くたくたになってボンゴロックから帰った翌日は、STCバスの中で話をした男が勧めてくれたパガへのデイトリップをする。パガには聖なるワニがいて、そのワニに座ったりすることができるとか、訳のわからないことを言っていた。
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バイクツアーの主催者 Mr. Alahssanと彼の子供 |
下の写真は、最初に行った奴隷キャンプの跡地。捕まえられた奴隷達が奴隷市場に送られるまでの間をすごした場所である。
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岩にあるたくさんのくぼみは、お皿の代わり。 奴隷達はここに食べ物を入れて食べた。 茶色のものは、農作物を干している。 | この岩のくぼみは、奴隷達の水飲み場。 |
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かつての踊りを再現してくれる村人。 | 刑罰の再現。岩の下部が削れている。 ここに奴隷の足といっしょに鎖を巻き、 拘束して炎天下にさらしたという。 |
下左の写真は、ガーナ×ブルキナファソの国境です。ゲートの向こう側がブルキナファソ。
そして中央の写真も国境。いくつかの集落を訪問しながら、この国境線に連れて行ってもらった。フェンスも何も無く、ただ国境を示す小さな石があるだけ。村人達は自由に国境を行き来する。彼らにとって、旧領主国が作った“国境線”というのはナンセンスなのである。
私も一応、不法越境しました。
一番右が、ブルキナファソから来て、パガの市場へ行く村人です。あまりにも美しい人達だったので、写真を撮ってしまいました。
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正規の国境ゲート | これも国境 ブルキナファソ側から撮影 | ブルキナファソ の村人 |
次の写真は、国境周辺にある、伝統的な住居様式の集落です。村人はとてもフレンドリーでした。なお、シリグは Mr. Alahssan の自転車ツアーでは遠すぎて行けません。翌日にトロトロで訪ねました。
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ブルキナファソ国境沿いの村にある様々な家 |
これがパガ最大のアトラクション、聖なるワニ達です。人気があって、ガーナ人観光客もたくさん訪れていました。
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生贄の鶏を貪り食う | ファーザーと呼ばれる | ワニの上に座る | ワニの尻尾を持つ |
パガへの行き方
ボルガタンガより、トロトロでナバロンゴ/NAVRONGO へ行き、そこで乗合タクシーにてパガへ。
ボルガタンガから乗合タクシーで行っても、1人6000セディだった。
自転車ツアーの Alahssan の家は、パガの池の正面(道路を渡って)にある。Bike Tour の看板あり。
ワニに座った翌々日には、カラフルなペイントが有名なシリグを訪問した。とてもカラフルな集落。しかし、運悪くチーフの息子と称する強欲な男にマネージメントされてしまい、随分たくさんのお金を払ってしまったようだ。(ボルガタンガに帰った後、そんな金は払う必要はなかったとガイドに言われた。)気をつけましょう。
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シリグの、とてもカラフルなペインテッドハウス |
シリグを訪問したとき、偶然にも国連のアナン事務総長が今日来るという話を聞いた。千載一遇の機会、当然のごとくそのセレモニー会場へ行った。村人総出の出迎え体制で、あちらこちらでダンスなんかが行われている。私が行った時の時刻は9時30分。到着予定は9時だが、遅れていて10時頃になるという。しかし、いっこうに現れない。私に話し掛けてきた村人は、朝7時から待っていて、さすがに疲れたらしい。11時過ぎになり、ついにアナン・ファミリーが到着。ようやくセレモニーが始まった。残念ながら、私はホテルのチェックアウトの時間が12時だったため、途中で切り上げ。ホテルに着いたのは1時過ぎでした。
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セレモニーの垂れ幕 | アナン氏を待ち受ける村の女性達 |
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中央がアナン事務総長 | アナン夫妻 |
シリグへの行き方
ボルガタンガからシリグ行きのトロトロが出ている。1時間弱。本数は多くないので、気長に待つこと。
ボルガタンガはガーナ北部にある小さな町であるが、見所はたくさんあり、結局ここに3泊してしまった。1日目はテングズグとボンゴロック。2日目はパガ。この日は土曜日で、私が泊まった BLACK STAR HOTEL では、毎土曜日はダンスパーティを行い、明け方近くまで音楽をがんがん流す。とても寝れたものではない。私はこの夜、ホテルで1人で夕食を食べていたら、隣の席でビールを飲んでいた地元のガーナ人グループに誘われ、一緒にビールを飲み、そしてこのダンスパーティにも巻き込まれてしまった。結局明け方もで一緒に騒いでた。このガーナ人グループとはすっかり親しくなり、翌日(3日目)も一緒に昼飯,夕飯を食べた。
そして4日目がシリグ訪問。その後、トロトロでタマレまで南下し、ここに宿泊。ここでも親切なガーナ人に出会って、一緒に夕飯&ビールをエンジョイ。翌朝早く、彼はホテルまで迎えに来てくれて、クマシ行きの乗り物(トロトロ)を探してくれた。彼のおかげですんなりクマシまで戻ることができた。前日にSTCバス乗り場へ行ったら、チケットはすべて売り切れだったのだ。そして、その日のうちにタマレークマシーアクラーテマという大移動を敢行し、夜10時過ぎに、友人Mabel&Davidの家に辿り着いた。
たくさんの親切なガーナ人に出会い、彼らの世話になり、助けられたおかげで、大変楽しい旅をすることができた。いつの日か、彼らと再会をしたいものである。多分、するんだろうなあ。
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