「アクセシビリティ」の言葉の意味は「近づきやすいこと。物を得やすいこと。また、道具などの使いやすさ
」(「大辞泉」より)ですが、以下のような意味でも用いられます。
特に、高齢者や障害者などハンディを持つ人にとって、どの程度利用しやすいかという意味で使われることが多い。(「IT用語辞典e-Words」より)
例えば、画像にalt属性を入れることも、視覚障害者に配慮したアクセシビリティ向上のための実践例と言えます。
ちなみに色覚異常の頻度は、報告者によって異なりますが、およそ男子の5%、女子の0.2%といわれています。(文部科学省「色覚に関する指導の資料」より)
色覚異常の人は色の見え方が多くの人とは異なり、特定の色の識別が困難になります(最近では「異常」ではなく「個性」と考えて、「色覚特性」という言葉を用いる場合もあります)。また白内障を患うと視界がかすむので、コントラストの弱い色は識別しにくくなります。
Webサイトで文字色や背景色を指定するときは、すべての人にとって見やすい配色をこころがけましょう。「Color Selector」というフリーソフトを使うと読みやすい背景色・文字色かどうかチェックすることができます。
練習問題7で指定した文字色・背景色がアクセシビリティに配慮した色使いになっているか、「Color Selector」を使ってチェックしてみましょう。望ましくない組み合わせになっている場合は、「web.css」を変更してください。
興味がある人は「みんなが使えるホームページの作り方」を読んでください。今まで勉強してきたこと(例えば見出しタグを付ける、見映えはスタイルシートで指定する等)がアクセシビリティの向上にも役に立つことが分かります。
※ちなみに、このWebサイトで使っている「リンクを別ウィンドウで開く」方法は非推奨とされているので、使わないことが望ましいです。