空間曲線の描画

この節では、空間曲面を描くDynagraphのspacecurve()命令について 解説する。Dynagraphの空間曲線の考え方は、三次元空間内に写された一次元の 順序付けられた点列である。

空間曲線は空間内での連続的な曲線(この場合、線分によって各点が繋げられ ている)や不連続点として表示する事が可能である。曲面とは違い、空間曲線は Dynagraphの光源設定や見映えの影響を受けない。

spacecurve()命令

    spacecurve([f, g, h], t=a..b);

       f, g, h: はtの式

色々なオマケの引数で、デフォルトの曲線の見映えを変更する事が出来る。 これらは描画のオマケで解説されている。 オマケのnumpoints=nは、曲面を描く際に用いられる点数を決定する。

曲線の定義を中括弧{...}で括って、一つのspacecurve命令で複数の 曲線を描く事が出来る。

例題:

    > spacecurve([cos(t),sin(t),t/4] ,t=0..4*Pi);
    > spacecurve( { [cos(t),sin(t),t/6], [sin(t),cos(t),t/6] },
            t=0..4*Pi, thickness=4);

    #次は、Mapleのspacecurveのデモから採っている:
    > spacecurve({ [sin(t), 0, cos(t)], [cos(t)+1,sin(t),0] },
            t=0..2*Pi, numpoints=11, thickness=5);

空間曲線と曲面の描画は保存可能で、それから共に、display() 命令で表示可能である:

例題:

    > p1 := spacecurve([cos(t),sin(t),t/4], t=0..4*Pi, thickness=5);
    > p2 := plot3d(x^2+y^2,x=-1..1,y=-1..1);
    > display([p1,p2]);
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