サーマルキャット
(QRP製品)
こんな機体です
製作メモ
フライングテールのT尾翼が特徴となっている、本格的モーターグライダーのバルサ組み立てキットです。
また、ギアダウンユニットが採用され、その支持方法も非常に良く工夫されています。
独自の設計と高精度バルサ加工で、高品質のバルサキットを送り出すQRPの製品で、最初のグライダーです。
QRPお得意の高精度加工されたバルサ材料は、正確にカットされていますので、まったく修正なしに組み立てられます。
図面の中に書かれた説明も詳しくて分かり易いものです。
主翼は左右2分割で出来上がるようになっていますが、私は一体で作りカンザシを省略しました。
また、ややノーズヘビー気味だったので、機首を10mm短く作りました。
モーターはダイナテック 02Hが指定です。
被覆にはオラカバのゴールデンイエローを使いましたが、思ったほど目立ちませんね。
このキットは、使用しているパーツの関係で、残念ながら今では製造されていないそうです。
フライト・インプレッション
この機体の売り物は、モーターランでの上昇力と高い滞空性能です。
京商製のギアダウンユニットで大径のプロペラを駆動しますので、上昇力は抜群です。
この上昇を知ってしまうと、550モーターのダイレクト駆動の機体はかったるくなってしまいます。
私は2年ほど 02Hで飛ばしてましたが、今はアストロコバルト 035に換装しました。
上昇後滑空に入ると、ストラトスより少し早めくらいの速度で安定したソアリングを見せます。
あとはもうイスにでもかけてのんびりと飛行させるだけです。
特徴となっているフライングテールの支持方法がやや弱そうに見えますが、背面飛行をしても変調はありませんから十分な強度ですね。
長いこと飛ばしてますが、トラブルや墜落と無縁の機体で、ほとんど損傷を受けていません。
また、1996年の東日本地区電動グライダー大会では、この機体でリミテッドクラスの3位に入りました。
機体の諸元と主な使用パーツ
項目 | 数値など | 備 考 |
全長 | 1,020mm | 設計は1,030mm |
全幅 | 1,910mm |
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主翼面積 | 34.5dm 2 |
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主翼翼型 | オリジナル | 8.8%〜6.7% |
全備重量 | 1,100g |
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モーター | アストロ 035 |
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ギヤユニット | 15:45 | 京商 |
プロペラ | 13*6.5 | エアロノート |
バッテリー | SCR 1,000mAh*7 | サンヨー |
アンプ | 50A BEC | ゾンマーアウア |
送信機 | FF 8 |
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受信機 | FP-R115F | FM 5ch |
サーボ | FP-S143*2 | E,R |
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