銀河ファンタジー『虫喰の森』つむぎ書ぼう(第1刷発行:2/18/2025)を刊行しました平井 としお

最終更新日:Mar 2 2025

武蔵野蝶暦1990

2023

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目次

小学生の頃は、アゲハチョウの仲間やオオムラサキを飼育していた。あるとき、近所のエノキにヒオドシチョウの幼虫が大発生しているのを発見した。あれから60年以上が過ぎた今でも、エノキから羽化した大量のヒオドシチョウが羽ばたく様子が目に焼きついている。でも、本当だったのだろうか。思い込みによる夢か幻だったのでは・・・・・、ふと頭をよぎることがある。

 蝶は卵、幼虫、蛹、成虫へと完全変態を遂げる。特に、幼虫とは似ても似つかぬ美しい姿で蝶にメタモルフォーゼする様子は幼心になぜだろうという強い思いと自然の神秘に感動を覚えた。今では、アポトーシスと呼ばれる現象で、蛹の期間に古い細胞が予めプログラムされた細胞死を迎え、新たな細胞が生まれ成虫を形成することが明らかになっている。 

 ともあれメタモルフォーゼの不思議さが、その後の私の人生に大きな影響を与えたことは確かである。いつしか薬学の世界にどっぷりつかり、たいした功績もなく、三流科学者として人生の黄昏時を迎えている。

 蝶に始まり蝶に終わるでもないが、1985年にオオムラサキと久しぶりに再会して以来、これまで24年間、機会があれば週末と休暇を利用して蝶の観察を続けている。当初はフィルムカメラで、ネガをスキャナーでパソコンに取り込んでいたが、2004からペンタックスのデジタル一眼レフPENTAX istDを使うようになり、2007年にはPENTAX K100Dを購入し、2016年からはワンランクグレードを上げてCanon EOS 7D Mark IIを使いこなそうと努力している。

 24年間に写真に収めた蝶は150種を超える。興味ある方は楽しんで頂きたい。一つ二つ肉眼では同定不足でtry to guessの種も含まれるが、いずれ明らかにしていきたい。ところどころ古い解説をupdateもなく載せているが、これらも適宜updateしながら、少しは専門の薬学的匂いを醸し出しつつ拡張していければと思っている。日本に生息する蝶をすべて写真に収めるのが細やかな夢の一つではあるが、離島を訪たり険しい山登りをするには少々年を重ね過ぎているので、前途は多難である・・・。

                             (20197月)

今を去ること24年前の1995815日、武蔵丘陵森林公園の雑木林のクヌギの樹で1頭のメスのオオムラサキに出会った。すぐ下にはメスのカブトムシも観察された。共に産卵という大仕事を終えて静かに残り少ない余生を楽しんでいるかのようで、そこだけ時間がゆっくり流れていた。幼少以来随分と久しぶりに、捕虫網をカメラに代えて蝶の観察を再開した記念すべき日であった。

日本の蝶-フィールドフォトダイアリー
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