に遅延が発生した場合、理由を伝えれば特急券は払い戻してくれるかもしれない。しかし、乗車券はそのまま使えると言われるかもしれない。そのようなわけで事前に購入するのは特急券だけにしておいた。窓口氏は訝しげな表情を浮かべていたが、後に私は「寝台特急あけぼの号」の車内で乗車券を購入している。「快速ラビット号(
3538M)」は上野駅14番線に着く。隣の13番線には茶色いEF64-37を先頭にした「寝台特急あけぼの号」の姿があり、多くの人がカメラを構えていた。上野駅に到着したものの、自分は乗り換えに不便な位置に居た。急いで13番線に向かった。発車1分前の案内放送が入った。
上野21:15→大宮21:39 2021レ「寝台特急あけぼの号」 24系客車9連 オハネフ24-12 EF64-37
「寝台特急あけぼの号」
2021レ 上野21:15→青森(翌日)9:56
初めて
24形B寝台車に乗った。3段式を2段式に改造した痕跡が見られる。
EF64-37を先頭に大宮を発車する、青森行き「寝台特急あけぼの号」。
用務や帰省の中にも、旅行の要素をふんだんに取り込んでいる。我ながら旅程作りが見事だと思う。
(ここまで
2009年9月27日公開)
(ここから
2009年10月5日公開)★追記:スマート
ICを初めて利用した★2009
年9月12日(土)
東北自動車道上り線鏡石スマート
IC…住宅地から鏡石PAへと入るのだが、入ってすぐの右折は禁止なので、PAの設備は利用できない。(ここまで
2009年10月8日公開)
→
2009年9月27日追記 (青春18きっぷの旅、およびその周辺事項の総括)→
2009年10月5日追記 (長良川鉄道で訪ねる、徹夜踊り当日の郡上八幡)→
2009年10月8日追記 (「寝台特急あけぼの号」 / 初めてのスマートIC)