ハワイの路面状況に、チョチびびる!の巻

 そこはほとんどカラカウア大通りのはずれにあって、ハーレーのレンタル専門だった。
車種はファットボーイ、ロードキング、FLSTC、スポスタ(1200C、883)で、店も白が基調のさわやか系。やはり通りに面しているだけのことはある。
 早速店番のおやじに必殺!長島茂雄風イングリッシュで「スポーツスターは一日でハウマッチ?」とたずねると、手招きで「こっちへ来い」とのこと。「いや、おれは今日は乗れないんだけど明日、、、」という意味のことをいっているつもりの俺に対し「いいんだいいんだ」とうなずき説明が始まる。

親父の説明によると

▼1日8時間で128ドル(保険料込み)
▼借りる場合、クレジットカードが必要。
 これはもし、事故ってバイクがお釈迦になった場合、最高2500ドルまでを支払うためのもの。全損した場合、2500ドル以上の負担は店の親父がする(といっていた気がする)。無傷で帰ってきたら、俺のクレジットカードの伝票は目の前でやぶりすててくれる。
▼満タンで貸すから、返すときも満タンで。

とまあ、だいたいこんな様なことを言っていた

「2004年モデルがあるよ」だって!

 そう、スポスタは2004年モデルで結構大幅なモデルチェンジを行った。
古いスポスタ乗りの俺としてはぜひともその進化とやらを見届けたいと常々考えていたところだったので、まさに渡哲也に磯野フネって感じだったのだ。もう心は完全に決まった。おれは2004年スポスタのレンタルを予約し、カードを切って店を出た。

 おれも意外と使える長島イングリッシュの威力にサプライズしつつ、先ほどまでの弱気はどこへやら、すっかりその気になって明日の予約をしようとしたが、その前に「ほかにスポーツスターはないのか?」と聴いてみた。

だって、店の前にあるスポスタは、どちらも多分1999年式であり、少々くたびれ感が漂っていたからだ。かなり減価償却の進んでいるものではなく、少しでも新しいものを借りたいという欲求からでた長島イングリッシュは、親父にもアンダスタンドできたらしい。
そして返ってきた言葉はおれを小躍りさせた。

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レンタル屋のオヤジとのツーショット(って俺が切れてるっての)