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エレキモーター(エレクトリックモーター)を使う


ハンドコンとフットコン
エレキモーター(通称:エレキ)にはハンドコントロール式(通称:ハンドコン)とフットコントロール式(通称:フットコン)があります。
どちらを使うかは好みによると思いますが、風が強い時も操作性が良いのはフットコンです。
バス釣りは風が吹いている日が殆どなので釣りに集中したい場合は迷わずフットコンを勧めします。
それぞれの特徴は以下の通りです。
  フットコントロール式 ハンドコントロール式
操作性 進む方向やスイッチのON、OFFも全て足で操作出来るので両手が釣りだけの為に使えるし、風が吹いていてもボートポジションをキープしやすい。 進む方向やスイッチのON、OFFも全て手で操作するので風が強い日などはボートポジションをキープするのが大変難しい。
手軽さ 慣れるまではうまく操船出来ないので練習が必要 手で操作するので初めてでもそれほど難しくない
運搬性 モーターとシャフトとコントローラが付いているので重くて運びにくい モーターとシャフトだけなので運ぶのはそれほど大変ではない
価格 高い(ハンドコントロール式の倍くらいの値段) 安い
 

推進力
エレキにはモーターによって進む強さに強弱があり、LBS(ポンド)という単位で表わされるのが一般的です。
数字が大きいほど進む強さが強くなります。
また搭載するバッテリーの数によって強さが違います。
大体12ボルト仕様のもので30~55ポンド、24ボルト仕様のもので70~80ポンド、36ボルト仕様のもので100ポンドくらいのものが発売されています。
24ボルト以上のものは元々はバスボート用に開発されたものですが、近年はローボートにそういったハイパワーなエレキを付けている人も良く見かけます。
エンジンが使えない釣り場ではポイント移動の時間をどれだけ短縮出来るかで、釣りの効率が大幅に違ってきますので、ベテランほどハイパワーなものを好む傾向があります。ただし操船がとても難しくなりますので、初心者の方にはお勧め出来ません。
最初は12ボルト仕様のエレキの方が安全ですし、55ポンドクラスを選択しておけば移動速度もかなり速いです。

モーターガイドかミンコタか?
エレキには昔からある2大メーカー、モーターガイドとミンコタが存在していてそれぞれ特徴が異なります。
ただし、どちらが優れているという事はありません。
どちらも一長一短ですので何を重視するかで決めれば良いと思います。
  モーターガイド ミンコタ
モーターの特性 回転数重視 トルク重視
トップスピード 速い 遅い
モーター音 うるさい 静か
重量 軽い 重い
シャフト ステンレスなので障害物にヒットすると曲がる カーボンなので障害物にヒットしても元に戻るが、極端に強くヒットすると折れれる
故障 連続運転が長すぎるとスイッチや配線が焼きつく事があるが、パーツ代が安い 故障しにくいが、もし故障した時のパーツ代は高くつく
※管理人は両ブランド共に使用経験がありますが全ての製品を使った訳ではないのであくまで目安です

エレキを使う際に他に必要なもの
バッテリーと充電器も一緒に購入する必要があります。

また手漕ぎボートにフットコンを取り付ける場合にはバウデッキが必要です。

エンジン付きのレンタルボートにフットコンを取り付ける場合はクランプのみ可能な場合もありますのでその辺りは事前にレンタルボート屋さんに確認を取ってください。

一人でボートに乗る場合はバッテリーを後部に置かないと前後の重量バランスが悪くなります。
したがって3m以上の延長コードも必要になります。


初めて購入される方は、全部セットで購入するとかなりお徳になります。


エレキ使用時の注意事項(1)
全長3mよりも長いボートにエレキを付ける場合は船舶免許が必要になります。
ボートを借りる際には一度確認してみて下さい。

エレキ使用時の注意事項(2)
バッテリーの下には必ず滑り止めになるようなゴム製のシートを引くようにしてください。
そうしないと急にバッテリーが滑ってロッドを折ったり、バッテリーの重みで急に船体が傾いて最悪落水なんて事になりかねません。
(実際、管理人はこれが原因で落水しました・・・)





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