たばこをやめれば元の身体にもどるか

 たばこをやめて最初に回復するのが痰を出す力で、一週間くらいで回復する。例えば手術前、最低一週間前にたばこをやめれば肺炎を起こすことは少ない。逆にぎりぎりまで隠れて吸ってたりすると、手術はうまくいったのに肺炎で命取りなんてことになることもあるし、死なないまでもかなり苦しい思いをすることになる。

 次に血管の病気だけど、硬くなってしまった血管が、たばこを吸う前の柔らかい血管に戻ることはないけど、発作を起こす確率は減ると思う。つまり死ぬ確率は減ると思う。

 最後に発ガン性だけど、吸わない人の発ガン率に近くなるまで6〜7年かかる。だからひぐまは70才以上の人に、今からたばこをやめましょうなんてことは言わない。残りの人生、好きなことをしたほうがしあわせだもんね。でも、そういう人たちにも「小さい子供の前では決して吸わないでください」って言うことにしている。子供たちは社会全体の財産だから。

 逆にまだ子育ての続いている人には、たばこの害を説明するようにしている。子育ての真っ最中に、ガンが見つかったり、手遅れになるほど不幸なことはない。もしそうなったら、子供たちの将来に大きい影響をあたえます。できるだけ若いうちにやめたほうがいいのです。


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