プロペラをダイレクト駆動するモーター


ケラー KE22/12

これは今では古典的とも言えるモーターですが、それまで国産の 540や 550のモーターしか使ったことが無かった私には、シャフトの太さといい、造りの頑丈さといい、衝撃的なモーターでした。 ケラーはもともと独立した会社でしたが、その後ロベ社に吸収されてロベ・ケラーモーターとして販売されていました。 KE22はこのシリーズの中で2番目に小さいものですが、日本での呼称で言う 550クラスとほぼ同じで、全長が若干長い程度です。 「22/12」の「22」は公称出力 220ワットを表し、「12」はターン数を意味しています。 12ターンの他、9ターンと 5ターンがありました。

もともと単純な円筒形のデザインですが、ラベルが剥げてしまったモーターカンは全くのっぺらぼうで、ほとんど工業用モーターの趣です。 最大の特長は低電流であるということで、20数アンペア程度の電流です。 しかしトルクは大きいので、かなり直径の大きなプロペラをダイレクトに駆動することが可能です。

・全長-------65.0mm
・直径-------34.5mm
・重量-------250g
・シャフト径----5mm

・実測値
SCR 1,000mAh*10セルでエアロノートの 10.5*6インチ折ペラを回すと 7,500rpm、電流は 26アンペアでした。

・使っている機体
ソアラス、キングパイロンU、ジーナス、セレクションと乗り継いで現在はお休み中です。