SPEED 400電動グライダーの製作


ハンドランチグライダーを電動仕様で製作してみます

SPEED 400モーターを使って小型の電動グライダーを作ってみました。
この機体は以前にハンドランチとして製作した SPEARですので、主尾翼の組み立てや胴体の加工・塗装・被覆などはそちらを参照して下さい。 ここでは電動グライダーとして製作する場合に必要となる部分だけを説明します。

ノーズ部分の加工
まずノーズ部分の加工ですが、プロペラを付けますからプロペラスピンナーの分ノーズをカットします。 この時にはカットする部分の大きさをあらかじめマークして切り取ります。 また、プロペラにはダウンスラストおよびサイドスラストを付けますから、この分も含めて仕上げて下さい。 角度はダウンスラストが3°、サイドスラストが2°位で良いでしょう。
そしてモーターマウントを2〜3mmの航空ベニヤから切り出し、エポキシ接着剤で取り付けます。 このとき瞬間接着剤で仮止めしてから、エポキシを使うとうまくいきます。


塗装、被覆が完了した状態です
機体の色は、ハンドランチの SPEARでは白にしましたので、今回は赤にしてみました。
塗装はスプレー缶のアクリル系を使いました。 下地塗装をせずに直接赤をスプレーしたので、少し発色が暗めです。 フィルムはおなじみのオラカバライトです。





メカの搭載
メカを積み込みます。 マイクロサーボは今回 HS-60というものを使ってみます。 これは京商から発売されたもので、他のマイクロサーボよりも高さが 5mm程度低いサーボです。 ハンドランチとして製作したときは、フタバの S-143をつかいましたが、このときは2個を横に並べて積むことが出来ませんでした。 しかし、HS-60ではふたつ横に並べて積めます。
サーボの後ろにはアンプとその上に受信機を、強い両面テープで接着します。
リンケージの方法などはハンドランチの機体と同じです。


バッテリーの搭載など
バッテリーは 600mAhの7セルパックを使います。 主翼下の重心付近に搭載しますが、胴体にはマジックテープを使って固定します。 バッテリーの位置によって重心がかわりますから、一度重心を合わせたらそのときのバッテリーの位置を機体にマークしておきます。
プロペラはグラウプナー社製の6×3インチの折りペラを使いました。 ただこのペラのスピンナーはちょっと小さくてノーズのカーブに合わなかったので、コスモテック製のスピンナーを使いました。



完成
機体の仕様と主なパーツです。

・全長--------890mm
・全幅-------1,480mm
・翼面積-----24.5dm^2
・全備重量----540g
・モーター----SPEED 400(6V)
・プロペラ----グラウプナー 6×3
・バッテリー---AE 600mAh 7セル
・アンプ------JES 20A ブレーキ付
・送信機------フタバFF7
・受信機------フタバ FP-R137GP
・サーボ------京商 HS-60×2