20分ほどでカプリ島に到着。すっかり疲れも取れ、気分良くフェリーを降りて、ホテルまでどう行くのかなーと考えていると、荷物係りのおじさんみたいな人が、私たちの泊るホテルの名前を言うので、そのおじさんに荷物を預けて指示に従うことに。
バリ島のアマンを思い出しました。
港には、明日行く「青の洞窟」のボート乗り場がありました。おじさんに連れられ、フニコラーレ(ケーブルカー)のチケットをもらい乗車。おじさんとはここでお別れ。窓から景色を見ているとすぐに到着。結構人がいっぱいいます。さすが観光地。教会のある広場からとことこ歩いて5分ほどの所に(またちょっと迷いましたが)
ホテル「La Scalinatera」はありました。このホテルはアメリカで特に有名らしいです。日本では、同じ経営のクイシサーナの方が有名ですが。
ホテルまでの途中にいっぱいブティックがありました。有名なブランドは一通りあったような。目移りしちゃいます。
このホテルは、25ansに載っていたのをたまたま切り抜いていて、良さそうだったので予約しました。
白を基調にしたエレガントなホテル。アットホームな感じが気に入って3年も通うことになったのでした。
男性スタッフの暖かいもてなしに、自然と笑顔になってしまうぐらい居心地が抜群です。(しかし女性スタッフは驚くほど無愛想です)
夜はホテルで食べることができないので、カプリの町へ食事に出かけることになりますが、
お昼は、プールサイドで色んなものを食べることができます。このイタリアンがとても美味!
これもリピーターになった要因の1つです。
玄関横にあるテラス。バーにつながっています。
朝ここで朝食をとることもできます。
しかし、みなさんほとんどルームサービスで、お部屋のテラスでお食事されているご様子。
他の宿泊客の方をほとんど見かけることはありませんでした。
フロント奥の2席だけあるテラスで、
食べておられる方を1組見かけたぐらいです。
私たちは部屋ではなくテラスで、海を眺めながらいただきました。
朝はヨーロッパの他のホテルと同じく、簡素でごくごく普通でした。
今日は、朝からカプリで1番の観光名所「青の洞窟」へ向かいました。
早起きして、ホテルで朝食を済ませ、フニコラーレで港まで降り、船着場でボートに乗り青の洞窟まで連れて行ってもらいました。ボートに乗る時、乗りなれていないもんで、ボートで膝下を強打。
悶絶!3ヶ月くらい痕が残りました。
数日歩くのも痛かったです。
船から洞窟の入場券を買い、小さなボートに移動。一緒に乗ったのは、ドイツ人と思われる1組の男女のカップル。
そのカップルの男性が無茶苦茶怖がりで、数回「待ってくれ。」を連呼。でも、その気持ちもわかるぐらい洞窟の入り口はとても狭かったです。
ボートの中に寝そべる感じで突入!船頭さんもチェーンを使って何とか無事船を洞窟にすべりこませました。でもドイツ人の男性、もう少しで岩にぶつかりそうでした。
中に入ると、それはそれは神秘の世界。
世界一美しい青の水面が静かに横たわっています。
手をつけてみましたが、ひんやーりとしていい気持ちでした。
さすが、元皇帝御用達の天然プールです。
日焼けもしないし極楽だったことと思います。
写真で見るよりも、やはり実際目にしてみるほうが断然美しいです。写真は、うまくとれませんでした。
洞窟の中にいること5分弱ほど。あっという間に外に連れ出されてしまいます。
もう少し見ていたかったなぁ。船頭さんに10ユーロチップをわたしましたが、あんまり櫂さばきがぱっとしないハズレの船頭でした。
ドイツ人の男性はぶつぶつ言い、チップは渡していなかったようです。(怒ってたものね)
帰りは再び、乗ってきた行きしなの船に乗りかえ、港まで戻りました。のんびーり船に揺られて、下からカプリ島を見上げるのも楽しかったです。
オープンカーの白いタクシーに乗って、10分から15分ぐらいとすぐ近くです。
先にヴィラ・サン・ミケーレを見学。美しい庭を見たり、景色を見たりして楽しみました。
季節柄、藤棚の藤が特に美しかったです。イタリアでは結構見かけました。
続いて近くにあるサン・ミケーレ教会を見学しました。
床一面にマヨルカ焼きのタイルが敷き詰めてあります。2階に上って見ました。
ポルトガルもタイルの装飾をよく見かけましたが、イタリアの南の方もタイルをよく使ってます。
カプリ島を見たのは大体このぐらいです。ホテルに頼めば船で島を1周したり、色んな所へ行けるみたいです。
島の観光は丸1〜2日あれば十分見て周れる大きさです。
あとの楽しみはやっぱり夜のディナーでしょうか。美味しいイタリア料理を食べられるレストランが沢山あります。
1日目はクイシサーナ、うーん、洗練されたフランス料理風でした。友人が食べた魚が臭く替えてもらうハプニングも。
雰囲気はいいけど、やはり街中のレストランで食べる方がリゾート気分を楽しめると思いました。
2日目はホテルで教えてもらったピンク色のお店カンパニーナ。日本のイタリアンフェアの時のポスターがありました。
味はまずまず美味しかったように思います。ちょっと従業員さんが無愛想だったのが、いけてなかったかな。
3日目は、Don Alfonso 1890のご子息マリオさんに教えてもらった店「オーロラ」へ。
お魚とポテトを合わせたお料理が特に美味しかったです。ワインもかなりいいのが置いてありました。
カプリ島はとても美味しいイタリアンが食べられる島です。
この後、美味しいイタリアンを求めて、これを含め3回訪れることになりました。
お陰で他の国を訪れる機会が減ってしまいました。