カンボジア旅行記−その2 ('02/4-5)


3.古都ウドン訪問

カンボジア2日目は、古都ウドンへ。バイタクの値段は$10+ガソリン代$1で交渉成立。ウドンまでは1時間ちょっと。途中から道が悪くなり、対向車とすれちがうともの凄い埃にみまわれる。
ウドンの遠景
ウドンまであと約15分のところから撮影。
丘の上に建つ仏塔が見える。
このバイタク運転手の Hang はいい奴なのだが、やたらガール,ガールとか、シューティングとかうるさい。日本人は皆、ガールのところに行くとか、AK47(オートマティック・カラシニコフという旧ソ連製の銃)が撃てるとか。シューティングはともかく、日本人はそういうふうに見られているし、買春目的でくる連中もたくさんいる。

 ウドンは、かつての王都だったということと、1973年に共同通信のプノンペン支局長だった石山幸基さんという方が、このウドンからクメールルージュの解放区潜入に成功した(その後、病死)ところでもあるので興味があった。
昼飯は、Hang が交渉してハンモック付きの小屋を借り、チキン,ライス,ビール2本で$5という価格。味もおいしく、とても満足だった。

仏塔仏塔
新しい真っ白な仏塔
(一部まだ工事中)
黄金色の、モニボン王の仏塔。1891年に建てられた
アンデュオン王の仏塔

シアヌークビル(コンポンソム)

3日目の朝(22日)、プノンペンのゲストハウスを出てバスターミナルへ向かう。シアヌークビルへは大型バスで約4時間。ちゃんと1人でシートに座れ、しかも定刻どおり8時30分に出発した。いいことだけど、ちょっと物足りない???。
ホテル前の通り
ゲストハウス前の通りの風景
それはともかく、お昼過ぎにシアヌークビルのバスターミナルに到着。バイクタクシーが群がってくる。どうしようかと思っていたら、「ミリチェンダ・ゲストハウス」(“旅の宿”参照)のボードを持った男性が控えめに立っていた。プノンペン出発のときから、ここに泊まろうと思っていたのでバイタク運転手を振り切って、彼の1ボックスカーへ乗り込む。他にノルウェーからきた女性2人とこのゲストハウスへ。最初は新館の方へ案内された。とてもきれいな部屋で、見晴らしも良い。「いくら?」と聞いたら、1泊$6。「もっと安い部屋を」とお願いしたら、旧館の方で1泊$4。部屋から景色は見えないが、きれい。レストランもあり、ビーチまで歩いて5分。そのビーチが驚くほどきれいで、人も少ない。プノンペンの喧騒から逃れ、とてもリラックスできる。すっかり気に入ってしまった。

ビーチ夕日とビーチ
ゲストハウスから最も近いビクトリービーチ。
パラソルとシートのセット借用費は1日$0.25。
夕日に染まるビクトリービーチ。

翌日は、リアム・ナショナルパークへ行ってみることにした。ロンリープラネットによると、1993年にナショナルパークに認定され、広さは21,000ヘクタール。ボートトリップでは、猿や鷲やイルカが見れる(かもしれない)と書いてあった。
ボート
このボートでクルージング。
まずホテル前でバイクタクシーを捕まえ、パーク事務所までの値段交渉をする。しかし、交渉の余地は無く、往復で$5。バイクで30分ぐらいかかって到着。事務所にいたレンジャー達は、暇そうにカードゲームで遊んでいた。ボートトリップの話しを聞く。約5時間の行程で$30(ガイド料込み)。ちょっと高い。他に客は来ないだろうかと30分ぐらい待ったが誰も来そうに無い。どうしようかと思ったが、ここまで来てやめるのももったいないので決行。小舟にエンジンを取り付け、ガイド,舟の運転手,私の3人で出発。マングローブ林のなかの川を2時間ほど下り、無人のビーチへ到着。ここで1時間ほど泳いだり昼寝をした後、森の中を約30分歩いてボートへ戻る(来たときとは違う場所で待機してる)。そして川を上って事務所へ戻る。結局これだけ。動物なんてまったく見れない。まあ、いままでの経験から、この時間(真っ昼間)とこの暑さでは見れないなあとは思ったが。無人のビーチは素晴らしかった。しかし、$30はちょっと高い。結果論だが、ホテル近くのビーチでごろごろしてたほうが良かった。あと、バイクタクシーはこの間、事務所で待っていてくれる。もちろん料金は後払いなのだが、ほかの町でもどのバイクタクシーもちゃんと待機していてくれて、料金を先にくれとはけっして言わなかった。とても律儀である。
翌日は再びホテル近くのビーチでごろごろし、物売りの子供達と遊んだり。もう1日滞在しようかと思ったが、残りの日程を考えてやむなく翌25日にプノンペンに戻る。3泊4日のシアヌークビル滞在であった。次の目的地はいよいよアンコール遺跡のシェムリアップである。

川の両岸のマングローブ漁をする小船
川の両岸はマングローブが生い茂る。マングローブの近くで漁をする小舟。
無人のビーチ無人のビーチ
無人の砂浜、透きとおるような遠浅の海。


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