てんたろの近況報告

過去ログはこちら・・・    『華麗なる独身時代〜極道妊婦の強気な日々』   『2002年・極道ハハ1年生の日々』


2003年12月17日版 妹の結婚式 の巻

11月22日(ふーふの日だそうだ)に、軽井沢の旧軽井沢音羽の森ホテルの礼拝堂で、実妹の結婚式があった。
イベントが午前中〜昼だったので、ちびっ子連れの我が家は、万全を期して、前日から軽井沢入りし、塩沢湖近辺(車だと式場まで10分くらい)のペンションに前泊した。
このペンションは、あかちゃん対応ペンションで、門を入ると、広い庭に散らばるブランコ、すべりだい、乗り物のおもちゃ、砂場(砂場にもシャベルや熊手などのおもちゃ)・・・。お子ちゃまにとったら魅力いっぱい。
案の定、車を降りて、建物に入ろうとしても、入り口脇の砂場に座り込んで遊びだされてしまった。
建物の中にも、まるまる一部屋を使った広いキッズルームがあり、たくさんのおもちゃや室内用滑り台で大騒ぎ。詳しくは、しんたろのコーナーで。

翌日、妹の結婚式当日の朝。
結婚式に出席する衣装に身を固めてペンションからチェックアウト。その姿はすごく浮いてちょっと恥ずかしかった。
朝ごはんを食べてから、猛ダッシュで支度をしたが、本当に戦争だった。
じっとしてない・・・というか、1Fのキッズルームで遊びたがるしんたろをとっ捕まえて一張羅に着替えさせるのも大変。
寒いのでタイツをはかせてブラウス、つなぎのズボンに蝶ネクタイ、セーター。
朝ごはんの後は、うん○をすることが多い。しかし、タイツをはかせてしまうと、オムツ交換が面倒だ。ギリギリまで着替えを待って、その間に親の方が着替えをしていたが、タイムリミットが近づいてきたので、諦めて着替え強行。
こういう、忙しいときに、いつも思う。男は化粧する手間がないからいいなあ。
てんたろは、ちまたの女性ほど、しっかりびっちり化粧するわけじゃない。必要最低限だ。
それでも、最低限なりの化粧の手間はかかり、時間を要するわけで、慌ててやってもいいことはない。
着替えの終わった男性陣には一足早くキッズルームに行ってもらい、ガサガサとかたづけやら化粧やらをしていた。
子供づれは荷物も多くてね(大量のオムツ持参!)。大量の荷物を部屋から持ち出し車に積むのだ。でも、これは全部旦那にお任せしたので助かった。

挙式は、教会で親族だけで厳かに行われた。挙式中は、案の定チビっ子は静かにじっとしていられないので、旦那と共に外で待機となった。最初、親族が入場する際に、試しに・・・と旦那が息子を抱いて、てんたろと一緒に入ってみた。しかし、長いすに座って3秒ともたなかった。天井の高い教会は、チビっ子の甲高い声がやたら響きこだまする。これはイカンと、旦那と息子は退場した。妹の旦那の妹夫妻にもしんたろより7ヶ月早い男の子がおり、これまたヤンチャ。こちらは、既に無理を承知で、最初から旦那様とお子ちゃまは式場に入ることなく外で遊んでいた。天気がよくて教会のステンドグラスから日が差し込んでくるので、とても神秘的な趣。周囲も静かだし、さすが軽井沢の教会。
・・・いいえ、周囲は静かじゃあない。時々、聴こえてくるチビの声。喜んで教会の周りをグルグルと走りまわっていたそうな。・・・それで、サラウンドな声が聞こえてきたのか。
ここでいっぱい走り回って遊んだお陰で、式の後の宴では、走り回ったボクたち2名は、豪華なお子様ランチに手もつけず、ぐーぐーと終了まで眠っておった。
それにしても、あのお子様ランチ、いいお値段するだろうに、もったいない。


2003年11月4日版 いろいろ大変だった演奏会 の巻

所属するオーケストラのこの秋の演奏会も無事に終わった。
それにしても、今回の演奏会は、練習期間も少なく、アクシデントもたくさん発生して、とっても怖い演奏会だった。
私がやった一番大きなポカはでんでん虫の部屋を見てくだされ。
いつもより特に4楽章がすごく速かったんだよー!


2003年8月4日版 類は友を呼ぶ の巻

7月6日日曜日、都内のオペラシティのコンサートホールで、ベルリンフィル・ホルン8重奏のコンサートがあった。ベルリンフィルのホルン奏者8人による豪華な競演。
このコンサートは、ホルン吹きなら是非聴いてみたいと思う、世界的にも名だたる有名なホルン・プレイヤーの集団によるコンサートだった。
かねてから、このコンサートには是非行きたいと、旦那に陳情し、あっさり留守番(子守り)してるから行っておいでと、快く承諾をもらった。
そもそも、プロのコンサートをライブで聴けるなんて、すご〜〜く久しぶりのことだったので、大喜びで、全席指定のチケットを入手し、この日を心待ちにしていた。

だのに・・・。
いざ直前になって、旦那が仕事で土日オール出勤になってしまった。
両家の実家にしんたろを預けられないか、聞いてみたが、答はNO。
その頃は、ちょうど、てんたろの後追いをしはじめた頃で、じじばばも、てんたろの姿を探して泣き回ったり落ち着きなく走り回って悪戯し放題のしんたろを、とても預かれん!と、お断りされてしまった。
流石に演奏会はしんたろを連れて入れないし、困った困った。

やはり息子が大事、と、コンサートを諦めて家で留守番することも考えた。が、なぜか旦那が反対(?)。せっかくの機会だから行けという。?
そこで、究極の手段に選んだのが、ベビーシッターのサービス。
産後1ヶ月頃、一時だけベビーシッターさんをお願いしたことがあった。恥骨が開いたまま寝込んでいて動くにも両脇に松葉杖という私には、到底生後1ヶ月の息子を沐浴(お風呂)するのはなかなか大変で、その辺をお願いしていた。すごく助かった。
その記憶があったので、てんたろの場合、ベビーシッター(見知らぬ方に子どもを託すこと)には、抵抗がまったくないわけではないが、そんなに不安ではなかった。

当日は、50歳くらいの穏やかな雰囲気のご婦人が来た。おもちゃに飽きたら、DVDやビデオもありますと、操作説明をし、近所の公園を地図を見ながら紹介したり、など引継ぎを行った。そして、DVDをかけて子どもがテレビに気をとられている間に、こっそり外出した。
いやいや、こっそりじゃなかったな。なんども、行ってきます!と名前を呼んで声をかけたが、知らん振り。見向きもされなかった。DVDの歌のおにいさんおねえさんに負けた。なんか悔しいぞ。

おかげで、ゆっくりコンサートを楽しむことができた。ほんとーに、何年かぶりのプロの生演奏を聴いた。とても嬉しい。

プログラムの中間に休憩があったのだが、休憩時間にロビーに出ると、なんだか見たような顔が・・・。高校時代から吹奏楽で一緒にホルンを吹いた先輩たちだった。
やっぱり、こういうところには、声をかけあわずとも集まるのね。はっはっは。
すぐ上の先輩♀は同じくホルン吹きの旦那とふたりで来ていた。子ども達は実家に置いてきたらしい。久しぶりに会えて嬉しかった。

さて。コンサートが終わって家に帰ってみると、息子はグッスリ眠っていた。公園に行って1時間ほど遊びまくって疲れて眠ってしまったらしい。
どんなことをして遊んだとか、息子がどう過ごしていたかなどが書かれている記録カードをもらった。驚いたことに、全然困らせず良い子でしたよと報告を受けた。
えーーーーー?あのやんちゃ坊主の甘えん坊主が、てんたろがいない数時間の間、大人しく遊んでいたと?そりゃ凄い!さっすが、プロのシッターさんだ!

シッターさんが帰る矢先に息子が目覚めた。機嫌も良く大人しくおりこうさんで、これまたビックリ。
彼女がバイバーイと手を振りつつ玄関のドアを閉めるまで手をふってバイバイしていたのに、ドアが閉まった途端、ギャーと号泣された。
旦那が出かけるときにやっぱり同じシチュエーションで泣くので、行っちゃったー!という寂し泣きかと思って、なだめすかしていたのだが、途中でどうやらそうじゃないかもと思い始めた。知らないおばちゃんと2人きりで精一杯気を使っていたらしく、帰った途端に緊張の糸が切れたのと、元の甘えん坊に戻ってママーという泣きらしいのだった。

ともかく、こっちは、ベビーシッターさんについては好感触だった。また、お世話になるかもしれない。


2003年5月25日版 しんたろ初の家族旅行 の巻

GWの先駆けの4月最後の日曜日、家族3人で伊豆高原に行って1泊してきた。
宿泊先は、子連れ歓迎のペンションで、オーナーの奥方がベテラン保育士さんという。離乳食もバッチリ作ってくれる。

ペンションといえば、洋食(夕食はフランス料理っぽいコース)なのだが、我が旦那は刺身大好き。海のそばに行ってそこで採れた魚を食べないなんてありえない。
大人だけなら、旅館とか民宿とかで和食なんだけど、そうもいってられない。
幸いに、お世話になった宿では、舟盛サービスがあったから、奮発して頼んだ。でも、舟盛だと、今度は夫婦2名には多すぎた。
最後には義務のように必死で食べていた。(高い金を払ったから元を取らなきゃッ)そのあげく、てんたろはおなかをこわしてトイレの住人となってしまった。
何が悲しいって、せっかくの温泉だというのに、ゆっくり湯に浸かれなかったこと。
温泉に浸かって間もなく、温まった腸がギュルルルル・・・と活動し始め、てんたろはみるみる蒼白になった。
不幸中の幸いだったのは、家族風呂だったので、一家3人だけで入っていたこと。
息子を抱えて脱衣所に走ると、猛スピードで息子の体を拭きオムツと下着を着せた。後は旦那に任せ、自分はパジャマを着ると、脱衣所を飛び出しトイレへ一直線!
しかし、後を頼まれた旦那は、容赦なく動き回るちびっ子と3人分の着替えやらタオルやらの荷物をすべて持って部屋へ帰るのは至難の技であり、脱衣所でてんたろの帰りをひたすら待つしかなかったのだった。
てんたろがようやくひと段落したので脱衣所へ戻ると、脱衣所の熱気の中で待ちくたびれた2人がいた。
その後もてんたろはしばしばトイレに篭り、その度にママがいない!としんたろが号泣。(するのがトイレまで響いてくるので良く分かる)
そして、旦那が、本当に困ったという悲痛な声で一生懸命なだめすかしていた。(これはもっと大きい声でトイレまで筒抜けだった。)
ちなみに、部屋とトイレは建物の両端なので、間にいくつもの部屋や階段がある。ということは、我が家の大騒ぎは全館筒抜け・・・だったということだろう。

翌日は、てんたろも復活した。帰りの車での道中を考えると治ってよかった。ホントによかった。よかった、よかった。
城ケ崎海岸に行って、しんたろも初めての海を体験。海水に足をつけて遊んだ。よかった、よかった。
ということで、なんだかわかんないけど、とにかく、よかった、よかった。


2003年3月22日版 高校同窓会 の巻

昨日、母校(都立石神井(シャクジイ)高校)の吹奏楽部の、年に一度の演奏会があった。

高校の部活動の発表の場なんだけど、体育館とかじゃなくて、ちゃんと地元のホールで演奏会をする。プログラムも印刷業者で印刷製本されて本格的。
別に、うちの高校だけじゃなくて、どこもそんな感じです。(勿論手作り演奏会をしている所もあります)
うちの高校も、我々の時代はやはり、地元のホールでいっちょまえにやっていたけど、数年前は一時期、学校の体育館などで手作り演奏会をしていました。どれだけ盛大にやれるかは、予算や部活動の規模にも絡んでくるわけで。

今回は、記念すべき第25回だとかで、3部構成のステージのうち、第2部を急ごしらえの(今回限定)祝典OBバンドが賛助出演することになり、てんたろも出演のお誘いをいただいた。
だけど、残念なことに、諸事情で毎週土曜日昼間しか行われない練習はまったく参加できなかったし、本番当日も墓参りが入ってしまい本番のステージリハーサルも出られない(つまり1回も練習できない)可能性が大だったのでお断りした。
演奏会は夜、そして、その夜にてんたろはオケの練習があって(これが、見てもらう機会少ないのにすごく良い先生だったのでこっちを優先し)、結局、高校の演奏会を聴きに行くことすらできなかった。

練習が終わって、後輩OGに電話をしたら、今、同窓会(兼打上げ)が居酒屋で始まったばかりだから来いという。
遠いから嫌だと嫌がっていたら、携帯電話をてんたろの先輩たちにたらい回しにして、とどめに久しく会っていない同期にまで話させる始末。
先輩方に来いと言われると断りにくい。ずるい。
結局、てんたろは折れて1時間かけて同窓会の場へ移動した。
着いたら時間はいい時間。ハッキリ言って、駆け付け一杯ですぐ退散するような時間だったよ・・・。

ボロボロになるほど練習して(結構体育会系です。相当疲れます。)おなかが空きまくり低血糖になって目眩がしていたくらいなのに、時間がないから何も食べず、同窓会の場へ直行した。
でも、ついた頃には、もうほとんど料理はなかった(涙)。わずかに残った残骸をごみをついばむカラスのようにつまみ食いし、なんとか復活。
ビールもコップ1杯程度しか飲んでいないのにチョー空腹だったから効き目倍増!頭がグルグル回った。まるで随分飲んだかのようにほろ酔いになり、テンションも高くなり、すぐに場の雰囲気にシンクロするのはいとも簡単であった。いいのかわるいのか・・・。

しかし、久しぶりに上から下まで懐かしい人々に会えて実に嬉しかった。
都合さえついたら、絶対演奏会に出たのに!残念。もう、こういう機会はなかなかないだろうけど、もしもまたあったら、次は出てみたいなあ。面白そうだ。


2003年3月7日版 ごぶさた児童館 の巻

今月に入って、初めて息子を連れて近所の区立児童館に行ってみた。
児童館なんて、自分が行ったのは、小学生中学年の頃。懐かしいねー。
てんたろが通った(当時の)児童館は、大きな部屋1室だけで、そこで縦横無尽に走り回ったり、机でお絵かきやら工作やらしていた記憶がある。

うちの近所の児童館、興味本位で2箇所ほど行ってみた。
どっちも、広くて、いくつかの部屋に分かれている。卓球台が出ていて遊べる遊戯室とか、工作室みたいなのもある。
工作室みたいな部屋は、大きな机と何個もの椅子が置かれている。てんたろの小学校じゃこんな感じの部屋で大きな図工室とか言うのがあったな。

う〜んとちびっこなやつらの為には、幼児室みたいな和室の部屋、または畳のスペースがあった。
そこには、いろんな種類、色、大きさの積み木や、いまどきのちっちゃい子向けの玩具がいっぱい置いてあった。

うちのちびは、積み木で遊んでいたけど、積み木本来の遊び方はわかってない。
絵が描いてある積み木やら、振ると音がする積み木を持って振り回したりかじったりしながら、そこら辺をふらふらと歩き回っては、いろんなものを物色する。

専ら、正当な遊び方で積み木に取り組んでいたのは、てんたろであった。
我が子に積み木の正しい遊び方を教えようと、一生懸命積む、積む、積む!
立派なお城が完成したところで、我が子を呼ぶと、ドカドカと短い脚で走ってきたチビは、てんたろの力作にクラァ〜ッシュ!
幻のお城はボウリングのピン、チビはボウリングの玉、そんな感じの一瞬だった。ストライク。どうしてこういうときはきちんとストライク?


2003年2月12日版 こどもの城 の巻

2月11日祝日、パパ(旦那ともいう)には計画があったらしい。
息子と公園で遊んであげ(て、パパを更に好きになってもらおうと思っていたに違いない)るつもりだったらしい。
しかしながら、この日は生憎、雨上がりのどんより曇り空。天気予報では午後の降水確率も60%とか。
何より、こんな、うすら寒い日に公園にず〜〜〜っといるなんて、超ウルトラスーパー寒がりのパパには、到底無理な話だ。
でも、パパは諦めきれなかった。
どこか、しんたろを連れて遊びに行ける所はないか、最寄の大型スーパーのゲームランドに行くか、などと、煩い。もとい、熱心であった。
手元にあった情報本を使って、屋内で遊べそうな所を物色。

結局、渋谷にある、東京都児童会館か、こどもの城に行くことにした。いずれも、子供向けの遊べる施設である。
ただ、東京都児童会館は、入館も駐車も無料。ただし、17時まで。
こどもの城はバッチリ有料。だけど、17時半までやっている。たかが30分の違い。

だけど、いざ・・・・
行く場所が決まって、
天気が悪いから車で行こうということを決定して、
歩いて20分くらいかかる実家の駐車場に車を取りに行って、
車が自宅前に戻ってきて、
みんなが車に乗り込んで、
地図で道順を確認して、
サア、GO!
と、なったのは、なんと3時ジャスト!(一息で読むと息切れしそうです)
道の込み具合によっては、着いたらおしまい、なんてことにもなりかねない。

(昔もこんなことあったな。そうそう、夏、多摩動物公園に行ったとき。
 出発が午後になっちゃって、渋滞にはまって、たどり着いたら閉演1時間前。
 ライオンバスは終わりだし、ほとんどの動物が見る見る屋内の飼育小屋に戻っていくのであった。)

ちなみに、こどもの城は、青山通り沿い、渋谷と表参道の間に位置する。
東京都児童会館は、宮下公園のそばである。両者の場所はとってもとっても近い。
近いから、近所まで行ってからどっちにするか考えることにした。タダなんだから、第1希望は東京都児童会館。到着が遅くなったらこどもの城。

東京都児童会館に到着したのは、閉館1時間前の16時。しんたろは1時間も遊べれば十分と思っていたから、OKだった。
ところが、正面に行っても駐車場が見当たらない。裏だな、ということで、一通の裏道までぐるーっと一回りして、裏へ移動。
なんと、駐車場の入り口は門が閉まっている。もう遅いから終わりってこと?いやいや。通り過ぎてからわかったけど、どうやら、正面玄関の受付に断りをいれて門を開けてもらわなきゃならなかったらしい。正面の通りには車止める余地はないし、またぐるーっと回ってここに来るの面倒くさい!
ということで、こどもの城へ移動した。

駐車料金は30分で300円。16時入館だから、閉館17時半まで居たら900円。
入館料大人1人500円、小人3歳から400円。幸いしんたろはまだ1歳だから、入館チケット1000円のお買い物。

4階は、音楽エリア。
ビデオライブラリーは利用しなかったけど、覗いた感じでは、子供向けのいろんなビデオを閲覧できるビデオ専用図書室っぽかった。
てんたろ一家が遊んだのは、音楽室みたいな場所。
前の方に小さなステージがあって、ドラムとかアンプとか電子ピアノとかが置いてある。そして、イベントが行われていた。
我々が行ったときには、みんなで大合奏!タイムであった。

ステージ下は、絨毯の上を子供が座ったり走り回ったりできる。
小さな手作り楽器がいっぱい置いてあり、それを自由に使って子供達がステージのおねえさん、おにいさんの演奏&歌に合わせて、合奏していた。
小さなドラム缶に皮を張ったような小太鼓をドンドンドンと叩いたり、
500mlのペットボトル容器にビーズみたいなのを少々入れたマラカスもどきをシャカシャカシャカと振り回したり。
2枚の木製しゃもじを裏返しに合わせて手で持つ部分だけを紐でつないだ、カスタネットのようなでかい鳴子ともいえそうな楽器もあった。
息子はどうも、しゃもじが気に入ったようであったので、それを持たせて、前の方へ移動して座った。
パパも一緒になって座った・・・ら、座高がおっきいので、後ろの子がステージのお姉さんを見れない!
パパは壁際に並べられた保護者用の椅子にすごすごと移動した。

合奏タイムが終わって、さあ、みんなでおかたづけしましょう!と号令がかかり、パパもママもちびっ子もいっせいにお片づけ。
そんな中、息子だけが、おかたづけの意味を知らずにいた。
みんなが目の前の箱にしゃもじをポイしていく。(しんたろ用語注:ポイする=捨てる)
自分のお気に入りのしゃもじ楽器が、目の前の箱に山積になっていく。
ラッキー!いっぱい遊べるぞ!とか思っていたに違いない。
だから、それを取り上げて、所定の箱に返したら。号泣して寝転がってしまった。ヤレヤレ。
そして、両足で床を蹴るから、まるで背泳ぎのように上へ進んでいくのだ。これは、見ていて面白い。

3階には、大きなプレイルーム(小体育館とでもいいましょうか)があった。
いろんなエリアに分かれていて、絵本を読むエリア、フィールドアスレチックみたいなエリア、走り回れるエリア、おままごとエリア・・・いろいろある。低年齢の幼児用のマットが敷かれてちっちゃなすべり台やら布製のおもちゃがあるエリアも。しんたろはここで遊んだ。

親もそれなりに楽しんだかな。子供の遊び場って、自分も子供に返って遊んじゃうからな〜。


2003年2月7日版 結婚式に1歳児を連れて行く の巻

2月1日、旦那の従兄弟の結婚式に行ってきた。
息子を連れて家族3人での出席は初めて。まだ、1歳になって間もないチビっ子を連れて、フォーマルな場に行くのは、とっても心配だった。
でも、大人2人ならなんとかなるもんだ。行きはベビーカーに乗せて電車で行った。駅の階段とかは旦那の出番。ベビーカー毎抱えて頑張ってもらった。いや、普段デパートとかに買い物に出かけるときは、てんたろが1人でこれやっているんだから!

チャペルでの挙式は、さすがに遠慮するつもりだった。入り口までみんなについて行って(勿論ベビーカーに乗ったまま)、入り口の外で花嫁さんが父親と入っていくのを見送ろう、と、思っていた。
ところが、そこで最後の最後にどんでん返しがあった。入り口付近で、ストップして見送ろうとしていたら、客の一番最後に息子と同じくらいの坊やを抱っこしたお母さんが、やって来た。ホテルの担当のおばちゃんに、入っても大丈夫ですか?と、聞いている。特に騒がなければ大丈夫、泣いたり騒いだりしたらすぐに出ればOK、という会話を目の前でされたので、てんたろも便乗して、「うちも入っていいですか?」と聞いてみた。そのとき、うちのチビはすごく大人しくご機嫌でベビーカーに座っていたので、OKが出た。勿論、何かあればすぐ退出ということで、出入り口付近の席に座らせてもらった。

でも。てんたろは、すぐに入ったことを後悔した。式は見たかった。でも。
新郎新婦以上かもしれない、この緊張感!ドキドキハラハラ!いつチビが騒ぐか?ドキドキハラハラ・・・
最初の花嫁さんの入場は、オルガンでいつもの定番の音楽が流れ、バイトの声楽歌手と思われるソプラノのお姉さんが清らかな声で歌っていた。音楽(歌)大好き少年の息子は、これに気をとられていたので、その場はOK。
続けて賛美歌。これも、みんなで斉唱するし、ソプラノのお姉さんも歌うしで、楽しく終了。強いて言えば、立って歌うから、息子を抱っこしたままってのは重くて辛かった。

そこからが正念場。歌で楽しくなった息子は、更にご機嫌になった。ご機嫌がよくなりゃ、テンションもあがって、キャッキャッと楽しい声を上げたくなる。ましてや、みんなで合唱した後なんだから、自分も歌いたくもなるよなあ。だから、てんたろの緊張感もこの場面がピークであった。二人の誓いの言葉やらチユーなんて、チビにとっては、面白くもなんともない一連のセレモニーだもんね。どうせ、一番後ろじゃ遠すぎて、まだ不完全なちびっ子の視力じゃ見えなさそうだし。
そして・・・やっぱりというかやっとキャッキャッと甲高い声をあげた。でも、ほんの一瞬だけ。
すぐに彼の興味は違うものに集中した。これのおかげで、大いに助かった。これのおかげで以降の式の進行中はずっと大人しく遊んでいてくれた。

でもね。

それは、新宿の百貨店のフォーマル売り場で、2万円近くもかけて、わざわざ買ったばかりのコサージュ。(左胸の上につける造花の飾りのことです)
花が・・・葉っぱが・・・1枚・・・そしてまた1枚・・・と、食いちぎられてむしりとられていく・・・。

結婚式から帰ったとき、コサージュは、出かけるときに見たそれよりも、3分の2くらいの大きさになっていた。
うっかりしてたよ。コサージュなんて付けてはいけませんでした。反省。


2003年1月27日版 災難 の巻

今年は厄年しかも本厄である。だから正月に厄除けもした。
それでも、ちっちゃな災いは、ちょこちょことやってくるのである。

土曜日、オーケストラの練習に行った時、悲劇は始まった。
練習場の最寄駅に降りたてんたろは、夕方だったので、軽くおなかに入れていこうと、駅にあるマクドナルドに寄った。時間も余裕があったので別に慌てて食べていたわけじゃない。
それなのに。不幸は理由もなくやってくる。

いって〜〜〜〜〜!
噛んだ噛んだ噛みました。下唇の歯茎に限りない近い場所を思いっきり噛みました。口内炎のように白くなるのに時間もかからないほど。これから楽器を吹くというのに、なんてツイテいない。痛くて吹けないじゃないか!
おまけに、ハンバーガーから顔を出していた大好きだった筈のピクルスが、突然とても憎たらしい奴に思えてきた。しみる。痛い。(涙)

痛い口を押さえつつ、練習場にたどり着いた。やれやれ。
偶然にも練習場のロビーでたむろっていた同じ年齢の友人が、厄年のことを話題にして話した。直後、災いは友人ではなく、てんたろにちょっかいを出してきた。

駅を出てからずっとトイレに行きたかった、てんたろは、楽器を置くと大急ぎでトイレに走った。
ズポンの後ろポケットに財布を入れていた。このポケットはゆるゆるで財布がよく落っこちる、そんなことは忘れていた。
御用が終わってザーッと滝のような音が流れたしばし後、悲劇は起こった。

 ぼっちゃん。     ・・・夏目漱石の名作じゃない。・・・そこに男の子がいたわけでもない。

てんたろの財布は、この冬の寒い時に、優雅に水浴びなどを楽しんでいたのだった。 あ゛〜(涙)
でも、水を流した後だったのが、まだほんのちょっとだけ救われる。いや、そう自分を慰めるしかない。あそこに落ちたことには変わりない。もう頭の中は大パニックである。

その日、てんたろは、とっても金払いが良い(金使いが荒い)人になっていた。ふやけたお札は、たとえ福沢諭吉先生であろうと、早く縁を切りたかった。
おつりに貰った新顔のお札やコインたちは、この財布には入れたくなかったけど、入れてしまった。
プラスチックのカード類は、洗うこともできる。しかし、紙のカードは駄目だ。ポイントカード、そんなものこの際全部捨ててしまえ!

翌日、財布を購入した。


2003年1月21日版 ゲームランド の巻

最近、近場のスーパーの最上階にあるゲームランドに通うことが多くなった。
具体的にいえば、隣の赤羽駅前にあるイトーヨーカドーの6Fにゲームランドがある。ちびっ子向けのゲーセンだな。
入り口付近はちびっ子向けだけど、奥のほうは、ちょっと大きい子向けでやっぱりゲーセンにあるようなカーレースゲームとかががおいてある。
大人のゲーセンと目立って違うのは、勝つとエッチなおねーさんが脱いでいくようなマージャンのテーブルゲームとか、競馬とかギャンブル系のゲームがないってことね。
てんたろも、小学生までは、最寄の駅前にある百貨店系列の大手スーパー(今は異国のスーパーの傘下になってしまった)の屋上にあるゲームランドで、よく遊んだものだ。

和太鼓を音楽に合わせてたたいて点数を競う「太鼓の達人」はここにも置いてあった。
ドラえもんとか、おさかな天国とか、ミニモニの歌とか、ちびっ子でも馴染みのある曲がいくつも入っているから、子供達も一生懸命やっていて大人気。おまけに、あの手のゲームは決まって後ろにギャラリーが付くから、本人達も白熱するんだろうな。
一昨年、極道妊婦時代のてんたろも、登場してまもない、このゲームをゲーセンで見つけるたびに遊びまくっていた。(おなかに響くことおかまいなしで)

わが息子は、まだ、やっとあんよが始まったばかりのちびすけだから、さすがに太鼓のゲームはできない。
でも、大きい音がするし、叩くことは好きなので、他の子供がやっている様子を興味深げに見ていた。(自分もやりたそうだったな)

うちのちびすけが遊べそうなものといえば、入り口付近に所狭しと並んでいる、乗り物たち。
座って、100円とか200円とかを入れて、一定時間ぐいーんぐいーんとマッサージ器のように単調に動くアレである。
太鼓の達人のすぐ隣にある乗り物に息子を乗せておいて、てんたろは、太鼓の達人を覗き見して楽しんでいた。

ただ、息子は小さすぎて乗り物の椅子にちゃんと座れない。椅子に座っても足が届かない。まして、目の前のハンドルや楽しそうなボタンやレバーに触るには遠すぎる。
だから、立ち乗りしている。乗り物が動いている最中は、てんたろは、同乗できるものは一緒に乗って、吹っ飛ばされないように、念のため押さえている。
一緒に乗れるものが結構あって、てんたろも懐かしく楽しんでいる。でも、子供と一緒という建前があるからだけど、1人じゃ恥ずかしすぎる。
大人が一緒に乗れないものは、外からガードしている。大体は、静かにぐーんぐーん、と動くが、中には、ハードな動きで息子が左右に振り回されるものもあった。本当はそういうの見てると滑稽で面白い。けど、一応保護者のはずだから、数秒だけ振り回されるのを楽しんでから、息子を押さえてやる。

ということで、危ないということもあるし、まだ、動かない乗り物でも十分に堪能しているので、たまにはお金を入れて本当に動かすけど、ほとんどは、お金を入れずに動かない乗り物にただ乗り込んで、レバーやらハンドルやらを弄り回して遊んでいる。結構それで納得しているから、金がかからなくてありがたい。

ところが、息子がはまってしまったのは、またがって乗る機関車。ただ、ぐいーんと上下左右に動くのじゃなくて、汽笛を鳴らしながら、シュッシュッと音を立てて、簡単な線路の上を実際に走るやつである。幼いながらも、やっぱ、リアルなもののほうが楽しいらしい。ちびすけは、その場でぐらぐら揺れるだけの子供だまし的な乗り物とは違う、楽しさを良く知っている。
気持ちは分かる。しかし、それは、1回200円。

1人じゃ危ないから、当然てんたろが一緒に乗るわけである。機関車に乗ってゲームランド内をくるくる回る。当然ギャラリーが見ていて、いろんな人と目が合う。いいな、乗りたいなーといった感じの子供たちの憧れの視線、ニコニコ顔の親達の視線。う〜〜ん。やっぱり恥ずかしい。

短い周回コースを3周ほどして終了するのだが、終わっても降りようとしない。降ろすと怒る。柵の外へ出してもまた中に入ろうとする。
気持ちは分かる。しかし、それは、1回200円。  それにてんたろは恥ずかしい。

あんまり、ダダをこねるから、こっちが折れてもう1回だけ乗せてやった。
でも、やっぱり、降りようとしない。まだまだまだまだ乗る気でいるな。
気持ちは分かる。しかし、それは、1回200円。  それにてんたろは恥ずかしい。

ゲームセンターもそうなんだけど、やってるときは楽しいのさ。だけど、帰り道での、金をたくさん使ってしまった割には何も残らないあの虚しさ。
ちびすけには、金は関係ないから、楽しかったという思い出だけが残るかもしれない。ちびっ子だったてんたろもそうだった。物足りなくてまだまだ遊びたいぜと思っていた。
そして、その日の夕方は何も買わずに帰るのさ。


2003年1月3日版 初詣 の巻

元旦に、近所の王子神社に初詣に行ってきた。今年、てんたろは厄年(本厄)だそうで、念のため厄払いを受けた。
控え室で旦那としんたろに待っていてもらって、一人で。1人はちょびっと恥ずかしい。
お払いをしてもらった最後に、お神酒を貰った。まだしんたろにおっぱいをあげているてんたろは、ずーっと断酒(または減酒)してきたが、いきなり日本酒とは・・・。
ちょこっとだけならと、口をつけて一口ぐびっと飲んだ。あー。おいしい。辛口だな。
ずっと断酒していると、体に免疫がなくなったのか、わずかコップ1杯のビールでも、いい感じに酔っ払えるようになった。
そんな、てんたろが、日本酒一口。カーッとあつくなってすぐに赤くなった。寒いけど、顔だけぽかぽか。

翌2日には、てんたろの実家に行き、近所のお宮にお参りに行った。
そこは、てんたろの実家が毎年初詣に行く場所。毎年、正月には、神社で甘酒を振舞っていて、結構おいしい。
昔は、タダだったけど、「神様のお酒をタダでいただくのは」と、お賽銭のように小銭を置いていく人が増えたみたいで、最近は1杯100円になった。
そばに清酒の一升瓶が置いてあって、自由に甘酒に混ぜて飲むことができる。これはタダ。
甘酒だけでもおいしいけど、この清酒を混ぜて飲むのがすごくおいしいんだ。
てんたろは、今回は、冷酒混ぜるのは棄権して、純粋にアツアツの甘酒だけを飲んだ。風も冷たくて寒〜い外で、ふーふーしながら飲む甘酒は格別。
両親が甘酒にほっとしている間、チビだけがベビーカーの上で固まっていた。ごめんね〜。大きくなったら飲ませてあげるからね。

以上、初詣 の話 じゃなくて、初詣で酒飲んだ 話 でした。


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