北の国から 夏海編

第5話その1・・・02年もGWは、気がつけば北海道

02年のGWがやってくる。
01年は一年を通して、沖縄に明け暮れた一年だった。。。
そうだ!北海道へ行こう!!(なんだかなぁ^^;)

02.4.27(土)
宿無しの一人旅となれば、愛機テラノが定宿。
夜便のフェリーに乗るため、余裕を見て出発したが、都内を抜けるのに予想以上に時間がかかり、
冷汗もので大洗FT到着。
既に乗船手続きが始まっていた。

さんふらわぁ みとへ乗船する。夜便は比較的予約が取り易い。大洗FT 奥に見えるのは、苫小牧便に統合が決まった室蘭行き「ばるな」
三井商船フェリー 「さんふらわぁ みと」に乗り込むと、定刻通り23:59出港。
ひたすら寝る。

02.4.28(日)
19:45、苫小牧FT到着。しかし、乗船したのが遅かったため、下船したのは20:30だった。

苫小牧入港
とりあえず、軽く食事を済ませて、今夜の宿探し。
以前使った、24時間温泉ゆらりは、残念ながら営業形態を変更(と言うか名称変更)しており、
R36を糸井まで行き、「いといの湯」に決定。

いといの湯で向える夜明け
温泉に浸かって汗と疲れを落とし、生ビールを呑んで、明日に備えて宿泊用リクライニングシートに
横になる。
とっとと寝れるかと思いきや、フェリーで寝過ぎたため、あまり眠れない。
ついでに、大部屋に響き渡るイビキの持ち主が2名。パタパタ走る子供1名。
とどめは、お隣さんの寝相が悪く、ウトウトしたと思ったら、顔面に腕が降ってくるわ足は蹴られるわ(--;
それでもなんとか眠りに付けた矢先、オイラの枕元を誰かが叩く。
そいつと目が合って、しばし沈黙の後、そいつが口にしたのは・・・
「みんな、何処で寝てるの?」
・・・「はぁ?(--メ)」誰と間違えとるんぢゃ〜〜〜(激怒)
ようやく人違いに気付いたそいつは「あっ」と言う言葉を後に、そそくさと立ち去って行った。
時刻は04:30。。。泣きそう。
ここまでの走行距離、約200km

02.4.29(月)
寝不足(--;なれど、朝風呂で目を覚まし、出発。
コンビニで朝食を買い込んでいると、ふとドリンクに目が留まる。

ロイズ チョコレートドリンク(期間限定!)
後で判ったことだが、内地の7−11でも売っているらしい。
朝の苫小牧は、シーフォグ(海霧)に包まれて幻想的。走るには怖いけど。

曇りじゃないです。晴れてます。
沼ノ端から日高道に乗り、厚真でR235へ。
鵡川を通過して、道道74号へ入り、平取(びらとり)からR237を日高へ向う。
日勝峠の入り口、道の駅「樹海ロード日高」で一服。

樹海ロード日高お約束のメッツガラナ(^^;
R274で日勝峠を越えると、山頂付近には雪が残る。
展望台ドライブインで十勝方面を見ると、なんとも良い天気である。

とりあえず(^^;日勝峠展望台から十勝平野を望む山はまだ雪化粧
画像を見れば判る通り、とにかく快晴!札幌では20℃を越えたそうだ。
車内の温度も上がり気味。腕まくりして走る。
十勝清水からR247へ入り、上士幌(かみしほろ)を目指す。
途中、日高山脈を望む展望台がいくつかあった。

美蔓展望台から日高山脈を望む扇ヶ原展望台から十勝平野と日高山脈を望む
素直に国道を進むのはつまらんので、寄り道(^^;
道道85号へ逸れて、一路然別湖(しかりべつこ)へ。

神秘の湖、然別湖湖畔は静かだや〜
海抜798mという高さにある湖は、水の青さが一層神秘的である。
更に道道を進み、ダム湖である糠平湖(ぬかびらこ)へ。

ダム湖とはいえ、水はきれいしかも大雪山系をバックに眺めもきれい
そこからR273に入り、途中から道道468号で足寄へ。
R274に再度合流し、ボチボチ腹が減ってきた。
道の駅「足寄湖」に寄るが、いまいち食指をそそるメニューが無い。

花が咲くシーズンにはとてもキレイと思います
諦めて、足寄駅前まで行くかと思い、走り出すと途中に景観の良いドライブイン兼コンビニ発見!
すかさず立ち寄ることにした。

看板は消えかけてるけど、富士見台ですタダのから揚げと思う無かれ!「ざんぎ弁当」じゃ!!
富士見台と名づけられたドライブインからは、「阿寒富士」の別名を持つ雌阿寒岳と、雄阿寒岳が
遥かに見える。
コンビニで弁当買って、景色見ながら食〜べよっと思い、ローソンの弁当コーナーへ。
ここで目に留まったのが「ザンギ弁当」である。北海道便で鳥から揚げは「ザンギ」と呼ばれる。
内地だったら間違い無く、から揚げ弁当。迷うことなく購入(^^)
景色とあいまって、とても美味しかった(*^_^*)
お腹を満たして、再出発。
足寄駅前からR242を北上し、留辺蘂(るべしべ)方面へふるさと銀河線沿いに進む。
小利別(しょうとしべつ)から国道を逸れ、道道143号を訓子府(くんねっぷ)方向へ。
そう!ここには「日産自動車 陸別試験場」があるのじゃ(笑)

陸別試験場入り口入り口からHPG(北海道プルービンググラウンド)を望む
苫小牧に居た時も、ここには来なかったし、今の実験業務では今後も来る事は無かろうから、
この機会に立ち寄ってみた。
基本的には寒地実験がメインなPGだから、今の時期は閑散としたものかな?
訓子府から道道50号を北見へ向う。

北見駅舎
ふるさと銀河線の基点駅である北見。
トイレに寄ろうと、駅前パーキングにクルマを停めると、女子高生がオイラのクルマのナンバーを見て
何やら話していた。横浜ナンバーって、見たこと無かったのかな?(^^;
R39を女満別(めまんべつ)まで行き、ちょっぴりマニアモード突入。

女満別空港HACのサーブ340B
北海道エアシステム機は、見た事が無かったので、ムズムズしてつい寄り道(^^;
さてさて、今日の目的地である網走まで、あと少し。
R39を30分も走ったところで、網走在住のD夫妻と御対面となった。

D夫妻のファミリアと初対面とは思えないのがネットの友達(笑)「夏海人ワイン」を頂きました(^^)
いつもネットでお世話になっているのに、特製の「夏海人ワイン」をおみあげに頂き、大感謝!
ちなみにこのワイン、既製品ではありません(当たり前^^;)でも、既製品みたいな出来映えでビックリ。
ホントにありがとうございました。
で、天都山にある「博物館 網走監獄」を案内してもらいました。

網走刑務所出所風景(爆)刑務所庁舎
五翼放射状平屋舎房鏡橋
明治時代、北海道道東地区の道路整備の為に送り込まれた政治犯を収容した施設を
移築・復元したもの。
じっくり見学するとなると、相当な時間を覚悟しなければならないが、一見の価値有りです。
その後、D夫妻の案内で、網走港近くの水産会社が経営する炉辺焼き居酒屋で夕食。

毛蟹さん〜♪ホッケさん〜♪ツブさん〜♪
オホーツクの幸に舌鼓をうち、D夫妻とお別れ。また遊びに来ます。
食料と酒を買って、今日の宿である道の駅「はなやか小清水」までR244を走る。

網走駅
釧網本線の浜小清水駅に隣接して道の駅があり、ここで恒例の車中泊。
夜半にトイレに行くと、駅前にキタキツネが居た。
その夜の夢にキタキツネが出てきたのは言うまでも無い。
せっかく買い置きしておいた朝食を、キタキツネに咥えられて持っていかれる夢だった。。。
夜のキタキツネは鬼門だ(--;
ここまでの走行距離、約650km

長くなったので、続きはその2へ。