たばこの胎児への害
たばこを吸っていたおかあさんから生まれた子供の体重が少ないことはよく知られています。でも身体が小さいだけでしょうか?。生まれてきた赤ちゃんを見ればすぐわかるのは、頭の比率が大きいこと。そう、最も影響をうけるのは脳なのです。そのため、たばこを吸っていたおかあさんから生まれた子供の知能指数は、吸わないおかあさんの子供よりも低いのです。
「いいの、身体が小さくたって、少しくらい成績が悪くたって、いい子に育ってくれれば」誰しもそう思うでしょう。でもちょっと待ってください。現在の知能指数の測定方法はは脳の一部の能力を測っているにすぎません。
脳は大きく分けて4つに分かれます。計算、知識などは後ろ側の左、音楽、美術などは後ろ側の右、手足の運動はてっぺん、人間として最も大事な判断力は前側がつかさどります。もし胎児の段階で脳の前側の発育が損なわれていたらどうなるでしょう。アメリカでは青少年犯罪を犯した子供のおかあさんは、たばこを吸っている人が多かったという統計を出しています。
アメリカの統計をそのままうのみにできないまでも、運動能力に乏しく、成績のよくない子供が(そうであってはいけないのですが)現代の日本社会の中で取り残されていく確率は高くなります。
そして最後に、「たばこを吸っていたおかあさんから生まれた子供は突然死が多い」のです。
どんな人でも、生まれてくる子供の生命や未来を奪う行為は許されません。
最低限、妊婦さんの近くでたばこを吸うのはやめましょう。
妊婦さん自身や、妊娠の可能性のある人が、たばこを吸ってはいけないのはもちろんのことです。
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