IZU REPORT 2000年   7月




●7/9   大瀬崎

久々の大瀬崎でした。今回も潜ったポイントは先端です。台風3号が通過したばかりで、快晴だけど海況はややうねりありです。ここではいつもガイド無しで潜って、各々勝手に被写体を見つけて納得できるまで撮るというやり方をするので、被写体探しがちょっと面倒です。まあ、それを厭うようでは写真は上達しないんでしょうけどね。。

で、海の中なんですが、事前の情報ではサキシマミノウミウシがいるということで早速探しました。しかし、探すまでもなく漫然と見ていると、そこかしこにいました。ウミウシはどこに目があるのかよくわからないのでピント合わせが難しい。斜面の砂地っぽいところではミノカサゴ幼魚がいました。成魚よりも全体に透明な感じが美しい。写真ではいまいち透明感が出ていませんが。。25mあたりまで潜るとツリフネキヌヅツミガイ。個人的には初めて見ました。動かない被写体なので撮るのは楽です。近くにはクマドリっぽいイザリウオもいたそうなんだけど、そちらは発見できず残念。 
  サキシマミノウミウシ:23KB

ミノカサゴ幼魚:49KB

ツリフネキヌヅツミガイ:38KB

●7/16   富戸

前日は富戸駅近くのコテージを借りてバーベキューということで今日は体の調子がいまいち。 しかし、富戸では久々のボートです。天気もいいしダイビング日和です。

潜ったポイントはアナグチとマエカド。前者は聞いたこともないポイントです。実際潜ってみると、人が来ない所為かあまり荒らされていない感じはします。この日の収穫はカメでしょうか。シパダン級の大亀です。伊豆ではめずらしい。でも、絵にならなかったので写真には撮っていません。 あとはネコザメの卵かな。これも久々に見ました。全体的に珍し系は出なかったのですが、気持ちのよいダイビングではありました。

気持ちよいと言えば、富戸の駐車場からヨコバマ方面に行く途中に漁協の建物があるんですが、あそこは風の通り道になることがあるみたいで涼むには気持ちのよいところです。お試しあれ。(もちろん風向きにもよるのでしょうが。) 
  またしてもムギワラエビ:35KB

ネコザメの卵:29KB

●7/29   富戸

またまた、富戸ボートです。横田さんのところでは初めてのボートでした。さすがにIOPのときみたいに小物がたくさん出てくるというわけではないのですが、面白いものが出てきます。ホウキハタとかイトヒキベラとか、あとは失念いたしました。

で、右の写真なんですが、イイジマフクロウニに住んでいるゼブラガニです。イイジマフクロウニをひっくり返すと、風の谷のナウシカに出てくる「その者、青き衣を纏い、金色の野に降り立つべし。」みたいに、イイジマフクロウニの触手(って言うか足?)の上をゼブラガニが歩いているという趣向です。写真としてはどうでもいいような出来なんですが、いままでイイジマフクロウニってなんの芸も無いと思っていたので、ちょっと面白いと思って載せてみました。 
  ゼブラガニ:35KB



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