伯爵の日常

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2006年5月7日(日)
さあて、明日から、、、

 皆様、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでした?

 楽しかったですか?

 社会人デビューしてから、この時期の重要性が身に沁みております。年度初で業務がオーバーヒート気味になるのを適度にクールダウンさせてもらえて、非常にありがたい。

 そうそう、ゴールデンウィークは本を一冊、読みました。ナショナルジオグラフィックの『モノクロ写真の撮り方』。
世界のカメラマンは特に、銀塩、デジタルにこだわっていないんだな〜、というのが率直な感想。ってゆ〜か、積極的にphotoshopによる「電子暗室」を奨励している。サスガ、19世紀に合理主義を昇華させ、世界中を荒らしまわったやつらの末裔だ。

 一時期「フィルムが無くなったら写真をやめる」とまで思っていたけど、今はそんなにいきり立ってもいない自分に気付く。
ヒロミックスが出ていたときと同じ衝撃で「フィルムなんか知らない」という天才写真家が出てくるのは、そんなに遠くない未来なのかもしれない。
平成生まれのグラビアアイドルを見たときのように「あ〜おれ、年とった」とおもうんだろうな

まあ、とにかく、皆さん、明日からがんばって生きましょう!!

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2006年5月6日(土)
がらにもなく

 今日は天気がよく、遅く起きた後、小樽に行きました。
酒を飲むことは明白だったので、バスにて、、、。

 観光客がいない、普通の小樽を見るコースだったんですよ。
もち、母校の周辺も歩きましたが、いやぁ〜、ぜんぜん知らない道があって、そこをを30分以上、ほっつきあるいても、また同じ場所に戻ってくるのは、ちょっとした冒険。

 そして、16年前の今頃、足を骨折した現場もピルグリム(巡礼)。
なぜか骨折したところがぎゅうっと痛みを感じるのでさっさと立ち去ったのですが、骨折して担ぎ込まれ、大変お世話になった渋谷整形外科さんがもう廃業なさっていたことを知り、ショック。
本当に、お世話になったんです。あ〜もっとお礼をきちんとすればよかった、と後悔ばかり。

 それにしても自分という人間は、けっして一人きりで世の中を渡ってきたわけではなく、ターニングポイントえ、いろいろな方の素晴らしいサポートを受けて生かされていることをかみ締めたのでした。
ついでに、小樽への恩返しということで、しこたま酒を飲んじまいました、、、スマソ。

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2006年5月4日(木)
何のために働くのか?

 タイトルからして重いですね。

 まあ、ゴールデンウィークの戯言として、、、

 転勤の可能性が浮上しております。しかし、小生、病弱な母親と同居しており、一緒に転居、というわけにも行きません。
まあ、この年代なんだから、支社でお勤めして帰ってきたら役がつく、ってのはありがちな会社の人事ですが、やはり一人で年老いた母親を何年か置いていくのは心配。
その間にボケが進行してしまうなどで、取り返しのつかない2年間になりそうな気がして、、、

 というわけで、きっぱり、転勤は拒否をしよう!と一人、心に決めたわけであります。
まあ、くびにはならんろうけど、これで偉くなるのは無理でしょう。

根本的には「何のために働くか?」ってことになるんですけど、これは突き詰めていくと「自分と家族の幸せのため」ってことになるんでしょう、きっと。

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2006年4月30日(日)

 おじさんの後ろ姿は、能弁ですなぁ〜。

 ところで、先日のウィンカー点滅スピードアップ事件以来、車のメンテで予期せぬ出費を強いられております。
ウィンカーの調節をお願いしたときに発覚したミドルマフラー、サイレンサー交換、と思ったら夏タイヤのスリップサイン見え&ゴムの劣化によるヒビワレで8年ぶりにタイヤ交換。さあ、これで晴れて公道に出られる!と思っていたらサイドウィンドウをディーラーの方がコンコン♪
「右のストップランプ、切れてます」だって。

 やはり機械も、あまりほったらかしにしていたらすねてしまう、ということだとシミジミ思った次第。
無機物にも、魂は存在するのだろうか???

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2006年4月30日(日)
解き放たれるとき

 「ニナライカ」という漫画を読みました。

 主人公は女子高生ニナ。バルナック型ライカで高校生活の日常を切りとりながら写真についての考えを深化させるビルディングロマンスというのは乱暴でしょうか?

 これを読むと「バルナックライカで十分じゃん」と思えてくるから不思議、、、、。レンズの距離を「だいたいこんなもんかな?」ってカンジであわせ、露出はカン。
一番大事なことは、写真を撮る、っちゅ〜ことだと、改めて気付かせてくれる。
でも決定的瞬間を捉えるためには、カメラを肉体の延長線上にまで発展させるためには「触れていたくなる」カメラを持つことも大事かな、とライカを偏愛する自己弁護でした。

 本当は「ライカ一台、レンズ一本」と、解脱したいのですが。

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2006年4月27日(木)
夜な夜な

 カメラ片手に徘徊する36歳、チョイはげオヤジ、ためです。

 最近、何もかも投げ出して転勤でもして、ほとぼりを冷ましたいなぁ〜、と思っています。

 写真がないと、死んでしまいそうですわ、、、。

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2006年4月24日(月)
車に起こった悲劇、後編

 そういえば、土曜日の日記で「明日に続く」とかいって終わってましたね。

今日はその続き、、、。

 ウインカーランプの交換程度で済むかと思いきや、サービスマンが深刻な顔をして僕を工場へと促す。
愛車がリフトにより自分の頭上に持ち上がっている。と、そこで眼に入ってきたのは、マフラーがいまや、脱落せんばかりにぷらりとぶら下がっている光景、、、、。

付け根はさびでぱっくり割れている。しばらく自分の車は「直管」で走っていたらしい。

「そのまま走ったら?」と聞くと「何アホなことを」とたしなめられた、、、。
部品が締めて9万円、、、あ〜カメラばっか買ってる場合じゃないよ〜。

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2006年4月23日(日)
CDを買う

 好きな曲、もしくはアーティストでも、CDをイマイチ、買う気になれない人っていますよね。
自分にとって、それはカーペンタースです。

 世界的スーパーユニットであることはもちろん、楽曲の完成度、ボーカルの温かみなど、休日の午前中にはぴったりなのですが、CDとして購入はしません。

やはり、彼らの局は、『ふとした瞬間にラジオから流れてくる』シチュエーションが一番似合うと思うのです。
いま、ラジオからちょうど流れてきたもんですから、そんなことをふと考えました。

 しかし、いまや、CDを購入、ということすら時代遅れなのかも、、、。

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2006年4月22日(土)
夜の遊び

 ノクチルックスを購入後、夜にカメラを持って歩きながらぱちぱち、ってことが多いです。
でも、素敵なディスプレイのお店の写真を撮っているとき、コワイお兄さんに「な・に・か?」とたずねられてドキドキ。

基本的には絞り開放固定で、シャッター速度のみ調整、という撮影方法。フィルム感度を頭に入れておけば、あまり戸惑うこともない。「写真のページ」に、『ノクチ五郎(私鉄沿線』というページをupしておきました。ノクチ開放の画像、よろしければどうぞ。

夜、車を走らせながら撮影ポイントを探していると、ウィンカーが尋常ではない速さで点滅していたので、今日、ディーラーに持ち込むと、なんと衝撃の事実が発覚!
(明日に続く、、、)

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2006年4月21日(金)
二足のわらじ

 最近、ブログをはじめたので、この日記がおろそかになってしまっているようで、、、反省。

 忙しいです、最近。そんななか、通勤のあいまにパシャパシャっとスナップを撮ってつかの間、癒されて(あ〜この言葉、嫌い)おりまする。
本当に、週末の休日が貴重なものになってきました。
そんな貴重な週末、できれば夜に、小樽の街をじっくり、撮りたいと考えています。

北海道以外の方はあまりピンと来ないでしょう。札幌から小樽は、横浜と東京ってカンジと、自分ではかってに思っていますが。

お金が無いので無理ですが、できれば運河前のホテルをとって、夜の港や、坂の上からの夜景(小樽は街の規模が小さいわりに、高低差のある町なので、ちょっと坂を上るとアナタだけの夜景ポイントがごろごろ)を撮りながら、撮影に飽きたらどっかのバーでウィスキーを2杯ほど引っ掛ける。
あ〜、いいですねぇ〜。
それにしても、夜を撮りたい、と思うのはやはりノクチルックス効果、とでも言うべきものなのでしょうか?

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2006年4月16日(日)
阿部礼二

 結婚して無くても、子供がいなくても、30代半ばになると後輩もできて、仕事もプレッシャーかかりまくりで、日記の執筆も滞りがち。

 今日も夕方五時まで寝てしまい、ラジオをプットオンすると、FM東京系で楽しい番組が始まっていた。
中堅サラリーマン34歳・アベ レイジ君のラジオドラマを中心に、80年代に青春を謳歌した小生の世代にどんぴしゃの選曲がこれでもか!これでもか!と。
コリャエエワイ。

 そうそう、モンキーマジックなんてバンド名より、やはり本家はゴダイゴでしょ。(って分からん人は自分より若い世代)。

 お!?今、デッド オア アライブがかかった!クラブじゃなく、ディスコだよね!!!
自分も、パワーポイント、使えないぞ!アベ レイジ!!

 お、いかんいかん、また物欲の奴隷。写真の通り、右側のレンジファインダーカメラ、一眼レフのツァイスプラナーよりでかい!!!その名はなんと!ノクチルックス50mmF1.0.

f1.0ですよ。開放で使用するとピントは紙のように薄いんです。写真はぼちぼちupします。

そうそう、忙しいくせに、blogはじめました。がんばってupしますのでよろしくです!!!

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2006年4月11日(火)
フジフィルム

 写真がすき、しかも銀塩、という方に「よく使うフィルムは?」とうかがうと、圧倒的にコダックが多い。

 ポジでも、モノクロネガでも。

 コニミノがフィルムから一抜けしたいま、なおさらフジを応援したい自分は、もちろんフジで撮ることが多い。

それにしても、カメラを買うときは思い切りがいいのに、フィルムを買うときには躊躇するのはなぜだろう?

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2006年4月9日(日)
写真って面白い

 いまさらなにを!?ってなタイトルですが。

 写真のよさは、うまい、下手、もしくは、勝ち、負けという判断基準になじまないところだと、年を経るにつれて思うのです。
さまざまなブログをみて、「あ、この人の写真はいいな」と思えたら、それは小さな幸福といえるかもしれない。

 結局、その人の、物の見方、他者へのアプローチの仕方が写真にはものすごく現れる。世の中には何億人もの写真家が存在する。記録でもなく、自我の発露でもない、たくさんの写真と、どれだけ出会うことができるのか?今から楽しみだ。

そうそう、「写真のページ」に、新コンテンツ「モノクロのプリントについて」をupしましたので、よろしければぜひ。
それにしても、当初はバイクによるツーリングのサイトだったのに、完全に写真のサイトになったような気が、、、。

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2006年4月8日(土)
帰らざる河

 天気はいいのに、風が冷たい札幌。

 本日も基本的には安息日。

 週末のヒーリング、モノクロ引き伸ばしで心地よい疲れ、もう寝るとしよう。

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2006年4月6日(木)
15センチ

 本日は、札幌で15センチの積雪を記録しました、、、。

 早く、桜が見たいです。
そういえば、「今日の一枚」をupしました。よろしければぜひ、、、

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2006年4月4日(火)
リトマス試験紙

 仕事による疲労が蓄積されればされるほど、音数の少ない音楽しか聴けなくなります。
夏バテで冷やし中華しか、のどを通らん、っていうのに似ていると思うけど。

 ここ数年、もっぱらモダンジャズばかり聴いていました。不肖・わたくしも30代、働き盛り。プレッシャーかかりまくりの日々なわけで、、、。
しかし、今日はひょんなことから会社を欠勤、久しぶりに恐る恐る、70年代のロックなんぞを聞いてみようかな、という気になったのです。

 しかも、ごっっつい!ツェッペリンじゃないすか!!!

セールス的には、2作目と4作目なんでしょうけど、個人的にはこのファーストが大好きです。
オープニングの「グッドタイムス・バッドタイムス」。不必要に長くなくて、しかもジミーペイジの、見事な音の構成力を堪能できます。
5曲目「時がきたりて」の、荘厳なイントロから怒涛の「コミュニケイション・ブレイクダウン」で心の中にあるわだかまりは幾分、押し流されます。カタルシスですな。

 渋谷陽一がいってたけど、ジミーペイジはツェッペリンを結成するとき、ロバートプラントに「どうだ、いっちょ金をもうけようぜ」と誘ったそうです。これとか、セカンドアルバムはキャッチーなロックンロールなんだけど、注意して聴けば、バファロースプリングフィールドを愛するジミーページの、アコースティックサウンドに対するアプローチがこのときからしっかり確立されているのがわかる。

 あまったるいポップス全盛の60年初頭、ビートルズが、黒人音楽のフィーリングを加味して重たいサウンドを作ったように、そのビートルズが「薄く」感じるような、「ハードロックの始祖」という位置づけが、ツェッペリンに関しては定説になってる。これを聴くとなるほど、そんな感じ、しますね。ちなみに、このアルバムが出た年、ビートルズはホワイトアルバムをリリース。メンバー各自の好きなようにやっちゃったゴッタ煮アルバムの中の「ヘルタースケルター」なんて、とってもツェッペリン的だと思うんですけど。

って、教養的にロックを聴くワタシに自己嫌悪。
やはりリアルタイムで語ることのできるのはMTVが一番輝いていた80年代初期〜中期でしょうか?今度はそんな話もしてみたいです。

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2006年4月2日(日)
春ですが、、、

 北海道は、風が冷たく、春なんて感じることもできません。

 おまけに、5月の連休で見ることのできる桜も、本州の様なうっすらピンク色のそれではなく、どぎつい桃色、といった形容がふさわしいもので個人的にはキライ。
やはり桜は、本州のものに限ります。

 春といえば、新社会人は明日から出社なのでしょうか?
自分も15年前に、着慣れないスーツを着て眠い研修を辛抱した記憶があります。

しかし、考えてみたら、6+3+3で12年の、いわゆる義務教育+高校の年月よりも長く社会人を経験したことに、ちょっとびっくり。
その間に、体重は10キロ増加。頭髪と体力は激減。借金できる社会的信用は得たけれど、、、いまだに独身。

さて、2006年度は、どんなことが待っているのやら。とりあえず、明日から、皆さん、がんばりましょう!

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2006年4月1日(土)
ちゃぷちゃぷ

 春のカラフルさと、冬のモノトーンの陣とり合戦により、なかなか写真を撮りたい、というシーンに出くわさない。

そんな日は、現像でもすることにしてます。

植田正治さんが、「現像したネガをすぐプリントするのではなく、ある程度熟成するまで待つ」とおっしゃってましたが、自分でプリントするようになると「なるほど」とうなずいてしまいます。

昨年の、秋の一日を撮影したネガを、春間近の宵にプリントする。真っ暗い中の、赤いライトの中で浮かび上がる像をみると、本当に、その作業に没頭できるんですね。

水泳よりもストレス解消になるかもしれない。

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2006年3月30日(木)
おひさしぶりです

 年度末は、やはり忙しい、、、

 写真も思うように撮れない。やはりぼんやりする時間がないと、なかなかシャッターを押す気にもなれない。

 かわりに、写真関係のブログを探しながら、自分好みの写真を撮る方がいると、つかの間、ぼぉーっと魂を持っていかれるのが楽しいです。

 それにしても、デジタル一眼からステップアップしてフィルムに行く人って、結構多い気がするんですが、気のせい???

 写真は2週間ほど前のもの。今の札幌は、寒さがぶり返しております。
春は、なぜか、マイルスのトランペットを聴きたくなるんだよな〜、不思議。いま、「We want miles!」を聴きながら日記をしたためておりまする。

あ、そうそう、「写真のページ」から「こんなもの買った」ページに飛んでいただき、さらに「ツァイスプラナー」のところをクリックしていただくと、このレンズの作例がupされてます。よろしければご覧ください。フィルムは期限切れのフジ・フォルティアです。

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2006年3月25日(土)
あまり好きではないが、、、

 なんだかんだと忙しかった一週間、、、

 せっかくの週末の、年に一回のマンション管理組合総会で、なんかいやぁ〜な気分。
マンション買ったことを少し、後悔しました。それにしても、現役世代よりリタイア組みの方々の頑固&エゴの強さにはウンザリ、、、

 で、気分を変えようと浴室暗室にてモノクロプリント。
薄暗い中で現像液をちゃぷちゃぷいわせていたら、なんか、気分が元通りになった気がしました。

好きな言葉ではないですが「癒された」ように思います。

 さて、ジャズでも聴きながらウィスキーでも飲むとしよう。

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2006年3月20日(月)
不肖・宮嶋

 遅ればせながら、最近「不肖・宮嶋」こと宮嶋茂樹の著作にハマっています。

 この人、フライデーを皮切りにパパラッチとして政界、芸能界、果ては災害、紛争地域でスクープをものにすることを生きがいとする「報道カメラマン」です。

 カメラマンなのに50冊は著作を出しているんですが、「本当にこの人、カメラマン?」というくらい、文章が面白いです。
関西人独特のはなしことばによるリズム感、とでもいいましょうか、言葉が疾走しているカンジが、読んでいて痛快です。

 今日は彼の写真集を見たのですが、ただでさえビビりのワタシには刺激が強すぎました。バグダッドでの戦火の様子を捉えた写真集だったのですが、その中に爆撃で吹き飛んだ左手や、床面に撒き散らされた大量の血液、さらには車内で絶命しているイラク人の、土気色した顔面、、、
よくもまあ、こんなところにいくな〜。

モノクロ写真雑誌で、今月で休刊した「natural glow」の特集記事の中で、彼は報道カメラマンを志すものに、次のような言葉を述べてます。
「やめとけやめとけ、おのれら、ジャカルタの暴動で黒焦げになった死体の山を見た後、焼き肉食えるか?アチェの水死体の死臭をかいだ後、刺身が食えるか?」

ものすごいです。しかし、こうもいってます。

「じゃあなんでオレがカメラマンやっているかといえば、おれからカメラを取り上げたらそれはもう、人間以下だからである。サラリーマンや公務員になる根性もなくて、プロスポーツ選手になったとしてもタバコ、酒、女で現役一年もったらええ方や」

う〜ん、カッコイイ。カメラマン=生き方なのね、、、。

 写真業界では蛇蝎のごとく言われているそうですが、自分はしばらく、彼の著作に触れてみようと思います。

あ、そうそう、今日、ヨドバシカメラでコダックの「ポートラ」というフィルムを買ったんですよ。小林紀晴が9.11のNYを撮影してたフィルムで、発色がよかったので。
しかし、ネガのクセに36枚取りで800円もするのは一体なぜ???

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2006年3月19日(日)
ついに、、、、

 自分でモノクロプリントしました。

 もちろん、プリンタではなく、化学反応によって、、、。

 感動、というものではなく「もっとうまく、もっとキレイに」という一心で気付けば5時間ほど、自宅の浴室を改造した暗室にこもっておりました。

 6ツ切りまでしか引き伸ばせないのですが、それでもやはりここまで大きくすると自分の腕が如実に現れて、反省しきりです。
やはりピントが甘いのかな?

 暗室用品一式をレジで精算していたら、カウンターに何気なく、すごいことが書いてありました。
「デジカメプリントをなさるお客様へ。こちらでも十分に気をつけてはおりますが、バックアップはお済でしょうか?何らかの理由によりデータが失われても当方は一切、関知しませんのであしからず」だって。

 やはり手に触れて、目に見える形で記録され、現れてくる映像の安心感はすごい。
自分は、ヴァーチャルとか、二進法に盲従できないです。

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2006年3月19日(日)
シャッターを押す、ということ

 もう、昨日となりましたが、3月18日土曜日の22時〜1時間半、NHK教育で、木村伊兵衛の特集をやってました。
木村伊兵衛とは、日本のストリートスナップ写真の始祖、と理解いただいて間違いないと思います。

 彼の残した13万カット分のコンタクトプリント(ネガをコマ順番にそのままの大きさで一枚にプリントしたもの。昔のAPSについていたものを想像するとよいか?)をもとに、どのようなアプローチで被写体に向かっていき、傑作といわれる「青年」、「母と子」などが生まれたのか?を紐解く、非常に興味深い内容です。

弟子の田沼武能さんが、木村伊兵衛のスナップ撮影術をして「居合い術」と評していました。彼の写真は、まるで撮られていることを被写体に気取られていないかのような自然な表情が多いのは、あらかじめ距離、露出なんかをカメラにセットし、見た瞬間「ぱっ」とカメラを向けシャッターをきり、すぐさまカメラを下ろしてその場をさる、その加減を評しての言葉ですが、なるほど、と感心しましたね。


 普通、プロのカメラマンは自らのコンタクトプリントを公開したがらないんです。そりゃそうですよね、その人の写真のいわゆる「企業秘密」なわけですから。
でも、やはり写真って、流れとリズムが大切だと思ったし、なによりも自分がそのとき、何に興味を引かれたか?ということが振り返ることができるのが写真の面白さの一つなわけで。

 内田ユキオさんが、「写真を撮るのは、文章にアンダーラインを引くことに似ている」といってます。これも、そのことを言い表した的確な表現ですね。
「今日、カレーライスを食べようと思ったら、給料日前だったことに気付き、残り物をあさった」という文章の、ドコに「あれ!?」と思うのか?「なんだ、給料日前だってキャッシングすりゃいいじゃん」なのか「残り物でなにを作ったの?」なのか、どこに突っ込みを入れるかはその人それぞれです。

 普通に目の前で流れていく日常の何気ない景色のどこに自分の興味が惹かれるのか?そこにアンダーラインをひくかわりに、写真をとる。

アラーキーが浅草で木村伊兵衛に会ったとき、たまたまカメラを持っていなかったことをひどくとがめられたそうです。
じぶんも、シャッターを切ることが「もったいないな」と思うことがあったら、このことを思い出そう、と決意しました。

 道具のことを言うのはあまり好きじゃないけれど、やはりストリートスナップではライカのシャッター音の静かさは素晴らしい武器ですね。ちなみにこの番組での田沼氏、アラーキーもライカM6(7?)を使用していました。アラーキーは35mm(ズミクロン?)を使っていたような気が、、、

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2006年3月17日(金)
古本

 生きていれば、わずらわしいこともあるわけで、、、
久しぶりに組織のいやらしさに直面し、なおさら写真のことを考える時間が増えました。

そんなときは、内田ユキオの「ライカとモノクロームの日々」を読むと、なんとなく和みます。
この人は自分と世代的に近いし、文章も村上春樹ファンの匂いがプンプンして、勝手に友達のような親近感を味わっております。

モノクロ写真についてのエッセイで構成されたこの本で、好きなエピソードは、昔のバンド仲間にモノクロプリントを教えてあげるハナシ。
写真は、シャッターを切るだけじゃ50%くらいしか楽しんでいないのでは?と思わせるくらい、プリントって楽しそう、とカンジさせてくれるのです。

他の二冊は古本屋で購入したもの。ソルジェニーチンの短編が4百円でした。

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2006年3月16日(木)
読書など、、、、

 今日は会社をお休みしました、、、繰越休暇が多すぎるので、年末に少しでも減らさないと。

 で、今日は古本屋を2冊購入し、近所をぶらぶら、カフェでお茶、昼ね、という、至極平和な一日でした。

 いま読んでいるのは、「土門拳の写真撮影入門」です。っていっても、土門拳が自ら「逆光の場合は+2段オーバーで、、、」などと語っているわけではなく、彼のさまざまな発言、著作と実際の行動をもとに、どのように写真に取り組んでいたのかを都築さんという方がルポルタージュ風にまとめたものですが、これが結構オモシロイ。
時に傲岸不遜とも批判された彼ですが、被写体に対する執念は、鬼気迫るものがあります。

 彼は「露出やピントなんて二の次であり、その被写体が本質を露呈している瞬間にシャッターを切ることこそスナップの基本」として、カメラを自らの肉体と同化させるための執拗な訓練を行った、とある部分に妙に感心しました。
弟子にはレンガをカメラに見立てて持たせ、ホールドや振り回しの練習をさせたといいます。まさに体育会系の「素振り」のイメージ、、、、。

昨日の日記にも書きましたが、自分は中学生のときキャノンA-1というカメラをもつ写真小僧でした。しかし小遣いの少なさからフィルムを入れないで切ったシャッターの回数が8割、というビンボーぶり、しかもレンズは単焦点28mmと50mmのみ。幾度と無く70-210mmズームが欲しいと思ったか知れません、、、。
しかし、夕食後カメラいじりをしながら、15分の一秒でもぶれないためのホールド方法や、自らと被写体の距離が、レンズによってどれくらい離れているのかについては理屈じゃなく体で覚えてしまったことを思い出しました。
その結果、自分にとっては50mmという焦点距離は非常に中途半端に感じられ、28mmなど、広角レンズで「被写体に一歩近づく」ことによるさまざまな効果を発見し、35mmが一番落ち着く画角になったのです。

 最近、ライカを首から提げて歩くことが多いです。通勤のときも。そんなとき無意識に、その状況での適正露出をヤマカンで考えカメラに設定し、焦点距離も自分から3〜5mの距離に対応できるようにピントリングを合わせて歩いている自分がいます。
一眼レフだと気になるシャッター音がレンジファインダーなら限りなく小さい、というのもぶらぶら歩きスナップにはありがたいもんだな、としみじみ感じたりして。

 しかし、「3つ子の魂、百まで」といいますが、自分にとってしっくり来るのは、やはり一眼レフだったりするんですけどね。土門拳が批判するサロン的「花鳥風月」をとりたい場合には、AEの優れたF100やF3を出動させるのは変わりません。

あ、写真のページ『函館散歩』に新しい写真をupしましたのでよろしければご覧くださいませ。

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2006年3月15日(水)
引越し後、、、

 新しく「今日の一枚」というコーナーを開設しました。

 気に入っている写真と、それに付随した戯言を述べる、っちゅ〜たあそれだけのコーナーです。

 さて、今日は、飽きもせずデジカメとフイルムカメラの話。
最近の小生の、フィルムカメラとその周辺機器に費やす金銭は尋常ではありません。しかし、それは、断じて「コレクター」と言われるものではない、と自分では思っています(他人様からみたら違うでしょうけど)。

週、平均3本はとってますし、カメラを肩に提げて通勤しています。
おまけに、おとなしくスキャナでレタッチ道に精進していればよいものを、引き伸ばし機セットまで購入した途端、三菱が印画紙・月光の生産中止を発表。
カメラ雑誌の巻末広告には「F100に15万円を足して、D200をゲットしましょう!」なんてのを見ると、頭の中で「ドナドナド〜ナ♪」のマイナーコードが流れてくる、、、。

フイルム派は受難の時代なのか?

 しかし、デジタルがココまでカメラ市場を席巻したからこそ、フィルムの奥深さに気付いた、なんていう方もいるのではないでしょうか?ってそれは僕なんですけど、、、。
 
 中学生のころは現像料金がもったいなくて、カメラをいじくりまわすことが8割、だったように思います。それでも露出の基礎みたいなことは学んだことが、今の写真熱ぶり返しに貢献しているわけですが、、、。

 デジタルはなんといっても、バシバシ何カットも心置きなく撮影できるのが最大の強みでしょう。そしてその中で「撮影の流れ」みたいなことがあるのに気付くはずです。

 誰でもひとコマでその瞬間を傑作にできるはずはありません。そのカットを収めるまでになんカットか試行錯誤したもの(言い方は悪いけれど『捨てカット』)があって始めて「これだ!」という一枚が取れることに気付くと、グッと写真に対する気負いが取れるのではないでしょうか?


 『一番最高の映画は、自分が死ぬ瞬間にこれまでの人生がフラッシュバックされる、まさにそれだ』という言葉がありますが、写真はそれを断片的に先取りして楽しむ行為だと、僕は思います。だからこそ日常のなんでもない光景ですら写真にしてしまうと、そこにはそのときの自分の心情が表れているはずです。傑作、というものはその写真が他人の思いも仮託できる『普遍性』を有するか?ということになるのかな?

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2006年3月15日(水)
お引越し

 久々の更新。

 実はサーバーの容量が足りず、お引越し作業に手間取っておりました。

 写真熱は相変わらず高まる一方で、ついにモノクロ引き伸ばし機まで導入してしまいました。

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2006年3月9日(木)
巡礼

 ロックグループ(っていう言い方はオッサン臭いのか?)GLAYの出身地が函館、というのはよくしられた事実です。彼らも通っていたという「カリフォルニアベイビー」、「ラッキーピエロ」といったダイナー、ファストフード店のあるベイエリアのベンチには、ファンの落書きがびっしり(写真)。

 函館の写真、UP開始しました。よろしければぜひ、、、。

 それにしてもオールドレンズって、う〜む、「これだ!」っていう、その場の空気感を再現する素晴らしさと「う〜ん、やはりレンズは進化してきたんだ。だからゴーストとかフレアもない画を楽しめているんだな、ニコンさん、ありがとう」というキモチにさせられる。う〜ん、古いレンズって、いけず、ですな〜。

 今回は、ライカのレンズで撮ることが目的だったんで、ちょっと古びた町である函館に撮影しに行ったのですが、モノクロでの何カットかは、「え、この写真、つい3日前に撮ったのに、もう30年も前のような画だな〜」ってな感じのがありました、、、、。それはまだupできてませんが、、、。

 まさにマジカルミステリーレンズの世界、、、まだまだ奥が深そうです。

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2006年3月8日(水)
photo shopたのしい〜!!! 

 函館の写真、スキャニングが結構、大変です。
ポジ5本、カラーネガ1本、モノクロ3本。いずれも36枚撮り、、、。

 ポジは露出の失敗が目立ちますが、フォトショップで結構、回復できることがわかり少々興奮気味です。
クールスキャンについていた2.0という廉価版ですが、これがなかなかどうして。

 今週末は出張なので、それまでにはupできるようがんばります。

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2006年3月6日(月)
復活!!!

 週末、フル活動させたライカM2のグッタペルカ(胴回りを覆う革)がぽろぽろと欠け落ちてきて悲しいキモチ、、、

で、一念発起してネットにて2400円で購入した怪しい革をカメラ屋さんに持っていき、張替えをお願い。保証期間内なので工賃無料。
一日で、素晴らしい仕上がりになりました。

 素晴らしくない仕上がりなのが写真。単体露出計で測って撮影することの難しさを知りました。
これからもっと勉強します、、、、

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2006年3月5日(日)
は〜るばる〜きたぜ〜♪

 一泊二日でハコダテに行ってまいりやした。

 天候にも恵まれましたが、今年の函館は、寒い、そして雪が多い!
この時期で路に雪が残っているなんて、、、

 それと、今回はライカのデビュー戦。沈胴ズミクロン50mmf2.0と悪名高いズマリット50mmf1.5。
とくにズマリットではピーカンの逆光、なんてシチュエーションにもチャレンジしちゃいました。しかもポジ。
さてさて、どんな写真ができますことやら、、、

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2006年3月2日(木)
マッチョなニコン

 ニコンって、やはりマッチョだよな〜。
このF2を見ると、つくづく思います、、、、。

 行きつけのカメラ屋さんの中古棚が、ものすごい速さで回転しています。2,3日前に見たカメラがもうお嫁に行ってたり。まあ、それに幾分、寄与しているのがワタシなのですが、、、。

それにしても、F100が4台、F5が1台入荷。F100は軒並み78000円。つい一ヶ月前に自分が買ったのは程度も良くて60000円とゆ〜事実を考えると、銀塩一眼レフ、まだまだ人気ですね。

もちろん、コレクターになるつもりは全然無くて、今週末も撮影旅行に行ってきます。今回はカラーとモノクロを平行して撮ろうかな、と。
F3にツアイスでポジ、ライカにズミクロンでモノクロ。レンズはどちらも50mmです。
今回は露出、きっちりはかろうっと!

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2006年2月28日(火)
適正露出

 露出って難しい、、、。

 気を使ったつもりが、ニコンF100の測光のままで適正だったなんて、、、。
美瑛、完璧に露出オーバー、失敗です。特に夕景は、オーバーにしなくても良い。

 真昼間のピーカン雪景色くらいかな?プラス補正。

あ〜くやしい。写真のページに失敗作をupしてます。よろしかったらみて笑ってください、、、。

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2006年2月26日(日)
久々、読書

 今日は、昨日のドライブ疲れのため、一日引きこもり。

 そんななか、久々にオモシロイ本に出会った。
鯨統一郎の「邪馬台国はどこですか?」(創元推理文庫)。

 推理といっても、この本はちょっと毛色が違います。いわゆる『歴史上の定説』に対し、一見して途方も無い「新説」を唱えるわけですが、これがどうして、あながち荒唐無稽とばかりに切って捨てるわけにも行かない論理を構築していくわけです。
舞台は、とあるバー。バーのクセにあたりめや焼きうどん、つくねなんて出てくるしバーテンはカクテルを5種類しか作れない。そんな店に集まるのは私立大学の歴史学教授とその助手の女性、そして雑誌のライターをしてる、という男。鼻っ柱の強い女性歴史家が、雑誌ライターの男の、一件珍妙でその実「さもありなん」と思わせる独自の論理構成による議論に畳み込まれてしまう様がなんとも面白くあります。たとえば「信長自殺説」、「キリスト復活はユダの犠牲によるトリック」、「明治維新は○○一人の画策により行われた」【○○はここでは明かしません、ネタばれしたら面白くないので】。どれも興味深いでしょ?
 

 ちなみにこの本は、ワタシがよく訪れるサイト「大人の遊びを楽しみましょう(http://eurasia-walk.asablo.jp/blog/)」のogawaさんに紹介してもらったものです。ogawaさん、ありがとうございました。

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2006年2月25日(土)
撮影ドライブ

 今日は北海道全域、天気が良いとの予報を聞いていたため朝から撮影のため遠出ドライブ。

 久しぶりの長距離。朝10時から夜の7時半まで、撮影は車を止めてそそくさと、食事はらーめんをすするのみで450キロも走ってしまった。
 場所は美瑛。

 天気はいいのだがイマイチ良いショットが撮れないまま、帰路についた直後、ものすごい夕景が僕を待ってくれていました。早く現像したいな〜。ポジがあがってきたら真っ先にupしますので、請うご期待。

考えてみたら、撮影旅行って、釣りに似てるよね。『釣果』ならぬ、『撮果』を求めて、ロケハン、天候、時間帯を定める。
なんにせよ、写真のおかげで引きこもりがちだったのがずいぶん活動的になったのがよかったかもしれない。

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2006年2月23日(木)
うれしい!!!

 買ったばかりのライカ、しかしそこは40年前のもの。
グッタペルカ(カメラの胴をぐるりと取り囲むしぼ革)が、乾燥して欠けてしまったので、それを隠す秘密兵器を購入。
くわしくは写真のページの、「こんなもの買った」にupしてます。

 さて、今週末は全道的に天気が良いらしいね。ライカにモノクロ、F3にポジフィルムで残雪を撮りに行こうかな。列車にがたごと揺られながら、ミステリでもカメラバッグに忍ばせて。
早く、ズミクロンの、トロん、とした写りをこの目で確かめたいなぁ〜。
それにしても、昔のフィルムカメラの存在感、ってすごいね!2年で旧型のデジカメを買うつもりだったのが、こんなにフィルム、しかもクラッシックカメラにはまってしまった、、、。

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2006年2月21日(火)
さらにUP

 写真のページに「北国で暮らすとゆうこと」という写真をupしました。
よろしければご覧ください。

 それにしてもカメラの借金がかさんでいる。もう買わないぞ〜(でもズミクロンの35mmf1.4ってよさそうだなぁ〜)

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2006年2月20日(月)
もはや歯止めは効かぬ、、、

 あ〜あ、昨日節約的行動に出たのに、もはやこんなものまで、、、。

 昨日寝る前に読んだカメラ本が悪いんだ、、、ライカマンセー。
古いレンズの、とろみを堪能したくて、、、

 すいません、ライカM2とレンズは沈胴式ズミクロン50mmf2。締めて21万円を20回払い。あ〜、もう病気だすよ〜、、、。あ〜まだF100もフィルム7本しか通してないのに〜・
て喜んでいたら早速、胴回りを覆っている革がぽろぽろと、まるで、泥で汚れた登山靴が乾燥して土がぽろぽろ剥がれ落ちるがごとく、2かけほど欠損。
しかし便利な世の中ですね〜。ちゃんと自分で換える革をネットで売っている人がいるなんて。

 それと革ケースのボディ下部分を覆う(つまり掌が触れる部分)ものを購入。コードヴァン革ストラップと合わせて2万円。これはライカ専用のもので、アルチザン&アーティストというメーカーのもの。

あ〜あ、あ〜あ、どうしよう、、、。ニコンでも撮るってば!

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2006年2月19日(日)
人間は変わる

 最近、カメラ関係のものを買いすぎたので、今日はスッパリ、二つのものを犠牲にしました。

一つはケーブルテレビ。まあ、これから忙しくなるので見るヒマのないだろう、と。これで月7000円節約。
それと、8年間続けたジム。

まあ、平均したら一月4回くらい行っていたのかな?20代後半の頃は週3日くらい通ったけど、、、。
週1、2回の激しい運動とその後のビール痛飲より、毎日30分の通勤歩行と家呑み禁止のほうが痩せたのはなんとも皮肉。これで月7350円節約。

オリンパスペンとF3のローン分は、稼げた。それにしてもF100と20mm,180mmのローンがずっしり、、、。
もう、新車購入なんて夢のまた夢です、、、。

 でも、この年でこんなに熱中できることができたのは自分にとって何よりの収穫。写真を撮ることによりぶらぶら歩いたり、公共交通機関に乗ることが苦痛ではなくなった。
写真は、じっくり長く、付き合って生きたいですね。

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2006年2月19日(日)
熱中!!!

 昨日も12時間以上ぶっとおしでスキャニングしてました!!

 ボーナス先食いで購入したニコンのクールスキャン7万円、、、(ポイント13%)。
かなり写真のページを厚くできたのでよろしければご覧くださいませ。

 昨日スキャンして気付いたのは「モノクロ、って、実は画になりやすいんだな〜」ってこと。
いつもは総天然色の我われのイメージも、そこから色彩を取り去るとまた違ったものが見えてくる。雨にぬれた石の質感とか、川面に反射する光とか、、
雪景色も、モノクロには良いシチュエーションですよね、、。

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2006年2月17日(金)
upしますた

 写真のページに、『普段着の小樽』もupしました。
よろしくです、、、。

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2006年2月17日(金)
ゆきあかり

 ついにスキャナ導入!!!

 昨日夜なべしてupした写真は「写真のページ」の「雪あかりの路」にあります。

やっぱ、フィルムは、イイ!

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2006年2月15日(水)
これはなに???

 すわ、散弾銃の弾か?

 タンサン電池でした。
 ニコンF100は、思いのほか電池喰いなので、こんだけ買っとけばしばらく大丈夫だろう、と。

 それにしてもポジフィルムのキレイさには、脱帽。こんないいメディアが危機に瀕しているなんて。
でもやはりフィルムですから退色は進むらしいです、、、。そんなとき、やっぱりフィルムスキャナでデータをデジタル化して保存、というのが21世紀の写真の楽しみ方ではないか?と、、、。

 すっかり、撮影目的の小旅行にはまってしまったワタクシは、今週末はやはり後志方面に足を伸ばしてみようとおもふのでありました。行き先はたぶん、ウィスキーにゆかりのある場所になるのでは?

なぜか、最近またウィスキーに目覚めてしまって、、、。とはいっても自宅では一滴も飲まない、というルールを決めたため、飲むのはもっぱらバー。
昨日も会社の帰り、すきっ腹にハイボールを4杯も入れてしまったため、おいしかったけどつらかった。

 ウィスキーの香りには、ストレスを和らげる効果があるそうな。うんうん、わかる気がする。それにしても2杯くらいでさっと切り上げるくらいの大人にならなくちゃ、だめだなぁ〜。

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2006年2月14日(火)
え!!??

 なに、このカメラ???

 スイマセン、今日、小樽撮影のポジを現像に出して、冷やかしにのぞいた中古カメラのショーケース、、、
出会っちゃったんです、こいつに。

 今をさかのぼること40年前、顕微鏡メーカーとして世界にその名をとどろかせていたオリンパスのハーフサイズ一眼レフ(いまは、こんなフォーマットはない)カメラ、オリンパスペンFでございます。

 これは35mmフィルム(いわゆる普通のフィルムサイズ)を半分にしたサイズ(デあるゆえ、縦長)の画を切りとる機械、、、。
36枚撮りのフィルムならなんと72枚も撮影可能。まさにデジカメ感覚でバシャバシャ撮れる。
あ〜あ、また買っちゃった、、、。

肝心のポジも、まあまあの出来。フィルムスキャナを近々、導入予定なのでHPでもupしますね。
それにしても、F100の平均測光は、精度高いな〜。

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2006年2月13日(月)
小樽撮影、その後2

 さてさて、今回は初めて登場するレンズが2本、従来のものが2本の計4本。

 初物は、20mm、180mm、で従来モノは35mm、85mm。
稼働率は、、、20mmが多かったかな?それと、180mmは、カット数が少ないけれど「こんなカンジで」と、フレーミングにこだわる場面で効果的に使用した。
どちらも、肉眼では得られない効果を楽しめる、いわゆる『画になりやすい』焦点距離。中学生の頃から、28mmと50mmには慣れていたが、この2本の面白さに、ハマリそうな予感、、
 もちろん35mmは、小樽の商店街や、何気ない風景を切りとるのに大活躍。85mmは、F100にくっつけるとすごくバランスがよかった。FM2やF3だと、ちょっとレンズの大きさ、おもさが勝ってしまっていたけど、F100ボディとの重量バランスがベストと思えた。もちろん、薄暮から夜間の撮影の際、F値が1.4というのは強烈な武器だったことを付け加えておく。
 
 それにしても閉口したのは、、四六時中雪が降っていたものだからレンズ交換のとき、どんなに気をつけてもカメラやレンズが湿っちゃうこと。「あ〜ズームっていいな」とこのときばかりは思った。しかし、後で冷静になって考えると、画にしたいシーンに出会ったとき、広角でアオって迫力を出すのか?余計なものを省き被写体だけを際立たせるのか?自分の位置から被写体までの距離とレンズの長さを考え、ファインダーをのぞいたときに予想通りの画角に切り取られていたときのヨロコビは、ズームには無いものだろう。
傑作をものにしても、そのときのデータとして「24−85mmズーム」しかない。たとえば46mm相当なのか?70mm相当なのか?また、そういった中途半端な焦点距離は自らの画作りの血肉になるのか?と、余計なお世話を言ってしまいそうです、、、
もちろん、単焦点の明るさ、というのも夜景などの撮影の際、大きな武器になりますね。

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2006年2月13日(月)
心地よい疲労感、、

 今、小樽から帰還しました。

 昨日の夕方から、ずぅ〜っと、雪が降っておりましたよ。

 ポジ【36枚】5本、モノクロネガ2本撮影で、アゴ出ました、、、。
それにしても、楽しかったな〜。久しぶりに体を使いました。
北国育ちのクセに、最近はゲレンデ通いもサボっていたおかげで、マイナス気温の屋外にいるだけでいかに体力が失われるか?忘れていました。
夕方5時になると、薄暮の中、小樽運河には人があふれています。撮影ベストポジションには三脚で陣取りしていたり、携帯で撮影する人々の群れ。そんななか、テンション高めな私はぐりぐり割って入り、撮影開始。
運河周りを一通り撮影し、「もうこれいじょう無理」と思って時間を見るとまだ7時。尋常じゃない寒けの中でホテルのバーに入り、ホットウィスキーを立て続けに3杯のんでやっと人心地。

 そのあとは、「雪あかり」ではなく、自分の追憶をたどる散策をしながらの撮影でした。
それにしても、気温マイナス10度の中では電池の消耗が早い早い!!。F100のシャッター、巻き上げの音がおかしくなって、ついにはAFが効かなくなっちゃいました。やはりマニュアルフォーカスのF3とか、FM2最強、と感じます。でも、F100デビュー戦、過酷過ぎたけど、やはりコイツもいいカメラです。
今年はガンガン、使い倒してやりますよ!
写真は今回も食べた、小樽・花園町の喫茶「コロンビア」のチョコレートパフェ。炭焼き珈琲も絶品!!!

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2006年2月11日(土)
男っぽい

 女々しい、という形容詞は、女性には使わないよな〜、と、ふと思いました。

 明日は小樽撮影なのですがもう一つの大きな楽しみとして、どっか、雰囲気の良いバーで、ハイボールを3〜4杯、飲むんですよ、きっと。

 最近は家で酒を飲むことをやめました。きりがなくなっちゃうから。少々高くても外で飲む。だからビールはめったに飲まなくなりました。
ウィスキーというのは、やはり男らしい酒だという思いがあります。ウィスキー=ハードボイルド=もしくは山小屋で凍えたからだを温めるためスキットルからラッパのみ、というイメージですな。
最近、自分が所有している、男らしいアイテムは、180mmレンズですね。

 「おいおい、またカメラネタかよ」と突っ込まないで。ズームでもなく、中望遠でもなく、一人、寒空に星空を仰ぎ、バルブシャッターでひたすら天体の動きを狙う。もしくは、山小屋の朝、信じられないような朝焼けにそびえる山々の連なりを切りとる。そんなシチュエーションにぴったりなのが180mmのような気がします。まあ、自分がそんなシチュエーションに身を置くかは別にして、、。

明日は、大藪ハルヒコの短編集を読みんがら、ハイボールを楽しみます。

 写真は名曲「I remenber CLIFFORD」の入ったリー・モーガンV。哀切です、、、。

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2006年2月11日(土)
そう、青筋立てなくても、、、

 最近、人様のブログなどで写真に関する情報を集めていると、「フィルムも、まだ無くなることはないな」と、妙に楽観するようになった。

 デジタルの手軽さでバシバシ撮影し、やがて「もう少し、自分のイメージどおりに撮りたい」となった場合、PCでのレタッチなどもいいけど、「そういえばポジフィルムは?」となればいいわけで。

 つまり、デジタルから、もうすこしハイエンドな写真愛好家はフィルムも利用する、となればいいんだ。もちろん、フィルムを保存する手段として、スキャナからデジタルデータ化、という流れもある。
要は、道具や手段が目的になる(「俺は何が何でもデジタルだ」、「フィルムは現像したらそれでおしまい」など)のではなく、記録性やコスト、エモーショナルな動機による思い出の保存など、自分の目的にあわせてフイルムかデジタルかを考えればよいわけだ。

 しかし、市場原理とやらに駆逐されて、フィルムがこの世から消えてしまっては何の意味も無いのであるが、、、。

 と、いうわけで今日はヨドバシカメラでお買い物。カメラバッグを購入(詳しくは写真のページ「こんなもの買った」で)。そのほかは、ニコンのクールスキャンというスキャナ。
コニカミノルタの、カメラ事業からの撤退で同社のスキャナがもう完売。ニコンのも在庫は無くて「月曜日にメーカーから納品日を確認し電話します」とのこと。
デジタルとアナログの架け橋である、フィルムスキャナが無くなったら、こまるよなぁ〜。

 あ、それと、28mmf2.8のマニュアルフォーカスも「納品まで2ヶ月待ち」と言われてしまった。いつ生産終了となってもおかしくないだけに、予約してきました。本当に、さびしいな。せめて手元にあるマニュアルフォーカス一眼レフシステムは、シャッターを切り、光をとおし続けてあげたいものだ。

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2006年2月10日(金)
ず〜じゃぁ〜

 いやぁ〜、一週間が長かったすよ〜。

 昨日は日中でもマイナス8度の札幌。ハゲには後頭部が厳しい季節、、、。

 やっと、やっと、待ちに待った週末だ!
お金が無いのでお酒も我慢。まっすぐ帰宅。ネットを見ながら、フィルムスキャナへの欲求は募るばかり。

 最近、写真はジャズシリーズ。今日はマイルスのマラソンセッションから「リラクシン」と「スティーミン」。
どちらも40分弱と短い。めんどくさいのでマラソンセッション4部作を一枚のCDにしてくれないか?これでプレステッジと縁を切ったマイルスの、スッキリした顔が目に浮かぶ。
それにしても、このときのコルトレーンは下手だな。ってゆ〜か、いつまで立ってもダメなのか。いかんいかん、個人批判は。しかし、本当にコルトレーンは生理的にダメだ。
テナーだったら、スタンゲッツとか、ウェイン・ショーターの方がすき、、、。

 

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2006年2月9日(木)
久しぶりに、、、

 日曜日に小樽「雪あかりの路」を撮影しに行くのが楽しみで寝られない。

久しぶりの小樽なんで、どこに行こうかな?あそこもココも、と期待に胸は躍るのですが、ホテルのバーにも、久しぶりに足を踏み入れてみよう、と思うのです。

 バーでは、もっぱらハイボールを飲みます。
カクテルってよく知らんし、甘ったるいのはカンベン、ってクチなので。

 たまに、「これ水割り?」って聞きたくなるくらい気の抜けたハイボールを平然と出すところがある。そういったところはビンボーくさく、一度、開栓したタンサン水にふたをして、それをつかっているのだ。

 それにしてもハイボールって奥が深いカクテルだとおもう。水割りも一緒なんだけど、どうしてきちんとしたバーテンさんが作るハイボールや水割りはおいしいのだろう?
あ〜はやくのみたい。

 写真は今日、聞いているCD。ラファロが生きているころの、このトリオは、やはりいい、、、。

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2006年2月5日(日)
お金かけずに、、、、

 さてさて、日記も2つ目。
 
 今度の日曜には、小樽で開催される「雪あかりの路」を撮影しようと、いまから意気込んでいるのであります。
その際、やはりポジを中心に考えているのですが、感度が100の夜間では手持ち撮影は不可能、ということで三脚の購入を考えておったのですが、3万~5万もするので躊躇しておりました。
で、もともとアマゾンにて1500円程度で買った、写真のスリック社製ミニ三脚が、意外と頼れることが分かりこれを使うことでとりあえずがんばってみよう!と。
写真は85mmf1.4を装着したF100ですが、結構な重さでも2段までの足だしでなら、がんばってくれそうです。
おまけに宿もとったし。出張応援パックであるが、5000円ほど。これで、撮影後は雰囲気のいいバーで、ウィスキーでもなめながら過ごそう。

 それにしても、オートフォーカスカメラのF100に、マニュアルフォーカスの85mmは、とっても似合う。ホールドしやすいし。

あ〜、スキャナー欲しい!!!

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2006年2月5日(日)
春はまだか、、、

 朝起きて、カーテンの隙間から強めの光が差し込んでいる。
「すわっ!快晴か?」と飛び起き、ポジ5本、モノクロ5本、180mm,85mm,35mmにF3とF100、EPIガスとヘッド、水(寒いところであったかいお茶が飲める)を携え一路、道央自動車道へ。
しかし、インターに近づくにつれ、徐々に降雪が激しくなり、視界30mほどになった時点でUターン。高速を途中で降ろされたらかなわん。勇気ある撤退である。

 というわけで、美瑛・富良野の雪景色は、天候の落ち着く3月初旬までお預けかな?

 撮影にいけない鬱憤は消費で解消。F3に新しいストップをプレゼント。ぺらぺら感のある、ちょっとおゲレツなブルーが’70Sしててグー!
それと、ポジの使い方本、フィルムスキャナ本をamazonで購入。レンズはとりあえずそろった感じがあるんで、次はフィルムスキャナが欲しい。

 今朝のTBSサンデーモーニングで、ニコン、コニカ・ミノルタの、銀塩からの撤退を取り上げていた。浅井慎平が「そろそろ人間は、デジタルとアナログを使い分けるようにならんといけない」と述べていたが、なるほど、そのとおり。
便利さ一辺倒ではなく、人間の感情、というあいまいなものまで付託できるアナログなものが、市場の原理や効率性で駆逐されたあとに欲しがってもなくなっているのはさびしい、、、。

 それにしても、ニコンは一応、銀塩カメラ、作っていくみたいなこと言ってたし、マニュアルフォーカスレンズも20mm、28mm、35mmf1.4、50mmf1.2、同f1.4、55マクロなんかはつくるらしい。でも気を抜くといつ、ラインナップからはずされるか分からんので、28mmと50mmは押さえたいな〜。いま、どちらも品薄な模様。
ちなみにニコンF6はマニュアルフォーカスレンズでも設定すれば、マルチパターン測光が使えるらしい。
伝説のFマウントといい、本当にユーザーを大切にしてくれるメーカーだよね。
ニコン、がんばれ!

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2006年2月4日(土)
欲求不満、、、

 さて、広角と望遠レンズも買ったし、ポジも買った。
週末は撮影旅行で富良野・美瑛だ!と思っていたら、空のそこが抜けたような降雪、、、。

 しょうがねぇ〜なぁ〜と思っていて風呂に入りながら腐っていたら、ふと思い出した。
小樽の「雪あかりの路」を撮ろう!

 このイベントは、小生が大学生のときには無かったものだけど、いまや雪まつりシーズンとかさなるようにして開催し、本州の方にも認知されている模様。

 それにしても、よく降る雪だ。

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2006年2月3日(金)
和田ヒロシとマヒナスターズ

 かっちゃった、、、

 数週間前から、価格.comやヤフオクをチェックしていて、なんども実物を見、80−200mmのズームと死ぬほど迷い、結局買っちゃいました。AF Ai−Nikkor 180mm。
12回払い、、、。

 もうヤケ、、。金銭感覚、マヒ、、、。

 初めてのオートフォーカスレンズに、F100も喜んでおります、の図。
ちりめん様の鏡同部分が、意外とプラスティッキーでなく、高級感あり。

 これで冬景色とか、星をとりたいものだ。

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2006年2月2日(木)
 オヤジへの分水嶺

 いやぁ〜、よく降るね〜、雪。
これだけふりゃネガティブな思考から抜けられなくなるってもんだ。

 このままマイルズとか、エヴァンスを聴くと寂しさ倍増なので、今日はチョット趣向を変えてロリンズさんです。

ただでさえ、ひらめきの赴くままに陽気にブロウしまくるロリンズさんなのだけれど、このアルバムは、ほかのパーソネルも、サイコウ!

 トロンボーンのジェイジェイ(決して若槻千夏ではない)ジョンソンが効いている。ピアノはホレスシルヴァーとモンク。やはりこのアルバムのピークは、モンクの名曲「ミステリオーソ」だろう。
センチメンタル、とか、デリカシーとは言いがたい、『空中に楔を打ち込むような(コピーライトby村上春樹)』モンクのピアノに、ヤクザっぽいロリンズのテナーが、ヴぁヴヴぁヴぁ〜、とまとわりつく冒頭の部分が、なんともジャズをカンジさせてくれる。

どうでもいいけど、男性で、小便をしているときにおならをする人を、アナタは許せますか?
俺はぜったい許せない。

ジジイになると、小便とともに括約筋も開くのかしら、、、などと、テナーサックスとトロンボーンを聴きながらおもふ冬の夜なのでした、、、、。

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2006年2月2日(木)
顔面の系譜、、、

 今、午前4時、、、
昨晩は9時に眠ったせいか、こんな時間に起きてしまいました、、、。

 写真は、「ナチュラルグロウ」という、モノクロ写真好きな人のための雑誌だす。
特集は、ジェームスディーンを撮っていた、写真家集団「マグナム」の、デニス・ストック。

 驚いた。
中学生の頃、ジェームス・ディーンって、ヤンキーの家に張ってあるポスターぐらいのイメージしかなくて、なんかだせえな、と思っていたのだが、ここでの彼は、「自分への違和感」に煩悶しつづけていた。

 ディランのようにすべて攻撃的で、才気走った、寄らば斬る、というものではないが、写真の中の彼は明らかに他人と、そして己に対する不信感にすっぽりと包まれている。

 彼のバイオグラフィーは良く知らないが、親戚の農場でリラックスし、いとこで年下の少年と遊ぶ姿は心からくつろいでいるように見える。ここでの彼は「ライ麦畑で捕まえて」の、ホールデン・コールフィールドを想起させる。
カフカやトーマス・マンを愛読していた彼は、ニューヨークでオモシロ半分に入った棺に、その一年後,、亡骸となってはいることすら予期していたようだ。
不眠症に悩んだ彼は突然眠りこけることもしばしばで、レストランで左指に紙巻タバコを挟みながら隣の女性に持たれかけて眠る写真は、とても悲しい、、、。

 写真、というものは、見るものがそれを眺める時間を自由に伸び縮みさせる、とてもシビアな表現手段だ、とおもう。
ぜんぜん興味をそそられない写真もあれば、いつまでも眺めていたい写真もある。
もちろん、これら一連の写真はかなり作為的に撮られているが、それでもなお、人間ジェームス・ディーンの、自分と、世界に対する違和感を能弁に語っている素晴らしい写真の数々。

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2006年1月31日(火)
買っちった、、、、

 え〜、ニコンの銀塩・マニュアルフォーカスからの撤退にあせり、今日は会社の帰り道、Aiの20mm中古をかってしまふ、、、。
いいのだ、もうこうなったらヤケクソ!

 それにしても超広角に属するレンズはのぞくだけでも楽しい!!!今週末はこれにポジフィルムで、美瑛とか十勝岳を撮りに行こうっと。

 そして、帰り道、どうしてもバーボンソーダが飲みたかったので、最近お気に入りのバーへ。
良いバーの条件は人それぞれですが、そのバーは、とにかくトイレがきれい。おしぼりはライムの香りがするし、ハイボールにはバカラのゴブレット。しかもノーチャージときたら。

ワイルドターキー三杯とカマンベールチーズで3360円とはリーズナボォ〜!!!

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2006年1月30日(月)
ただいま、、、

 先週27日から本日まで、大阪に出張でした。疲れた、、、。
 
 いない間の新聞をチェックしていたら、1月28日土曜日の北海道新聞朝刊一面に、写真のような記事が。
フィルムカメラの新品がなくなることで、中古市場も高騰している模様。先週の木曜日まで、なじみのカメラ店にあったF100ボディ55800円2台も、もうなくなってしまったことでしょう。
とくに、ニコンのFM3Aはバブルッちゃうんじゃないのかな???本当にもったいないことだよね、フィルムカメラがなくなるのは、、、。

そういえば、今回の出張は報道カメラマンが一杯来ていた現場だったのだけれど、報道=ニコンっていう図式は崩れた感があった。
みんな持っているカメラは一眼デジなんはもちろんだが、目に付く9割のカメラマンがキャノンだった。
寂しいな〜、デジタルのアドバンテージはキャノンのほうがあるにせよ、個人的にはデジタルに事業を集中するなら、また、プレス連中に「やっぱりニコンは信頼できる」というくらいまでがんばって欲しいものである・

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2006年1月25日(水)
手相

 今日は給料日。で、外食しちゃいました。

帰り道、歓楽街ススキノ名物の、手相見おじさんに鑑定を受けてみました(展開が急すぎ?)
そしたら、仕事なんかでなんとなく結果はだせるだろうけど、女難の相が出ているんだって、、、(ひさびさポイントアップな文字)。

 おじさん曰く「自分の意中の女性にちょっかい出して被害をこうむるなら、そんなの女難のうちにはいらん」そうで、、おじさんによる女難の定義、とは「まったく意図していない女性から、一方的な思いを寄せられ、ふらふらッと、その方にオイタしちゃうと、それすなわち女難に直結」らしい。

胸に手を当てると、、、なんとなくわかる。

ちなみに見料2千円。おじさんの吐く息は、酒臭かった。まあそうだよね氷点下10度の路上でじっと座っているんだから。

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2006年1月23日(月)
物欲の奴隷

 本日は、退社後、ヨドバシカメラでぶらぶら。

目当ては180mmのAFレンズ実物をチェックすること。
ガラスケースから出してもらうと、そのコンパクトさにびっくり!手持ちでも二の腕がプルプルしない。

店員さんもヒマそうだったのでさまざまな質問を投げかけると、親切に応えてくれました。
VRレンズ、って手ぶれも防いでくれるし、フォーカスも超音波なのでピントリングの動きも静か。う〜ん、いいなぁ〜と思って値段を聞くと70−200mmで20万円ほどだって、うへぇ〜。

店員さん曰く「やはり突き詰めていくと短焦点」らしい。
短焦点の人は、肉眼で被写体を見たとき、所有しているレンズの画角を頭に入れているのですぐに画を構成しやすい、なんてことも言ってましたな〜。

それにしても、ヨドバシに行くと、時間を経つことを忘れる。

それにしても、札幌の雪はいつまで降るの?

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2006年1月22日(日)
ひきこもり

 風邪気味に付き、本日は外出せず。

 映画をたくさん見る。「ロミオとジュリエット」、「ターミネーター1,2,3」、「スリー・リバーズ」、「シャイニング」。
「ロミオとジュリエット」は何度見ても映像がスピーディでカッコイイ。銃のことをソードといったり、台詞回しも古臭いのに、思いっきり現代劇。銃把に両家それぞれ紋章を入れてたりしてメチャメチャカッコイイよ。
このころまではディカプリオもよかったのに、、、。やっぱ、マキューシオ役の黒人がかっこいいよね。
そうそう、このときかわいらしいミドルティーンだったヒロインのクレア・デーンズもターミネーター3ではすっかりおばさんになってがっくし!。

 写真は東直己の最新作。途中まで読んだけど、イマイチ感がぬぐえない。
主人公「俺」があまりにも老いて、しょぼくれている気がする。ストーリーテリングも雑だなぁ〜。明らかに手抜きか?
まあ、最後まで読みますけど、、

 あ〜オートフォーカスのレンズ欲しい。ヒマがあれば「価格.com」見てます。

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2006年1月21日(土)
成龍

 ホームページ、新テクスト追加しました。
 『写真のページ』の「こんなもの買った」コーナーに、F100の簡単な説明とインプレッションを追加。興味のある方はどうぞ。

 しかし、市場ってすごいよね。映像を記録する媒体がフィルムからデジタルに変更しただけで、現行機種のハイエンドマシーン新品19万円のカメラが、中古で6万円だよ!
AFとか測光のシステムが、そんなにD200に劣っていると思えないしな〜ってD200のことは何も知らないのですが、、、。

 F6は新品でヨドバシでも26万円するし、F100を6万円でゲットし、なるべくレンズやフィルム関係の支出に振り向けよう。

 今日はケーブルテレビでジャッキー・チェン主演の「アクシデンタル・スパイ」を鑑賞。
しかし50歳でよくやるよな〜。同じ東洋人でハリウッドに刺さりこんでいる俳優として、尊敬してます。

それにしても彼の殺陣、というのか、カンフーのアクションを面白く見せるアイディアの豊富さには脱帽です。
舞台はトルコなのですが、思いっきり人前で裸がタブーの街で、さまざまなもので前を隠しながら逃げ惑うシーン展開の見事さは素晴らしい。

 どうでもいいけど、日本で一時期、バラエティに出まくって去っていったビビアン・スーが出てました。

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2006年1月20日(金)
意地、、、

 あれ?と思ったあなた。

 見たことないカメラが、、、えぇ〜、F100があるぅ〜。
そうです。銀塩カメラからほぼ撤退を決めたニコン。「お疲れ様」という感謝と今までのカメラ市場への功績に敬意を表し、AFフラッグシップF5ジュニアであり、評判の高いF100をゲット!中古67000円が今日までセールで10%引き。
カードで10回払い、、、

 危なかったんですよ。さっきまでF100をいじくり倒してたら「やっぱ、オートフォーカスレンズをくっつけて、ぎゅいぎゅい動かしてぇ〜」となり、ネットでズームAFニッコールを検索。
17〜35mmF2.8が24万円?!!!いかんいかん、また買おうとしていた自分がいた、、、。

やっと冷静になり、手持ちのマニュアルフォーカスレンズでしばらく過ごそう!という気持ちになれましたよ。
でも、少し落ち着いたら、EDレンズの80−200mmズームを買いたいな。この間、フラッと入ったフジフィルムギャラリーで、冬の恵庭岳に、ヤコブの階段のような雲間からの光が差し込む素晴らしい風景写真を見て以来、圧縮効果の高い望遠レンズ(つまりは135mm〜の焦点距離)が欲しくなったのです。

 今日我が家の仲間入りしたF100は、多分、ニコンのD200購入のための下取りに出されたのか?と想像するだけで、放ってはおけなかったなぁ〜。

 それにしても、フィルムカメラはこのままなくなってしまうのかなぁ〜。デジタルカメラで写真への間口が広がって、やがてさまざまなシーンを撮影して行くうちに「やはりフィルムだな」となるような気がするのだが、、。

 プロのカメラマンは、仕事ではほぼ100%デジタルだけど、趣味ではフィルムを楽しんでる、という。

 しかし、現行AF機で、デジタルだろうがフィルムだろうが普通に昔のマニュアルフォーカスが使えるようにしているニコンには、やっぱり誠実さを感じるな。

がんばれ!ニコン!。

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2006年1月19日(木)
コニカミノルタよ、お前もかっ!

 フィルム、マニュアルカメラファンにはつらい知らせが届く2006年の冬、、、。
ついにコニカミノルタがカメラ事業、撤退。

 生まれて初めて買ってもらったカメラが「ジャスピンコニカ」だったっけ。
ヘキサーという名レンズまで生んだのに、、、。まあ、ミノルタと統合した時点で、歴史ある小西六はその幕を下ろしていたのでしょう。ということは、フィルムも、コニカカラーがなくなるわけだ、、、。
本当に、フィルムは金にならないのかなぁ〜、残念、、、。

 ニコンのマニュアルフォーカスレンズも市場から姿を消すらしいのですが、最後に新品で欲しいレンズが、、、180mmED(勃起不全ではない)レンズは、もうないらしい、、さびしいな〜。
ヨドバシのネットショップでも、ニコンのF100ボディは品切れになったし、、、。

寂しすぎるな。
まあ、昨年、85mmのマニュアルフォーカスレンズを購入したのは、虫の知らせだったのかもしれない。

今週末はポジフィルムで、冬の富良野でも撮影に行こうかな?

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2006年1月18日(水)
アマすっかい

 ケーブルテレビで、scoop on somebodyのビデオクリップ特集やっておりました。

 う〜ん、真剣に見てしまった。ってゆ〜か、シミジミ歌ってしまった、、、。

 ちょうど彼らがブレイク寸前のころ、ドライブデートのときによく聞いていたから、歌える、歌える、、、。

 窓を全開にしながら海沿いを走りつつ『線香花火』なんて流れてきた日にはアナタ、、、

 あ〜、追憶の日々。北海道は白い、氷の世界、、、。

そ〜いえばそのころ、ススキノの交差点でscoopのKo-ichiroさんを見かけました。
あの独特の髪型で、結構、背がでかかった。やっぱジーパンじゃなくて、シャツにパンツ、って出で立ちで、scoopらしかった。かっこよかったなぁ〜。

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2006年1月15日(日)
マサ斉藤

 週末はのんびりできました。

 13連休の後の社会復帰もとりあえずクリヤーしたあとの休みを満喫。
土曜日−引きこもり&読書
日曜日−水泳35分サウナ15分昼寝3時間&読書

う〜ん、最高!!!

 ほんでもって最近、読書モードに入りつつある自分として、大好きな作家の新作がまだ出ていないのかなぁ〜、とアマゾンをチェックしていたら、なんと年末に出ていた、、、。
早速注文。花村萬月の1000ページ読了後ですが、楽しみ。

 その作家とは、、札幌在住の、東直己さんです。
 彼の代表作は、ススキノの便利屋『俺』のシリーズになるのでしょうか?
主人公は、どう見ても東氏をモデルにしていると思われ、新作ごとに、きっちり年をとっているところが良い。

「ちょっと昔、風俗営業法が変わる前、『ソープランド』が『トルコ』と呼ばれ、エイズがアメリカのホモだけがかかる原因不明の奇病だった頃、俺はススキノでぶらぶらしていた」という素敵な出だしのデビュー作「探偵はバーにいる」から8作くらいは出ていると思います。
いわゆるハードボイルド・ミステリにカテゴライズされるこの小説の舞台は基本的に札幌なので、自分にとっては非常にイメージがわきやすい。

 主人公のように昼間からスーパーニッカのストレートをなみなみとピラフを食べるのは、結構つらいです。
 
 肝心の最新作では、『俺』もめっきり酒に弱くなったようです。さて、どんなオハナシなのか?

 あ、そうそう、東氏は、マサ斉藤に似ています(って、分かるかなぁ〜?)

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2006年1月13日(金)
SO WHAT?

 久々、バイクツーリングネタ。

 オートバイで全国津々浦々巡った花村萬月の書き下ろし「たびを」を入手。
これはすごいよ!上下段で1000ページ。厚さにして約6センチ。読み応え十分。

 ストーリーは単純。浪人の童貞クンが、賀曽利隆(実在の人物。世界中をバイクで走破しまくっている現在50歳は越えている方)のバイク紀行文に触発され、スーパーカブで日本一周に出る、というもの。
まだ読了はしていないが、オートバイによるロングツーリングをしたことのある人なら「あ〜、このカンジ、分かる分かる」と、思わず膝を打つ描写がてんこ盛り。
もちろん、バイクに乗ったことの無い人でも、マンゲツ氏独特の視点がふんだんにちりばめられていて楽しい。
個人的には、いわゆる「エロ」シーン描写のなまめかしさと、同時に感じる寂寥感や劣等感や狂気をうまく掬い取っているところがサスガ!ってカンジです。

 バイクに乗れない今の季節に読むと、非常に良い代償行為になるでしょう。2940円。

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2006年1月12日(木)
もうだまされない

 CDは便利です。
 
 よっぽどのことが無いと傷つかないし、演奏前に軽くほこりを払うような手間も要らない。
しかし、われわれは果たして、それで本当に幸せになったのだろうか?

 今日の新聞に、「ニコン、事実上フィルムから撤退」という記事が載っていました。
フラッグシップのF6と最廉価版のFM10をのぞくフィルム一眼レフボディは生産中止。マニュアルフォーカスレンズも、50mmのf1.4とマクロの100mm以外は生産中止とのこと。

 いいでしょう、デジタル。フィルムと違って、一コマごとにISO感度を変えることができるんですから。
でもね、、、

 カメラ、というのは「カメラ オブスキュラ」という言葉からきているらしい。意味は「暗い箱」。
従来のフィルムに映像が写る仕組みとして必要な要素は【1】感光剤(印画紙やフィルム)【2】光【3】暗室的空間(
カメラボディ)【4】光が入る穴(レンズの役割)【5】穴が開閉する仕組み(いわゆるシャッター)の5つ。


目に物が見える原理というのは、それに当たって反射した光が入ってくるから。

 その反射した光が目(レンズなどの穴)を通して感光剤に届くと映像が写る。この光の差し込む穴の面積が小さいと鮮明に写り、大きいと画像が粗い。


 映像は感光剤の上での化学反応により、ピンホールを通った光の集積として映像となって記録される。

 対するデジタルデータが画像として記録される仕組みはよく理解していない。

 デジタルカメラもいいところはいっぱいあるけれど、フィルムにしかできないものってなんだろう?
その一例が、写真の「ピンホール写真集」のような絵作りだとおもう。

 物事を記録する、たとえば犯罪現場の証拠写真や工事現場の行程記録は正確さが要求されるけど、はっきり形にはできない心のアヤなんかを写真、という手段で表現するには、やはりフィルムの方に軍配が上がると思う。

 いまだにレコード針は生産されている、という。
今度はCDの時のように、時流に盲従するのではなく、自らの価値観によった消費行動を心がけようと思う!

 

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2006年1月9日(月)
明日から社会復帰!!!

  昨年12月28日から今日2006年1月9日まで、休みも休んだ、13連休が終わります。
考えてみたら、結構顰蹙か。

 まあよい、どうせ休みは売るほどたまっていたんだし、、、。

 家に居るのも、少しだけ飽きたしね。

 そうそう、13日間に使ったお金は
 ジムでのジュース代金 ミネラル水@110、アミノバリューW@200で310円を、12月29日、1月2、3、4、6、8日計6日ジムで消費1860円。
 食料品ほか2000円などで、4千円以下しか使わなかった!!!!!われながら偉い!!!
 
 そうそう、読破した本は
 1)死刑囚 永山則夫
 2)さおだけ屋はなぜつぶれないのか?
 3)駅伝がマラソンをダメにした
 4)もてない男
 5)帰ってきたもてない男
 6)ストリート・チルドレン
てなカンジです。もちろん、「積ん読」の本なので新たな出費は、なし。

 さあて、充電完了です。

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2006年1月8日(日)
さようなら!nikon

 残念なお知らせ、、、、

 ニコンがFM3Aの生産を終了するそうです、、、。
 これで、新品のマニュアルフォーカス一眼レフが、市場から消えてなくなります。

 いつからか分からないけど、頑固に新しいものを拒否するようになるようになった。多分、時代の速度についていけなくなっていっている証拠だと思うけど、手でピントを合わせることができなくなるのは、自分にとっては人工呼吸器で生かされている、くらい、受動的な行為なわけです。

 写真を撮る、という行為はフイルム装填、ISOあわせ、被写体をどう切りとるかを決定し、ピントリングを合わせてシャッターを押す、で、やっと完成する。すくなくとも自分にとっては。
 
 今の機種はもっと頭がいいんだろうけど、その昔、一眼レフ市場のシェアでキャノンを抜く原動力となったミノルタのα7000を触ったとき、なんともいえない違和感を味わったものだ。

フレーミングを動かさずにセンター以外の物体にピンをあわせる、という行為に機械自体がひどく戸惑った記憶がある、それ以来、オートフォーカスは欲しいと思わない。

 まあ、昔を懐かしんでみても、世の中の流れには逆らえない、ということなんですが、そういったものが「市場」だよ、という納得の仕方はしたくない。
たとえ銀塩による、マニュアルフォーカスでの写真撮影が「時代遅れ」と揶揄されようと、これがオレのスタイルだ、という物分りの悪さを、そろそろみんなが獲得すべき頃ではないだろうか?

 話は飛ぶが、年末の紅白歌合戦の視聴率低下が議論されている。価値観の多様化をうたってその現象を理解しようとするなら、メーカーから商品が供給されなくなって「やっぱりこれからはデジタルカメラだよ」と納得するのはそれと矛盾するような気がする。

 一方でうれしいのは、いま、ピンホール写真がじわじわキテイル、という事実。ピンホール写真とは、極端な話、真っ黒い空間を提供できる箱とフィルムがあれば、写真がとれちゃうという、いわばカメラの原点なのだが、ピンホールカメラで撮った写真集なんてものまである。

 個人で楽しむエロ写真、印刷媒体との親和性など、「合理性」を追求するならデジタルカメラだろうけど、写真、というものにさまざまな付加価値を見出しやすいのは、フィルム・マニュアルフォーカス・短焦点レンズのほうだとおもう。
どちらがいいとかではない。しかし、フィルム写真はより、マニアックな趣味になっていくんだろうなぁ〜。お金もずっとかかるだろうし。
冷静に考えたら、マニュアルフォーカスのカメラを新品で購入できるのはライカなどのレンジファインダーカメラだけになっちゃうんだね、、、。

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2006年1月7日(土)
カンパ、と聞いて、、、

 アナタは何を思い出しますか?(ってタイトルから続くつかみの是非はともかく)

 日本列島を襲っているのは寒波です。
札幌も午前中はピカピカの好天だったのに、正午ちょっと前からこんな天気に、、、、、。

 さて、そろそろヒマになってきました、ジムで泳ぐのも、肩の筋肉が「今日は休みたいよ〜」といっているし。
しかし、こんな天気のなか、車で市内中心部にいってごらんなさい。大渋滞&セールの人ごみ&子供のわめき声攻撃が待っている。しかも、欲しくもないものまで買ってしまいそう、おっと、そうだ、もうまったくお金は使えないんだった。という思考のループに入りながら雪景色を眺めるのでした。寂しい、、、、

フレーム
2006年1月5日(木)
無知とは?

 正月はイイ!

 基本的に、一人でいるのはまったく苦にならないので、時間をもてあますこともない。イライラしたらジムで30分もみっちり泳げばスッキリするし、何か食べたら自然と瞼が降りる。昼寝というのは名ばかりの、仮眠に近いガン寝をかますと、もう晩御飯。
う〜む、最高!

 で、それ以外は読書なのですが、やはり考えさせられたのは「死刑囚 永山則夫」だ!
 この、4人を次々に拳銃で殺害し金品を奪うなどして全国を歩いた当時19歳の少年は、自分が犯罪を犯したのは社会が生み出す貧困ゆえの無知からくるものである、として死刑宣告を受けた後も著作を発表し、貧困をなくそうと訴えたらしい。

 彼の問題はいろいろなことを含んでいると思うが、自分としてはやはり「勉強は、できるときにやっとけ」と、今の子供たちに言いたい。

 昨今「15人家族奮闘記」などで大家族の生活ぶりを見せられ「あ〜やっぱり家族って素晴らしい」という番組があるが、個人的には背筋に薄ら寒さを感じるだけの何者でもない。
 兄弟が雑魚寝する部屋では勉強はおろか、エロ本を眺めることも、ままならない。プライバシーなんて概念は皆無。両親が「今月も足りない」と家計に四苦八苦している姿を見て新聞配達や高校進学断念する子供をことさら美しく描くのは、テレビも視聴者も、彼らのこれからの人生になんの責任もないからである。

 戸井十月だったかな?昔、アフリカをバイクで旅していてある民家に泊めて貰った。もちろんアフリカだから大家族。歓待を受けたあと部屋で寝ていると、その家の子供が彼を起こす。
「どうしたんだい?」と聞くと、子供は、戸井の持っている鉛筆が欲しいという。そして子供は、思いつめたように「僕はこんなプライバシーのない家はいやだ。だから勉強して家を出てやるんだ」と話した。

 永山則夫は8人兄弟。母親に捨てられたこともあり、中学卒業とともに上京。定時制高校に通うも学業と仕事の両立は難しく、職を転々として転落していく。

 昔はしょうがないのかもしれないが、犬猫のように子供を産み、親としての責任を放棄したまま。そんな親のもとに生まれてきた我が身をうらみ、永山が衣食住の心配もなく、書物を読みふけり、自らの変革を遂げた場所が皮肉にも刑務所だったとは、、、。

 陳腐な問答であるが「なんで勉強するの?」と聞かれたら「この複雑な世の中を生きていくために、一番効率的に最低限のことをマスターするため」と答えてあげても、リアリティはなさ過ぎるのだろうか?

フレーム
2006年1月2日(月)
謹賀新年

 みなさま、あけましておめでとうござります。
今年も、よろしければ遊びにいらしてください。

 それにしても、今年の年越しはシンプルです。
ご馳走もそんなに食べないし、なんといっても昼からビールでへべれけになることがない。

 それもそのはず。ボーナス払いが結構かさんで、実は極貧生活を強いられたのです。
しかし、幸いなことに小生、1月9日までお休みなんです。ですからその期間は、極力外には出ずに引きこもって日数が過ぎ去るのを待とう、という作戦。
 幸い、ケーブルテレビのチャンネルをがちゃがちゃ(って今は言わないか)していたらなにかしら興味を引く番組はやっているものですから、助かります。
特に、大晦日は第二次世界大戦終結までの連続シリーズ、あけて元日はプロジェクトXのマラソン放送を見てすごしました。

 テレビに飽きてどうしようもないときは、自室でマイルスを聞きながら上記三冊を並行読み。なんの脈絡もない三冊、うち深夜特急は再読です。
新年に聴く音楽がマイルスの「ESP」っていうのは、われながらどうなんだろう?と思いつつ、ウェイン・ショーター、トニー・ウィリアムス、ロン・カーター、ハービー・ハンコックの理知的なプレイ(まあ、それをコーディネートしているのがマイルスなわけですが、、、)を聴くと新たな発見があったりして。

 昨年末まで散々夢を見て、「まあ、最低、なんとか枠の70万が当たって借金をきれいに」と目論んでいた年末ジャンボが、かすりもしなかったことで、きっぱり「信じるものは己のみ」と誓った元日でした。