ボランティアワ−クも終了し、今日はみんなナイロビに戻るはずだった。しかし、私を含め3人は、朝5時に起床しエルザミアからすぐ近くの飛行場(はらっぱ)へ向かった。そこには4人乗り軽飛行機とパイロット兼ガイドが待っていた。そう、私達はこれでマサイ・マラ NPへ飛ぶのだ。
飛行機は思った以上に安定していた。高度約3000mを飛行、着陸前のマサイ・マラ上空で象を発見。初めて見る野生の象。無事着陸しひと安心。パイロットは、今度はドライバ−兼ガイドとなり私達を案内してくれる。車は、またも30年前のランドクル−ザ−。天井の幌を外して出発。
![]() |
シマウマとヌ−の大群である。この時期の彼らは、タンザニアのセレンゲティNPからこのマサイ・マラへ大移動をしているのである。ここはナクルと違ってひらけた草原、サバンナであり、とにかく広い。そしてシマウマとヌ−がうじゃうじゃいる。 |
しばらく行くとサファリの車が数台停まっている。ライオンがいる。ライオンを見るためにみんな停まっていたのだ。オスとメスで、夫婦らしい。これだけ人から見られるとストレスを感じると思うが逃げていかないところをみるとそうでもないのか。 | ![]() |
![]() | ついに象の群れを発見した。10数頭いる。あまり近づくと危険、襲ってくるかもしれない。でも10mぐらいまで近づいた。 |
恐れていたことがついに起きた。なにやら焦げ臭いにおいがしたかと思ったら車が止まってしまった。草原のど真ん中で。でもドライバ−は慌てる様子もなく工具箱を取り出し、インパネの下にもぐってなにやらやっている。私達もだれも慌てない。すっかりケニアの考え方に染まってしまったのか、みんななんとかなるさと思っている。私も修理を手伝う。どうやら配線がショ−トしてしまっている。燃えて切れたところをつないでヒュ−ズを交換して応急修理完了。ショ−トの原因はわからなかったが動くようにはなった。
タンザニアのセレンゲティとの国境線沿いを走る。右の写真は、国境を表す目印。向う側はタンザニア。 さらに走り、ようやく最初に着いた飛行場へ戻りサファリは終了した。とにかくスケ−ルの大きさに圧倒された旅であった。アフリカは、あらゆる意味ですごい。 | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
ホ-ムへ | 前のぺ−ジへ | 次に行く人のために |