大河ドラマ「新選組!」のツボ 

 

第46回  東へ

冒頭、前回の鳥羽伏見の戦いの続きから。
こちらは佐々木様率いる遊撃隊。薩摩軍の激しい銃撃に、隊士たちが一斉に逃げていきます。
「退くなーっ!退くなーっ!!」
その時、指揮を執っていた佐々木様の左肩を銃弾が貫きます。膝を付く佐々木様。
「佐々木様!」
駆け寄った隊士を押しのけて、立ち上がった佐々木様は刀を抜くと、
「おのれ、西郷〜!」
と叫びながら、薩摩軍に向かっていきます。銃撃を浴び、刀を落として、川の中に倒れる佐々木様。

京の岩倉卿の屋敷には、薩摩藩の伝令が戦況の報告に来ています。
「我らの大勝利にごわす。」
と、岩倉卿と西郷に嬉しそうに伝える大久保。それを聞いて、
「御旗が効いたな。」
「勝ちもした。歴史は、動きもんど!」
にんまりする岩倉卿と、目を輝かせる西郷です。

「江戸へ帰る。」
“1月6日の夜、徳川慶喜は、松平容保・定敬兄弟たちを伴い、密かに大坂城を脱出した。慶喜は
 海路、江戸へ向かった。その瞬間から、徳川家と新選組は、破滅の道を突き進むことになる。”


ここは橋本の陣でしょうか。
疲れきって、座り込んでいる新選組隊士たち。
その中を一人、大石鍬次郎が、水の入った桶を持って歩いています。
柄杓に水を入れて、
「ほれ。」
と周平に差し出す鍬次郎。
「済まない。」
周平は柄杓を受け取って水を飲みます。次の隊士のところへ行く鍬次郎。

部屋の中では幹部会議が開かれています。
「大坂へ行く。どう転んでも、ここじゃ勝ち目はねぇ。会津藩も大坂城へ向かった。俺たちもあっちで、
 近藤さんたちと合流する。」
と告げる土方。さらに、
「俺はこれから京に戻り、屯所に行って来る。」
と言い出します。
「戻るのは無理です。薩長の奴らが、うじゃうじゃいます。」
島田が心配しますが、
「だから行くんだ。屯所には、薩長の奴らの手に渡るとまずいもんが色々残ってる。それを処分して
 くる。」
と説明する土方。
「斎藤、つき合え。」
「承知。」
「山崎、街道は目立つから避けたい。道案内を頼む。」
「喜んで。」
土方はてきぱきと指示を出していきます。
「だったら、俺も一旦戻ってもいいか。」
「私もできれば戻りたい。次に戻るのは、いつになるかわからないから。」
言い出す原田と永倉に、
「ここから先は、各々に任せる。その代わりいいか。死ぬなよ。」
仲間の顔を見回しながら、その身の安全を気遣う土方。不器用な優しさを見せる、仏の副長。
そんな土方の優しさを受け止めて、
「承知!」
と答える面々。
「大坂城で落ち合おう。」
一斉に立ち上がります。
実際には、このタイミングで京には戻ってはいないはずですけどね。戻れる状況じゃないし。
伏見に移る時点で、機密文書の処分も身辺の整理もつけてきているはずです。
まぁ、そう言ってしまっては、今日のドラマは展開しないので、ヤボは言わないでおきましょう。


大坂城に負傷した佐々木様が搬送されてきました。
近藤が慌てて駆けつけます。
枕元に座り、「佐々木様!」と強く呼びかけると、佐々木様が意識を取り戻します。
近藤を求めてわずかに持ち上げた手を握ってやると、佐々木様は苦しい息の下で、
「大阪城に..籠もり...敵を引きつけろ...。ひと月もてば、江戸から...加勢が来る...。さす
 れば、薩長は挟み撃ち・・・。上様に...御出陣...いただき...一気に...城から・・・討って
 出ろ・・・。我が方の...勝利...間違いなし・・・。近藤殿・・・徳川家の事...お主に託した・・・。」
と、自分の策を伝えます。
「はい。」
近藤が力強く頷いてみせると、佐々木様は近藤にあとを託して息を引き取りました。


慶応4年(1868)1月7日、京。
土方と斎藤が、不動堂村の新選組屯所の庭で、書類を燃やしています。いつのまにか、小奇麗な身なりに戻って・・・。(笑)
お手伝いしてくれているのは、房吉さんです。
「おまえも八木さんのところに戻っていいぞ。長い間、ご苦労だった。」
心から労う土方。房吉は、
「御武運、お祈りしております。」
と言って、その場を立ち去ります。
なにげなく書類の内容に目を通す斎藤。
土方は書類を破いては丸め、火の中に放り込みながら、
「尾形が書き留めていたんだ。俺たちが斬った奴らの名前まで、全部事細かに書いてある。薩長の
 手に渡ったら、えらい事になるからな。」
尾形さん、山南さんに託されたとおり、きちんと記録に残しておいたんですね。処分されてしまうのは切ないけれど。
「俺は過ぎた事には関心がねぇ。こんなもん残しといても誰が喜ぶ。」
と苦笑する土方。<はい、私たちが喜びます。(爆)
口ではそう言っていたけれど、文書の中から一冊、土方が書類をそっと懐に入れたのに気が付く
斎藤。何か言いたげにしていましたが、その時、人の気配が・・・。
さっと身構える斎藤さん、かっこいい〜。

二人の前に現れたのは、西本願寺侍臣・西村兼文でした。
西村は懐から金の包みを取り出して、
「餞別です。何かと要り様でしょ。持って行きなはれ。」
と土方に差し出します。不審そうに躊躇う土方に、
「ご心配なく。寺には金は余るほどある。言うたはずや。私はどこの味方でもない。面白い事が好き
 なだけや。新選組の行く末、しっかりと見届けさしてもらいます。」
そう言って、にっこりと笑う西村さん。
土方も警戒を解いて、ほっと笑うと、
「助かります。」
と、金を受け取ります。
そこへ山崎がやってきました。
「副長。表に薩摩の兵がうろうろしてます。早めに出た方が。」
促され、斎藤と頷き合う土方。
西村さん、けして味方ではないけれど敵でもない。人情味のある、いい感じの人物に描かれていましたね。
土方さんも今までだったら、強がり言ってお金を突っ返すか、受け取るにしても何か一言憎まれ口を叩いていたでしょうに、すごく素直に西村の心遣いを受け取っていましたよね? 追い詰められて、
苦しい戦の中で源さんを失って、変わってきたみたいですね。>土方さん

薩摩の兵士たちが、屯所の中に入ってきます。
好き勝手なことを言いながら、探索する兵士たちの足元、床下に隠れている土方たち。
「ずいぶんと増えてきたな。」
土方が呟きます。
「俺が斬り込む。その間に・・・。」
そう言いかけた斎藤を、土方が
「やめとけ。無駄死にだ。」
と止めます。
その時、土方の背中をつつく枝が・・・。
土方がはっとして振り向くと、
「しっー!」
口に人差し指を当てて立っていたのは、八木家の為三郎でした。
「父上に言われました。こっちに。」

為三郎のあとについていくと、路地から源之丞さん、雅さん、房吉が・・・。
「こっから脇道へ抜けられます。この道やったら、安全や。」
と、抜け道を教えてくれる源之丞さん。
「すみません。」
と土方が頭を下げます。
「わしらが出来る事いうたら、それくらいどす。」
さんざん世話になった源之丞さん。
最後までかけてくれる気持ちが有り難い。
「道中、食べなはれ。」
さらに、雅さんが風呂敷包みを斎藤に差し出します。
「かたじけない。」
受け取る斎藤。
「災い転じて福となす、の例えもおます。おきばりやす。」
新選組の苦境を察して、励ましてくれる源之丞さんに、
「このご恩、けして忘れません。」
土方は改めて頭を下げます。
名残惜しそうな3人に、道案内をしてくれるという房吉が、
「さ、急ぎましょう。」
と先を促します。
八木家の皆さんに頭を下げて、房吉のあとを路地へと入っていく土方たち。
その後ろ姿を見送りながら、
「あれほど京の為に尽くしてくれはったのに、こんな形で京を追われるやなんて。」
呟く雅さんの瞳が濡れています。
「あの人ら、なんか悪い事したん?」
と、父親に尋ねる為三郎。
「何もしてへん。なーんも、してへん。」
そう答えた源之丞さんは、唇を固く引き結び、どこか悲しそうに、悔しそうに、空を見つめていました。
迷惑に思いながら、新選組を温かく見守ってきてくれた八木家の人たち。中でも源之丞さんは、どこか父親のような存在だったかもしれませんよね。
新選組を支えてきてくれた人たちとの別れが、切ないです。


“お多福”に戻って来ている左之助。
「え?馬鹿なこと言ってんじゃねぇよ。」
「そうかて、もうじき産まれるんよ、茂は。」
「仲間が命がけで戦ってんだぞ。俺だけ抜ける訳にはいかねぇんだよ。戦が終わったら、必ず帰って
 くるから。」
「死ぬかもしれんやないの。」
「死にはせん。」
「死んだらどうする?」
「死んでも、戻ってくる。」
「いやや、怖い。死んだら戻ってこんでええ。」
「どっちなんだよ。」
「生きて戻ってきて。」
「約束する。」
「きっとやで。茂を父なし子にしたらあかんよ。」
相変わらずのお馬鹿でらぶらぶな会話も、今日ばかりは悲しい。(涙)
「これから日本はどうなっていくん?」
「そういうことは、俺に訊かない約束だろ?」
「薩長の世の中になったら、あんた、お尋ね者や。」
「うん。そうなったら、海を渡って、清国へ行く。」
「清?」
「うん、むこうにはな、水滸伝みたいな山賊がいるんだ。俺はそこの頭になるんだ。」
「水滸伝て、なんや?」
「そしたら、お前、山賊の女主人だ。」
「気ぃが遠なってきた。」
「だから、必ず迎えに来る。茂と待ってろ。」
こっくりと頷くおまさちゃん。身重の体で、本当に心細いだろうなぁ。
左之助はこの後、彰義隊に参加して上野で戦死したというのが通説ですが、なぜか、清国に渡って馬賊の頭領になったという伝説もあるんですね。それを上手く生かした、この会話です。


一方、おそのさんを訪ねてきた永倉。家からなぜか、薩摩の兵士が二人、笑いながら出てきます。
荒らされた家の中で、斬られて倒れているおそのさん。
永倉が抱き起こすと、おそのさんはその腕の中で、「宇八郎様」とかつての恋人の名を呼び、息絶えます。
新八さん、やるせないよなぁ。
さっきの薩摩兵に追いついた永倉が、「待て!」と声を掛けます。
「俺の女房を斬ったのは、お前たちか。」
「だいじゃ、お前は?」
「新選組二番組長、永倉新八!!」
刀を抜くなり、二人を斬り捨てる永倉。

史実では、おそのさんは永倉の娘を産んだあと、産後の肥立ちが悪く、永倉が京を離れる直前に病死しています。永倉の友人・市川宇八郎とはなんの関係もなく、小常という源氏名で出ていた島原の芸妓でした。永倉は、明治になってだいぶ経ってから、娘と再会したと言われています。


大坂城で、近藤は永井様と向かい合って座っています。
「300の兵を私にお貸し下さい。命に代えて、この城をお守り致します。むこうに錦の御旗があるな
 ら、我らには上様がいらっしゃいます!」
強く訴える近藤に、
「近藤。お前に打ち明けなければならん事がある。」
固い表情で話し始める永井様。


伏見へ向かう街道は、薩摩の兵でいっぱいです。
崖の上に身を隠して、行き交う兵士たちを見下ろしている土方と斎藤。
「何を持ってきた?」
斎藤が唐突に、土方に尋ねます。
なんのことかと振り向く土方に、
「一つだけ、燃やさなかったやつがあるだろう。」
と付け加える斎藤。
「よく見てるな。」
観念したように、土方は懐の書類を斎藤に渡します。
「新選組の編制図だ。三年前だな。思えばあの頃、新選組は一番羽振りが良かった。」
元治元年十二月って書いてありますか?
総長山南敬助、参謀伊東甲子太郎、四番組長松原忠司、五番組長武田観柳斎、そして六番組長
井上源三郎・・・。懐かしい名前が見えます。
土方の言葉を聞きながら、ぱらぱらと目を通した斎藤が、何も言わずに書類を土方に返します。
「過ぎた事には関心がないって言ってたくせにな。」
苦笑しながら、その編制図を破ろうとする土方。それを、
「取っておけよ。」
と斎藤が止めます。
「新選組はあんたが作ったんだ。取っておけ。」
微かに微笑みながら斎藤に言われて、土方は編制図を再び懐にしまい込みます。
“いつもなぜかそこにいる斎藤さん”でしたからね。(笑) 土方さんが必死に新選組を作り上げ、組織として維持してきたのを、斎藤さんは黙ってずっと見てきたから・・・。
斎藤さんの言葉、土方さんは嬉しかったでしょうね。
そしてまた大切にしまい込む土方さんが、とても愛しく思えてしまう。(爆)

崖の下から口笛が聞こえてきます。街道を渡って、山崎が戻ってきました。
「むこうに、けもの道がありました。あそこやったら、おそらく大丈夫でしょう。」
そう言いながらやってくる山崎の背後に、薩摩の兵が!!
気づいた土方が、「山崎っ!!」と叫びます。
慌てて振り向いたところ、上段から額を斬られる山崎。
「山崎!!」
土方が倒れた山崎に駆け寄り、斎藤は薩摩兵を一刀のもとに斬り倒します。


再び場面は大坂城に戻って・・・。
「信じられません。」
「会津公も一緒だ。無理矢理上様がお連れになったらしい。」
鎮痛な面持ちで打ち明ける永井様。近藤は呆然としています。
「戦はこれからではありませぬか。いったいなぜ家来を置いて、上様は江戸へ先に帰られたのです
 か?!」
「わしに訊くな!上様がおられん以上、もはや我らに勝ち目はない。」


薩摩兵に額を斬られた山崎が、土方に体を支えられ、斎藤に水を飲ませてもらっています。傷口に巻いた手拭いが赤く染まっている。
「もう、あきません。」
力のない声で呟く山崎。その肩を掴んで、
「そんな事はない。」
と土方が励まします。けれど山崎は、
「顔をやられてしもうた。監察やのに。これでは顔を覚えられてしまう。」
重傷を負って、まず仕事に支障をきたすことを心配している山崎さん。(涙)
顔を覚えられないのを見込まれて、土方に採用してもらったのですものね。顔に特徴が出来てしまって、監察の仕事ができなくなってしまったら、新選組の中で居場所がなくなってしまう・・・。山崎さんの不安がすごくわかる。
そんな山崎の背中をしっかり抱いてあげている土方さん。

その時、
「早く医者に診せた方がいいんじゃねえか。」
との声が・・・。
斎藤が瞬時に立ち上がって、刀を抜きます。
「どうやらお前さんとは、切っても切れねぇ腐れ縁で繋がってるらしいな。」
現れたのは捨助でした。
「呼ばれもしねぇのに現れるのが、捨助様よ。」
お馴染みの台詞。それに、また何か食べてるし。(苦笑)
「こんなところで何してる。」
「自慢じゃねえが、油売ってたのよ。土佐にも薩摩にも長州にも見廻組にも追われて、京には居場所
 が無くなっちまったから、今は寺田屋の女将に頭を下げて、使い走りからやり直しよ。」
そうか。捨助も居場所が無くなっちゃったんだ・・・。
「お前も数奇な運命たどってるな。」
と土方。
捨助は山崎を覗き込むと、
「早く手当てした方がいいな。寺田屋に来い。」
と誘います。
「あそこの女将が、俺たちを匿ってくれるとは思えねぇ。」
「俺が口利いてやる。腐れ縁も、縁に代わりはねぇって話だ。」
あんた、いい奴だねぇ。>捨助

「いんどくりやす!」
寺田屋の中から、凛としたお登勢の声が聞こえてきます。
奥の部屋には、とりあえず手当てをした山崎と、傍に付き添う土方。斎藤は、踏み込まれた時にすぐ抜き打ちで斬れるよう、障子の前に片膝付いて構えています。
「御用改めじゃ。まさか新選組なんど、幕府方の残党を匿まっちょっちゅうことじゃ、なかじゃろな。」
と薩摩の兵士たち。
お登勢は少しも動じることなく、
「確かにうちは、新選組の方もお泊めしますよ。けど、それとおんなし分だけ、長州の方も、薩摩の方
 も、お泊まりになっといやす。うちは、客をより分けたりはしまへんのや。」
と言ってのけます。
「そいなら、新選組が落ち延びてきても匿うちゅうとか。」
「うちに駆け込んできた方は、どなたはんでも匿います。薩摩のお方も、何度も匿いましたよって。」
言葉に詰まる薩摩兵。
「ご挨拶が遅れました。寺田屋を預かってます、登勢と申します。お引き取りを!」
お登勢さん、かっこいい〜。そして、ありがとう〜〜。
新選組と薩長、すっかり立場が逆転してしまったのですね。
あの禁門の変の時、御用改めに来た新選組に対し、負傷したたくさんの長州藩士を、お登勢が匿い通したことを思い出します。


大坂城。
総司がたった一人で寝ていた大広間は、良順先生の言ったとおり、負傷した兵士たちで一杯になっています。
その兵士たちを手当てする先生と、世話をして回るお孝さん。
「しっかりしぃ。傷は浅いです!」
痛みにうめく兵士たちを、叱りつつ励ますお孝さんが頼もしい。
「総司、具合はどうだ。」
部屋に入ってきた近藤が尋ねると、
「別に、いいんですけど・・・。あの人は私の看護に付けてくれたんじゃないんですか。まるで面倒を
 見てくれないんですけど。」
総司が愚痴をこぼします。布団の中で立てた両膝を抱えて、ふて腐れている総司が可愛い。
「この中じゃ、お前が一番顔色がいい。我慢しろ。」
取り合ってくれない近藤。
そこへ、「近藤さん、ちょっとよろしいですか。」 と良順先生。

部屋を変えて、良順先生が近藤に話します。
「江戸に向けて、船が出る。私は怪我人を連れて、それに乗る。あなた、どうします?」
それに対し、
「新選組を置いて、私だけが大坂を発つ訳にはいきません。」
と答える近藤。
「お気持ちはわかるが、鳥羽と伏見はかなりの激戦だったと聞いています。何人生き残っている
 か・・・。」
良順先生がそう呟いた時、息せき切って尾形がやってきます。
「局長!」
めずらしく上擦った声で叫んで、指さす尾形。
急いで廊下に出てみると、現れたのは、捨助を先頭に、土方率いる新選組隊士たちでした。
「かっちゃーん!!」
叫んで走ってくる捨助。
土方が手を挙げて挨拶します。
原田も永倉も島田も周平もいます。みんな、無事だったんだね〜。(感涙)


さっそく近藤の部屋で、幹部会議が開かれます。
 土方「上様がいないって、どういうことだ。」
 原田「えっ。俺たちを置いて、逃げたってこと?」
負け戦でぼろぼろになって、ようやく大坂城に辿り着いてみれば、大将である慶喜は自分たちを置いて、江戸に逃げ帰ってしまっていた。土方たちに限らず、幕府軍の兵士たちの虚無感は、どれほど大きかったことでしょうね。
「これからどうするんですか。」
沖田の問いに、
「江戸へ戻ることにした。」
と答える近藤。
「江戸へ帰るの?」
「ちょっと待ってくれ。」
原田と土方が納得できないといった反応を見せますが、それに対して尾形が、
「近々二隻の軍艦が、天保山沖を出て江戸へ向かいます。順動丸と富士山丸。」
と説明します。
「それに我らも乗せてもらう。すでに手筈は付いている。」
と近藤。
「京都もおさらばか・・・。」
がっくり肩を落とす永倉と原田。
「何年ぶりだろう、みんなに会うの。試衛館、まだ建ってるのかな。」
気持ちを切り替えるように、みんなを励ますように、笑顔で言う総司。
その横で、土方は眉間に皺を寄せて、黙り込んでいます。
そこへ・・・。

「いやー、大坂城ってのは広いなあー。さすがは太閤さんだな。」
明るく入ってくる捨助。
「捨助、トシから話は聞いた。色々済まなかった。」
礼を言う近藤に、
「いいんだよ、そんなことは。じゃぁ、俺は失礼する。あばよ!」
片手を挙げて、にこやかに帰ろうとする捨助。けれど、
「おい、俺たちは江戸へ帰るぞ。」
と近藤に言われて、
「そうなの?」
急に淋しそうな顔をして、振り返ります。
「お前も一緒に多摩へ帰らないか。」
「もういいんじゃないですか?捨助さんも。」
近藤と沖田に言われて、
「帰る。」
泣きそうな表情で、みんなの輪の中に座り込む捨助。本当は帰りたかったんだね?
その間、ずっと険しい表情のまま、床を見つめている土方が気になります。

「そういう訳で、船が出るまでは、しばらくここで待機していて下さい。」
尾形の説明に頷く一同。
しかし土方だけが、
「俺は帰らないぜ。」
と言い出します。
「トシ。」
「悪いが、俺はここに残る。」

そう言って席を立った土方を、近藤が追いかけてきます。
「俺は京で一旗揚げるって、誓ったんだ。」
振り向きもせずに、近藤に言う土方。
「俺たちは十分頑張った。」
「駄目だ!」
近藤の労わりを強く否定して立ち止まります。
「俺は必ずかっちゃんを大名にするって、約束したんだ。」
「一体、誰に?」
「自分自身にだ。負け戦で帰るなんてまっぴらだ。」
土方さん、なんか健気でかわいいなぁ。本当に一途で真っ直ぐで・・・。
「俺たちはまだ、負けていない。江戸で薩長を迎え撃つ。向うには幾十万の軍勢と、日本一の海軍が
 控えている。勝機は我らにある。逃げ帰るのではない。勝つために帰るんだ。」
力強い口調で、土方を説得する近藤。
そして、近藤の強い意志のこもった瞳を、じっと見つめ返す土方。
土方を安心させるように、近藤はしっかりと頷いてみせます。
このシーン、すごく素敵。


慶応4年(1868)1月9日。
新選組は、江戸へ向かう船に乗るために、大坂の町を歩いていきます。
尾関の掲げる隊旗を先頭に、だんだら羽織を着て列になって行く隊士たち。病身の沖田と怪我をしている山崎は、それぞれ大八車の上です。
「どけどけー!新選組のお通りだー!」
隊旗の後に続いて、露払いを務めているのは、だんだら羽織を着た捨助。ついに入隊のお許しが出たんだ〜。(笑)
捨助は威勢がいいけれど、群集からは「はよ、帰れ。」 と野次が。そして、島田には石がぶつけられます。
賊軍となり、さらに戦に負けた新選組に、もともと良い感情を持っていなかった町の人たちは、露骨に冷たい態度を取るのですね。やり方はどうあれ、京の町・大坂の町を今まで必死に守ってきた彼らにとって、その反応はどんなに辛く悲しく感じられたことでしょう。
そんな中、
「新選組、長いこと、おおきにな。」
大きな声で叫んでくれたのは、懐かしい秀次郎の格好をしたおひでちゃんでした。
ひでちゃんは総司にも、
「沖田はん、しっかりせんとあかんえ。」
と声を掛けます。無表情で、小さく頷く総司。
隣りを歩いていたお孝が、
「今の誰?」
と尋ねると、総司は
「古い友人だ。」
と答えて、後ろを振り返ります。
心配そうな表情で、総司を見送っているひでちゃん。
そんな彼女を、悲しく切ない瞳で見つめる総司。
ひでちゃんが総司に、小さく頷きます。

壬生から屯所を移す時、もう会わないとお互いに誓った二人。
その約束を守って、敢えて秀次郎に扮して見送りに来たおひでちゃん。
危険な中、わざわざ京から見送りに来てくれたひでちゃんの気持ちを、そっと受け止める総司。
本当に最後の最後まで、切ない二人ですね。
ひでちゃんを振り返って見つめる総司の表情・・・。どうしてあんな表情ができるんだろう?藤原くん。


こちら、江戸城です。
大坂から帰って来た慶喜公に、勝海舟が拝謁しています。
「お帰り、なされませ。」
わざとらしく平伏する勝。
「そちの言いたい事は、わかっておる。」
「わかっておいでなら、よろしゅうござる。」
「手がなかったのだ。これより他に。」
「仰せのとおり。確かに、これより酷い手は、他にはござりません。」
畏れ多くも将軍に対して、嫌味たっぷりな勝の言い様に、同席している容保・定敬兄弟はびっくり。
「予が大坂に残っておれば、さらに大きな戦になっていた。予は大坂の町を、焼け野原にしとうなか
 ったのだ。」
「おかげさまにて、江戸の町が焼け野原に。おありがとうございます。」
いや〜、野田さん、言う言う。(笑)

「なぜ、お戻りになられた!」
「どうすれば良かったのじゃ!」
「政権を返上されたところまでは、よろしゅうごさった。いけないのは、その後です。薩摩の誘いに
 乗って、一度戦が始まったからには、もう後は勝つしかない。そのただ一つの道が、上様自らが
 御出陣をなされ、采配を揮われることでござった!にもかかわらず、上様は、全てを捨てて、幾万
 の家来を見殺しにして、逃げて来られたっ!」
「むこうには、錦の御旗が上がったのだ!予は逆賊の汚名を着るつもりはない。朝敵になる訳には
 いかん!」
「いやぁ、錦の御旗が何でござろう。徳川の力を持ってすれば、薩長を京から追い払うことも出来た。
 錦の御旗を奪い返して、我らこそが官軍になることが出来たのです!」
丁々発止の掛け合い、お見事です。横で呆然としているご兄弟がかわいい。

さらに勝の言葉を聞いて、定敬が
「そうじゃ、今からでも遅くはない。」
と言うと、
「いやぁ、もう、遅うございますよ。え、上様のおかげをもちまして、えー、味方は総崩れとなりました。
 えー、敵は勢いづいて、江戸へ進軍を続けております。既にもう、我らの命運は尽きております。」
と、勝。
「そんなことはない。まだ向こうには我が藩の強者も残り、そして何より新選組がいる。近藤勇が
 残っておる。あの者達がいる限り、必ず盛り返す。」
近藤の力を信じきっている容保に、勝は
「新選組?ただの時代遅れの剣術屋風情じゃありませんか。あやつらなどに、もはや時代の波を
 止めることなど、出来はしない!」
と言い放ちます。
いや、おっしゃるとおりなんですけどね?(涙)
容保様も、それ以上何も言い返すことができません。


夜の海を、江戸へと向かう富士山丸。
その甲板では、近藤と土方が話をしています。
「俺は、今度の戦で思い知った。もう、刀と槍の時代は終わりだ。これからの戦は、鉄砲と大砲だ。
 刀を振り回す武士は、もう要らねぇってことだ。」
「そんな世の中が来るのか。」
「俺たちも考え直さなきゃいけねぇぞ。」

この土方の台詞は、江戸に戻って江戸城に登城した時に、佐倉藩士依田学海に言った言葉として、残っています。
鳥羽伏見の戦いで近代兵器にさんざんにやられた土方は、実際にこの後、鉄砲を大量に買い入れ、新選組を近代的な軍隊に育てるべく、訓練をしていきます。冷静に敗因を見極め、即座に新しいものに対応していく。そこに、土方の強さはあるのでしょうね。

後ろの扉が開いて、船室から総司が上がってきます。
「お前は、寝てなくて大丈夫なのか。」
心配する近藤に、
「せっかく船に乗れたんですから、少しは海の風に当らせて下さい。」
と総司。
「不思議ですね。江戸を出た時は8人だったのに、山南さんも、平助も、そして源さんも・・・。」
しみじみと語る総司を励まそうとして、
「まだまだこれからだ。なぁ、局長。」
そう言って、近藤に同意を求める土方。
「・・・ああ。」
近藤さんの、返事をするまでの間がすごく気になります。
やっぱり土方の「刀と槍の時代は終わりだ」の言葉が、重くのしかかっているのかなぁ。
「みんな元気かな。6年ぶりですよ。周斎先生、どうしてるのかな。」
懐かしむ総司。
急に土方が後ろを向いて、どうしたのかと思ったら・・・。

「冗談じゃねぇぞ、おい。」
・・・って、周斎先生の、もとい、田中邦衛の物真似じゃないですか〜〜!!
いくら山本耕史が器用だからって、どこまでやらせる?>三谷幸喜 (笑)
「やめて下さいよ、笑うと咳が止まらなくなるんですから。」
と言って、咳き込みながら笑う総司。
ずっと沈んでいた近藤さんも、楽しそうに笑ってる。

その時、土方の背後に洋服を着て髭を生やした男が現れました。
「日本人か?」
胡散臭そうに見上げる土方に、
「軍艦奉行の榎本さんだ。榎本さんは、上様が乗って江戸へ戻られた、開陽丸の艦長さんだったん
 だ。それが、急な船出で乗り遅れたらしい。気の毒に。」
と説明する近藤。
総司は、
「洋服、格好良いですね。」
ときらきらした目で呟きます。
それを聞いて、面白くなさそうに、
「俺だったら、もっと似合う。」
と言い返す、ばりばり負けず嫌いの土方。(笑)
土方は榎本に近づくと、
「失礼。その服、どこで手に入れました?」
と尋ねます。
榎本はにやりと笑うだけで土方の問いには答えず、なんとワインをラッパ飲み。
土方はこの軍艦奉行榎本武揚とともに、やがて仙台から船に乗って箱館に渡り、戦い続けていくん
ですよね。


富士山丸の船室のベッドで、負傷した山崎が呟きます。
「私は江戸は初めてです。近藤さんらにとっては故郷かもしれんが、西のもんにしてみたら見知らぬ
 土地。いささか、心細いです。」
怪我もしてるし、すっかり弱気になってしまっている山崎。
尾関も、
「新選組は続いていくんでしょうか。」
と不安そうに尋ねます。
「続くに決まってる。」
島田は自信たっぷりに答えますが、
「私は早々解散すると踏んでいる。」
と尾形は言います。
「ここだけの話だが、徳川の時代は終わった。新選組の居場所は、もうどこにも無い。近藤さんだっ
 て、それはわかっているはずだ。」
溜め息交じりに語る尾形。時代が読めてしまっている分、先に希望が持てないのでしょう。
「冷えてきたな。山崎君、すまんが膝掛け一枚、放ってくれないか。」
おいおい、瀕死の山崎さんに頼むかよ?
さすがの山崎さんも、今はとても「喜んで。」とはいきません。
「申し訳ないが、自分でやってくれませんか。」
と断ります。
島田が代わりに、尾形に毛布を渡しながら、
「山崎が頼み断んの、初めて聞いたな。」
と言うと、
「動くと、辛いので。」
と、消え入りそうな声で答える山崎。
島田はそんな山崎を労わるように、山崎の肩のあたりを優しく叩きます。そして、
「何も心配は要らんぞ。局長は江戸に着いたら、新しい隊士を募るとおっしゃっていた。」
と、尾関を励まします。
「そうなんですか。」
それを聞いて、顔を輝かせる尾関。
島田が、
「江戸はいいぞ、美味いもんが一杯あんだ。山崎、お前も楽しみだろ。」
そう言って山崎を見ると、山崎は既に息をしていませんでした。
慌てる3人。
薄暗い船室の中、静かに揺れるランプ。
船はただひたすら、江戸に向かって進みます。

今回、山崎は大坂へ向かう途中に斬られていましたが、実際には橋本の戦いで、撃たれて重傷を
負ったようです。そして大坂へ運ばれて、大坂で亡くなったという説と、富士山丸の中で亡くなったという説とがあります。
ドラマでは、誰にも気づかれぬうちにひっそりと息絶える・・・。山崎らしい、余韻の残る死でした。


慶応4年(1868)1月16日。
江戸城では慶喜公が勝海舟に助けを求めています。
「教えてくれ、予はどうすれば良い?」
うろうろしている慶喜公がちょっとかわいい。
「徳川宗家をお守りするのが、上様のご本心と考えてよろしゅうございますか。」
と勝に訊かれて、
「よい。」
と即座に答える慶喜公。
「では、ご隠居をなされませ。水戸に退かれるのが上策かと。」
「諦めるのは早いのではないか。今からでも、まだ勝てるのでは。」
「我が幕府海軍を使えば、勝てない事はありません。まずは、駿河でわざと負け、清見関に敵をおび
 き寄せます。そこで待ち伏せをしていた我が艦隊が、一気に攻撃を仕掛けます。さらに我が艦隊を
 大坂へと進め、西国との繋がりを絶ってしまえば、敵は逃げ道を失い、総崩れになるは必定!」
勝さん、なぜに講談調?(笑)
「ならば、なぜそうせん。」
「勝とうと思えば、勝てる。その上での恭順にございます。それ故に、値打ちがあるんでございます。
 ご聡明なる上様ならば、この理屈、おわかりかと存じます。それと、もう一つ、上様が名君として、
 後世に名を残す唯一の道は、もうこれ以上犠牲を出さない事。日本人同士が争って喜ぶのは、諸
 外国のみだって事を、おわかり下さい。まずは上野の寛永寺にてご謹慎をなされるのが、よろしゅ
 うございます。」
納得して頷く慶喜公。

近藤が、江戸城の廊下を歩いていきます。
肩の怪我はもう大丈夫なんでしょうか。
「予は好き好んで、お主たちを置いてきたのではない。」
力なく呟く容保様。
「近藤。上様は恭順されるおつもりだ。勝安房守の進言を聞き入れ、上野に謹慎される事になっ
 た。」
容保公の言葉に愕然とする近藤。
「上様は、逆賊の汚名を着ることを、恐れておいでなのじゃ。」
と説明する容保公に、
「すでに徳川は、朝敵となっております。汚名を晴らすには、今戦って勝つしかないのです。」
と近藤は述べます。
「上様が謹慎されても、薩長に不満のある者達の怒りは、決して収まりません。いたずらに戦が長引
 くだけです。ここは上様に陣頭に立っていただき、一丸となって薩長を迎え撃つしかないのです。そ
 して奸賊どもから帝をお救いする。我らは、戦って、戦って、戦うのです。それ以外にもはや、早く戦
 を終わらせる手はありません。」
熱く説く近藤ですが、容保様には、もはや自分たちの意見が慶喜公の考えを変えさせることはできないのだと、わかってしまっているのですね。
「もはや決まったことじゃ。徳川の時代は、名実共に終わったのじゃ。」
瞳を潤ませながらも、感情を押し殺して呟く容保公。
「しかし、それでは、これまでご公儀の為に尽くして死んで行った者達の思いは、どうなるのですか。
 上様のために戦い、鳥羽伏見で倒れていった者たちは。帝や上様のために、心血を注がれてきた
 殿のお気持ちは。殿!」
殿を責めるな、近藤。(泣)
容保公はがっくりと跪くと、袴を握りしめ、
「予は、予は悔しい。」
と思いの丈を搾り出すように口にします。
その後ろで、悔しそうに歯を食いしばる近藤。


夜に入り、近藤は試衛館に戻りました。
周斎の位牌に手を合わせる近藤。
つねとたまが、その後ろに控えています。
「父上はどのようなご最期であった?」
「穏やかに、眠るように亡くなられました。」


周斎先生の臨終の時・・・。
「ふで。苦労、掛けたな。」
「何をおっしゃいますか。」
「つね。ふでの事、よろしくな。」
「はい。」
安らかに亡くなられた・・・と思ったら、
「あっ、それから・・・。」
と周斎先生。おいおい。(笑)
「勇に言ってくれ。お前は、俺の誇りだと。お前を息子に持てて、俺は幸せもんだ、勝太。俺の倅は、
 誠の武士だ。そんなところを、うまくまとめてくれ。」
うまくまとめてくれって。うまくまとめてくれって。なんちゅう遺言だ・・・。(爆)
「かしこまりました。」
「幸せもんだー。」
笑顔で逝く周斎先生


つねの話を聞いて、
「今思えば、父上は一番幸せな時に亡くなられたのかもしれない。あれから三月足らずの間に幕府
 は無くなり、上様は朝敵となられ、我らは逆賊として京を追われた。もう少し、いい形で帰って来た
 かった。」
吐き出すように語る近藤。そんな近藤に、
「私は、勇様が戻ってこられただけで満足でございます。」
とつねは答えます。
「本当に長い間、留守を守らせた。」
「お待ち申しておりました。これからは、一緒に暮らせるのですね。ようやく。」
「・・・。」
答えてやれよ〜、近藤〜〜。
でも、すぐに戦が始まる。本当に一緒に暮らせる日が来るのかどうか・・・。
真面目な近藤には、約束できなかったのでしょう。
それでも近藤の腕の中で、今の幸せを噛みしめているつねさんが愛しい。

庭に出て、近藤は星空を眺めています。
静かにやってきて、縁側に座るふで。
「母上様。」
近藤が振り向くと、ふでは目に涙をいっぱい溜めて、
「お勤め、ご苦労様でございました。」
と、丁寧に頭を下げます。
その昔、勇にさんざん厳しく当たりながら、実は誰よりも勇の気持ちをわかっていたふで。
ふでにはきっと、京での近藤の苦労も、今の心境も、なんとなくわかるのでしょうね。
近藤も涙ぐんで、黙って頭を下げます。
じんとくるシーンでした。


予告・・・。
ちらっと、ちらっと映った〜!土方さんの洋装の後ろ姿!!
それにしても、この洋装に関してだけは、NHKのネタバレガード、固いな〜〜。
「俺だったら、もっと似合う。」と断言した洋装。どんなでしょうねぇ。
来週が待ち遠しいです!!!

 

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