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わたしの東京十社参歩
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2008年1月5日(土)
元准勅祭神社「東京十社巡り」第一日目(5社参歩)〜約17km
JR亀戸駅 9:50スタート きょうは東京都ウォーキング協会(略称TWA)の「東京十社巡り第一日目」にあたっているが、王子駅スタートの彼らとは逆コースをとったので混雑は全くない。以前、いつだったか妻と一度参ったことのある亀戸天神社をスタート社として地図片手に向かう。あのとき食った亀戸餃子の旨味を思い出す。
亀戸天神社 10:05-10:12 大勢の善男善女がいる。受付で「東京十社めぐり」のB4大四つ折パンフレットを貰う。
参拝者たちは勝手気ままにあれもこれもと思いつく限りのお願い事を神殿の前でお祈りする筈だが、自分のお願い事は、どの神社・寺院でも数年前から病弱な妻の健康祈願のみである。
参拝後、綺麗な社殿や境内の風景を何枚かデジカメにおさめ、次の神田明神へとスタートする。
蔵前橋通りを一路西進。JR駅で言えば、ほぼ亀戸から両国・浅草橋・秋葉原・お茶の水(やや手前)間に相当し、前記パンフによれば一里五丁というからほぼ4.7kmに相当する。
(鳥越神社) 10:53-10:56 途中、右手に鳥越神社があったので、以前読んだ井上ひさしの小説を思い出しながら立ち寄り、参拝。素敵なお嬢さん2人ずれが2礼2拍手に始まる丁寧なお参りをしていたのが清々しく印象的だった。心の中で彼女らの幸多からんことを念ずる。
暑くなってくる。言わばエクササイズウォーキングをしている訳だから当然といえば当然だが・・・ さらに進んでいくと、前方から王子駅発TWAの元気老人ウォーカーたちと早くもすれ違い始める。参拝よりも早歩き競争の感が強い。歩きのプロだ。殆どが男性、しかも老人である。
昌平橋通りの妻恋坂交差点左折し、昌平小学校入口信号の先を右折して正面の神田明神への石段を登る。この辺り、明神下というのか?銭形平次親分が出てきそうだ。
神田神社 11:20-11:29 神田明神といった方が判りやすいか。結構な人出である。昨日のNHK テレビニュースでは大勢の企業関係者の参拝などでごった返していたが、きょうもそれらしき参拝者が結構多い。参拝後、隣接する宮本公園に立ち寄るとTWA参加者の一部が昼弁当を広げていた。また、TWAのガイドさんに「ご苦労さん」と言われ、思わず苦笑する。
公園側の北石段を下り右折して再び妻恋坂交差点に戻る。妻恋坂とは粋な呼び名だが、ちょうど蔵前橋通りを挟んで神田明神の反対側に「妻恋神社」とか「妻恋坂」などがあり、留守の妻を思い出しながら昼飯処を探す。
ちょうど昌平橋通りを北に入ったところで沖縄料理の店を見つけ、表のショウウインドウをのぞき込むと、メニューの一つに沖縄旅行寺に食べた「ソーキそば」を見つけ、懐かしさに負けて入店。ただし、店内のメニューを見ると沖縄そばは全て「●●ば」とある。表記通りに「ソーキば一丁」と頼んだら店員が奥に向かって「ソーキそば一丁」と注文を通していたが、それが沖縄表記・沖縄発言かと勝手に判らずじまいの納得をしてしまった。ただし、味は抜群。
店を出て、鳩の群生する不忍池沿いに北進し、根津神社入口信号を左折。
根津神社 12:13-12:18 ここも根津権現といった方が判りが早いが、境内は広くて奥ゆかしい雰囲気で歴史の重みをたっぷりと感ずる雰囲気である。
境内の奥から道に出て左折、日医大つつじ通に出るとすぐ右手に日本医科大付属病院があり、正月早々にもかかわらず、大勢の患者が玄関前に目立つ。いつだったか、友人の見舞いに立ち寄ったことを思い出す。
向丘一丁目信号右折で本郷通りにはいると、右手は寺院が多い。そのなかで意味深な「言葉」が通りに面して掲示されていた。→
今月の言葉
覚醒  めざめ

大きなはからいの中に
生かされて、今ここにある
自分に気づく
白山神社 12:35-12:39 午後に入ったせいか、参拝客がずいぶん少なくなり、境内はもとより神殿前も閑散としている。この神社は向丘二丁目左折、白山上で左折そして右折と道順はやや判りづらい。
昌平橋通りに入って以降、TWAウォーカーとは全くすれ違っていない。
再び白山上交差点に戻って、五叉路から北東方向への細い商店街に入る。入口は丸美屋と小田原屋の看板の間である。再び本郷通りに出て北上。左手に六義園、旧古河庭園を見ながら右手に飛鳥山公園を見ると本日のコールは近い・・・というのは結果で、疲労と重なりかなり遠く感じられた。
ところが、歩道右側を通っていくと都電荒川線の関係で向こう側への横断歩道が無く、王子神社側へ渡れない。やむなく若干引き返して横断陸橋越えで石段を下り、やっと着いたと思えばそこは音無親水公園。通りがかりの人に尋ねてまた登り返し、漸くきょうの最終・王子神社に着く。
途中、鈍っていた脚の疲労感が増し、飛鳥山公園立ち寄りや横断陸橋上り下り、音無親水公園への上り下りなどで最後はヨタヨタ気味だったが、来たる18〜20日予定の山仲間たちとの旧東海道歩きに備えての脚力鍛錬も兼ねた今日・明日の東京十社参歩であり音を上げるわけにはいかない。
王子神社 13:47-13:51 ここは白山神社以上に閑散としていた。時刻の故か?
本殿にカメラを向けて撮り終わったら、若いアベックからシャッター押しを頼まれ応じる。幸せそうだ。
JR王子駅 13:55 ゴール 再び、音無親水公園への石段を下り、園内を通ってJR王子駅(親水公園口)に着く。参拝時間・昼食時間・道迷い時間・立ち寄り時間・トイレ休憩時間を差し引くと、正味歩行時間は185分となり、分速92m弱のスピードだったことが判ると、疲労感も半分消える感がするけれども、明日の歩行は若干気に掛かる。
今夜は早寝といこう
2008年1月6日(日)
元准勅祭神社「東京十社巡り」第二日目(5社参歩)〜約17km
地下鉄
大江戸線
門前仲町駅
9:23スタート 大江戸線乗車は不案内だが、新宿駅からの乗車で順調に到着。門前仲町駅近辺は予想に反して人出が少ない。というのは、TWA(東京都ウォーキング協会)主催イベントの第2日目で、昨日と異なり今日は小生と同コースだからだ。
地上に出て方向を確認し富岡八幡宮へ向かったが、間違って手前にある深川不動尊(別名深川八幡)の参道へと曲がったことが到着してみて判ったので、折角のご縁とお参りし、横道から富岡八幡宮へと向かう。
富岡八幡宮 9:36-9:42 人出が多いがTWA参加者は見あたらない。9時半集合だった筈だがフリー歩行なので皆早々とスタートしたようで小生には幸いである。
9:47門前仲町交差点の清澄通りを越え永代橋下の隅田川テラスを横目に見ながら歩く。超高層マンション群が前後左右に林立しているが大地震時の液状化現象等という心配は無いのかと気になる。昨日同様パターンで永代通りを西進し、日本橋を抜けて皇居お堀端に到着。桔梗門から堀地に入り桜田門を目指すと広場で皇宮警察の騎馬隊と思しき人たちが馬上ゆたかに十頭以上の群れで闊歩訓練していた。桜田門から警視庁・国会・中央官庁街・総理官邸と警備官を何十人と見ながら地図片手に日枝神社に向かう。
日枝神社 11:18-11:24 急石段を登って参拝。結構参拝者が多い。車での参拝も多く駐車場へのルートは結構混雑している。境内も人出多く、華やかな感じである。
山王下交差点川への石段を下りると、上りエスカレータや比較的新しい大鳥居も見える。
地図で見た山王下交差点は距離があったのでそのまま進んで溜池交差点に出てしまい悩む。昼時分でもあり立ち寄った蕎麦屋で聞くと道間違いと判り、こういう時は迷わず原点回帰との既定方針に則り正規ルートに戻って再出発。
氷川神社 12:05-12:11 赤坂氷川神社ともいうらしい。境内にはトイレも見あたらず、午後に入ったせいか参拝者はまばらで、やや寂しい感じがした。ただ、黒塗りの車やタクシーの運転手が数人参拝者を待っていたのが印象的だった。
道間違えの末に辿り着いた所が、石段無しというのは嬉しい限りである。
地図片手に右折左折を繰り返しつつスエーデン大使館手前から神谷町駅に抜ける遊歩道が素晴らしかった。西新橋三丁目・御成門浜松町一丁目と通って中央通りを南進。
芝大神宮 12:50-12:55 芝神明さまとも呼ばれるが、やはり午後に入ったせいか参拝客は多くない。
ここからは、当初予定していたルートよりもTWAのルートが近いと昨夜判ったので、以前歩いたことのある旧東海道の地図を見ながら品川神社に向かった。
途中、高輪大木戸(右写真)通ったのでカメラに収める。今は京に向かって左側のみしかない。
昨日に続く長距離スピード歩行で足の疲れも次第に増し、品川駅手前で客待ちに並ぶタクシー群れに手を挙げたくなる誘惑と戦った。
八つ山橋を越えれば懐かしい品川宿の暖かいたたずまいに出逢う。車も少なく、正に“人間の街”そのものだ。
品川神社 14:12-14:16 第1京浜沿いの数える気もしない長い石段を登って漸く本日の終点に到着。TWAの世話役たちが何十人と屯している。遅着するウォーカーのゴールチェックに備えての待機だろうか。品川宿内に幟が林立していたが、ここは東海七福神の中心神社らしく、参拝客も時刻の割には多い感じがした。これで二日間に亘る東京十社巡りが完了した。
JR品川駅 14:45ゴール 再び品川宿の落ち着いた通りを抜け、品川インターシティを抜けてJR品川駅に帰着した。へとへと!
TWAの資料によれば、きょうも17kmとのことだが、途中で道間違いをしたせいもあってか、歩数計では自宅との通算で一日目(昨日)29,123歩に対して、二日目(今日)は36,865歩と大分多かった。疲れで歩幅が狭まったこともあろうか?