ベトナム旅行記 ('00/8) ・・・ 1/4


2000年8月は、ベトナムへ旅にでました。8月10日から21日までの短期滞在です。 ベトナム編のコンテンツは、
1.クチトンネルとカオダイ教
2.ホイアンとミーソン遺跡
3.フエ;王宮とボートツアー
4.フエ;DMZツアー
5.ソンミ村
6.ローカルバスでの移動 です。

フライトルートは、関西空港−サイゴンの往復。御存知のようにベトナムは南北に長い。サイゴンに着いて、また帰国のためにサイゴンに戻るのは効率が悪い。移動手段のバスや鉄道は非常に時間がかかる。よって今回は、サイゴンから飛行機で中部に飛び、そこから徐々に南下しようという計画だ。

歩き方なんかには、空港タクシーが最初の難関とか書いてあったが、すんなりとタクシーを捕まえ、すんなりとホテルに着くことができた。サイゴン(人々は、ホーチミンシティとはいわず、サイゴンという。)は大都会であり、もの凄い数の人とバイクが走り回っている。特に道路を横断するのは、最初は至難の業だった。


1.クチトンネルとカオダイ教
サイゴン到着の翌日は、クチトンネルとカオダイ教ツアーに参加。

〔クチトンネル〕
1965年から1975年のベトナム戦争の時代、サイゴンから北西に70kmにあるクチは、ベトコンの拠点であった。アメリカ軍は空爆と枯葉剤で森をなくしたが、兵士はトンネルを掘り、地下に潜って戦いを続けた。トンネルの総距離は250kmで、3層構造になっていたという。そのトンネルは、今は超有名な観光地となっている。トンネルだけでなく、ベトコンの作った様々な罠や落し穴も展示されている。

トンネルの入口。最初、ツアーに参加した人達で入口を探したが、見つけることはできなかった。一人がかろうじて通れるだけの大きさ。ただし、観光客が入れるトンネルは別になっている。

クチの林に放置されている、地雷で破壊された戦車。

実際にトンネルに入ってみる。体をかがめてなんとか進める広さしかない。ガイドの懐中電灯がみえなくなると真っ暗になる。側道があちこちにあり、前の者を見失うと迷い込んでしまうのではと不安だった。とても蒸し暑く、トンネル内には10分もいなかったと思うが、出たときは全員汗だくになった。
トンネルのなかには、会議室,弾薬庫,病院,キッチン,寝室など戦うために必要なものすべてが備えられていた。対抗するため米軍には、トンネルを探索しベトコンを追い立てるスペシャリストが組織され、彼らは「トンネルねずみ」と呼ばれた。もちろん、トンネル内には様々な罠が仕掛けられていた。
こんなところに潜んで何年間も戦っていたとは。ベトコン恐るべしである。

〔カオダイ教〕

カオダイ教とは、1919年に起きたベトナムの新興宗教で、約300万人の信者がいる。仏教,儒教,道教,キリスト教,イスラム教をミックスした宗教らしい。サイゴンから北西に約100kmのタイニンに本部がある。ツアーはここを訪問し、礼拝を見学する。
カオダイ教本部の寺院
カオダイ教のシンボル「天眼」礼拝の様子


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