鉄道廃線跡
&鉄道未成線
私は昭和
62年から鉄道廃線跡探険をやっていた。ブームがはじまる10年程前からである。中学・大学当時にやったものは一身上の都合で伏せさせていただく。その他の探険地域が増えればこのコーナーを拡張する予定である。とりわけ目新しい資料を提供できるわけではないので、当面は写真だけに留めておく。
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五新鉄道(奈良県_未成線)(2004年8月)(2004年8月16日公開)五新鉄道(奈良県_未成線)(2022年5月)(2022年5月6日公開)
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JRバス白棚線(鉄道廃線跡)(2015年8月)(2015年8月31日公開)福島県の白河と棚倉を結ぶ
JRバス白棚線は、鉄道廃線跡を転じたバス専用道を走行する。よく出かけていた須賀川市へ行く際に通ってみようと考えていたのだが、2011年3月にあの震災があり、福島県が遠くなってしまった。「行くぜ東北! レールに乗って、こりゃたまらんらん!」というわけではないが、震災後初めての福島県へ行ってきた。
白棚線のバス専用道は
60km/hで疾走するが、一般道とは異なりかなり揺れる。砂利道がほとんどだった時代には舗装された専用道はいろんな試験走行にも重宝されたみたいだが、立派な国道289号線が並行する今日では専用道の利点が見いだせないように思えた。なお、一般の人や車の立ち入りを禁じる標識には「国鉄」の文字が残っているところもある。さて、鉄路を転じたバス専用道や震災という事で思いを馳せていた事がある。気仙沼線や大船渡線のように鉄路が被災し、鉄道として復旧ができずに
BRT(バス・ラピッド・トランジット)に転じた区間がある。よくよく考えれば、不要不急で廃線になろうが、利用者がなくて廃線になろうが、災害で廃線になろうが、鉄路としては残念な事なのだ。過去にも災害を理由に放棄された鉄路はあるが、気仙沼線や大船渡線や常磐線の復旧できない区間を面白いだのロマンだのとは思えない。ここ数年、「鉄道廃線跡」を楽しんでいいのかという思いが出てきた。この趣味の本質に向き合う旅路でもあった。
●羽越本線廃隧道(
2012年8月)(2012年8月25日公開)国道
345号線や国道7号線の羽越本線沿いでは旧線跡や廃隧道が随所に見られる。
●阪和貨物線(
2011年7月)(2011年7月18日公開)長年の休止状態の後、2009年3月に正式に廃止された。杉本町駅付近を見てきたところ、踏切部分は線路が残されているが、囲われている部分は線路が撤去されている。なんか逆のような気がするが…。私は、この路線には1986年8月にミステリー列車で乗った事がある。
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土讃線 廃線跡(2011年5月)(2011年6月26日公開)土讃線は現役の路線であるが、災害対策で線路の付け替えが何度か行われており、山間部では廃線跡を随所に見る事ができる。
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南海電鉄和歌山港線 廃駅・廃線跡(2001年10月からの記録)(2007年5月4日更新)
●東京都港湾局専用線の廃線跡(
2006年5月)(2006年5月29日公開)輸送手段の転換によって
1989年に役目を終えた臨海鉄道…春海橋から撮影
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旧和歌山線(紀伊中ノ島駅)跡(2005年8月)(2005年8月27日公開)旧和歌山線跡は紀和駅に通じており、阪和線の紀伊中ノ島駅には旧和歌山線のプラットホームの遺構が見られる。手前が紀和駅方面、前方に見える築堤が阪和線である。
●山形交通尾花沢線跡(
2004年7月)→銀山温泉旅行記(2004年8月1日公開)大石田駅尾花沢口から山形交通尾花沢線跡らしき道を望む。この路線は尾花沢市の中心地との
2.6kmを結んでいたが、昭和45年に廃止された。
●南海電鉄旧加太線(
2002年12月)→原付で帰省 2002年年末南海加太線東松江駅の側で旧加太線の廃線跡を撮影する。土入川を渡る電車が走っている所は現加太線である。旧加太線は島橋・北島・和歌山市駅方面へ直進しているが、現加太線は紀ノ川駅の方へ大きく回っている。現加太線の紀ノ川⇔東松江間はかつて貨物線であった。
●国鉄下河原線跡遊歩道(1999年12月)
東京都府中市にある下河原線跡である。どうも都市部の廃線跡は遊歩道になっている物が多く、痕跡を探し出す面白味に欠ける。この廃線跡は京王線および国道
20号線と交差する。ちなみにこの府中は、かつて武蔵国の国府のあったところである。旧国府所在地で現在も栄えているところは珍しいので、こういう視点で府中を探険してみるのもいいかもしれない。
●東京都水道局第一水根橋梁(2000年2月) →秩父多摩甲斐国立公園
これは、奥多摩にある休止線であり、厳密には廃線ではない。観光鉄道に転用するのを前提に敷設されたダム建設用鉄道だが、もう何十年も置き去りである。せっかく秩父多摩甲斐国立公園をめがけて橋梁や電化規格のトンネルが残っているだけに残念である。左下は国道
411号線である。