-Casa Bella-

南イタリアの旅/2003.D



セレブの島カプリ島

今日からカプリ島に3泊するため、ポジターノよ、さようなら〜、また来年訪れたいなーと未練を残しつつ出発。
車でまずソレントに向かいました。この道は、昨晩、Don Alfonsoへディナーを食べに行くのに、タクシーで通った道なので楽勝。 ナビをする必要もなくのんびり海岸線の景色を堪能しました。30分ほどでソレントに無事到着。
しかし、この後またまたハプニング。フェリーに乗ろうと切符を買うも、車を停めるフェリー横の駐車場が既に満車状態。
係りのお兄さんに冷たく?断られ、仕方なく他の駐車場を探すことに。私は、スーツケースの見張り番で、フェリー乗り場の前で待つことに。 すぐ見つかったらいいんだけど・・・。
しかし、待てど暮らせど友人は帰ってこない。あーん、どうしちゃったのさー。こういう時に携帯があれば便利なのになぁ。
日差しがジリジリ照り付ける中、待つこと3、40分、やっと坂の上から歩いてくる友人を発見。良かったぁー、無事だったのねー。目は涙でうるうる状態に近かったです。長かった〜、1時間以上に感じられました。 友人も全然駐車場が見つけられず、何とかガソリンスタンドの人がやっている駐車場に預かってもらったとのこと。お疲れ様でしたー。
買った切符のフェリーはとっくに出発しており、違うフェリーの切符に交換してもらいました。手数料も取られず良かったぁ。
フェリー内も満席で何とか席を確保。かんなり車の件で疲れたので、放心状態でボーっとしてました。
しかし、手荷物はしっかり抱きしめていました。何てったってここはイタリア。

20分ほどでカプリ島に到着。すっかり疲れも取れ、気分良くフェリーを降りて、ホテルまでどう行くのかなーと考えていると、荷物係りのおじさんみたいな人が、私たちの泊るホテルの名前を言うので、そのおじさんに荷物を預けて指示に従うことに。 バリ島のアマンを思い出しました。
港には、明日行く「青の洞窟」のボート乗り場がありました。おじさんに連れられ、フニコラーレ(ケーブルカー)のチケットをもらい乗車。おじさんとはここでお別れ。窓から景色を見ているとすぐに到着。結構人がいっぱいいます。さすが観光地。教会のある広場からとことこ歩いて5分ほどの所に(またちょっと迷いましたが) ホテル「La Scalinatera」はありました。このホテルはアメリカで特に有名らしいです。日本では、同じ経営のクイシサーナの方が有名ですが。 ホテルまでの途中にいっぱいブティックがありました。有名なブランドは一通りあったような。目移りしちゃいます。



HOTEL SCALINATELLA


このホテルは、25ansに載っていたのをたまたま切り抜いていて、良さそうだったので予約しました。
白を基調にしたエレガントなホテル。アットホームな感じが気に入って3年も通うことになったのでした。
男性スタッフの暖かいもてなしに、自然と笑顔になってしまうぐらい居心地が抜群です。(しかし女性スタッフは驚くほど無愛想です)
夜はホテルで食べることができないので、カプリの町へ食事に出かけることになりますが、 お昼は、プールサイドで色んなものを食べることができます。このイタリアンがとても美味!
これもリピーターになった要因の1つです。

玄関横にあるテラス。バーにつながっています。
朝ここで朝食をとることもできます。
しかし、みなさんほとんどルームサービスで、お部屋のテラスでお食事されているご様子。
他の宿泊客の方をほとんど見かけることはありませんでした。
フロント奥の2席だけあるテラスで、 食べておられる方を1組見かけたぐらいです。
私たちは部屋ではなくテラスで、海を眺めながらいただきました。
朝はヨーロッパの他のホテルと同じく、簡素でごくごく普通でした。





青の洞窟へ


今日は、朝からカプリで1番の観光名所「青の洞窟」へ向かいました。
早起きして、ホテルで朝食を済ませ、フニコラーレで港まで降り、船着場でボートに乗り青の洞窟まで連れて行ってもらいました。ボートに乗る時、乗りなれていないもんで、ボートで膝下を強打。 悶絶!3ヶ月くらい痕が残りました。
数日歩くのも痛かったです。

船から洞窟の入場券を買い、小さなボートに移動。一緒に乗ったのは、ドイツ人と思われる1組の男女のカップル。 そのカップルの男性が無茶苦茶怖がりで、数回「待ってくれ。」を連呼。でも、その気持ちもわかるぐらい洞窟の入り口はとても狭かったです。 ボートの中に寝そべる感じで突入!船頭さんもチェーンを使って何とか無事船を洞窟にすべりこませました。でもドイツ人の男性、もう少しで岩にぶつかりそうでした。

中に入ると、それはそれは神秘の世界。
世界一美しい青の水面が静かに横たわっています。
手をつけてみましたが、ひんやーりとしていい気持ちでした。 さすが、元皇帝御用達の天然プールです。
日焼けもしないし極楽だったことと思います。
写真で見るよりも、やはり実際目にしてみるほうが断然美しいです。写真は、うまくとれませんでした。
洞窟の中にいること5分弱ほど。あっという間に外に連れ出されてしまいます。 もう少し見ていたかったなぁ。船頭さんに10ユーロチップをわたしましたが、あんまり櫂さばきがぱっとしないハズレの船頭でした。 ドイツ人の男性はぶつぶつ言い、チップは渡していなかったようです。(怒ってたものね)
帰りは再び、乗ってきた行きしなの船に乗りかえ、港まで戻りました。のんびーり船に揺られて、下からカプリ島を見上げるのも楽しかったです。


カプリ島観光


今日はアナカプリ方面にある、ヴィラ・サン・ミケーレとサン・ミケーレ教会を見て回りました。
オープンカーの白いタクシーに乗って、10分から15分ぐらいとすぐ近くです。
先にヴィラ・サン・ミケーレを見学。美しい庭を見たり、景色を見たりして楽しみました。
季節柄、藤棚の藤が特に美しかったです。イタリアでは結構見かけました。
ヴィラサンミケーレからの眺め 美しい蒼い海の色

続いて近くにあるサン・ミケーレ教会を見学しました。
床一面にマヨルカ焼きのタイルが敷き詰めてあります。2階に上って見ました。
ポルトガルもタイルの装飾をよく見かけましたが、イタリアの南の方もタイルをよく使ってます。

サンミケーレ教会


カプリ島を見たのは大体このぐらいです。ホテルに頼めば船で島を1周したり、色んな所へ行けるみたいです。
島の観光は丸1〜2日あれば十分見て周れる大きさです。
あとの楽しみはやっぱり夜のディナーでしょうか。美味しいイタリア料理を食べられるレストランが沢山あります。
1日目はクイシサーナ、うーん、洗練されたフランス料理風でした。友人が食べた魚が臭く替えてもらうハプニングも。
雰囲気はいいけど、やはり街中のレストランで食べる方がリゾート気分を楽しめると思いました。
2日目はホテルで教えてもらったピンク色のお店カンパニーナ。日本のイタリアンフェアの時のポスターがありました。
味はまずまず美味しかったように思います。ちょっと従業員さんが無愛想だったのが、いけてなかったかな。
3日目は、Don Alfonso 1890のご子息マリオさんに教えてもらった店「オーロラ」へ。
お魚とポテトを合わせたお料理が特に美味しかったです。ワインもかなりいいのが置いてありました。
カプリ島はとても美味しいイタリアンが食べられる島です。
この後、美味しいイタリアンを求めて、これを含め3回訪れることになりました。
お陰で他の国を訪れる機会が減ってしまいました。



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