今日の一枚
飛行機に乗っていると、手持ち無沙汰じゃありませんか?
小生はいま揉めに揉めている某元国営航空を利用しておりますが、その機内誌を手にとると、必ずチェックするページがあります。それは、パパスという、洋服メーカーの広告ページ。
三国連太郎さんの、枯れたたたずまいと演出(シガーをくわえる様なんか、すごく画になってる)がすばらしく、自分も年をとったらこんな風になりたい、と常々あこがれていたのですが、、、
今月は三国さんがいないんです。服だけがのっぺりと映っているだけ。
なぁ〜んだ〜、と残念がっていたら、下に小さく「今月は三国さんのスケジュールが合わなかったため、服だけの登場となりました」と書いてありました。
やはり、服は、人に着られて初めて、その存在価値を示すものなんだな、と一人、納得したわけです。バイクも人が乗らなきゃ、ただの鉄の塊。カメラも、フィルムを詰めて、常に持ち歩いて、レンズに光を通して二度とない一瞬を捕まえることによってのみ、初めてその存在価値を示すのでしょう。