PHOTO LIBRARY 2001-May「シパダン−5」


●概要

前回空いていたのに気を良くしてまたまた訪れました。今回は前回ほど空いてはいませんでしたが、それでも2,3年前に比べれば随分ゆったりと過ごせました。GWの時期だけにやはり天気には恵まれました。毎日、べた凪の日が多くて写真を撮るには絶好のコンディションでした。しかし、今回はカメラの故障に泣かされました。カメラのオートフォーカスが壊れてしまい、と言ってワイド系のレンズにはマニュアルフォーカス用のギアは用意していないし、置きピンに頼らざるを得ませんでした。フィッシュアイなら置きピンでも大丈夫かと思ったのですが、甘かった。群れ系の写真はほとんどボケボケで全滅でした。海のコンディションが良かっただけに残念でした。また、今回はバラクーダの群れがほとんど出ませんでした。年々、バラクーダの数は減っているのでしょうか。たまたま少なかっただけだと信じたいところではあります。[拡大画像サイズ:18KB][スライドショー][陸上編レポート]  
「凪のシパダン島」:18KB

【1】カメ×2+ロウニンアジ

お約束のカメです。奥にももう一匹。そして背後には小さくロウニンアジがいます。伊豆なら大変珍しい被写体なんですが、ここでは他に魚が何もいないときに、仕方なく撮るといった感じです。 でも、よく見るとカメはいろいろ表情があって面白い被写体って気もしてきました。[拡大画像サイズ:43KB]  
「カメ×2+ロウニンアジ」:43KB
「ギンガメアジ壁−その1」:49KB 【2】ギンガメアジ壁−その1

前回のシパダンだとバラクーダの渦が載っていたところですが、今回は中盤を過ぎてようやくバラクーダに遭遇という感じで、しかもあまりうまく撮れなかったで、ギンガメアジに登場願いました。ギンガメアジの群れにはしょっちゅう会うし、浅いところに現れるので、手頃な被写体ではあります。初めて見たときは感動ものでしたが、最近は見慣れた景色という感じですか。[拡大画像サイズ:49KB]  
【3】ギンガメアジ壁−その2

残念ながらピンぼけ。さっきの群れよりは密度が濃く、後ろの遠くの方まで延々と群れがつながっています。聳え立つ感じがちょっと面白いかなと。[拡大画像サイズ:33KB]  
「ギンガメアジ壁−その2」:33KB
「ギンガメアジ柱」:28KB 【4】ギンガメアジ柱

これも、上と同じく「聳え立つ系」の面白さで載せてみました。群れの密度が高いので何かの構造物みたいです。波がほどんど無いので、水面を通して青空が見えます。[拡大画像サイズ:28KB]  
【5】フタスジリュウキュウスズメダイ幼魚

この魚は南の島ならどこでも見かけるありふれた魚だと思います。カメラ派ダイバーなら、あまり注目しない被写体です。しかし、写真に撮るのは意外に難しく、近寄ると珊瑚の間に隠れてしまい、少し退くとまたひょこひょこ現れます。動きはとてもかわいいです。よく見ると、ところどころのブルーがきれい。[拡大画像サイズ:27KB]  
「フタスジリュキュウスズメダイ幼魚」:27KB
「桟橋−水中から」:23KB 【6】桟橋−水中から

なにしろ波が無いのでこの手の写真がばんばん撮れました。昼食後のマターリした雰囲気のもと、桟橋直下の水中から撮りました。手摺りまで写っているとは、なんと静かな水面でしょう。じつは桟橋直下ではもっと魚を交えていろいろ撮ったのですが、全部ぼけぼけで泣く泣く廃棄しました。やはりマニュアルフォーカスのギアは必要だったかぁ。[拡大画像サイズ:23KB]  
【7】何もいない半水面

いわゆる半水面写真のつもりです。下半分1/3は水中なんですが何もいませんね。これで、コバンアジでも適当に泳いでいれば、モルディブは僕らのパラダイス!みたいな、ありふれた写真になって良かったんですが。。しかし、画面の下半分のみが水中で、しかも魚も泳いでいるというチャンスはなかなか無いし、その瞬間をきちんと撮るというのはかなり難しいものがあります。[拡大画像サイズ:29KB]  
「何もいない半水面」:29KB
「陽光のツバメウオ」:24KB 【8】陽光のツバメウオ

バラクーダポイントのエントリ地点に行くと、我々のボートしかいない。しかし、海の中もEmpty Pointでした。人がいないのは快適ではあるのですが、流れも無く、とてもバラクーダの出そうな雰囲気ではありませんでした。で、最後の方は漫然と浅場を流していたわけですが、地を這うツバメウオの小規模な群れを発見。なにしろ浅いところなので、偶然太陽の光も入りました。[拡大画像サイズ:24KB]  
【9】青空のウメイロモドキ

スタグホンクレストにて。3年前のウメイロモドキの群れを彷彿とさせましたが、規模はかなり小さかったです。かなりド派手な青色になりましたが、これも天気のおかげでしょう。[拡大画像サイズ:51KB]  
「青空のウメイロモドキ」:51KB
「クダゴンベ」:20KB 【10】クダゴンベ

じつはクダゴンベはドロップオフでは簡単に見つけることができます。居着いているヤギの種類が決まっているので、それ風のヤギをがさごそ探すと結構な確率で見つけることができました。しかし、写真に撮ろうとするとちょこまか動いて、じつは撮るのが難しいような気がしています。[拡大画像サイズ:20KB]  
【11】ツバメウオ幼魚

例の桟橋の下です。ドロップオフでマクロの写真を撮った帰りに、ちょっと立ち寄って撮ってきた一枚です。マクロレンズ(100mm)で撮ったので望遠っぽい感じで写ってます。たいてい、マクロでこの手の撮り方をすると背景が真っ暗になってしまうのですが、今回は思い切りシャッタースピードを落として撮ってみました。[拡大画像サイズ:22KB]  
「ツバメウオ幼魚」:22KB
「朝のカンムリブダイ」:22KB 【12】朝のカンムリブダイ

バラクーダポイントにて。エントリしたら水底で、いきなりカンムリブダイの群れがいました。バッファローフィッシュと言われるように、朝夕隊列を組んでざっざっと出勤、退勤していくイメージがあるのですが、この集団は水底でじっと留まっていました。もう、とっくに陽は昇っているし、すごい遅刻で出勤をあきらめたのだろうか?[拡大画像サイズ:22KB]  

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