この節では、Dynagraphの空間の曲線の周りに円筒を描く為の
tubeplot()
命令について述べる。これはspacecurve()
での曲線表記を用いるが、曲線を描かずに、曲線周りの断面が一定の半径の円となる
円筒を描く。
切断面での半径はオマケのtuberadius=r
で指定する事が可能である。
デフォルトのtuberadius
は1.0
である。
切断面を描く為に用いる点数は、オマケのtubepoints=n
で設定可能
である。デフォルトのtubepoints
は16
である。
円筒の軸に沿って用いられる点数はオマケのnumpoints=n
で設定
可能である。デフォルトのnumpoints
は60
である。
tubeplot([f, g, h], t=a..b);
f, g, h: are expressions in t
様々なオマケ引数で、円筒のデフォルトの見映を修正する事が可能である。 描画のオマケに記述している。
一つのtubeplot命令で複数の円筒を、それらの定義を中括弧{...}
で括る事で描ける。
例題:
> tubeplot([cos(t), sin(t), 0], t=0..2*Pi, tuberadius=1/2); > tubeplot({[cos(t), sin(t), t], [-cos(t), -sin(t), t]}, t=0..2*Pi);