エル・ジェム

エル・ジェム El Djem

首都チュニスの南東約200kmに位置する町。
ローマ時代にはティスドルスと呼ばれた植民市で、かつては豊かな緑に囲まれ、2世紀~3世紀に掛けてオリーブ油の輸出で繁栄を極めた。
ローマのコロッセオに匹敵する円形闘技場が築かれ、周辺地域からの見物人で大いに賑わっていた。


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円形闘技場

建設開始は紀元200年頃。他の闘技場よりかなり遅かったため、ほぼ完成された技術が用いられたそうです。
35,000人を収容でき、戦車の競技や剣闘士の戦い、猛獣と死刑囚との戦いなどが催されていました。
長形162m、短径118m、高さ40mで、ローマのコロッセオに迫る規模だそうです。

■剣闘士
武装して戦う見世物の競技に出場したローマ時代の戦士。主に奴隷や戦争捕虜、死刑囚等から選ばれ、ルディと呼ばれる養成所で戦いの訓練を受けた。
戦いに勝ち抜いた者は英雄としてあがめられ、最後まで生き残った者は自由の身になることを許される場合もあった。











外周から内側に向かって複数の回廊が作られて、一番外側では縦方向にも3層の回廊が作られています。
各層には64のアーチが巡らされています。




















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