Travel to Laos (April to May 2001) ... 5/5


ラオスいろいろ

1.ラオスの交通

(1)トラックバス
トラックバス/ムアンシンのバスターミナルにて
ラオスのバスは、いわゆる箱型のバス(中国製が多い)と、トラックの荷台に椅子と屋根をつけたトラックバスがあります。 ルアンパバーン以降は、このトラックバスで移動しました。出発時間は一応決まってますが、人が集まり満員になれば(人がこれ以上乗れなくなったら)その時点で出発します。逆に人が集まらなければ数時間でも待つことになります。私の場合、ムアンシンまでは、定刻より30分ぐらい早く出発してましたが、ムアンシンからシェンコックに向かうトラックバスに人が集まらず、約2時間待ちました。 基本的に乗客は立って乗りません。椅子が不足すると、補助椅子が登場します。これは、ビアガーデンにあるような樹脂でできた椅子だったり、竹で編んだ丸椅子(背もたれ無し)だったりします。ただ、これに座って長時間、悪路を移動するのはつらいです。もちろん、補助椅子でなくてもつらいですが。


(2)スピードボート
ラオスには、メコン川をはじめ、いろんな川があり、交通ルートになってます。これらの川をボートで移動します。ボートには2種類あり、スピードボートとスローボートがあります。今回、私が乗ったのはスピードボートです。スローボートにも乗りたかったのですが、時間がなく断念しました。

スピードボート
ルアンパバーンで会った人達に聞くと、「すごく恐かった。」とか「二度と乗らない。」というコメントなので、そんなにおもしろいのかと思ったが、たいしたことはなかった。対向するボートの引き波を越えるときに、ボートが跳ねておもしろいが、それ以外は安定している。時速は約80km/hぐらいでる。ボートによってヘルメットをかぶったりかぶらなかったり。またライフジャケットも着けたり着けなかったり。
休憩所に並んだスピードボートエンジンは、トヨタ製が多かった。

(3)飛行機
バスはとにかく時間がかかるが、さすがに飛行機は速い(当たり前)。ビエンチャン−ルアンパバーンはバスで10時間以上かかるが、飛行機だと約40分で着いてしまう。私は、ルアンパバーンからビエンチャン経由バンコクへ飛びました。こうしないと北部でゆっくりできなかったから。

これは、ルアンパバーンからファイサーイへ飛ぶY12型機。天候が悪く、一度引き返してきたが、天候の回復を待って、再び飛んでいった。日本の外務省が唯一安全と認めているATR−72型機。これでルアンパバーン−ビエンチャン−バンコクへ飛んだ。

2.ラオスのサウナ

ルアンナムターの薬草サウナ
ラオスには薬草サウナがあります。私はルアンパバーン,ルアンナムター,ムアンシンで入りました。薬草を入れたお湯を沸かしてサウナ室の下に置き、その湯気をサウナ室に充満させるものです。サウナ室は狭くて暗いですが、とても気持ちいい。ルアンパバーンの赤十字サウナには、たくさんの外国人観光客が来ていました。サウナ室からでると薬草茶を飲みます。薬草の効果を得るために、途中や最後で水を浴びたりしないのが正式なラオ式薬草サウナの入り方らしいです。マッサージも受けることができます。私はルアンナムターでマッサージしてもらいました。気持ちよかったのですが、ちょっとソフトで物足りなかったかな。

サウナ料金('01年5月,US$1=8500kip)
都市ルアンパバーンルアンナムタームアンシン
サウナ10,000 kip6,000 kip10,000 kip
外国人料金か?
マッサージ60分25,000 kip50分15,000 kip
貸しサロン1,000 kip無料無料
サウナ室サウナ室は男女別々。サウナ室は1室のみ。サウナ室は1室のみ。
レストランが併設されている。

サロンとは、体に巻く布のこと。

3.ラオスで見たおもしろいもの

(1)ルアンナムターのおかま
私は、上記ルアンナムターのサウナでおかまと遭遇しました。私がサウナ室からでて、お茶を飲んで休んでいると、真っ赤なバスローブを着た髪の長い若い女性がサウナに向かって歩いてくるのが見えました。私は「ラッキー」と思いました。しかし、声がなんか低音。首元を見ると喉仏がしっかりと、、、。よく考えたら、ラオスの女性は皆質素な服装、こんな派手な服は着ない。私はこの方と、1.5m×2mの真っ暗なサウナ室に2人きりで入りました。時間がとても長く感じました。皆さん、想像してみてください。

(2)ルアンパバーンの路上歯医者

ルアンパバーンの、両側にたくさんの露店がでている通りを歩いていると、この路上歯医者さんに会いました。中国人の方で、とてもおもしろい人なんですが、こんなの初めて見ました。診察は双方立って行ってました。歯の他、ピアスなんかもやるそうです。写真を撮らせてといったら、「歯を抜かしてくれたらOKだ。注射するから痛くない。やらせてくれ。」といわれました。抜いた歯を、入れ歯として使うそうです。もちろん、ことわりました。
歯医者さんの商売道具

(3)郵便配達
ムアンシンからシェンコックへ向かうバスで見た光景です。バスに乗っていた人が何通かの手紙を持っていました。そして、途中の村に着く度に、そこらへんの人に郵便物を渡してた。学校から出てきた子供達にも、「この人に渡して。」みたいなことを言って渡してしまった。子供達はそれを見て、あっちだ、いやこっちだみたいなことを言って方角を指差してた。なんかすごい。人の信用のうえに成り立ってる郵便システムです。

4.ラオスで起きた悲惨な出来事

またサウナ関連の話。ラオスでの夜道は真っ暗です。上記ルアンナムターのサウナに入り、とても気分よくなって宿に帰ろうとして歩き出した直後、真っ暗な夜道で突然水たまりにはまりました。水たまりといっても深さが腰まであり、ほとんど池です。底はどろどろ、足を抜いたらサンダルが壊れてしましました。下半身はどろどろ、財布も水びたし。すっごく恥ずかしかった。あのまま前のめりに倒れていたら、泥に足をとられて起き上がれず溺死したかも。それ以来、夜道を歩くときは、懐中電灯を持つようになりました。