三日目 その2

 しかし、やはり貧乏性。30分もいると尻がうずうず。ふたたび機上の人となる。それにしても天気がよい。クッチャロ湖周辺もなかなか気持ちのよいまっすぐな道が続く。これは穴場だ。ナイタイ高原のように俗化して、一周できなくなってしまう様なことのないように祈る。
 
 そのままバイクは内陸部へ。中頓別、音威子府、美深と単調な道。途中、天北峠をパス。結構怖かった。
音威子府の道の駅で一休み。スーツ着て腕章した女がドライバーにインタビューしている。ツーリングマップルの取材でもしていたのか?
聞くともなしに聞いていると「どこそこからどこまでいってどうこう」ということをひとしきり聞き出している。聞かれるほうもなんとなく嬉々としてしゃべっているようだ。おれも聞かれたら、快く答えてやろうとおもったが、一向に聞いてくる気配がない。トイレに入り、缶コーヒーを飲み終えても一向にその気配はない。オートバイ乗りはきらいらしい。まあいいや、と再びバイクにまたがり美深を目指す。
美深では廃線跡の駅を見たいとおもっていた。

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上全部)気持ちのいい風景としてコラージュして見ました。ってコラージュになってねえか、トホホ、、、。

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