予め計算したデータを表示するには

dataplot()命令はファイルから読み込んだの数値データを描く。 plot3d,spacecurve()tubeplot() と云った描写命令と同様の手法でグラフを生成する。

dataplot()命令

    dataplot(file, options);

       file: 数値データを含むファイルの名前

様々なオマケの引数で、表示グラフのデフォルトの見栄えを改変出来る。 描写のオマケに記述してある。

註 1: file引数はdynagraphの文字列で、必要であれば、 引用符で括られていなければならない。詳細は、 引用された文字列の節を参照されたい

註 2: plotdata()dataplot()の同名のものとして提供されている。

dataplot()で描かれたグラフは他の全ての描写命令と同様に、 p1 := dataplot(...);の様にして名前を割当てる事が可能である。

データファイルの内容

データファイル内部の個々のデータ間の

全ての空白(space,tab,newline)は 無視される。この様にして、受け取られる。たとえ、データファイルは非常に長い 一行だけであったとしても。

データファイルは以下を含まなければならない:

  1. ヘッダ部分(header segment)は次を含む:
  2. データ部(data segment) は3組の座標値の列で構成される。 各座標値の三組は3個の浮動点の列で構成され、一つの点は曲面や曲線上の点を 記述する。データ部での注釈や脱落は許容されないが、書式はヘッダ部と同様に 自由である。。
  3. 1と2で説明したヘッダ部/データ部の組み合わせの任意個の 反復。各組はグラフを記述する。dataplot()>/code> 命令は全てのグラフを同時に表示する。

纏めとして、曲面の一般的な書式は:

    TITLE "An optional title"
    SURF m n
    x11 y11 z11    x12 y12 z12   ...   x1n y1n z1n
    x21 y21 z21    x22 y22 z22   ...   x2n y2n z2n
    ...
    xm1 ym1 zm1    xm2 ym2 zm2   ...   xmn ymn zmn

一般的な空間曲線の書式は:

    CURVE n
    x1 y1 z1    x2 y2 z2   ...   xn yn zn
一般的な円筒表示の書式は:
    TUBE n
    x1 y1 z1    x2 y2 z2   ...   xn yn zn

データファイルはこれらの三種類のデータ型を任意個数を交ぜて含んでいても 良い。

註 3: データファイル内の各 x y zの三組は デカルト座標系の点として文字通り解釈される。命令行に含まれる任意の coords=...オプションは無視される。

データファイルの例

例題 1:

   # 単純閉曲線:以下のデータをファイルに貼り付けて、
   # dataplot(filename);で描こう。
   TITLE "a pretty simple curve"
   CURVE 5
   0 0 0
   1 0 0
   0 1 0
   0 0 1
   0 0 0

例題 2: 上のファイルで、CURVEからTUBEに変更して、 以下で描こう:

   > dataplot(data,tuberadius=1/5);

Example 3:

   # 3x3方眼上で定義された曲面。
   # dataplot(filename);
   # で描く。
   # また、次を試そう。
   # dataplot(filename, gridstyle=triangular, style=patch);
   SURF 3 3
   0 0 0  0 1 0  0 2 0
   1 0 0  1 1 1  1 2 0
   2 0 0  2 1 0  2 2 0
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