いきなりこんなもの見せられて なんだ? と思った方もいるかも知れませんが、
巡礼の道を行く際に、このようなもの持っていきます。これは、"Credencial" と言うもので、スタンプ台帳です。
巡礼をしていく途中、泊まった町で”ここにきましたよ!”という意味でスタンプを押してもらいます。
すなわち、これを見ればこの人はどこどこから、
どれくらいの期間この道を歩いているのかが一目瞭然なわけです。
そして、SANTIAGOに到着した時、この台帳をみせて、巡礼をしたという証明書を発行してもらうわけです。
ここで重要なのが、私も向こうで会った人に聞いたのですが
、この巡礼の道はこのスタンプ帳を持っていれば、いっぺんに全部の行程を行く必要がないということです。
ふつうに歩いて2ヶ月以上かかるといわれている道のりですから、
1回ですべての行程を歩ききることは難しいのです。私があった人では、
もう3年越しで歩いているという人もいました。また同様に、ピレネーから始める必要もなく、
どこから始めてもいいのです。私もBURUGOSから始めましたが、SANTIAGOでちゃんと証明書を頂きました。
この証明書には、自転車でBURUGOSからSANTIAGOまでということがちゃんと明記されています。
すなわち、証明書も人それぞれによって様々なわけです。
私があった人では、100km位を歩いたという人もいれば、オランダから歩いているという人にも会いました。
ちなみに、写真の表に載っている貝殻のマークは、巡礼の道のシンボルのようなもので、
行く道々に道標として見ることができます。
また、裏の方にも見られる帆立貝と瓢箪は昔からの巡礼者の証となっていて、みんな持っています。
では、旅行記でも見て下さい。
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