第36回 対決見廻組!
京に残っている長州系浪士たちが、今後のことについて打ち合わせをしています。 相手にされない捨助。「お前を守って仙波は死んだんだぞ。」 すっかり恨まれちゃってますね。態度でかいから・・・。(^^;;; そこへ、 「新選組、御用改めである!」 沖田率いる一番隊が見廻りにやってきました。庭から逃げる浪士たちと捨助。 「天狗だ!」 桂が帰藩した今、捨助、覆面する必要があるのかなぁ。かえって目立ってるような気がするんだけど。(苦笑) 総司たちに追われていたところへ、今度は前から見廻り組が。 「見廻組である!」 総司の凛とした「御用改めである!」もかっこいいけど、佐々木様の「見廻組である!」も威厳があって良いわ〜。(^^) 袋小路に追い詰められ、捨助ピ〜ンチ!!と思ったら、新選組と見廻組が喧嘩を始めちゃいました。どっちが先に見つけたの捕まえたのって、その間に捨助、塀によじ登って逃げようとしてますけど・・・。気づいたみんなに、じゃぁ!ってかっこつけて挨拶してどうする!(笑) 総司が刀を抜いて駆け寄るなり、飛び上がって斬りつけると・・・捨助の覆面がはらり。 「見たことある・・・。捨助さん!!」 総司、びっくり〜〜!!(@o@) 「近藤には言わんでくれ。頼む!土方にも言うなよ。」 命乞いより「言わないでくれ」っていう方が重要な、捨助が可笑しい。そしてそのまま逃走。 捨助に頼まれはしたけれど、沖田はさっそく近藤たちに報告しています。 「捨助は捨助で、不思議な人生を歩んでるんだな。」 感慨深げに呟く近藤さん・・・。(笑) 「ねぇねぇ、源さん。いい加減、お茶入れやめればどうですか?」 この総司の「ねぇねぇ」って好きだなぁ。 土方「もう多摩の頃とは違うんだ。れっきとした新選組組長なんだから。」 井上「性分なんですねえ。」 近藤「しかし源さん、あなたがそれをやると、八木さんが我らの身の回りの世話にと寄越してくださ った、この人のやることがなくなってしまう。」 総司の口調もこの4人の繋がりも、昔と変わっていないのに、それでも、それぞれ立場が変わってしまったんですね。気持ちは昔と同じでいたいと思っていても、立場がそれを許さないというか・・・。 茶道具を渡す源さんはちょっぴり寂しそうで・・・。そして、それまで仕事を取られてふて腐れていた房吉さんは、嬉しそうで・・・。 おまさちゃんのお店“お多福”に、おそのさんを連れてきた永倉さん。 お汁粉食べながら、喋ってる会話がちょっと空回り? 「男と女になった・・・。」という割りには、なんだか初めてのデートみたいだ。(笑) そう思ったのは、おまさちゃんも同じみたいで、左之助が説明してくれています。おそのさん、宇八郎をまだ忘れられないでいるんですね。 おまさ「かっこええわ〜。」 左之助「やるだろ?あのおっさんも。」 おまさ「けど素敵やわ。」 左之助「うん、お似合いだよね。」 新八&おそのを見守る、左之助&おまさがいい感じ♪ なのに、「うちもはよ、ええ人、見つけんと。」ってまたまた振られちゃって、「つらいっ。」って左之助、可愛いわ。 屯所に佐々木様ご来訪〜。 「今、隊士は何名ですか?」 と佐々木様に訊かれて、「400です。」 と土方。 へ? おいおい、サバ読みすぎだろ〜〜。(笑) 近藤さんも、おい!って感じで視線流してる。 でも、こういう可愛いことしてくれるから、土方さん好きなんだよねえ。(爆) 近藤から佐々木様へ、紹介してもらう伊東参謀。 伊東 「佐々木様といえば、あの清河八郎を討ち取られた方ではありませんか?」 佐々木「私は噂話が好きではありません。申し訳ないが本題に入ってよろしいか。」 伊東 「失礼致しました。」 横で聞いている土方の微妙な表情の変化が面白い。近藤が伊東を紹介している時は不機嫌そうで、伊東が佐々木様にかわされると微かに口の端で笑っている。ほんと、正直な男ですね。(笑) 佐々木様来訪の用件は、巡邏の受け持ち区域をはっきり決めようというお話でした。 しかし佐々木様の提案には、受け持ちの範囲に圧倒的な差がある。 「しかしそれでは、見廻組の方が持ち場が大きくなり過ぎませんか?」 「なんだか公平じゃねぇなぁ。」 と異論を唱える近藤・土方に、 「我らは400名近い隊士を抱えております。そちらは私が調べたところ、せいぜい130名。」 あっははは。佐々木様にはすっかりバレバレじゃん?>土方さん 「新選組は元はといえば、江戸のあぶれ浪士の集まりに過ぎぬ。それに対して見廻組は、幕府から 直々に京をお守りするよう命ぜられた、直参の集まりです。本来ならば北も南も我らが受け持って も良いくらいだ。そこをお忘れなきよう。」 むっかぁ〜〜っ!! おい、こら、佐々木!! 身分がちょっとばかり上なのをいいことに、新選組をなめてんじゃねーぞ!この野郎!!・・・って、私がここで啖呵切ってどうする。(爆) でもこういう言い方されちゃ、土方さんも近藤さんも、はらわた煮えくりかえってると思うよ。伊東参謀もめずらしくお顔を曇らせているし・・・。 佐々木様が帰られると、 「やっぱりあいつは気にくわねぇ。」 さっそく毒づく土方。(笑) 「この草案は飲む訳にはいきませんね。」 扇子で地図をパシリ。甲子太郎先生、素敵です。(*^^*) 「御所や二条城といった要の場所近くがすべて、見廻組の区域になっています。局長、ゆめゆめ受 け入れてはなりませぬぞ。」 さすが参謀。的確な分析に説得力のあるお言葉。近藤さんはただもう、頷くだけ。(笑) 帰り際、隊士たちが稽古している姿を見て、佐々木様は何を感じたのでしょうか。 西本願寺の境内で稽古をしている隊士たちを見ながら、 「新選組も大所帯となったもんだな。」 と、壬生浪士組の頃を懐かしむ源さんと総司。 「最初は13人でしたからね。」 本当に・・・。 これは姫路の亀山本徳寺までロケに行って、撮影したシーンですね。実際に新選組が使っていた、西本願寺北集会所が移築されて残っているんですよね。本堂の重厚感といい、庭の開放感といい、新屯所の大きさが感じられて、やっぱりロケはいいですな〜。 「なんなら一番組長、代わってあげましょうか。」 「勘弁してくれ。」 なんか、多摩の頃が甦ってくるやり取りだなぁ。 「周平、頑張ってるか?」 と声をかける総司。総司も気にしてあげているんだね? ぜぇぜぇ言いながら、それでも前向きに頑張り始めた周平の、笑顔が輝いてます。 周平の言葉を笑顔で聞いてる総司と源さんの表情も、温かくて素敵です。 「ねぇねぇ、源さん。昨日お寺の中をぶらぶらしてたら、本堂の奥に宝物しまってある部屋を見つけた んですよ。あとで行ってみましょうよ。」 と宝探しに誘う総司に、 「子供のような真似はするな。日頃から新選組一番組長として・・・。」 とたしなめる源さん。 「源さんを誘ったのが間違いだった。」 うん〜、相手を間違えたかもね〜。>総司(笑) 拗ねて、ドタドタと足音荒く立ち去るところが可愛い。 源さんに振られたあとは、今度は土方さんを誘っている総司くん。 そこへ三十郎さんがむすっとした表情で登場。二人の間に割り込んできます。 「土方くん」 「はい。」 「どうも最近、蔑ろではないか?」 「なにがですか???」 突然の三十郎の訴えに、きょとんとしている土方さんが可愛いなぁ。常に意識して計算して動いている印象の強い人だけに、無防備な感じがすごく新鮮だ。 自分を蔑ろにしていないかとの三十郎の苦情を軽く流して、去って行く後ろ姿に、 「あいつのいいのは家柄だけだ。態度はでかいし、腕だってたいしたことない。」 ばっさり斬り捨てる土方。 「まぁ、人が増えればいろんな奴がいるってことですよ。」 お、総司くん、大人な発言〜〜。 ・・・と思ったら、 「ねぇねぇねぇ。宝物見に行きません?」 やっぱり子供でした。(苦笑) 「遊んでる暇、ねぇんだ。」 あっさり兄さんに断られて、しゅん・・・。 だから、誘う相手を間違えてるんだってば。おっきい兄さんたちじゃなくて、かわいいお友だちを誘いなさいよ。(笑) 「みんな変わっちゃったなぁ・・・。」 そうだね。変わっちゃったというか、変わらざるをえないというか・・・。 松原に柔術の指導を受ける周平。 「よしっ、いいぞ。それでこそ近藤先生の後継ぎだ。」 どうしても、いちいちそれを言われちゃうんですね。 周平本人は前向きになってきたからいいけど、周囲には当然面白く思わない奴も出てくる訳で・・・。 ほら、大石鍬次郎たちが恐い顔をして見てますよ。 「面白いものだな。傍から見れば磐石に思えた新選組も、こうして中に入ってみると綻びだらけだ。」 観察大好き♪分析大好き♪な伊東先生。(笑) しかも、それを語る声がとても良くていらっしゃる。(爆) 「新選組はこれまでにも、度々の仲間割れを繰り返してきています。」 と、加納。 聞いている平助は辛いでしょうねえ。表情には出さないでいるけれど・・・。だから、 「とはいえ、近藤勇という男、私から見たところでは、高い志を持った一廉の人物だ。お前が心酔する のもわからぬではない。」 と言われて、思わずにこにこしてしまう。 「はい。近藤先生は、常に我々の言葉に耳を傾けてくれます。」 嬉しそうにフォローしたとたん、 「しかし裏を返せば、人の話を聞き過ぎるということ。それが近藤くんの弱さでもあるな。」 伊東先生、ばっさり。平助、思わずしゅん・・・。二師に仕える身は辛いね。>平助 シャキーン。 斎藤が居合の稽古中。 横では松原が河合に、長州藩士の稼ぎについていろいろ訊いています。が、 「私に訊かれても困りますが。」 そりゃ、そうだ。(笑) 「あれ?ひょっとして、例の斬っちゃった男のこと、思ってます?」 「若い女房がいてさぁ。これからどうやって生きていくのかなぁって・・・。」 「まっちゃんは・・・優しいからな。」 二人の会話がすごく優しい。優しいから、この先の二人のことを思うと悲しくなる。 稽古を終えて、隣りに座る斎藤さん。ずいぶん、人の傍に行くようになったんだね。(^^) 「毎月少しずつでも、包んでやった方がいいのかなぁ。」 「ん〜、まっちゃんの気が収まるんなら、そうしてあげれば?」 と言う松原と河合に、斎藤は、 「やめとけ。旦那を斬った男に金を恵まれる、かみさんの気持ちになってみろ。」 おぉ〜、斎藤さん、大人だ〜。 まっちゃんのやろうとしていることは優しい。優しいんだけど残酷でもある。夫の仇に金を恵まれるなんて、屈辱にさえ感じることかもしれない。人の気持ちって、ほんと難しいですよねぇ。 斎藤に言われて、いろいろ考えるまっちゃん。 「これ以上、深入りするな。」 そう、まっちゃんに忠告する斎藤さんも優しいね。 今度は平助を宝探しに誘っている総司。 「これから伊東先生の講義があるんです。」 人選は良かったと思うけど、タイミングが悪かったみたいだねぇ。 総司、相変わらず、難しい話聞くと眠くなっちゃうんだ。(笑) 教科書を胸に抱いて、申し訳なさそうに逃げていく平ちゃん、可愛い。 「もう〜!」 思うようにいかなくて、ドンと床を踏み鳴らす総司も、お子ちゃまモードで可愛いです。 「レジメントとは、三大隊以上からなる隊のことをいいます。ブリガーデとは、2レジメントからなる隊 で・・・。」 うわ、うわっ。さすが伊東先生。西洋の兵学を教えていらっしゃる〜。レジメントとかブリガーデとかって英語かな? のちに御陵衛士は英語を習ったそうだから、イギリスの兵学なのかもしれないなぁ。 部屋にはいっぱいの講習生。 遅刻してきた平助がこっそり席に着くと、 「遅いっ!!」 伊東先生、叱咤の声。 厳しい〜。でもこの講義、面白そう〜。 どこぞの喧嘩師さんも好きそうだけど、伊東先生が講師じゃ、絶対に受けないだろうな。(笑) 「一に、矢の勢いは弓の強さによるものである。二に、鉄砲は弾をもって事を成し、その勢いは・・・」 こちらは、観柳斎先生の甲州流軍学の講義ですね〜。観柳斎先生の講義も面白そう。面白そうではあるんだけどね。“弾をもって事を成し”って今更言われてもなぁ〜。弓矢なんてもはや、せいぜい大名の嗜みって感じだし。 で、案の定、聴講してるのは二人だけ。すっかりご機嫌斜めになっちゃった先生を可哀想に思ったのか、隊士たちを呼びに行く周平。偉いね。 だけど、浅野には「観柳斎の講義は役に立たないんだよ。」とか言われちゃうし(でも、こいつには役に立たないなんて言われたくないよな〜)、大石には「特別に引き立てられてるからっていい気になるな。」とか絡まれちゃうし、挙げ句の果てにはみんなに囲まれてボコボコに・・・。あ〜、辛いよな〜。 ってか、浅野、辛そうに見てるくらいなら、助けてやるとか誰かを呼びに行くとか、しろよ。 たまたま通りかかった源さんが、止めてくれました。 「大丈夫です。ちょっと(相撲の)稽古に熱が入っただけですから・・・。心配ないです。」 心配かけまいとする周平が健気です。 源さん、思わず休息所のお父さん(=近藤)に報告。 けれどお父さんは、「周平のことは放っておこう。」 とつれない。 さらに源さんが、「しかしせっかくやる気を見せ始めたというのに、周りがあれでは、あいつが不憫でなりません。」 と訴えるも、「自分で乗り越えさせるんだ。大人になるための試練だ。」 と取り合わないお父さん。 沖田に対して、藤堂に対して、そして周平に対してと、この近藤さんはすごく父性愛を見せますよね。そんな近藤さん、好きだなぁ。 一方、源さんは結構お母さん的。口うるさくて、心配性で、優しい。 さらに源さんは、外出しようとする近藤にお供を申し出るも、拒否されて落ち込みます。 お茶入れといい、お供といい、今まで自分の仕事としてきたことが奪われて、自分の存在意義を見失ってしまったんだろうなぁ。 お幸さんも心配してますよ。頑張れ、頑張れ、源さん。 総司はようやく、宝探しの仲間を見つけたようです。左之助!!(笑) お堂の中に潜入、というところで、平助も来てくれました。 「新選組やんちゃ三人衆!!」 「だぁーーーっ!!」 良かったね?総司。変わってないお友達がいて・・・。 わくわくどきどきのお堂の探検。 「俺なんかな、大仏の掌で寝たことあるんだぞ。」 左之助らしい。(*^o^*) 「ねぇ、左之助さん。近頃ヤケになってない?」 「なってる、なってる。」 ん〜、警戒した方がいいのは、お化けでもお坊さんでもなくて、この左之助かもよ〜? と思ったら、やっぱりやっちゃいました。掛け軸ビリビリ〜〜。 「ご飯粒、持ってこい〜。」 って、ご飯粒でくっつけられるレベルじゃないから。>左之助 それにしても平助の、伊東先生のことで相談したいことって・・・。(^^;;; 「やっぱりまだ言えない。」 平助は平助で、一人で乗り越えようとしてるのかな? あぁ、でも先のことを考えると、早く相談してほしいんだけど〜〜。(焦) 容保様から、薩摩藩邸に行って西郷隆盛に会い、薩摩の真意を確かめてくるよう依頼される近藤。 薩摩が長州の処分について、態度をはっきりさせないことを訝しむ容保様に、 「薩摩にとっての悲願は、政の実権を握ること。長州を追い払ったは良いものの、今度は会津が力を つけてきた。その会津を抑えるためにも、長州に滅んでもらっては困ると、薩摩は考えているので はありますまいか。」 と伊東参謀。 素晴らしいです。観察眼、分析力もさることながら、理路整然とした語りが素晴らしい。 思わずよろめき・・・はしないけどな〜〜。(笑) そして早速、薩摩藩邸。 西郷に笑い飛ばされてますよ。>お二方 「先生のお言葉、信じてよろしいのですね?」 伊東参謀、そんなに簡単に信じちゃダメだって、この人は・・・。腹に一物も二物も持ってる男なんだから。その辺の深いところまで読み取れないのは、人の良さゆえなのかな?逆にここに土方さんがいたら、「ヤツは曲者だぜ、近藤さん。腹の底じゃ、何考えてるかわからねぇ。」くらい言ったかもしれないなぁ。 近藤さんは硬い表情を崩さない。彼は、西郷の言葉を信じていないということか? 寺田屋で、恐い顔で悩んでいる坂本さん。 「どういてここに毛が生えちゅうかにゃぁ。」 「なんや、そないなこと考えてはったん?」 「いや、きっとこの毛にも意味があるがじゃき。」 坂本さんのこの悩みはわからんでもない。(笑) もちろん本当に悩んでいるのは、薩摩と長州をどうやって結びつけるか・・・。 たとえば・・・とお登勢さんに、大嫌いな奴に泊めてくれと言われた時、どうしたら泊めるか?と訊ねる坂本。 「これ(お金)次第やな。ふっかけますけどな。」 いや〜、お登勢さん、めちゃくちゃふっかけそう。 「ほいたら・・・100両出すき。」 「冗〜談やろ。」 「200両。」 「まだまだ〜。」 「やるにゃ〜。300!!」 「おこしやす。」 「おかみ。おまんはええおなごじゃき。」 この掛け合いが面白かった〜。お登勢さんのおかげで、なにか閃いた坂本さん。 こちら祇園の料亭では・・・、あら、捨助がおりょうちゃんを口説いています。 「なんであんたと夫婦にならなあかんの。もう帰る。美味しいもん食べさしてくれる言うからついてきた のに、こんな話になるて思ってへんかった。」 あっさり肘鉄食らわされて、振られる捨助。 ちくしょー!!って畳にひっくり返ってじたばた。そりゃ、振られるって。(苦笑) その上、投げた座布団が燭台を倒して、障子に火をつけてしまいましたよ。 “トラブルメーカー捨助” (^^;;;;; 「火が出たのは祇園のようです。」 島田の報告に、出動を決める近藤。局長自ら指示を出すところがかっこいい。 弁天町にも広がっていると聞いて、飛び出していく松原。 火事になると、必ず誰かが勝手な単独行動に走るなぁ。(^^;;; 気持ちはわかるが、まずいんじゃ・・・? 何も言わずに、おはつさんが逃げるのを手伝うまっちゃんです。 とりあえず、間に合って良かった。(^^) 新選組は、鴨川の岸に張った陣で軍議中。火事場の様子を調べていた山崎が戻ってきました。 近藤・土方が知りたいであろうことを、的確に調べてきて報告する山崎さん。さすがです。 そこへ佐々木様が到着。 「まずは軍議を。」 と言う近藤に、「そんな悠長なことをしておる暇は無い。」 と佐々木様。 「正しく様子を掴まなければ、策は練れない。」 と言う土方にも、聞く耳持たず。 うっ、土方の言葉に一瞬、「軍議ではないかーっ!!」 の声が頭の中を駆け巡ったぞ。(涙) 「それぞれが勝手に行動しては騒ぎが大きくなるだけです。」 「ここは我らに従っていただきましょう。」 近藤・土方の説得にも、 「我らに指図する気か?見廻組は公儀ご直参である。その方たちの意見は聞かん。我らは我らで やらせていただく。」 と聞かない佐々木様。 むっかぁーーっ!! てめぇ、我が侭言うのも大概にしやがれっ!! ・・・とケツをまくろうとした時、(だからぁ、私がここでケツまくってどうする?!) 「佐々木様!」 凛としたお声。すっと立ち上がって、 「先に到着したのは、我ら新選組です。遅れを取ったのは見廻組。先陣はこちらだと、潔く認めてい ただきたい。」 お〜、素晴らしい、伊東参謀。理に適った言葉を相手にぴしゃりと突きつけています。麗しいお姿と相まって、思わず見惚れてしまいます。(爆) 「おっしゃる通りだ。確かに遅れてきた我らの分が悪い。」 あっさり負けを認める佐々木様も潔い。 にっこり微笑んで会釈して、顔を上げた時は相手をしっかり見つめている、伊東参謀、出来ますな。 「局長!」 と土方が促す。近藤が軍議の席へ振り返る。すかさずその前に、永倉が地図を置く。 素晴らしいコンビネーションです。 「橋を押さえるのが先決だ。」 近藤の方針が決まると、それを受けてすぐ、土方が各組長へ具体的な指示を出していきます。 う〜ん、軍隊らしくてかっこいい。 「松原橋は・・・それでは見廻組にお願いしますか。」 おいおい、左之助が指示しちゃっていいのかよ〜。(苦笑) 近藤が佐々木様に、目だけで依頼する。今日の近藤さん、威厳があって素敵です。 「・・・承知した。」 新選組の指示を仰ぐと決めたからには、しっかりそれに従う佐々木様。 さらに土方が三十郎に指示を出し、伊東参謀が加納に建仁時を守るように指示する。 あまたある宝物をなんとしてでも守れとは、伊東先生らしいご指示です。(笑) 「それでは方々、ぬかりなく!」 「はっ!!」 一斉に飛び出していく組長たち。さすが、統制が取れています。 「少し出過ぎた真似を致しました。」 と、近藤は佐々木様にフォローを入れます。いかにも近藤さんらしい。 近藤と佐々木様が並んで立つ、視線の先には燃えさかる祇園の町。この絵がちょっと、ちゃちくて萎えるんですけど・・・。>スタッフ様 火事場の対岸、薩摩藩邸で、“びじねす”の話を進める坂本と西郷。 薩摩が飢饉で米が無いと、相手の情報をしっかり掴んでこの場に臨んでいるところが、さすが坂本さんですね。 “互いに利益があってのびじねす”・・・西郷もしっかりわかってます。 「そんなことはやってみんとわからんじゃろう?やる前にすべてわかったら、人生面白うないきに。」 坂本の強さはこれだよなぁ。どんな苦境にあっても、それを楽しんでしまう強さ。 「どのみち日本は大火事になるき、どうせ火の粉をかぶるがやったら、火事のど真ん中で思いっきり 火の粉をかぶってみたいき。」 この二人には、やっぱり歴史を動かしていくだけの大きさを感じますよねえ。 一方、新選組と見廻組の陣には、山崎が戻って、火事がほとんど鎮火したことを報告します。 「ということです、局長。」 「すぐに帰る仕度を。」 「はい。」 今日の土方は副官に徹していますね。局長は外、副長は内。近藤がトップで、土方がサブ。新選組が大きくなって、自ずとこの二人もその役割が明確になってきたのでしょう。 「近藤さん、見事な采配だった。ひょっとすると、いざという時、最もご公儀のお役に立つのは、あなたたちかもしれないな。」 近藤を振り返る佐々木様の目が優しいです。近藤さんも、佐々木様にこう言っていただけて嬉しいでしょうねえ。 佐々木様は佐々木様で、いろいろご苦労があるんでしょうなぁ・・・。 |
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