La,La,La ラベンダー(富良野訪問記録)
富良野訪問記録
1937年に南フランスのプロバンス原産のラベンダーの種が日本に入ってきた。このプロバンスと同じ北緯43度の富良野で、本格的なラベンダーの栽培が始まり、化粧品の香料として利用されていた。1970年ごろ、最盛期で230ヘクタール以上栽培面積があった。この2-3年後、合成香料や輸入品の影響で苦難の時代があったが、1972年、73年に富田さんのラベンダー畑が国鉄のカレンダーで紹介されてから徐々に有名になり、「花人」が訪れるようになった。(参考書:「わたしのラベンダー物語」)
1997年7月末に、初めて、北海道富良野のラベンダー畑を訪れ「花人」となりました。その素晴らしさの一部をご紹介したいと思います。
車:旭川空港から国道237号線を南に約30分間下ると、ラベンダー畑(かんのファーム)が眼前に現れる。北から美瑛町(パッチワークの路など)、上富良野町(日の出公園など)、中富良野町(ファーム富田など)、南富良野町(かなやま湖など、今回は訪問しなかった。)と続く。

ファーム富田にて撮影。花の拡大写真。
美瑛町
- パッチワークの路
- 空港から車で国道237号線を横切り真っ直ぐ走るとパッチワークの路に入ることができる。ラベンダー最盛期、「富良野盆地を取り巻く丘陵地帯は、小麦が色づき、黄色い絨毯が敷き詰められるなかで、じゃがいもの白い花とラベンダーの紫が彩りを競い合い、まるでパッチワークを見るような、すばらしい光景だった」(「わたしのラベンダー物語」より)そうだ。
ラベンダー畑は見られなかったが、CMの撮影に利用された「セブンスターの木」、「ケンとメリーの木」などがあり、時を忘れそうなヨーロッパの田園風景が広がっていた。
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- 辻さくらんぼ園
- パッチワークの路に入る手前で右に折れ、案内に誘われるまま「辻さくらんぼ園」に行った。いつまで経ってもさくらんぼ園にたどり着かないようだが、我慢して走り続けると丘の上に出た。そうすると直ぐにさくらんぼ園があり、さくらんぼの木から真っ赤に熟したあま〜いさくらんぼを好きなだけ食べることができた。
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上富良野町
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- かんのファーム
- 美馬牛駅の近く、空港から車でアプローチしたときに、国道沿いに最初に見えるラベンダー畑!ここのショップで売られるドライハーブ用の様々なハーブも栽培されていた。
写真は、イエローヤロウを撮影したもの。そのほか、ベルガモットやエーデルワイスが植えられていた。
ラベンダーの花の拡大写真は、こちらへ。
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- 深山峠ラベンダーオーナー園
- かんのファームを車でもう少し南に下った国道沿いにあるラベンダー園。ここと日の出公園にあるオーナー園が上富良野町が管理するオーナー園である。
記念撮影には絶好の場所。郵便ポストがあったので、絵はがきやドライフラワーを郵送することができた。丸太小屋のレストランがあった。
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- 日の出公園
- 上富良野駅付近を十勝岳側に曲がると丘の上に展望台が見えるラベンダー園。展望台の前に「愛の鐘」があった。展望台からの眺めは実に素晴らしかった。ラベンダーオーナー園があった。
ラベンダーの花の拡大写真は、こちらへ。
展望台までの途中に、「日の出ハーブガーデン」があった。畑のように種類別にハーブが植えられていた。富良野を代表する4種のラベンダー「ようてい」、「はなもいわ」、「濃紫」、「丘紫」が植えられていた。
日の出公園から国道に出て、ファーム富田のある方に少し車で走ると、岩田ドライフラワー店があった。ラバンジンのドライフラワーを入手した。
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中富良野町
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- ファーム富田
- ラベンダー観光発祥の地。富良野地区で最も人気のあるラベンダー畑。中富良野に生まれ、苦難の時期もラベンダーを栽培し続けた富田忠雄さんのラベンダー園。
「蒸留の舎」でラベンダーのエッセンシャルオイルを抽出するところを見ることができました。
「香水の舎」では、ファーム富田特産の100%ピュアな丘紫のエッセンシャルオイルを入手しました。
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- 羊ヶ丘ラベンダー園
- 上富良野から南に下り、なかふらの町営ラベンダー園が見えた当たりで左に曲がり約20分ほど走ると、羊ヶ丘ラベンダー園がある。
ドラマ「北の国から」のロケ地に使われた。静かで、とても落ちつけるラベンダー園であった。しぼりたての牛乳もうまかった。ここの羊の毛を使った羊の置物を入手した。うさぎがターキーと一緒に飼われていた。
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- 麓郷の森
- 国道237号線を南に下り、富良野駅付近で国道38号線を左折した。標識に従い麓郷(ろくごう)方面に左折し、山麓の方へ進むと、仔うさぎ牧場やジャム園があった。この辺りは、ドラマ「北の国から」のロケ地で有名だ。
- 仔うさぎ牧場
- 国際レッキス協会の看板が掲げられ、12色のレッキスを見ることができた。その仔うさぎたちとふれあうこともできた。
- ふらのジャム園(共済農場)
- 「都会で生活していた方々が、農業の大切さを痛感し、真の農業のあり方を求めて、1974年に十勝岳のふもと麓郷で農業を始めた」((有)共済農場パンフレットより)そうだ。ふらのジャム園では、防腐剤、合成香料、着色料などの化学添加物を一切使用せず、手作りのジャムを製造・販売していた。グーズベリー、山ぶどう、きいちご、はまなす、キャロット、パンプキンなどがあった。私のおすすめは、伝説の果実「ハスカップ」のジャムです。
- 旭川
- 旭川空港から国道237号線を北に約30分上ると旭川市街に入る。JR旭川駅前の藤田観光ワシントンホテル旭川内の売店で、ファーム富田産のラベンダーのドライフラワーが売っていた。また、ホテルの横のみやげ屋(明治屋)では、麓郷産のラベンダーのドライフラワーが売っていた。
ふらの観光情報はこちらへ
参考書:「わたしのラベンダー物語」富田忠雄著(誠文堂新光社)1993.6.1発行
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