ADSLの高速化についてはこの日記の最初のほうで行った内容とほぼ同一です。
DNS 関係の最適化についてはなどの手法があります。 このうち DNS クライアントキャッシュに関しては、「Windows XP スマートチューニング」という本に記載があります。その本によればこのパラメータは Windows XP でも有効なようです。ただし、Windows XP の場合通常レジストリにこのパラメータは存在しないので追加する必要があります。具体的な方法はここには書きません。知りたい方は Windows XP スマートチューニング を買って調べてみてください。
DNS関係の残りの手法については、今のところ情報がありません。
リンクの先読みというのは、表示されている Web ページにあるリンク先のデータをマウスクリックが行われる前に先に読み込んでしまおうという手法です。ページを表示すると人間は表示されている内容を読もうとします。人間の読む速度はパソコンの処理速度と比較して遅いので、読んでいる間パソコンは暇でなにもしていない状態になります。この空き時間にリンク先のデータを読んでしまうのです。するとリンクをたどったときにはすでにパソコン上にデータがあるので、高速に表示できます。データが存在しないとネットワーク越しにとりに行かなければならないのでそれだけ表示に時間がかかるわけですね。
リンクの先読みについては、WebFetch というソフトがあります。このソフトを起動しておくと Web であるページを開いた時に、そのページにあるリンク先のデータを読み込みにいきます。設定によりデータの種類やリンク先の条件でデータを読まないようにすることもできます。最近は動画のように数メガのデータとかありますからね。
ポップアップ広告というのは、ページを開くと別のウィンドウが出てきて宣伝するものです。バナー広告とは同じページ上で画像等を使って広告するものです。 アニメーションGIFは、画像で簡単なアニメーションを行います。これらのデータは本来得たい情報ではない場合が多いです。これらのデータを読まなければもっと高速化できるはずです。 このためのソフトが Proxomitron です。このソフトの使い方については ここ にすべて解説されているので説明はしません。
Proxomitron は自分自身がプロキシーサーバとなって処理を行います。動作原理については フィルタリングのためのプロキシサーバ構成 に解説があります。すなわちブラウザにデータが届いた時にはすでに広告のデータがカットされた状態になります。外部のプロキシーを複数登録して切り替えることも可能なのでこの機能を使用すれば、ChangeProxy の替わりにすることもできます。実はそのためにいれているという話もある。
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