セレクション リミテッドエディション (SELECTION)
(ドイツ、シンプロップ社)
こんな機体です
製作メモ
シンプロップ社製の半完成機です。
この機体の特長は、ほぼ出来上がっている1枚ものの主翼です。
同社の特許製法による主翼は、発泡スチロールコアにアベチ板貼りで前縁材なしですが、見事にRも付いて仕上がっています。
アベチ材なので非常に硬くてしっかりした主翼です。
胴体はFRP製でゲルコート仕上げですから、塗装の必要はありません。
主翼のエルロン部分は自分で切る必要がありますが、溝が彫ってありますからカッターで切り離すだけです。
しかも中にあらかじめバルサ材が仕込まれていますので、切り離し後はサンディングだけで被覆に移れます。
なお、主翼全体のサンディングはエルロンを切り離す前に行っておきます。
水平尾翼はバルサの単板から整形します。
被覆にはオラカバを使いましたが、主翼のアベチ板に直接プリントされた模様が売り物ですから、それが見えるようにクリアフィルムでカバリングします。
実はこれファンクションと同じ機体です。
ファンクションは京商が日本国内に販売するときだけのネーミングで、もともとセレクションだったんですね。
そしてリミテッドエディションは、主翼の模様だけがノーマルのセレクションと異なっている点です。
京商は同じこのシリーズで、ラピッド(rapid)も出していますが、これももとの名前は別でラビット(rabbit)といいます。
このときは誤植だったんではないかという笑い話もありますが、いずれにしてもわざわざ名前を変える必要は無いと思いませんか。
フライト・インプレッション
RG14翼型の機体を飛ばすのは初めてですが、速度をかなり落としても失速しないようです。
着陸前の低速時も機体の姿勢は安定していて、ふらつくこともありません。
揚力はやはりエップラーより劣りますが、その分速度は出ます。
速度レンジが広いと言えますね。
しかし、ダイブさせても速度は今一歩で、太い胴体の見た目のせいかちょっともの足りなさが残りました。
それでもう少し重くても良いだろうということで、モーターをKE22/12からSPEED 700に交換してみました。
その結果、引きが少し良くなりましたし、重くなった分速度も出るようになりました。
機体の諸元と主な使用パーツ
全長 | 945mm |
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全幅 | 1,683mm |
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主翼面積 | 26.4dm 2 |
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主翼翼型 | RG14 |
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尾翼面積 | 3.5dm 2 |
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全備重量 | 約1,600g |
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モーター | SPEED 700 |
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プロペラ | 10.5*6 | エアロノート |
バッテリー | SCR 1,000mAh*10 | サンヨー |
アンプ | NEA 270 | JR |
送信機 | FF 8 |
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受信機 | FP-R129DP | PCM 9ch |
サーボ | FP-S5102*3 | A*2,E |
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