トップページバス釣りの基礎知識>リールの使いわけ





リールの使いわけ

ロッドのところで解説したとおりリールにはベイトリールとスピニングリールの2種類あります。
最近のリールは廉価な物でもとても良く出来ていて、バスを釣り上げるという点では特に問題ありません。
では高価なリールは何が違うのかということになりますが、以下のような点で違いが出てきます。

(1)ベアリングの数・・・高価なリールほど多くのベアリングが使われていてハンドルを回転させた時の滑らかさや剛性感が優れています。
(2)ボディの材質・・・高価なリールほど軽量化が図られていてマグネシウム素材などが使われています。
(3)ギヤの構造、材質・・・高価なリールほど高精度なギヤを使っていて巻き心地や巻き取る力が強く出来ています。
(4)ドラグ性能・・・高価なリールほどドラグの調整が細かく出来るようになっていたり、急にラインが大量に引き出されるような場面でもスムーズにラインが放出されるようになっています。

右巻きか左巻きかについては特にどちらが良いというのはありません。
まずはなんとなく使いやすそうな方を使ってみれば良いと思います。

ベイトリール
ベイトリールというカテゴリーの中には更に以下の使い分ける為の要素があります。
(1)ボディ形状(ロープロファイル、丸型)
(2)ギヤの巻き取り速度(ローギヤ、ノーマルギヤ、ハイギヤ)
(3)重視しているもの(スプールの回転性能、巻き取り性能)
(4)ブレーキタイプ(遠心ブレーキ、マグネットブレーキ、デジタルブレーキ)

(1)に関してはどちらにするかはリールを握った時の持ちやすさで決めれば良いと思いますが、製品によっては釣りの用途によって明確にタイプを分けてしまっている場合もあるので注意が必要です。
例)シマノ⇒カルカッタコンクエストシリーズとメタニウムシリーズ
リール名称 ボディ形状 ギヤの巻き取り速度 重視しているもの ブレーキタイプ  
カルカッタコンクエスト 丸型 ローギヤ 巻き取り性能 遠心ブレーキ iconicon
メタニウムMG ロープロファイル ハイギヤ スプールの回転性能 遠心ブレーキ iconicon
カルカッタコンクエストシリーズはローギヤで巻き取り性能重視のセッティング、メタニウムシリーズはハイギヤでスプールの回転性能重視のセッティングです。
巻物を使う時などは抜群の巻き心地のカルカッタがマッチしています。
ワームをピッチングで葦際に打ち込んでいくような釣りをする時は、テンポ良く次々と打ち返すので巻き取り速度が速く、スプールの回転性能が良くて軽いリグでもピッチングさせやすいメタニウムの方がマッチしています。

スピニングリール
使用するラインが3~6ポンドくらいが一般的なのでダイワやシマノでいう2000番か2500番を使うのが一般的です。
2500番なら琵琶湖で使うようなフロロカーボンの8ポンドでも問題ないです。
iconicon




次章:釣り場とポイント