2003年12月11日(木)〜16日(火)の4泊6日
おもえば童貞を捨てたのが20歳の6月だった。当時付き合っていた同じ大学の彼女に奪われたのだ。おれは周りに自ら「童貞です」、とアピールもしていなかったのだが、彼女と二人で前日と同じ服を着て大学に行くと悪友たちから「おめでとう!やっと男になったな」と肩をたたかれた。結局、童貞だってことは、外見でわかってしまうものなんだな、と妙に感心したことを覚えている。
と、そんなことを話すのも、ここでまた違う童貞を捨てたからだ。それは「海外童貞」。
34年間生きてきて、日本国の庇護の下、ぬくぬくと暮らしてきた俺が、自分の身は自分で守る、とゆ〜ことでいまだに銃を個人で所有することが権利としてあるマッチョな国にいこうとしている。
って、いってもハワイなんだけどね。
が、俺にとっては初の海外だし、時差ってのも初めてだし、やっぱり外国って治安が悪いよ、と脅され続けたせいもあり、旅立つ日が近づくごとにナーバスになっていたのだった。んで、いよいよ出発前日。おれは落ち着かない気分でススキノのヘルスに入った。
なんてたって、これから約1週間はヘルスには来られないんだし、向こうにはヘルスなんてないしって、これはあくまで自分の懐に対する言い訳で、俺の場合何かストレスや緊張感を強いられると、女の子の肌に触れていたい性質なのである。しかし、イマイチすっきりしないプレイのあと、ホテホテと東急ハンズまで足を向け、いろいろなものを買い込んだ。こんなものだ。
1.ウェストバッグ
これはショルダーバッグとしても使える代物。やっぱり、身に着け感の高いバッグを持っていこう、と。
2.ネットのポーチ
これは網状になった物入れで、下着とか、歯ブラシセットとか、そんなものを入れるためのもの。なぜネットか?ということについてだが「旅先で何が入っているのか、一目瞭然」だからだそうだ。なんとなく、腑に落ちないが、まあ。
3.隠しポーチ(ウェストバッグバージョン)
これは今回の目玉商品。なんといっても海外だ、アメリカだ。わけのわからん悪党にホールドアップされたとき、本当に大切なもの(パスポートとか、数枚の100ドル紙幣とかだ)をこれに入れておけばカツアゲされない、という優れもの。これは、非常に薄い素材で出来た、薄っぺらい、ウェストポーチで、肌触りのよさが最大の特徴である。なぜ、肌触りのよさにこだわるのかといえば、それはもう、このポーチはパンツのすぐ上、ズボンやステテコの下につけるものだからである。
ワイハ♪での伯爵の主食、ビアとバーガー。ホンっとにジャンクフーダーなんだからぁ〜