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雲の中で釣る

 

遡行中にすごい豪雨になった。先が見えない。なにやら霞か霧も出てきた。
反対岸まで覆いかぶさっている巨木の傘の下で休憩。若と二人、少し早い昼飯にした。
雨の中では、どんぶりタイプのカップラーメンは器の中に落ちるしずくが跳ねて食べにくいことを発見。次はカップヌードルにしよう。

ラーメンをすすっているとカエルがのそのそやって来たので、若が戯れにブドウ虫をカエルの目の前に置いてみた。ヒクヒク動くブドウ虫にカエルは、右に左に小首をかしげ、餌だなと確認し、パクリ。おぉーっ。
今度は大きいミミズを置いてみる。パクリとくわえて、じたばたと暴れているはみ出した部分を右手で押し込んでいる。面白くてついついたくさんあげてしまった。このカエルは右利きのようであった。

ひとしきり、カエルと戯れていると沢登の中高年の3人組が追いついてきた。挨拶を交わし、気にせず、どんどん行っちゃってください、と伝えた。雨がひどくなったので、エスケープルートで撤退するという。
良さそげな場所に放つため、コンビニ袋で泳がしていたアマゴを見てきれいねえと感心している。


霞か霧は遡行し高度が上がると消え、晴れ間も見えてきた。いい感じに笹濁りになってきている。

いつもいい思いをしているパラダイスに到着。ここでは夢の一投一匹であった。初投からあたりがある。
一匹釣ると若と交代、若も釣るとまた交代。5,6匹上げただろうか。しかもナイスサイズ。このあたりで、デジカメの電池切れ。若のはメモリー不足で写真がないのが残念です。

このあとは滝つぼに飛び込みながら下っていった。またまた、霧に包まれる。ようやく車にたどり着き、山を見上げてわかった。何のことはない、雲の中で釣っていたのだ。

 

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