-Casa Bella-

イタリアの旅/2005.@ 



ヴェネツィアへ出発

今回のイタリア旅行は、12日間といつもより少し長めです。
実のところ、フランクフルトからナポリ行きの飛行機がすでに満席で取れなかった為ですが。
で、ついでに2日プラスして、空席があったヴェネツィアに滞在することにいたしました。
飛行機は、マイルの関係で毎度お馴染ルフトハンザです。
カウンターでチェックインの手続きをしていると、スタッフの人が「アップグレードの確認書はお持ちですか?」
と訊ねてきました。友人は「えっ、手続きはできているはずですが???」
しかーし、手続きは出来ておらず確認書も持ってきてません。搭乗時間まで1時間半弱。
朝早い便だったので、旅行代理店はまだ勤務時間外。連絡を取る事もできず宙ぶらりん状態。
すでに、トラブルの扉を開けてしまったわたしたち。
取りあえず出国手続きをして、ラウンジで連絡を待つことにしました。
途中、免税店でチェックしてあった、ヘレナの日焼け止め下地を買いに行くと、本日入荷とのこと。
最近多くない?品切れしてること。まぁ、ディスカウント店で買えばいいやとラウンジへ。
ラウンジで、回答は搭乗口でたずねてくれとのことでしたので、そのまま搭乗口へ。
男性スタッフと話し合った結果、旅行会社と連絡がつかず時間切れで、行きは何とかアップグレード
してもらえることになりました。しかし、帰りはどうなるかわからないとのことでした。
友人と「まぁ、いいか。」と行きだけでも乗れたことに感謝して、飛行機に乗り込んだのでした。
このルフトハンザの飛行機、今のところ1番のお気に入り!
まず、後ろの席との間に間仕切りがあり、後ろの人が席を立つ時、前のシートを持たずに立てるので、
全然シートが動かないので起されずにすみ不快感ゼロ。
それと、年々まずくなる機内食ですが(この時も、実は巻き寿司等を持ち込んでいたのです)
前菜に一口サイズのお寿司がでたり、懐石風のメインも結構美味しかったんで嬉しい誤算でした。
友人と「お寿司持ってくる必要なかったね。」と微笑みあってました。
もう1つとても気に入っているのが「トイレ」。機内のトイレって狭くって圧迫感があるけれど
この飛行機のトイレには、窓があるんでーす。だから、トイレ内もとても明るく開放感があります。
鏡の横の照明も明るくて、生花の大きなデイジーの一輪挿しが飾ってありました。
用をたしながら(失礼)見ることはできませんが、窓1つでこんなにトイレも変わるのねー、
と、これをデザインした方に拍手でございます。
映画を1本観て、何やかんやしている間にフランクフルトに到着。
ネオンチカチカの歩く歩道を通り、ラウンジで一服。
そして、本日滞在するヴェネツィアへ。1時間半ほどで到着。
この後、今晩のお宿「Bauer Il Palazzo」へ向かいます。



ヴェネツィア滞在

水上バスとタクシーのチケット売り場に行って、水上バスのチケットを買いました。 この時、どうしてタクシーじゃないのかなー?と思っていました。口にはしなかったけど。
そこから歩いて(本当はシャトルバスがあったのですが後で気付いた…)5、6分のところに水上バス乗り場はありました。
結構人も乗れる屋根付きボートのような感じ。
乗せられるだけ乗客を乗せ出航。
夕陽が結構眩しく日焼けが嫌で、恥ずかしいけど船内で帽子を被ってました。
後で気付いたですが、この水上バス、直でサンマルコに行くのではなく、まずムラーノ島に寄り、 続いてリド島へと巡回して行くものだったのです。 サンマルコに着いたのは1番最後。
無茶苦茶時間がかかりました。まぁ、遊覧船と思えばどうってことないですね。
友人、そこで一言「時間掛かり過ぎやん。ケチらんといたら良かった。」節約してたのね。ありがとう♪
で、重いスーツケースをえっちらおっちら道まで運び、ハタと気付いた…。
「ホテルの場所が全く分からない!」友人の携帯から電話してホテルの人に道を聞くも、
哀しいかな英語が得意でない私。イタリア語の通りの名前を言われてもねー。しかも電話だしとても苦手。
例の如く、取りあえず御礼を言って、なあんちゃってわかったふりで歩きだすことに。
左に行けとのことだったので、重い荷物を引っさげ小さな橋を渡り、スーツケースを転がしながら、
何とかホテルBauerの入り口に到着。フロントで尋ねるとお隣とのこと。
スーツケースをボーイ君にまかせ、ホテルの中を通って自分たちの泊る「Bauer Il Palazzo」に到着。
私も、友人もBauerの方には1度、別で泊ったことがあります。
でも、あまり良い印象は無かったので、こちらの方ももしかして…と嫌な予感がしたのですが、
その予感はハズレ、とても良い印象のホテルでした。コンシェルジュの方がとても親切。
今晩のレストランを心配してくれたり、明日のレストランの予約もすぐ取ってくれました。
そのレストランにとても行きたかったので、すごく嬉しかったです。
ホテルの人も「ヴェネツィアで最も良いレストラン」と言ってたので期待が膨らみます。


その日の夜は、友人がヴェネツィアに来たらいつも寄ると言う店へ。
でも、またまた場所を覚えてなくて10分ほど探し回る始末。慣れたけどさ(^^;
しかし、馴染みのオーナーのオヤジさんは、去年引退したとことでした。
残念でした。友人は「もう行かない。」とちょっと寂しそうでした。





ヴェネツィア滞在2日目

今日はヴェネツィア散策の日。まずコンシェルジュの方に相談。
友人も私も2回以上訪れているので、 行ったことのないところで良さそうな所を紹介してもらいました。
ホテルで教えてもらったのが、サン・ポール区にあるフラーリ教会。
ティツアーノの「聖母被昇天」の絵がある教会です。→
途中、リアルト橋を渡り、ぷらぷら 散歩を楽しみながら歩いて20分ぐらいのところにありました。
案の定、1度道に迷いました(地図ももらっていたのに)。
ついでに隣にあるサン・ロッコ教会も見学。
こちらは、ティントレットの絵が飾ってありました。
残念ながら、宗教画にはあまり興味が無いので、
2つの教会でお腹いっぱいと言う感じに。本当のお腹は空いてきたので、食事をするためホテルに一旦戻ることにしました。
近くのサン・トマの乗り場からヴァポレットに乗って、運河沿いを見学しながら帰る事に決定。
1番に乗ればいいとわかっているのに自信が無く数隻見送り、やっと決心して乗りました。臆病な私。
その時撮った写真はこちら

サン・マルコで降りてホテルへ戻る道に、あの有名なハリーズ・バーを発見。 1度は行ってみたかったので、早速入ることにしました。食事であることを告げると2階に案内されました。

牛肉のカルパッチョ  小えびと豆のサラダ リゾット取り分け中 イカ墨のリゾット

最初に、ここの名物ベリーニを食前酒で注文。結構、思っていたより甘くなく、さっぱりとしたお味。
やはり、ジュースではなく本物の桃を使っているからなのかしら? 続いてこれまた名物の牛肉のカルパッチョを、グラスの白と一緒に。 友人は、小エビと豆のサラダを注文。しかし、エビが少し匂うと言う。
「ほら!ちょっと食べてみ。」とのたまわう。あなたねー、匂うと言っておきながら人にそれを勧めるな!
と、笑いながらお豆さんだけ食べたら美味しかったです。リゾットはうまうまでした。うーん、満足!

その後、友人のショッピングにつきあい、(ホテルに戻る途中、壇ふみさんと遭遇。お一人でした。)
ミーハーしてゴンドラに乗ることに。
最初から乗りたかったんです。2回目だけど夕方に乗るのは初めて。
前回乗った時は、11月でもうすっかり日が暮れてしまい、暗くて建物がはっきり見えませんでした。
今回も7時過ぎだけど、まだまだ明るいし、景色もはっきり見えるし楽しみ。
ホテルの人に連れられ、ホテルの裏にまわり、そこから直接ゴンドラに乗りました。
その時の画像はこちら もう、ムード満点ですっごくロマンティックな雰囲気でした。船頭さんの説明はほとんどなかったけど。
マルコ・ポーロの家ぐらいかなー。あと、2,3の家の説明だけでした。
友人が「こんなに説明の少ない船頭も初めて。」と言ってましたが、私が前に乗ったゴンドラの船頭は、
携帯電話でずーっとしゃべってました。あれよりはマシかなと。
途中、可愛いお花が飾ってあるレストランがありました。素敵な感じ。あんなところでお食事もいいかも。
約45分ほどで、ゴンドラの運河めぐりは終了。結構楽しめました。
やはりカップル向けだと思います。ヴェネツィアの町ってほんと素敵です。
この後、CREAの雑誌で見て以来ずーっと行きたかったレストラン「ダ・イーヴォ」に出かけます。



ダ・イーヴォで夕食

部屋に戻って着替えを済ませ、胸をわくわくさせながら「ダ・イーヴォ」へと向かいました。
細い路地を抜けながら、夜のヴェネツィアの町を歩くのも、これまたムードがあってGOOD!
5分ほどで到着。あれ、このお店さっきゴンドラから見ていい感じの店だなーと思っていたお店。
これは、幸先いいかもね。こじんまりした雰囲気の良いリストランテです。
お店の人が本日のスペシャルを説明。その中からズッキーニの花のフライと小エビをチョイス。
あと、蟹その他を注文して、ワインへ。前から飲みたかった「50&50」があったのでそれをいただくことに。
するとお店の人が、「このワインは、エルトン・ジョンがとても気に入っていて、うちの店にくるといつも頼むんだ。」
と言ってました。友人と「へぇー。」とうなずきながら、「ジョン氏もここで彼氏?(旦那さん?)と舌鼓をうっているのねー。」
なんて話してました。ワイン、非常に美味しかったです。2001年物でした。
お店からつきだしで、小魚のフライがでてきました。もう、これからして美味しかったです。
画像は、お店が暗くて写りが悪いのでありませんが、ズッキーニの花のフライの中に小エビが入っていた料理が とても
美味しかったです。今回のイタリア旅行のbPでした。食事をしていると、御主人がソフトシェルクラブを持って 店の中を
お客に見せて回っていました。脱皮したばかりの甲羅が柔らかい蟹だそうです。日本で食べた事が無いし、美味しそうなので思わず注文。 フライにしたこれも、美味しすぎー♪あと、リゾットとデザートをいただき満腹!
食材がとても新鮮で、料理もそれをいかしたシンプルな味付け。こういうの大好き!
お店のスタッフの人も、お店に誇りをもっておられるのが伝わってくる、雰囲気も最高に良いお店でした。
店を出る時、絶対再訪するぞと心に誓ったのでした。
ヴェネツィアにも、探せばこんなに美味しい店があるのねー。雑誌CREAに感謝。
さて、明日はヴェネツィアを離れ、トスカーナ州の小さな海辺の町「Porto Ercole」に向かいます。



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