★★★ウェブサイトの更新をこれにて一区切り (2016922日 秋分の日)★★★

 これが最後の新ネタだと思う。

 2012年にパソコンが壊れてウェブサイト編集用に古いパソコンを別途起動しなくてはならなくなり、その頃から更新頻度が落ちた。また、ほぼ同時期には、ウェブサイトのサーバの容量が限界に達しており、新しいネタを公開するためにはその前に古いネタをいくつか選んで削除しなければならなかった。容量を気にするゆえに思うように記述できなくなってきた事ももどかしかったし、趣味以外の思いを記すコーナーを削除したのも寂しかった。

 今後、お出かけも趣味もその他の思いも、ブログに移行させる事にした。ブログとかツイッターとか興味が無かったのだが、言いたい事を言う場所だけは維持したいと考えた結果だ。文はブログに、画像は主に動画サイトに移行させる。本当は、「さようなら鉄道趣味」というネタを3月に公開後、7月に鉄道模型を最後に購入したあたりで移行させたかったのだが、いろいろ忙しくて延びてしまったのであった。

 もっと言えば、数年前はアクセス数が平日に300程度、土休日に400程度あり、アクセス数を追い求めていたわけではないものの、それらを分散させる事が惜しいと思って一つのウェブサイトだけに留めていた。しかし近年は、上述のように思うように記せなくなったり、公開したいネタがなくなってくるに伴ってアクセス数も減少し、このサイトへの私自身の思いも希薄になってきていた。

 

 今回公開する旅行記は、8月のネタだけにした。9月後半の休日にも出かけて、さらに5月の京都や、7月の丹沢大山、夏の原付ラストランをも含めて「2016年度上期の旅行のまとめ」という形にしようかとも迷ったが、結局やめた。

 

★★この夏休みを最後に原付バイクを降りた★★

 この夏の帰省の旅程と少し関係があるので、簡単に触れておく。

 廃車手続きする直前に多摩丘陵周辺を再度走ってきた。後からいろいろ調べてみたところ、町田市の大泉寺バス停や、日野市の百草園の急坂など、私と同じような所を好んで訪ねる人が結構いるみたいだ。私個人的には重点的なテーマと言う程ではないので、ここでは写真を公開しない。

 

★★さようなら青春18きっぷ_1★★

 この夏、実際に使うつもりで昨夏同様に青春18きっぷを購入した。

 時刻表も購入した。改めてよく見ると、「ムーンライト信州」で出発して北陸を通る事にうまみがなくなった。

 さて、帰省に出発したい当日に「ムーンライトながら」の空席が時々出ている事は、えきねっとの画面で知っていた。しかし、どうしても予約を確定させる気になれなかった。近年は名古屋から関西本線に乗り換えて片町線で交野市へ向かう事が多く、今回もその予定にしていたが、とりわけ目新しさや面白さもなく、「ムーンライトながら」の車内もしんどいので、やめた。

 

★★2016813日(土) 帰省★★

 場合によっては親族の誰かから使っていない原付をもらってこようかと考えていたので、往復乗車券は買わない。せっかくだし、北陸経由で関西へ向かおうかと考えた。ところが、北陸新幹線も東海道新幹線もどちらも満席だ。自由席に乗るために何本待たなければいいのかわからないので、おもしろくはないが列車の本数が多い東海道新幹線を選んだ。やはり便利さは東海道新幹線が随一だ。

 新幹線で出発すると決めた時点で青春18きっぷを完全に使わない事に決めた。1日分でも使ってしまうと後が面倒なので、未使用のまま後日払い戻す事にした。

 

  東京8:40→新大阪11:13「東海道新幹線のぞみ157号」786-5501

 

  新大阪→大阪

 在来線に遅れが出ているようで、新快速と各駅停車が同時に入線してきた。先に扉が開いた新快速に乗り込んだ。なんと、後から発車した各駅停車がぐんぐん追い上げてきて、大阪駅にはそちらが先着した。これには驚いた。

 

  京阪交野線

 リトルツインスターズの七夕ラッピング電車が見られた。スタンプラリーもあった。

 

★★2016817日(水) Uターン★★

 東海道経由の往復乗車券を買っていないせっかくの機会なので、北陸経由でUターンする事にした。高崎で降りて八高線経由にしようかとも考えた。私の近所には大宮から新幹線を利用する人も多い。しかし、どこで新幹線を乗り換えるかというのは、言い出すときりがない。往路の場合、小海線経由で佐久平での乗り換えを考えた事もあった。

 午前に用事があったので、残念ながら出発が遅くなった。金沢や北陸新幹線をじゅうぶんに楽しめないが、これは仕方がない。せめて北陸本線だけでも楽しめればよい。新幹線は上野まで乗る事にした。上野→東京間は一律210円高くなるので、終電間際でもない限り上野で下車すればいいと思う。

 

  大阪15:12→金沢17:56「特急サンダーバード29号」モハ683-5405

 今回は3両増結の12両編成だ。9号車の後ろ側に乗降扉がない旨の放送がなされた。どうして12号車についてその案内がなかったのだろうか。

 北陸本線の武生駅と鯖江駅は隣接しているが、どちらも特急停車駅として実際に栄えている。

 福井駅では、新幹線用の高架をえちぜん鉄道が暫定的に使用している。

 「特急サンダーバード」は本当に速くて驚いた。全国的に、最高速度こそ高いが速達性がそれほどではない列車とか、高速走行での迫力だけは魅力ある列車はある。しかし、「特急サンダーバード」は静かで快適でありながら、本当に速いのだ。感激した。

 

  金沢19:02→上野22:06「北陸新幹線はくたか576号」E726-209

 金沢→高崎、初乗車。

 サンダーバード接続待ちのため1分遅れで金沢を発車。

 

 新高岡や富山での下車が多かった。大阪・米原方面と富山の間を金沢で分断したのは間違いだったと思う。

 新高岡駅利用の人だけはいいかもしれない。金沢で接続する特急料金が乗り継ぎ割引で半額になるのは共通であるが、新高岡⇔金沢間は、距離はそこそこあるのに隣接駅間の特定料金だし、所要時間は短いのでこの区間の時間はさほど気にならないであろう。一方、富山⇔金沢間となると急に負担が大きくなって気の毒だ。

 整備新幹線は平行在来線の切り捨てが前提とはいえ、せめて大阪・米原方面と富山までぐらいはJRのままで直通特急列車を継続すべきであったと思う。北陸新幹線が敦賀まで伸びて敦賀乗り換えとなれば、大阪⇔福井間をも含めて直通が全滅ではないか。

 

 車販は途中駅での追加の積み込みはなく、ご飯ものはほぼ売り切れ。かつて何度か食べた「峠の釜めし」しか買えなかったが、食べる物を買えただけ良かった。

 次は明るい時間帯に北陸新幹線に乗ろうと思う。

 

★★さようなら青春18きっぷ_2★★

 大学生の頃の私は、旅行の為だけに乗車券相当のきっぷを買う事に抵抗があったので、必要以外のきっぷを買う事は無かった。多くの学生が帰省用として大学生協購買部にて1日分だけ買っていたが、私は周遊券を使っていた。その当時の私は青春18きっぷを貧乏くさいものだとバカにしていた。しかし、1996年春に青春18きっぷのバラ売りが無くなった時に考えが一気に変わった。5日分で一枚のきっぷであり、これ一枚でいろんなところに行けると思ったのであった。

 2012年までは年に一枚程度使い切っていた。5日分をいかに振り分けるかを考えるのも楽しかった。やがて一枚全てを使い切るという考えが変わって20132014は使う日数分だけ購入した。

 2015年夏は一枚購入して5日分を使い切った。初日は、人と会うために大宮の鉄道博物館への往復だけに使ったゆえに、1日単位で見れば赤字前提であった。次に、帰省の往路に2日分使い、復路は青春18きっぷの予定を変更して新幹線にした。「北斗星」のラストランの見送りにも行けないぐらい具合が悪く、特に出かけたい所もなかった。その後、福島での所用に1日分使った。予定変更によって1日分残っていたが、9月に入ってから同僚の親族の葬式に行く事によってようやく使い切った。福島での白棚線以外に旅行の要素はなかった。

 2016年夏は、帰省と福島以外の1日分か2日分を旅行か所用に回そうかとも考えた。しかし、前述のとおり未使用のまま払い戻す事にした。

 

 

★★今後について★★

 以前は旅行が大好きであったが、やり尽した感があって、行きたくてたまらないほどの所はない。ネットに出回っている旅行記や前面展望動画やストリートビューがあればもうじゅうぶんだ。

 機会があれば行きたい所もあるが、もはや特定のテーマを強く追い求めて旅行する事もないだろう。容量が主な理由であるが、今までも出かけた全てを旅行記という形にしてきたわけではない。大宮の鉄道博物館は特に記すほどの思いはなかったし、各種博物館や遊園施設に行ってきても特に公開はしなかった。

 

 今後出かける所は、仕事以外では、関西への帰省と、年に1回あるかどうかの福島への所用、年に数回程度の箱根への所用ぐらいだ。鉄道での首都圏⇔関西の移動は完全にネタ切れだ。せいぜいどこかの私鉄に寄り道するぐらいしか新ネタは残されていない。箱根は有名な観光地だが、寄り道ルートさえ完全にネタ切れであり、道中の全てに旅行気分はない。極端な言い方をすれば、兵庫県姫路駅、群馬県高崎駅、福島県郡山駅、千葉県蘇我駅より遠くへ行かないと旅行の満足感を得られそうにないのである。

 

 話は大きく変わるが、それにしても、世の中には優れた作品がたくさん出回っている。感動するような動画も多いが、残念ながらそれらの多くは音楽の著作権を侵害している。私は、法を犯してまで動画を作ろうとは思わない。なによりも、長年旅行記乗車体験記を気が済むほど作ってきたので、この先気合を入れて動画まで作ろうとは思っていない。

 

 

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