ハルトマン(HARTMANN)

(サーマル工房)
こんな機体です

製作メモ
サーマル工房製の小型エルロン機で、主翼は発泡スチロールにバルサプランク済みです。 よく選ばれた軽いバルサ材が使われているようで、主尾翼は軽量に仕上がります。 主翼の後縁側がすべて別パーツとなっていて、エルロンと同じ断面形の部材を接着して生地完成となります。 カンザシ受けパイプを埋め込んだ主翼下面部分には、補強用のグラスクロスを接着します。 また、水平尾翼はバルサの単板ですが、ネジ止めする部分にはベニヤ板を埋め込むようになっています。 その埋め込み部はあらかじめ穴開け済みで、ベニヤのパーツがぴったりと見事に嵌まります。
主尾翼とラダーは、白のオラカバで被覆しました。 胴体は比較的厚手のグラスクロスを使ったFRPで、丈夫そうです。 青のアクリル系スプレー塗料で塗装しました。 また、今回使ったモーターにはかなり電流が流れますので、冷却用のエアインテークを機首部の両サイドに設けました。
主翼は2分割で、カンザシはカーボン製です。 キャノピーもカーボン製で軽量です。 その他コントロールホーンなどの小物パーツ類も良質なものが付属しています。 小型の機体ながらよく出来てますから製作も楽しめます。

胴体が、ラダー機のフュージョンと共通のため、ラダーも装備しています。 せっかく付いているのでエルロンからラダーにミキシングをかけています。

フライト・インプレッション
ルマンAP29BBモーターは、ダイレクト駆動でも頑張って引いてくれますから、短時間で必要な高度まで達します。 ただ大食いですから、その分やはりモーターランの時間は短いです。 滑空に入ると、機体が軽量なことと翼型のためと思いますが、非常に浮きが良いです。 サーマルにも乗りやすく、なかなか降りてきません。 そしてかなりゆっくり飛ぶことも出来ます。 また、エルロンが長いせいかブレーキがよく効きますので、機体の軽量さとあいまって着陸はラクチンそのものです。
組み立て説明書に書いてある舵角にセットするとぴったりで、少しのトリム修正だけで機体の調整は完了してしまいます。 いやはや流石サーマル工房ですね、大手メーカーにはマネの出来ない緻密な設計と造りで、いい機体です。

機体の諸元と主な使用パーツ

全長820mm
全幅1,500mm
主翼面積22dm 2
主翼翼型E-178MOD
尾翼面積不明
全備重量約700g
モータールマンAP29BB
プロペラ6*3エアロノート
バッテリーAR 500mAh*7サンヨー
アンプ20A BREAKJES
送信機FF 8A
受信機FP-R129DPPCM 9ch
サーボFP-S3101*2
HS-60*2
A*2
R,E